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【智】ともかぐ萌えスレッド【神楽】

1 :名無しさんちゃうねん :2003/09/12(金) 23:33 ID:???
よみとも・さかかぐに続いて第三弾!
職人さんの降臨に期待します。
やっぱりsage進行でいきましょうか。

勝手に親スレ <あずまんが百合萌えスレ>
http://www.moebbs.com/test/read.cgi/oosaka/1044502785/1-100

勝手に姉妹スレ <よみとも萌えスレッド>
http://www.moebbs.com/test/read.cgi/oosaka/034618421/l50

勝手に姉妹スレ <榊神楽萌えスレッド>
http://www.moebbs.com/test/read.cgi/oosaka/1063375948/l50

101 :名無しさんちゃうねん :2003/12/04(木) 08:56 ID:???
好! 久々の萌え! 乙!

>>97
ここはともかぐ萌えに萌えるスレとなりました。

102 :名無しさんちゃうねん :2003/12/05(金) 11:09 ID:???
>これこそ料理人の原点だ!
すると周富徳とかも……(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

103 :名無しさんちゃうねん :2003/12/06(土) 13:40 ID:???
手軽に萌え。

104 :ともかぐ信仰委員長 :2003/12/07(日) 14:17 ID:???
「やっぱりさ、今のままじゃいかんと思う」
「…は?いきなり何のことだよ」
今日の料理当番であるため、何かを作っている神楽の背中を見ながら、智が呟く。
智の顔は本当に不安そうな顔をしている。目線の先にはあまり良くない形の野菜の数々。
一体なんなんだと智の方を見つめている神楽の横から、ボコボコという音がしている。
「うわ!神楽、煮立ってる!」
「え?あ、うわっ、やりすぎた!?」

急いで火を止めるも、大惨事には変わりなかった。
料理を中断し、呆れ顔で座っている智、申し訳無さそうな顔で座っている神楽。
「…ごめん、私…本当に料理下手だから…」
「うん…やっぱりこれはどうにかしなきゃならないって思ってたんだ」
今にも泣き出しそうな神楽を目の前に、少し落ち着きの無い智。
智は立ち上がると、近くにあった袋を掴んだ。
そして自慢げな顔をしながら、袋の封を開けていく。
「やっぱりさ、格好から入んなきゃだめだよね」
嬉しそうに言う智の言葉の意味が分からない神楽。
「へへん、これをみろ!エプロンです!」
「…エプロンだなぁ。誰が着るの?やっぱり私か」
「うん、そりゃ勿論あんただよ。しかしこれだけじゃ終わらない。裸の上に着てもらおうか」
「…え」


こんなものを書いたけど、続き書いたほうがいいかな?

105 :ケンドロス :2003/12/07(日) 14:36 ID:???
>>104
是非とも書いて下さい!俺が出来なかった二人羽織キボンヌ(w

106 :名無しさんちゃうねん :2003/12/07(日) 14:40 ID:???
>こんなものを書いたけど、続き書いたほうがいいかな?

ばっっきゃろー!! そーゆーのを蛇足っつーんだよッ!
書け! いますぐ! 書いてください! ぎぶみ〜!

107 :名無しさんちゃうねん :2003/12/08(月) 16:48 ID:???
やはりこの二人には馬鹿な展開が似合う。
よみともやさかぐらにはできませんな。

108 :名無しさんちゃうねん :2003/12/12(金) 13:20 ID:???
一週間でも一ヶ月でも待つ。それだけの価値があるから。

109 :ケンドロス :2003/12/12(金) 20:20 ID:???
ちょいとあるとこから電波受信したんで書いてみる。

110 :『かぐとも〜心重なる時〜』 :2003/12/12(金) 20:21 ID:???
『かぐとも〜心重なる時~』

「はぁ〜!やっと終わった〜」
「まったく追試だなんてついてないよな」
放課後の教室で智と神楽は大きく伸びをした。
今日、二人はテストで赤点をとってしまったため、補習を受けさせられていたのだ。
それがやっと終わったのだ。

