世の中のすべての萌えるを。

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かおりんについて大いに語る

1 :名無しさんちゃうねん :2002/08/30(金) 23:34
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260 :名無しさんちゃうねん :2003/10/23(木) 20:21 ID:???
さっそくキターーーー!!

261 :名無しさんちゃうねん :2003/10/24(金) 00:53 ID:???
>>259
乙。続き期待しつつも軽い突っ込みをば。

> 今日もかおりんは榊に対してうっとりとした表情で榊に話しかける。
後半の「榊に」はイラネ♪
あるいは前半の「榊に対して」の方をとっちまうか♪

> かおりんが榊の所に離れたのを見て、神楽はかおりんの腕を強く掴んだ。
「所から」でつね♪

262 :ケンドロス :2003/10/25(土) 04:28 ID:???
>>261
ぐはうぅ!続きはもうちっと待ってくれ。一応、構想は練りあがってるから。

263 :名無しさんちゃうねん :2003/10/25(土) 19:13 ID:???
>>262
OK! 前屈みになったまま待つぜぇ!

264 :ケンドロス :2003/10/26(日) 14:28 ID:???
放課後になり、かおりんは神楽に言われた通り体育館倉庫へとやってきた。
そこには険しい表情をした神楽がいた。

「こんな所に呼び出して何の用?」
かおりんが倉庫に入ると神楽はかおりんの足をかけて転ばせる。敷いてあった
マットの上にかおりんは倒れこんだ。

「いったい!何するのよ!!」
かおりんの抗議の声が終わらない内に神楽はかおりんの両手を掴み、押さえつける。
そして、かおりんの服をあっという間に剥ぎ取った。

「や、やめて!どうしてこんな事するの!?」
突然の出来事にかおりんは激しく動揺しながら、神楽に聞く。

「榊に手を出そうなんて100年早いんだよ!お前みたいのはおしおきしてやる!」
神楽はかおりんの胸を乱暴に揉みしだく。

「ちょっと!いや〜、離して〜!榊さ〜ん!!」
「うるせぇな、こうしてやる!」
何と神楽から逃れようとするかおりんを今度は足を使って、かおりんの秘所を
ぐりぐりとかき回す。

「あ、あ、嫌!!」
かおりんは悲鳴とも喘ぎともとれる声を発した。

「嫌とか言いながらここはもうビショビショじゃねーか!エロい奴だな。」
神楽は言葉でかおりんを責めながら、左手はかおりんの乳首をつまみ、右手は
奥へと指を入れていた。

「ひゃう!あん、私もう・・・・・・ああああああああああああ!!」
長い嬌声をあげ、かおりんは絶頂に達した。

265 :名無しさんちゃうねん :2003/10/26(日) 14:33 ID:???
乙かれ!

……しかし、逝くの超早ぇーな、かおりん(w
攻めの本番はこれから、ですよねハァハァ…

266 :ケンドロス :2003/10/26(日) 15:01 ID:???
「榊に手を出そうとするからこうなるんだぞ!分かったか?これに懲りて
もう榊には近づかない事だな。」
神楽が踵を返した時、誰かが神楽の腕を掴んだ。振り向くとかおりんが腕を
掴んでいた。

「な、何!?」
神楽が動揺している間にもかおりんは神楽を自分の所に引き寄せキスをした。

「!!んぐっ、む〜〜」
神楽は逃れようろとするが、不思議な事に自分より華奢なかおりんを振りほどく
事ができなかった。かおりんの舌が神楽の舌と絡み合う。神楽は全身の力が
抜けていくのを感じた。

「私をその気にさせたのが悪いんだからね。」
小悪魔的な表情を浮かべながら、かおりんは神楽を押し倒す。
そして制服とブラをたくし上げる。そこには豊満な胸があった。

「や・・・・・・やめろ・・・・・・・」
「何言ってるのよ!そっちから仕掛けてきたんじゃない!」
さっきまでの怯えきったかおりんとはまるで別人のようだった。かおりんは神楽
の時と対照的に優しく揉みしだく。

「やめろ・・・よぉ・・・」
「どうしたの?ひょっとして感じてるの?」
意地悪くかおりんは笑みを浮かべながら言った。それを聞いて神楽の顔が
真っ赤になる。かおりんは舌を使い、神楽の乳房を舐めまわした。

267 :ケンドロス :2003/10/26(日) 15:19 ID:???
「きゃう!」
普段の神楽からは想像もつかない声だった。かおりんはそれに構わず今度は
乳首の部分に唇の先端をあて、吸い付いた。

「あ、ダメ!おっぱい吸っちゃいや!ん、あっあっ〜!!」
しかし、そう言われれば言われるほど、かおりんはますます神楽をいじめたい
衝動に駆られる。そして今度はスカートを捲りあげ、下着の上から神楽の敏感
な部分を愛撫する。

