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一行小説リレー「あずまんがバトルロワイヤル」

508 :名無しさんちゃうねん :2003/08/18(月) 20:56 ID:???

中編SS 美浜ちよ (織田ノリ)


冷たい風が吹き仕切る無人島の上、三年間机を並べた級友のみなさんが今まさに殺しあわんとしています。
作者がなんとなくつくってみたこのSSは、 世紀の大天才・美浜ちよによる一人称読み上げ形式でお送りします。

まずは分校入り口。 大山さんがボウガンで殺されてます。 みなさん血気盛ん、 さっそく始めてますね。
これはまず武器を手に入れたほうがよさそうです。 私のディパックにはめぼしい物が入れられていなかったので、
手始めに一つ先にでた眼鏡デブ奴僕をウソ泣きして引きとめてやりました。

機械類が苦手らしい眼鏡デブ奴僕が支給されたワルサーPPKを前に大苦戦しているところを、
「わたし知ってますよ〜」 と教えるふりをしてワルサーをとりあげました。
不備な箇所がないかチェックした後、とりあえず弾を込めて安全装置をはずします。
「どうやって撃つんだ?」 と聞いてくる眼鏡奴僕がうっとおしかったので、
銃口を眼鏡のレンズに向けてから「こうやるんですよ〜」と人差し指で教えてやりました。
猛獣のような断末魔の叫びと飛び散る血のニオイとが交じり合った死の世界が快感で、何だか癖になりそうです。

私の支給武器は防弾チョッキでした。 支給武器はだれに何が配られるかはなんとランダムなんです。
まさに生死を分かつ運命のルーレット。 わくわくドキドキのおみくじなんですけど、 そのルールには欠点があります。
こういった着用系のアイテムは誰に配られても使えるよう大き目のサイズのものが用意しなければならないことです。
私は年齢にしては小柄なほうなのでちょっとサイズ合わないかもなんて考えつつ取り出すと、そのチョッキたらやたらめったらでっかい。
肩幅は軽く60を越え、縦の長さは目測90cm。 ネコオタみたいな大木女でも着れるようしっかり配慮されています。
ためしに被ってみるんですけど、ともうぶかぶかで 膝のほうまで護ってくれそうです。 チョッキというよりワンピース。
得してるのか損してるのかわかりません。 でもとりあえずチョッキの上から制服を着こみ、なんとかカモフラージュします。

さあ準備はできました。 無人島を大冒険&級友狩りといきましょうか。 いまからわくわくしてきました。
私は防弾チョッキに身を包み、拳銃片手に歩き出します。 ムカつくクラスメートを、レッツ・ハンティング!

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