「まさか大阪の奴が今回は受かるとは思わなかったよ」
「神楽もそう思うか。あたしも大阪にはちょっとビックリしたよ」
そんな話をしている間にも他に補習を受けていた生徒は帰っていき、
今教室の中には智と神楽の二人だけだった。

「ところで、毎回思うんだけどさ、あんた本当に胸大きいよな」
「ま、またその話か!?やめろよな!」
神楽は顔を真っ赤にしながら怒鳴った。どさくさに紛れて智が胸を触ろうとしたのだ。

「それに胸を触ろうとすんなよ!」
「いいじゃん、へるもんじゃないし・・・」
「そういう事言う奴はこうだ!」
神楽は後ろに回り込み、智の胸をムンズと掴んだ。

「う、うわ何するんだ!?」
「へっへー、いっつも触られてるからな。今回は私が触りまくってやるぜ」
「やっ、やめろよー」
「だ・め・だ。ほーら、むにょむにょ〜」
抗議の声をあげる智に対して神楽は意地悪い笑みを浮かべながら答えた。

「う、うにゃあぁあ」
「へー、とも、以外に胸大きいな」
「そ、そんな事言うなよぉ」
猫のような声をあげる智。神楽は気づいた。智の顔が真っ赤に上気している事に。

(とも、感じてるのかな?)
ふと神楽の頭にそんな考えがよぎった。そして・・・

111 :ケンドロス :2003/12/12(金) 20:22 ID:???
続きはちょいと待ってな。

112 :名無しさんちゃうねん :2003/12/13(土) 09:41 ID:???
たはは、あのネタから受信したんですか……気恥ずかしい。
続き、待ってます。

113 :名無しさんちゃうねん :2003/12/13(土) 22:57 ID:???
        ./....        ..:..:..:...    .:l..:..            ゙.、
       .,.'..      .:..:.:.:::.:..:.:.ハ::.::.:.:...  ...|、::.::..:.. ..:. .:.     ..:.. ヽ
      /. .;.. : : ..::.. ..:.::.::.::;ィ::.:.::/ .l.::.::.:.:...  .:| ';::.:.:.. :ヽ、::.:.:...    ...:.:゙、
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     /:/i:. : .::.::.:l..::.ァ_::/-‐r:/'''" |:::ト、:.:...  .:|"''、|‐'r::. l-゙、::l;:.:..   ..:.:.:|
    ァ'゙  |:. ::.:i.::.:l.::/l:::/   |/--- 、゙、:| '、::.:.. ..:| ,-‐'!‐゙'、::| ヾl゙、::...:.  .:.:.::|
    /   |:. .:/|.::.:レ| |:/‐'''"|゙゙゙;":゙、゙'. ヾl ゙、::.. .:| '゙,'゙゙;~;゙:ヾ!'' ‐,!ヾl:.:...  .:.::|
       |: :/ .|.::.:!:.| !゙ヽ   |''゙;illi; }  ゙'!  ゙、::::| . |゙゙;illi; :}    |:.:...  .:.:::|  智、どーゆう事だよ
        |:/  .|. :.::.:|,  ' ,ゝ、''''ノ      ゙、| ._゙'、 ",ノ ,/   |::.::...  .:.::|
       .レ   |..:..::.:!:':.、   "~~"        ゙  " ~~ "  _,.‐゙::.::...  .:.::|
          i.. .::.::.::.::.゙'::.、_       |        _, ‐'゙:::.::.:.... .. .:..:|
         l.. .::.::.::.l、;;_、--゙'-      '、     _,,-'-,‐::.::.:.:.... ..:... ..l:.:|
            |. ::.:/: .::|  ゙゙''               -'‐''"゙i.::.:.. ..:.:.. ,゙|::!
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          _,.. -'゙       |            /         \

114 :ケンドロス:『かぐとも〜心重なる時〜』 :2003/12/14(日) 03:23 ID:???
神楽は智の上着をたくしあげた。
そこには自分のと比べてかわらしい形をした胸があった。