「いやっ!そこはダメ!!はぁん!!」
「うわぁ、あんたの方が濡れてるわよ。凄く感じやすいのね?」
「そ、そんな事ない・・・ひゃうん!!」
先程、かおりんにした事と同じ事をされ、神楽は身をよじらせた。

「あーあもうこんなに濡れちゃってるよ。脱がさないとね。」
楽しそうに笑いながら、かおりんは神楽の下着を脱がせた。
神楽もかおりんと同じ様に生まれたままの姿になっていた。

「もっと気持ちよくしてあげるね。」
かおりんは神楽の足を開かせ、その間に顔をうずめた。

「や、やめ!!」
何をされるか察した神楽は逃れようとしたが、それより先にかおりんの舌が
秘所に侵入した。

「あ、はぁぁぁぁん!」
「どう、気持ちいい?」
「き、気持ちいいよぉ・・・・・・・」
(かわいい・・・・・・・まるでネコみたい・・・・・・・)
瞳をうるませ、物憂げな表情な神楽を見て、かおりんはそんな感情を抱いた。
そして手は胸を舌は秘所から流れ出る愛液を吸っていた。

「も、もうダメ!イっちゃう!」
「イっていいよ!その顔を私に見せて!!」
かおりんはそう言ってさらに攻めを激しくする。

「あ、あああああああああああ〜〜〜〜!!」
神楽はかおりん以上の嬌声をあげ、絶頂に達した。

268 :ケンドロス :2003/10/26(日) 16:10 ID:???
その行為が終わった後、神楽は泣いていた。

「何よ!?言っておくけど先にされたのは私の方なんだからね!文句言われる
筋合いないわよ!」
かおりんは厳しく言った。すると神楽は首を振った。

「違う。別にその事で泣いてるんじゃない!ただ、榊と・・・榊との事を思い出して・・・」
その様子を見ていたかおりんはとても神楽がいとおしく感じてきた。

「よければ何があったか私に話してくれない?」
気づくと神楽の手を握り締め、かおりんは尋ねた。神楽はしばらく黙って
いたが、かおりんに語って聞かせた。

「私、榊の事が好きだった。かおりんと同じくらいに。」
かおりんは黙って聞いている。

「で、告白したんだ。でも榊は『ごめん。今まで通り友達でいよう』って
言われて・・・それで榊と仲良く話しているかおりんを見て・・・それで・・・」
「そんな事ないよ……」
答えたかおりんの目にも涙が流れていた。

考えてみれば、榊さんはどこか困った表情をしている。それはひょっとして
私の事を・・・・・・・
そう思いたくはない。でも・・・・・・

「そんな事ない。」
もう一度同じ事を言いながら、かおりんは神楽を優しく抱きしめた。
神楽が強く抱きついてくる。

「私達、どうして同じ人を好きになっちゃったんだろうね?」
かおりんのその問いに答えるものはいなかった。

「そして私はどうすればいいの?あんな事されたのに、私はあなたが
好きになっちゃった。」
「かおりん・・・・・・あんな事した私を許してくれるのか?」
「それはおあいこでしょ。だから許してあげる。」
「かおりん!!」
神楽はかおりんの胸の中に飛び込んだ。泣きじゃくる神楽の頭を撫で、その胸で
優しく抱きとめる。

(そんな一面見せられたら、許せない訳ないじゃない!)
心の中でかおりんは呟いた。

269 :名無しさんちゃうねん :2003/10/26(日) 21:08 ID:???
乙!
か、かおりんてば、魔性の女やー。いつもは千尋でもつまみ食いして
テクニック磨いてるのか?
かなりハァハァさせていただきますた。攻めと受けが逆転するところが特
にツボにハマって、萌えますた♪

だけど、突っ込みどころも少々ありましたので列記します。

>誰かが神楽の腕を掴んだ。振り向くとかおりんが腕を掴んでいた。
同じフレーズ繰り返し。「振り向くとそれはかおりんだった」とかさ。

>かおりんは神楽の時と対照的に優しく揉みしだく。
これだとかおりんが、「相手が神楽の時は激しく揉んだが、今攻めてる誰かの胸は
優しく揉みしだいている」ように読める。「かおりんは自分が神楽にされた時とは対照
的に優しく揉みしだいた」とかの方がいいと思う。

>乳首の部分に唇の先端をあて、吸い付いた。
「唇の先端」ってどこ?単に「唇をあて」じゃだめなの?

>瞳をうるませ、物憂げな表情な神楽を見て
「な」が続く。「表情の」にするとか。あと、こんな時「物憂げな」表情するかなぁ?

