世の中のすべての萌えるを。

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きのうものすごい、恐ろしい体験をした

1 :名無しさんちゃうねん :2002/08/18(日) 15:15
夜、部屋に一人っきりのとき
どこからともなく・・・
壁のむこうから誰かの喘ぎ声が聞こえてきたんや・・・




みたいな感じで書いていってやー。

558 :『血みどろ』 BY MAD WRITER ◆UYleBl5vm. :2004/12/12(日) 10:28 ID:/NiTy2Xo
 つい最近の事だ…。 私は夜、楽しみにしていたよつばとの3巻を買って
帰宅した…。
 だがその日は仕事があったので、止むを得ず仕事を優先し、よつばとを
横に置いて準備をするためカッターナイフを用意した…。
 だが不覚にも私は指を切ってしまった…。ティッシュを探すうち、不覚にも
よつばと3巻の表表紙のよつば、その丁度顔の部分にだけ血がポタリ、ポタリ、
と滴ってしまった…。
 
 私は見つけたティッシュで指をぬぐった後、そのティッシュでよつばの顔を拭う。
だが慌てて自分の血のついたティッシュを使ったのがマズかった。 悲惨な事に
よつばは顔を中心に血が胸まで広がり、説明をしたくないオグリで見たグロ画像のように
なっていた…。 ぞくに言う「うわー大惨事や」

559 :『血みどろ』 BY MAD WRITER ◆UYleBl5vm. :2004/12/12(日) 10:28 ID:/NiTy2Xo
 気が付くと絶望と脱帽感、そして自分のアホ加減に対する怒りからもう仕事をする
気力がなくなっていた……。
「寝よ…」
明日上司に少しどやされればそれで終わる事だ……。
私は布団を頭まで被り羊を数えた。

 それから数時間たっただろうか? 時計は4:30を指している。
窓は闇一色に塗られている。 あんな事になっては読む気が正直しなく、
結局は寝てしまったがやはりよつばとの内容が気になって仕方が無いのだ。

 私はスタンドを付けて、本を手元に引き寄せる。 やはりよつばの呆けた顔に
鮮やかな血が塗られている。 おや……っと思った。
 おかしい…私が血をたらしたのは何時間も前の事だ。 事実指の怪我は絆創膏を
はがせばもう瘡蓋になっている。 では何故このよつばの顔を染める血は鮮やかな
ままなのだ?

560 :『血みどろ』 BY MAD WRITER ◆UYleBl5vm. :2004/12/12(日) 10:30 ID:???
 嫌な予感がしながらページを捲る…的中した。 まず最初に目に入ったのはあさぎと
一緒にいるよつば……その顔には表紙と同じように顔が血まみれだった…。
更にページを捲った。
目次のあっけらかんとした笑顔のよつば…うちわを片手に持ちスイカを頬張ってる…らしいよつば…。

 二つとも私の好きな顔である…いや、後者は『であろう』と言う方が正しいか…
前者は鼻、口、目から表紙のように赤い液体を流し、後者はドバッと顔に
赤い絵の具をぶちまけたようになっていた…。

 次々とページを捲る…出てくるよつば…動物園のよつばも…花火大会のよつばも全て…
必ずどこかに、顔に、口に、胸に、赤い物がついていた…。 私はたまらず本を閉じた。
どういう冗談だ……? 私は再度本の表紙を見る。 思わずゲッと叫んだ。

 顔を血に染めたよつば、その赤い部分の中で、二つの大きな黒点があった…。
いや違う…それは黒点では無い…。 よつばの目だ…。
 顔を血に染めたよつば、その赤い部分の中で、耳まで裂けた口があった…。
いや違う…それは裂けているのではなく…笑っている…。

561 :『血みどろ』 BY MAD WRITER ◆UYleBl5vm. :2004/12/12(日) 10:34 ID:/NiTy2Xo
 奥の恵那も…みうらも同じような顔をして私を笑っていた…。 黒一色の目…
耳まで裂けた黒い口…。
 
 次の瞬間、私は本を投げ捨て、布団をもう一度頭も出さないよう被り、ふちを両手両足で塞ぎ、
完全防壁シェルターを作っていた。

 日の光が上りきった朝…あれから結局一睡も出来なかった私は布団シェルターからゆっくりと
亀のように顔をのぞかせる。部屋の隅にそれはあった…。 よつばと3巻…手にとってまじまじと見る…。
表表紙には血など付いていなかった…。 ただのほほん顔のよつば、後から困った顔で
「ちょっとよつばちゃん待ってー」と言わんばかりの恵那、その後には目を三角にしたみうら。

 見ているだけで少し癒される…それだけの表紙だった。 中身を再度見るが予想通り以上無し。
中学の国語の授業で「神様」と言う人間と熊のほのぼのな一日を描いた小説があったが、どこから
ともなくそれと同じ空気を感じさせる、そんな漫画だった。 それだけだった。

 私はとりあえず会社を無断欠勤する言い訳を風邪にするか、それとも遅刻してでもしっかり行くかを
まず悩んでいた。

562 :『血みどろ』 BY MAD WRITER ◆UYleBl5vm. :2004/12/12(日) 10:43 ID:/NiTy2Xo
 とりあえず、この話を読んだ人。あんたは…大事な本は無いか? 
それを…得にその主人公の顔や体を何かで汚してはいないか?
もしその本を愛してるならしっかりとキレイにしてやった方がいい。

 日本人形は作っている内に魂がこもると聞く。 日本人形に限らず、
人の気持ちを込めて作り、人の形をした人形は全てな。
日本の漫画キャラクターだって魂がこもってもおかしくはないだろう?

 まぁ今思えばあの笑いは子供がドロ遊びをして汚れた時のような無邪気な顔な
だけだったのかも知れんが。 私の場合。
 結局よごれは自分で拭いたのか…? まぁいいや。 考えても分かる物でもない。

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