「や、神楽何するんだ!?」
「ちょっとしたおしおきだよ。お・し・お・き」
恥ずかしがる智に対して笑って答える神楽。神楽は智の乳首の先端を指でキュッとつまんだ。

「あ!やぁ」
智が甘い声を出す。それを聞いた神楽はさらに胸をもみしだいた。

「結構敏感なんだな、とも」
「そ、そんな事ないぞ〜」
必死で否定する智だが、その声はいつもとは比べ物にならないくらい
か細かった。

「じゃあここはどうなんだ?」
神楽は智のスカートの中に手を伸ばした。そして下着の中に手を入れた。
秘所を撫でるように右手でいじる。

115 :『かぐとも〜心重なる時〜』 :2003/12/14(日) 03:24 ID:???
「ひゃん!」
「わーすげぇな、ここはもうこんなになってるぞ」
手に付いた半透明な粘液を智に見せながら神楽は言った。

「ああ、いやぁ」
後ろに大きく身をよじる智。さらに神楽は智の乳首に唇をあてた。
あまりの気持ちよさからか、智は立っていられなくなり
その場に座り込んでしまった。

(何かかわいいな、とも)
切なそうにこちらを見る智に対してドキッとなる神楽だった。

「濡れてるから脱がしてやるよ」
下着をおろされ、智の大事な部分がむき出しになった。

「はぁん…」
いつもなら絶対にあげないかわいらしい声を智はあげた。
神楽は彼女の足を開き、顔をうずめ、秘所を舐め始めた。
ぴちゃぴちゃといやらしい音がする。

116 :『かぐとも〜心重なる時〜』 :2003/12/14(日) 03:25 ID:???
「ああああ!」
ビクンビクンと体を震わせる智。
しばらくその状態を続けていた神楽だが、やがて智を机の上に寝かせた。

「か、神楽ぁ。あたし等女同士なのに、こんなのって・・・」
「私だって分かってるよそんな事は。でももう自分でも抑えが効かないんだ。
ともの事がかわいくて愛しくてしょうがないんだ。だから・・・」
神楽がそっと智に口づけする。

「んんっ!くうっ・・・」
とても心地いい感覚が智を襲う。舌と舌が絡み合い、みだらな音を出す。

「とも、私も・・・」
おもむろに服を脱ぎだす神楽。その顔は智と同じ様に赤かった。

「神楽・・・やっぱり胸大きいな」
「胸の事言うなよ」
神楽はサッと自分の両手で胸を隠す。

117 :『かぐとも〜心重なる時〜』 :2003/12/14(日) 03:26 ID:???
「私と一緒にひとつになろう」
そう言って神楽は智と肌と肌を重ね合わせた。智の肌のぬくもりが伝わってくる。
神楽は自分の体を智の体にこすりつけるように動かした。

「あ、だめ・・・」
言葉では否定しているが、智は体を自ら神楽と重ね合わせるように動いた。
ぴちゃぴちゃといやらしい音がする。
そしてその腕は神楽の体にギュっとしがみついていた。

「とも・・・」
うるんだ瞳でこちらを見る智に神楽はドキンとなった。
同じ様に彼女も智を抱き寄せる。もっと近くで智の鼓動を感じていたいから・・・

「神楽ぁ、あたし、あたしもう・・・」
「あっ!ともぉ、私も・・・」
絶頂を迎え、嬌声をあげて二人は果てた。
しかし、その手はしっかりと繋がれている。

118 :『かぐとも〜心重なる時〜』 :2003/12/14(日) 03:27 ID:???
「なぁ・・・」
行為が終わった後、しばらく黙っていた二人だが、智の方から口を開いた。

「何だ?」
少し気まずそうに神楽は返事した。

「神楽は・・・あたしの事、好き?」
「え?」
思いもかけない質問に神楽は戸惑った。

「い、いきなり何だよ?」
「いいから・・・」
真っ直ぐに智に見つめられ、恥ずかしさからか神楽は視線を逸らす。
が、すぐに見つめ返し、こう言った。

「ああ好きさ!大好きさ!好きでもなきゃ、あんな事しねーよ!」
嘘偽りない気持ちを彼女は吐き出した。

119 :『かぐとも〜心重なる時〜』 :2003/12/14(日) 03:28 ID:???
「それを聞いて安心した」
「え?」
「そう思っていたのはあたしだけじゃないって事さ」
ニッと笑って智は言った。