以上です。失礼しました。
ではでは。

270 :ケンドロス :2003/10/26(日) 21:22 ID:???
あう!やっぱりエロになると途端に描写がぐだぐだになるなぁ。
紅茶菜月さんのように書ければなぁ〜
まだまだ未熟で申し訳ない。とりあえずここから先はエロなしだけど、もう少し
続きます。

271 :ケンドロス :2003/10/26(日) 22:12 ID:???
それから数日後、神楽は不覚にも弁当を忘れてきてしまった。あんな事があった
からか、この数日間、かおりんとまともに顔を会わせる事が出来なかった。
かおりんもどこかよそよそしかった。

(腹減ったなぁ〜。しょうがない。榊に少し分けてもらうか。)
神楽が榊の元に行こうと席を立とうとした時、目の前にかおりんが現れた。

「何だよかおりん?何か用か?」
平静を装いながら神楽は聞いた。内心はかなりドキドキしていた。

「これ・・・・・・・」
と、かおりんは神楽の机に弁当箱を置いて、それを開けた。

「お弁当忘れてきたんでしょう?だったら、私のお弁当分けてあげるから一緒に
食べない?」
言い終わった後、かおりんの顔が赤くなった。

「いいのか?ありがとう!お腹空いていて仕方なかったんだ!」
かくしてかおりんの弁当を神楽とかおりんの二人で食べる事になった。

「おっ、珍しいな〜かおりんと神楽が一緒に弁当食べてるなんて、ひょっとして
お前等出来てたりしてな〜」
それを見た智が冷やかすように言った。

「エロエロやったりしてな〜」
さらに歩が援護射撃する。

「な、何言ってんだともも大阪も!そんなんじゃ・・・」
「そうよ!そんなんじゃ・・・」
「言葉に詰まる所が怪しいな。」
それに暦まで加わってきた。その後ろで榊は我関せずとばかりにもくもくと
弁当を食べている。

「かおりん〜かおりんに用がある人が来てるよ〜」
今度は千尋がかおりんを呼びに来た。

272 :ケンドロス :2003/10/26(日) 22:49 ID:???
「誰?まさか百合子さん!?」
先日のある一件でかおりんは百合子に惚れてると勘違いされて大変な目に
あったのだ。その悪夢を思い出し、かおりんはぞっとする。

「違う人だよ。ゆりゆりと同じ制服着てるけど、でも見たことない人。」
という事は同じ生徒だろうか?いずれにせよ百合子でない事が分かるとかおりんは
ほっと胸を撫で下ろす。

(でもそうしたら誰だろう?京子さん?それとも舞先生?でもなさそうだなぁ)
他に静という人間もいたが、かおりんの頭の中で浮かぶのはその二人だけだ。
それに百合子は厳密に言うと学校指定の制服ではないのを着ている事を思い出した。
そうこうしている内に、それと思わしき人物が教室に入ってきた。

「あんたがかおりって子かい?」
かおりんと神楽の前に現れたその人物は、榊と同じ身長で百合子と同じ制服を
着ておりストレートのセミロングヘアー、髪を金髪に染めていた。
見た目は不良にしか見えない。確かにその顔に見覚えはなかった。

「そうだけど・・・・・・・あなたは?」
かおりんが訝しげに聞く。

「あたしは赤羽咲月(あかばさつき)。ゆりゆりのクラスメートさ。ゆりゆりが
風邪で学校休んでるんで変わりに伝言を伝えにきた。」
「伝言?」

273 :ケンドロス :2003/10/26(日) 23:30 ID:???
「あんたにゆりゆりからの伝言。あんたから手を引くってさ。やっぱり智が
一番みたいな事言ってたよ。」
「そ、そう。」
「それに・・・・・・」
そこで咲月はかおりんと神楽を交互に見て、ニヤリと笑った。

「そんな素敵な彼女がいたんじゃ、ゆりゆりも諦めるしかないもんな♪」
「ち、違う!」
慌てて否定する二人。

「はいはい。そういう事にしとくよ。それより智ってのと暦ってのは・・・・・・
あ、あんた等だな。」
「う!やな予感!!」
「私も・・・・・・」
智と暦は近づいてくる咲月が逃げようとする。しかし、あっさり捕まって
抱きつかれてしまった。ご丁寧に頬擦りまでされて・・・・・・・

「うわぁ、やめろ〜あたしにそんな趣味はねぇ!!」
「あんたも百合子と同じなのか!?」
「いやぁ、あたしだって出来ればこんな事したくねぇけど、頼まれたんだから
しょうがねーだろ。」
そんな会話をした後、咲月は榊の姿を見て榊の元へ走っていった。

「あんた、ひょっとしてあたしと同じくらいの身長じゃないか?いやぁ嬉しいなぁ。
あたしぐらいしかこんな大きくないかと思ってたから同じ仲間がいて安心したよ。」
「あ、あの。」
榊はどうしていいか分からず困惑の表情を浮かべる。思い切り手を握り締められていた。

274 :ケンドロス :2003/10/27(月) 01:22 ID:???
「ちょっと榊さんに何してんのよ!!」
「そうだ!榊が困ってるだろ!!」
かおりんと神楽が物凄い剣幕で咲月に怒鳴った。

「何だよ〜そんな怒鳴る事ないだろ。冗談だよ、冗談。」
口を尖らせながら、咲月は榊の手を離した。

「そういえば、前にゆりゆりの学校に行った時はあなたを見かけなかったんだけど・・・」
「あ〜あんた等来てたらしいな。あたしはあん時かったるくて学校さぼったからな〜」
千尋の問いに咲月は髪をいじりながら答えた。

「とりあえず、伝える事は伝えたから、あたしは帰るよ。」
「学校に帰るん?」
「まさか。ゲーセンにでも行くよ。じゃあな。」
他の人間が何か言う間もなく、咲月は窓から飛び降りた。2階から降りた
というのに大して痛そうな様子も見せず、去っていった。

「本当、百合子の知り合いは変なのばっかだな。」
「とももそう思うか?私もだよ。」
結局、咲月の出現の影響でかおりんと神楽の関係を探る者はいなくなった。
その点だけは咲月に感謝する二人であった。

「それにしても面白い奴等だなぁ〜ゆりゆりが学校にまで来て会いたがる訳だ。」
柔和な笑みを浮かべながら咲月は呟いた。

275 :ケンドロス :2003/10/27(月) 01:38 ID:???
「あの、神楽さん。」
それは体育祭の時だった。種目で最後のリレーとなり、勝てば神楽の所属
するチームは優勝となる。入念に準備体操をする神楽にかおりんが声をかける。

「ん?どうした?」
「これ、勝つためのおまじない。」
そう言ってかおりんは神楽の頬にキスをした。驚く神楽だが、幸いそれを見ている
人間はいなかった。

「絶対勝ってよね。こんな事させて負けたら承知しないから。」
顔を朱色に染めながら言うかおりんに神楽も顔を紅くする。だが・・・・・・

「ああ、任せろ!絶対勝ってやる!」
「うん!」
自信満々に答える神楽につられてかおりんも笑顔になる。

「榊さ〜ん!頑張ってくださ〜い!」
かおりんはその後、榊の元へ激励に言った。

「ふっふっふっ、しかしそうはいかないわよ!先生チームのリレーの第一走者は私もなのよ!」
いつの間にかゆかりが神楽の背後にいて、不適な笑いを浮かべた。

「一万円がかかってるから絶対負けないわよ。手は抜かないからね!」
「はぁ・・・・・・」
神楽はそう答えたが内心では違う事を考えていた。

(絶対に負けない!あいつや榊の為にも・・・・・・)
心の中で固く決意する神楽であった。   『PURE』 FIN

276 :ケンドロス :2003/10/27(月) 01:41 ID:???
終わりました〜
昔、どこか別の場所で書こうと言って今まで書かなかったので、やっとこの
組み合わせで書く事が出来ました。期待に応えられていればいいのですが・・・・・・
エロ描写はごめん。
ではまた。

277 :名無しさんちゃうねん :2003/10/27(月) 20:45 ID:???
うわ、こう来たか! 驚きの展開です。

>智と暦は近づいてくる咲月が逃げようとする。
「咲月が」でなく「から」でつね。

>咲月は榊の姿を見て榊の元へ走っていった。
「榊の」が二度繰り返される。後のほうは「彼女の」にするとかさ。

とか突っ込みどころはあるのですが、エロエロな前半とは別人が
書いたように読みやすく楽しめる内容でした。
どうやら「ゆりゆりワールド」に引きずり込むと十倍の力を発揮す
るみたいですな。
また百合子関連のSS書いてください。楽しみに待ってます。

278 :名無しさんちゃうねん :2003/11/01(土) 17:04 ID:???