「それじゃ・・・」
「そういう事だよ」
「ともぉ!」
涙を流しながら神楽は智を抱きしめた。智はその背中をポンポンと叩く。
穏やかな笑みを浮かべて・・・

「神楽、順番逆になっちゃったけど今度デートしないか?」
「デート!?」
目を思い切り見開いて智を見る神楽。

「だってそうだろ?あたしら恋人同士なんだし・・・」
「恋人同士か。何だか恥ずかしいな・・・」
照れくさそうに神楽は笑った。

120 :『かぐとも〜心重なる時〜』 :2003/12/14(日) 03:30 ID:???
「で、答えは?」
「うーん・・・いいよ」
「じゃあ今度の日曜な」

それから時を経ての日曜日―――
神楽は待ち合わせの駅の前にいた。今日は智とデートする事になっている。
もちろん、他のみんなには内緒だ。

「おまったせ〜♪」
元気のいい声が後ろから聞こえてきた。こんなハイテンションな声を
あげるのは一人しかいない。

「お、ちゃんと時間通りに来たな、と・・・」
振り返った神楽は驚いた。智の格好に。智はいつもだったら絶対に穿かないで
あろう赤のミニスカートを穿いていたのだ。
それだけでとても女の子らしく神楽には見えた。

121 :『かぐとも〜心重なる時〜』 :2003/12/14(日) 03:30 ID:???
「ん?どうした?」
「いや、その格好珍しいなと思って・・・」
「だって今日デートだろ。やっぱりおしゃれして行きたいと思ってさ。変かな?」
「そんな事ない!とってもかわいいさ!」
「ありがと。そーゆう神楽も今日は珍しい格好してるじゃん」

智の指摘通り、神楽もスカートを穿いていた。ただミニではなく歩が穿きそうな
青いロングスカートであるが・・・

「わ、私もやっぱりおしゃれしてみたいなと思ったんだよ。に、似合うかな?」
「いいじゃん。似合ってるよ」
「本当か?そう言ってもらえると嬉しいな」
耳まで真っ赤になりながら神楽は言った。

「さて、じゃあ行こうか。最初は映画館行こう!」
はしゃぎながら智は神楽の手を握る。

(やれやれ。じゃじゃ馬な彼女を持っちゃったなぁ。でもまあいいか)
心の中で神楽は呟くと、その手を握り返しながら歩き始めた。
                
FIN

122 :ケンドロス :2003/12/14(日) 03:32 ID:???
こんなんなりました。はぁ〜それにしてもエロありでやるのはすごく
しんどい・・・

123 :名無しさんちゃうねん :2003/12/14(日) 10:04 ID:???
エロエロは力を使いますからな。
でも自在に書けるようになったときには、もう抜け出せなくなってる罠。

124 :ともかぐ信仰委員長 :2003/12/16(火) 16:59 ID:???
お疲れ様でした。
エロエロは疲れますね…俺も今、裸エプロンネタ製作中です。
さっさと書き上げんとあかんなぁー。頑張らんと。

125 :名無しさんちゃうねん :2003/12/17(水) 12:29 ID:???
よかった、すっかり忘れ去られているものかと…いや、失礼。

126 :ケンドロス :2003/12/20(土) 02:06 ID:???
>>124
がんばれ〜
俺も電波受信したらまた書くとするか。

127 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 09:25 ID:???
智ちゃんいいねぇ。前髪が
中央によってるところなんか
とくにね。

128 :ケンドロス :2004/01/03(土) 23:09 ID:???
『ヒロイックでヒロインな関係』

「突然だが、今年は劇をやってみようかと思う」
文化祭も迫り何を出し物をしようかと話合っていたある日、智がそんな事を言い出した。

「はぁ?」
全員キョトンとする。

「去年もおととしもぬいぐるみ喫茶をやってきた。今年も同じじゃつまらない
だろ〜!だから劇にする事にした〜」
「まあいいんじゃない〜生徒の自主性を尊重するって事で〜」
ゆかりがやる気なさげに答えた。

「先生がそう言うなら・・・・・・でもともちゃん、劇と言ってもどんな劇をやるんですか?」
ちよは不思議そうに智に尋ねた。

「それはもう決めてある。劇の内容は『ファイナルクエスト』って事で〜」
「ってそれお前が昨日やってたゲームじゃないか!」
暦からツッコミが入る。

「で、どんな配役にするのん〜?」
眠たげな目をこすりながら歩が聞いてきた。今の今まで寝ていたらしい。

「もちろん主役の勇者はこのともちゃんがやるのは決定的として、お姫様の
役を神楽にやってもらうとして・・・」
「わ、私ぃ!?」
思いもかけない配役に神楽の声が裏返った。

129 :名無しさんちゃうねん :2004/01/04(日) 04:50 ID:???
割ってはいるようで悪いのですが、ともかぐ支援物資投下〜

百合とかエロとか鬼畜っぽいのがダメな人は、
見ないでスルーしてもらえるとありがたいです。

130 :名無しさんちゃうねん :2004/01/04(日) 04:50 ID:???
「おい!とーもー!」
「 !!! ぁ…あぁ神楽……」

神楽はともを見つけると、駆け寄り肩をポンと叩いた。
その表情はニヤニヤと暗い笑みを浮かべている。
対するともはといえば、神楽と目を合わせないようにしているのか、視線が散漫している。

「ともも人が悪いな〜?今日は『一緒に帰る』って約束したよな?」
「え…? う…ぅん……」
「……私の約束…守れなかったらどうなるか………もしかしてまだわかってない?」

神楽はそう言いながらともの肩に腕を回した。ともの一瞬体がビクンと跳ね上がる。
ともの体はだんだんと震え始め、何かを言おうとしているようだったが、
うまくろれつが回っていないのか、何を言っているのかよく聞き取れない。

「……ぁ…神楽……ごめんぁさい……」

どうやら震えた涙声で必死に謝っているようだった。

「なに言ってんだよ!今更謝ったってもう遅いに決まってんだろ?バカだな〜ともはー」

ケタケタと笑いながらともを人気のない林の中へと引き込んでいく。
「ごめんなさい」「酷いことはやめて」  そう懇願するとものことなど気にもとめず、
神楽はどんどんと林の奥へと進んでいった……

131 :名無しさんちゃうねん :2004/01/04(日) 04:51 ID:???
整地されていない林の中を5分も進むと、やや開けた場所にたどり着いた。
そこは大きな倒木があり、座るのにちょうどいい大きさだった。
ともを入ってきた辺りに立たせたまま、神楽はそこに腰掛けた。

「……どうして約束破って一人で帰ろうとしたんだ?」
「……だって…その……」
「ハッキリ言えよ!」

ビク!

「…か……神楽がいつも酷いことする……から…」

今にも泣きそうな声でともはそう答えた。

「酷いこと?私が一体いつ、どんな酷いことをともにしたって言うんだ?」
「…したじゃん!この間だって………」
「だって?」

意地悪く聞き返す。

「わ…私はイヤだって言ったのに……体育のあいだずっと…」
「ずっと?ずっとなんだよ?」
「……その…おもちゃを……」

ともはその先の言葉を飲んだ……

132 :名無しさんちゃうねん :2004/01/04(日) 04:51 ID:???
「なんだよ?おもちゃがどうしたって?」
「………だから…」
「はぁ?なんて言ってるのかわかんねーよ 第一、おもちゃってなんだよ?
 そんな説明じゃ私がともにどんな酷いことしたのかわからないだろ?」
「……ほんとはわかってるくせに…」