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  ,. ',: , : : : :.:::::::::::::::::::::::::::,.':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.: : : :ヽ、    /ノ     / 『味』 か・  こ 
 ,-'", ':::::::::::::::::::::::::::::;;'::::::; '/;:::;;:::::::::/゙、:::::;;::::::::::::::;:::::::::::::/\   /彡 ""  |/.   だ  お・  の
  , '::::::;、;::::::::::;:::::::;;;',::::;,',.、i;'l;;;;;;:::::::,'、,,,_';;;i゙、;::::::;;;:::;;::::::::::| i、゙ー''"彡     /|   ぜ  り・  .味
 ,.'::::; '",':::,'::::;;i::::::; ',':; '  ! l;;i'i;;;::::,'.   ';;i''ヽ;;;::;;.゙..;;;::,,/ ヽ、,,_ \   ,イ / |    :  ん・  は
..,';. '" ,'::::!::;;; '!;;;;.' ,'/    !. i;i ゙;;;;;;i    ',i  ヾ ;;;'-'"    ー、==-ヽ'"/ / ヽ   :   の・
.    ,'::::,i;;ツ'!l;;/  '..........   ゙ ゙、;;!   ......'..... く  ゙`   ヽ゚ノ`ー=、_ /// ∠   : 
    ,':::i';;;;;;;;;!i' ,,:::: ''"""''    ゙、!.  '""""'' ::;;\ヽ      ̄ ̄ //   ノ     
.   i::::i;;;;;;;;ri "                  ゙(ヽ          //     ̄ノ
   l::::!;;;;;;,' ,' //////    .     //////// >、       //  /    ̄ヽ、
   .l::::i;;;;;;;',.,'                   ./'"´ 'i     //  /
   !:::i;;;;;;;;;;,          ,,...,,        ,i|  ,"__}    //  /  /
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   l::::!;;;;;;;;;;;゙ 、        i   ,'         ,.i'゙' /-─‐‐''/_/_
   l:::!;;;;;.-'  `' 、      ´''''´        ,. 'l;;;ヽ、___,,,, -‐‐  ̄
.   ';::!;'"      ゙'‐ 、            ,.-'"  l;;;;;;;;;-''' ヽ\
    ';i'        `'‐、,,     ,,.. - '"!    !,'ツ'"
        ゙"""''r''--,、-'i`゙''‐''''"´ .:.:.::::::!ヽ_,-_ 

279 :ケンドロス :2003/11/05(水) 18:10 ID:???
>>277
百合子メインっていうかほとんど主役ってのならSS控え室3であげた
ウルトラマンジャスティス19,20話が一応そうだけどね。一応報告。

280 :名無しさんちゃうねん :2003/11/06(木) 12:51 ID:???
>279
ミタヨ〜♪ ヨカッタヨ〜♪

281 :名無しさんちゃうねん :2004/03/13(土) 11:10 ID:???
konosuresizunde hayayonkagetu...

282 :名無しさんちゃうねん :2004/03/14(日) 00:43 ID:???
漏れがひとりで4コマネタやってた頃が懐かしい……

283 :一等賞ーー!!!!! ◆89RYCmtZ4g :2004/03/17(水) 22:17 ID:Q.oHVvuU
<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::7           /
  く:::::::::::::/l/レl/l/l/\l\l丶:::::>         /
  ∠::::::::/            \|          /
   〈:::::::::|   , -―- 、    __  |           /
   l:::::::::|/`(      )--イ´   `ヽ         _/
  /⌒ヽll|  `ー-- ' ..::| ゝ、  ノ         | !            /
  | ∫        ..::;;;;!    ̄ l        /              /
  l )  \   _____   〉      / ̄              /
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    `l   |   |:::::::::::::::::::: ̄|  |      /               /
     :|  .l   |:::::::::::::::::::::::::|  |     /  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    :|     .| '⌒ ⌒ヽ::::::|  |     / < はい!かおりんは最高です!!           
      l     |       |::::|  |    | ̄〉  | かおりんバンザーイ!!かおりんバンザーイ!!!!!          
     l.    |____l_;|  |  /| /  \__________
    / |   └――――┘ |  /                /
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284 :ケンドロス ◆KPax0bwpYU :2004/04/08(木) 02:31 ID:???
『ねこまっしぐら』

「さ、どうぞ榊さん上がって下さい」
「うん」
かおりんに促されるまま、榊は家の中に上がりこんだ。
ここはかおりんの家なのだ。何故こういう事になったかというと、話は
数分前にさかのぼる。

「あの、榊さんって猫好きなんですよね?」
下校時間の教室で帰る準備をしていた榊を呼び止め、話を切り出すかおりん。

「好きだけど・・・・・・・」
「今日何か予定とかあります?」
「いや・・・別に・・・」
「あの・・・もし良かったらうちにきてもらえますか?うちの猫がまた仔猫産んだ
んで見に来ませんか?」
「・・・・・・行く」
しばらくの間があってから榊はそう答えた。そして現在に至る。

285 :ケンドロス ◆KPax0bwpYU :2004/04/08(木) 02:45 ID:???
「ただいま〜」
「お邪魔します」
「あらお帰りかおり。珍しいわね、その人学校のお友達?!!」
「うん、榊さんって言うんだ」

玄関にかおりんのそっくりの顔をした人がエプロンを身に付けながら現れた。
かおりんの母親である事は間違いないようだ。しかし、母親は榊の顔を
見るなり、何故かうっとりとした表情になった。

「あ、あの・・・・・・」
その変化に少し驚きながら榊が声をかける。

「あ、あらごめんなさい。私ったら。どうぞあがって下さい。
今お飲み物を用意しますから」
あわてて笑みを作り、母親は台所へと足早に歩いていく。

「どうしたのかしらお母さん?まあとにかくあがって下さい」
「うん」
かおりんの部屋へと上がり、彼女は仔猫の入った猫を持ってきた。

(か、かわいい!)
思わず顔を真っ赤にして猫を凝視してしまう榊。

「二人共飲み物ここに置いておくわね。榊さん、ゆっくりしていって
下さいね」
そこへ母親が部屋に入って来て飲み物を置いていくとそそくさと去って
しまった。気のせいか頬のあたりが朱色に染まっている。