ついボソっと本音が出てしまった。
雑音の多い学校や街中ならいざ知らず、こんな静かな林の中で、
神楽が聞き逃すはずはなかった…
神楽はその場にスッと立ち上がると、落ち葉を踏む音すらたてず、静かにともへと近寄った。

「そう…私は本当は知ってるのに、わざとともに聞いたんだ……
 悪いのはぜ〜んぶ私…ってそう言いたいんだよね?ともは…」

とても優しい声でともに耳打ちする…
逆にそれが、ともにとっては恐ろしくてたまらなかった。

「ち、ちがうょぅ… そうじゃなくて……」
「ちがくないでしょ? 今正直に言えば、お詫びにとーっても優しくしてあげる。
 でも、正直に言わないなら…… ともがいくらおバカさんでも……わかるよね?」

蛇に睨まれた…というよりは蛇に巻きつかれた蛙のようだった…
普段明るく脳天気に暮らしてるともが、この妙な威圧感……圧迫感に耐えられるはずもなく…

「ぅ… はい……ごめんなさい………」

認めてしまった…

133 :名無しさんちゃうねん :2004/01/04(日) 04:51 ID:???
「ふふ… ともは素直でかわいいなー」

震えるともの頭をそっと撫で始める。

「ともってさぁ…… 髪が短くても、長くてもかわいいよな…
 私は長くしても似合わないし…… 同じバカでも、ともみたいに かわいくないし…」

この時の神楽はとても穏やかだった。
ともを撫でる手も優しく… 言葉にトゲもなく……… ただ、その表情には影が差してるように思えた…

「………かぐ…ら……?」
「 ! 」

名前を呼ばれハッとする。 というよりは正気に戻ったと言ったほうがいいかもしれない。
ともの頭から手を離す。

「そうだ忘れるところだったよ… ともにお仕置きしなくちゃいけないんだったよな……」
「え!なんだよそれ!約束が違うじゃん!」
「だって、ともは私を悪者にしようとしたんだよ?
 それでなくても約束破ろうとしたんだ、お仕置きするのは当然だろ?」
「で、でも!  ……やさしくしてくれるって!」
「だけど『怒らない』とも『お仕置きしない』とも言ってないだろ?」
「ぁぅ…… ずるいよ…そんなの……」
「ははは!ともがちゃんと聞いてなかっただけだろ? じゃ、はじめようか」

そこには、先ほどまでのやさしい少女の姿はなかった。

134 :名無しさんちゃうねん :2004/01/04(日) 04:52 ID:???
「じゃあとりあえず裸になってよ」
「え… や、やだよ、こんな寒いのに風邪ひいちゃうよ!」

できるだけ機嫌を損ねないよう、言葉と理由を選んで意思表示をする。

「ん?まだ、決定権が誰にあるのか覚えてない?」
「ぁ…ぇ……ごめんなさい……」

ともはしぶしぶ服を脱ぎだした。
上着を脱ぐと、風が冷たい……

「ひっくしょん! うぅ……寒いよぉ… 神楽ぁ…お願い……」
「しょうがねーなー」
「え…? じゃ、じゃあ服着ても…」
「靴と靴下だけ、履いててもいいよ」
「そんなぁ……」

ほんの少しとは言え、期待してしまった分落胆も大きかった。
靴と靴下だけの姿になったころには、体の震えが、
神楽への恐怖心の震えから、寒さによる震えに変わっていた。

135 :名無しさんちゃうねん :2004/01/04(日) 04:52 ID:???
「あはははは、私寒くて歯がガタガタしてるやつって、漫画以外で初めて見たよ」