286 :ケンドロス ◆KPax0bwpYU :2004/04/08(木) 03:04 ID:???
「何なんだろう?」
そんな母親が少し気になるかおりん。

「触って大丈夫かな?」
「大丈夫ですよ」
早速仔猫に触ろうとするが、仔猫は榊から逃げてしまう。

「あっこら!逃げちゃダメでしょ!」
かおりんが仔猫を抱えあげる。しかし、その猫はかおりんの指に
噛み付き親の元へと走り去ってしまった。

「痛!」
小さな悲鳴をあげるかおりん。噛まれた所が出血していた。

「大丈夫?」
「ええ。このくらいなら」
「いけない、血が出てる」
そう言うと榊はかおりんの指の傷口から血を吸いだし、バンドエイド
を貼った。いつもひっかっかれたりしてるせいか、榊はバンドエイドや
布をポケットに入れていた。

「さ、榊さん!?」
「これで大丈夫」
「あ、ありがとうございます〜〜〜〜〜!」
かおりんは天にも昇る気持ちになった。しかし、結局その日は猫に触る事が出来なかった。

「あ、あのすいません。今度はなつくようにちゃんとしつけておきますから」
「いや気にしなくていいよ。かわいい猫が見れただけでも私は嬉しかったから。
また来てもいいかな?」
「もちろんです〜〜〜!」
少し奇声じみた声を発しながらかおりんは返事した。

榊が帰った後、弾む気持ちで母親と夕食を食べていると突然母から衝撃的な一言が・・・・・・
「どうしよう。あの榊さんって人すごく好みだわ。好きになってしまいそう」
「え?」

287 :名無しさんちゃうねん :2004/04/09(金) 05:57 ID:???
あ、あぶない人妻キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!

288 :名無しさんちゃうねん :2004/10/09(土) 00:22 ID:5iq3FXM.
ここも終わったな

289 :名無しさんちゃうねん :2004/11/17(水) 23:07 ID:???
|∀・)コソッ

290 :名無しさんちゃうねん :2004/11/18(木) 06:29 ID:???
阻止。

291 :名無しさんちゃうねん :2004/11/23(火) 22:44 ID:???
「誰もいないな」
「いたじゃーん」
「でも、初心者がSSアプするなら今だ!」

292 :最後の一葉 :2004/11/23(火) 22:44 ID:???
<壱> 
 ある冬の日、体育の時間のことでした。
 いつものようにかおりんは、榊の活躍ぶりを見て歓声をあげておりました。
 
「きゃ〜、さーかーきさーん♪ ……えっ!? あ、あれ? 胸が痛い、いた〜ぃぃ」

 しかし、突然苦しげに胸をおさえるや、そのまま倒れてしまったのです。

「なんだよー、かおりん。榊ちゃん見てコーフンしすぎたのかぁ?」

 智がからかって言いました。――でも、違ったのです。不幸な事に。
 運ばれた病院での精密検査の結果、心臓に重大な疾患が見つかったのです。
 緊急に手術を要するのですが、その成功率やわずか数パーセント!

 その事実を知ったかおりんの憔悴ぶりたるや、人の生き死になど見慣れたはずの医師や看護婦た
ちですら、はたで見ていて涙ぐんでしまうほどでした。
 無理もありません。
 なんの取りえもない平凡な娘でしたけれど、それなりに夢を、願いを持って毎日を健気に生きて
きたのです。こんなにも早く人生が終わってしまう展開など夢にも思わなかったことでしょう。
 まだ17歳の少女にとって、それはあまりに残酷な現実なのでありました。

293 :最後の一葉 :2004/11/23(火) 22:45 ID:???
<弐>
 数日後、友人たちが病院へお見舞いに伺いました。
 クラスの皆が行きたがったのですが、担任の谷口ゆかりが「そんな大勢で行っても、ウザがられ
るだけだって」と釘を刺し、学級委員長の美浜ちよ以下六名を選んだのです。そして不用意な発言
をしないよう、彼女らだけにはかおりんの病状の深刻さが知らされておりました。

「あ、あの、かおりんさん、お加減はいかかですか?」

 ちよが花束を差し出しつつ、遠慮がちに声をかけます。
 だけど、かおりんは花束を胸に抱いたっきり俯いて、返事ができませんでした。
 一同も彼女の心中を慮って、後の言葉が出ません。
 ちよはただ泣くばかりでした。
 智もいつもの軽口が叩けません。
 暦も突っ込みようがありません。
 大阪の天然ぶりも神楽のガサツさも発揮される事なく、ただ重い沈黙が場を支配し続けたのです。

「…かおりん」

 意を決し、榊がかおりんに歩み寄りました。そして、その肩にそっと手を置きました。

「さかきさん……」

 憧れの人の温もりに力づけられたのか、かおりんはやっと、消え入りそうな声で応えることがで
きました。

「…負けちゃいけない…がんばるんだ」
「でも、でも……あれを見てください」

 かおりんの空ろな目が向くほうを追うと、窓があり、外にはレンガの壁が見えていました。一面
に蔦の這う、古い古い壁でした。

294 :最後の一葉 :2004/11/23(火) 22:47 ID:???
「あの蔦、もう枯れかかって、葉っぱも五、六枚しか残ってません。あ、また一枚落ちた」
「葉…?」
「きっと、あれが私なんですよ。葉っぱが全部落ちた時、私は、私は……」
「…そんな、馬鹿なっ! かおりん、気をしっかり…」
「榊さん、お願いです。私が死んでも、私のことずっと覚えていてください。せめて……」

 ――せめて、貴女の心の中で生き続けたいんです。

 気弱な娘は、肝心な言葉の後半は口に出せず、ただ、ただ、泣きじゃくりました。榊も言葉が継
げず、そっと抱きしめてやることしかできませんでした。

「ヒック、ヒック……もう、ひ、ひとりにしてください……お願い」

 しゃくり上げながらそう言われても、去るにも去れず立ち尽くす一同。
 見かねたかおりの母が「ごめんなさいね、今日のところはどうか……」と促し、なんとか家路に
つくことができました。

 手術は明日です。その夜は、よりによって嵐になりました。

 ちよは、日本で最高の技術を持った医師が手術にあたってくれるよう手配してくれたかと、父に
何度も確認しました。
 智は暦の部屋に泊まり、身を寄せ合って夜通し語り合いました。
 大阪はいつもの様に熟睡し、夢の中で、天使の姿のかおりんとフォークダンスを踊りました。
 神楽は眠ろうとしたが眠れず、この嵐の中、近所の神社へ赴き、お百度を踏んで祈りました。

 そして、運命の朝を迎えました。

295 :名無しさんちゃうねん :2004/11/23(火) 22:48 ID:???
<参>
 手術前の処置に入る直前、ちよ達一同は、無理を言ってかおりんに面会をさせてもらいました。

「かおりんさん、どうか頑張ってください。これ、私が作ったお守りです」
「かおりん、待ってるぜ。涅槃で。……なーんてね、ジョーク、ジョーク。……うげっ!」
「(智に肘撃ちで突っ込み入れつつ)かおりん。退院したら、甘いもの食べに行こうな。あんみつ
の美味しい店を見つけたんだ。何杯だって付き合うぞ」
「かおりん。私、今朝なぁ、割り箸が綺麗に割れたんや。そやから、もう勝ったも同然やで!」
「か、かおりん……あの、その、ファイトだ! ガッツだ! 気合入れていけー!」

 思い思いの心を込めた励ましの言葉でした。だけど、かおりんはそれには応えず俯いたままでし
た。やがて、ポツリと言ったのです。

「蔦の葉っぱが見たい……窓のカーテン、開けてよ」

 一同は、背筋が凍りつく思いでした。昨夜の嵐は冷たく激しく、枯れかけた蔦の葉に勝ち目など
あろうはずもないからです。

「いいよ、みんな。気を使わなくても。どうせ、残ってるはずないし。どうせ、どうせ……どうせ
私は死んじゃうんだからーーっ!」

 かおりんは泣き叫びながらベッドから降りると、窓に駆け寄りました。とっさのことで、誰も止
める事ができません。

 重々しい場に不似合いなほど軽やかな音を立て、カーテンが引かれました。

296 :最後の一葉 :2004/11/23(火) 22:49 ID:???
 外は、昨夜の嵐から一転して、快晴でした。
 一瞬目がくらむほどの陽光の中、窓辺に立ち尽くしたかおりんの肩が小刻みに震えています。

「あ、う、う……」

 やはり葉は全て散っていたか。かおりんの心の支えもこれで消え去ったか。一同がそう思い落胆
したその時、かおりんの唇から意外な言葉がこぼれました。

「う、嘘。そんな、そんな……さ、榊さん。榊さんっっ!」
「え、榊が外に?」
「そーいえば榊ちゃん、来とらんな」

 われ先にと窓へと駆け寄った娘らがそこに見たものは……。

「あれはっ……あれはっ、榊さん! 榊さんですよーっ!」

 枯れかけた蔦に残りし、ただ一枚の葉。それを支えているのは、長身の娘の白き指先。

「榊! あいつ、あの嵐の中を一晩じゅう、葉が飛ばないように!!」

 そう、夜どおし榊は葉を押さえて守っていたのです。
 壁に這う蔦に残っていたその葉は、彼女の身長をもってしても、思い切り背伸びして指先が届く
のが精一杯。その無理な姿勢を昨夜から今に至るまでこの娘は続けていたのです。もちろんレイン
コートは着ていましたが、昨夜の風雨の前ではほとんど無意味。誰もが羨むほど長く美しかった黒
髪も、今や濡れ乱れてコートにへばり付き、まるで幽鬼のようです。

「いやぁぁっ! 榊さんが、榊さんがぁぁ……わ、私があんなこと言ったから……ごめんなさい、
ごめんなさい。私が悪い子でした、ごめんなさい、ごめ……」

 途中で言葉を詰まらせて、かおりんは泣きじゃくりました。

297 :最後の一葉 :2004/11/23(火) 22:51 ID:???
 そこへ医師らがやってきました。運命の時は来たのです。

 一方、榊のほうも膝が震え、体もふらつき始めていました。気力と体力の限界が近づいているよ
うです。

「行こう、私らも! 一緒に、あの葉を支えるんだ!」

 暦はそう叫びつつ、かおりんの肩をポンと叩きました。

「わびの言葉なんか、あいつは望んじゃないさ。でも、よかったら『ありがとう』と、ひとことお
礼を言ってやってくれ。……手術が終わって、元気になったらなっ!」

 他の皆も、次々と言葉をかけながら病室を後にしてゆきました。

「かおりん、うまく生き延びたら愛の告白の大チャンスだ! きっとうまくいくぞ♪」
「ううう、ちょっと悔しいけど応援しちゃいます。かおりんさん頑張ってくださーい!」
「そうや。かっとばせー、かーおりーん♪」

 おのおの、大切な友へ励ましの言葉を送りながら。

「榊にここまでさせたんだ! 生きて帰らなかったらぶっ殺すぜ、かおりん!」

 最後に神楽がどこか矛盾した叱咤と共に、背中にやる気注入の張り手を決めて去りました。

298 :最後の一葉 :2004/11/23(火) 22:52 ID:???
<四>
 かおりんは手術室へと運ばれて行きます。皆の暖かい想いを胸に。

 もう彼女は泣いておりませんでした。その表情は引き締まり、唇は固く結ばれていました。そし
て瞳には強い意思の光が宿っていたのです。

(……負けない、ぜったい負けない。私は生きて帰ってくる! そして榊さんに言うんだ……あり
がとうございましたって。そして、そして……アイシテマスッテ)
「ぐぁ〜〜っ!!」

 妄想で感極まったかおりんの叫びが手術室に轟き、麻酔をかけようとしていた医師らを飛び上が
らせました。
 スタッフ一同は、オペの先行きに対する不安にかられました。

 でも、もう大丈夫。
 きっと彼女は全快し、また皆に明るい笑顔を見せてくれるでしょう。
 榊にもいっぱいお礼を言えることでしょう。
 愛の告白も必ずや……いいえ、それだけはわかりません。
 あくまで、彼女の勇気と運しだいですから。

                                       (終)

299 :名無しさんちゃうねん :2004/11/23(火) 22:55 ID:???
「以上です」
「ああ〜、失敗や。タイトルが一レス抜けとる〜」
「((((((;゚Д゚)))))) 」

300 :名無しさんちゃうねん :2004/11/24(水) 22:03 ID:???
>>292-298
シリアスなのかギャグなのか雰囲気がつかめんが……よくやった!

301 :299 :2004/11/25(木) 00:48 ID:???
>>300
感想トンクス♪ 力量不足は自覚しつつも、涙とお笑いが同居するような雰囲気を目指しますた。
要するにこのSSの主題は「かおりん(;´Д`)ハァハァ 」なのです。

302 :299 :2004/12/24(金) 22:02 ID:???
……って、ゆかり先生の苗字間違ってるしーっ! 今頃気付くなんて鬱出し脳。

303 :名無しさんちゃうねん :2005/01/09(日) 23:55 ID:???
>>299
面白かったので、電波を頂戴し、SSを一本書かせていただきました。

304 :299 :2005/01/10(月) 11:21 ID:???
>>303

うわっ、なんと光栄な! 嬉しいです。どのスレに書かれたのか教えてください。読んでみたいです♪

305 :名無しさんちゃうねん :2005/01/11(火) 16:54 ID:???
おもしろいのでage

306 :303 :2005/01/16(日) 16:14 ID:???
>>304
2CH

307 :299 :2005/01/16(日) 23:12 ID:???
>>306

よみの臨終に立ち会う智。実は……てな展開の作品ですか?
グッジョブで凄く感動しましたよ。漏れもいつかあんな上手いSSが書けるよう精進しよー♪
 

308 :名無しさんちゃうねん :2005/01/24(月) 22:44 ID:???
>>299
かおりんには幸せになってもらいたい人?
榊さんとくっついてほしい?

309 :299 :2005/01/24(月) 23:10 ID:???
幸せになってもらいたいッスね。
でも彼女には、悲劇が似合うかもw

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