ともは、また「自分がやらせたくせに」と言いそうになったが、
これ以上反抗したらもっと酷い目に遭うと思い、ぐっと堪えた。

「そんなに寒い?」

笑いながら問いかける。

「寒いに決まってんだろ!」

少し怒りながら答える。

「ともがそんなに寒いんだから、あそこのお花さんはもっと寒いだろうな」

神楽の指差すほうを見ると、雑草のような、小さくて白い花が咲いていた。

「それにさ、最近雨降ってないから水も欲しいだろうし… 肥料も欲しいだろうな」
「え…?う、うん……」

なにかとても酷い事をされると踏んでいたともは、
突然の神楽の花の話に、少し困惑した様子だった。

「だからさ、ともの温かい肥料をかけてやってくれよ」
「それってどういう……」
「わからない?あれにおしっこしろってこと」

そんなことするのは嫌だと、ともが反論しようと神楽を見ると、
彼女は細めの長い木の枝をムチのように振り回し、ヒュンとしならせていた。

「………さ、始めてくれよ」

136 :名無しさんちゃうねん :2004/01/04(日) 04:52 ID:???
ともは花の上に跨ると、ゆっくりと腰をおろし、いわゆるウンコ座りの姿勢になった。

「どうした?早く済ませないと、いつまでもこのままだぞ?」
「…うっ……ん…  わかってるよぉ……だけど…」
「……だけど?」

神楽はまたヒュンと枝をしならせる。

「ひっ!  ……その…いきなり出せって言われても…出ない………よ…」

今怒らせたら確実にアレで叩かれる… 蘇った恐怖心で、全身がヒヤっとした。

「じゃあ、私が手伝ってあげる…」

神楽はともの後ろにしゃがみ込んで、持っていた木の枝を地面に置くと、
ともの両肩に手を乗せる。右手を首筋に滑らせると、くすぐったいのかビクビクと体をうねらせる。
そのまま右手をほっぺたに這わせ、ともの口元へ運んだ。

「指… 舐めてくれる?」

ともは言われるままに中指と人差し指を口内へと招き入れた。
丹念に舐め回す… ときどき唾液がこぼれないように、指を吸うズズという音が聞こえた。

「筋肉がついてなくて……やわらかい腕だね…」

左手で肩や腕を撫で回しながらともに耳打ちする。

「……ありがと もういいよ…」

ちゅぱ という音とともに指が引き抜かれる。

137 :名無しさんちゃうねん :2004/01/04(日) 04:53 ID:???
「それじゃあいくよ?」

ぬるぬるとした中指を、ともの後ろの穴にあてがう。

「ひゃ! ちょっ!かぐぁ……やめ…」

反射的に力が入る。が、お構い無しに神楽の指は侵入してきた。

「やぁ……んっ お願いやめてぇ……」
「ともは本当にお尻が好きだね…」

慣れた手つきでともを刺激する。

「好きな ぁ…ん… もんか……」
「意地になったってダメだよ? さっきも自分で言ってたじゃないか 体育の授業中…」
「ぃゃぁ  …やめて……」
「ともはお尻の中に……」
「かぐらぁ… お願い……ん…そ…れいじょう…言わないで……」
「『おもちゃ』入れてたんだもんね?」
「あぅん……」
「バレーの試合中地面に座り込んじゃって……
 顔が赤くて息が荒いから、黒沢先生に風邪だと思われて……私が保健室まで連れてったんだよね?
 ふふ…ほんとはともがただ変態さんなだけなのにね……」
「ちがう…… 私はそんなんじゃない…… あれは神楽が無理やり…」
「その後、保健室に誰もいないからって私におねだりして……あの時は気持ち良かった?」
「ふぐ……ぅ……」

ともの下にある花は、ともの淫靡な液体と涙で、びしゃびしゃになっていた。

138 :名無しさんちゃうねん :2004/01/04(日) 04:53 ID:???
神楽の指がともの中で踊りだす。
時々漏れるともの嗚咽が、神楽には音楽のように心地よく感じた。
自分にされるがままになっている、愛くるしい小動物を、
余った片手でぎゅっと抱きしめる。
汗ばんできたともの体を舞台に、舌も一緒に踊らせる。
最初は背中…… そのまま肩から腕へと進ませてともの味を楽しむ。
はじめはしょっぱくて、舌を這わせるごとにだんだん甘く感じてくる。
ときどき歯を立ててみると、ともの体がビクンと跳ねる。

「はぁはぁ…… かぐらぁ…焦らさないで……」
「とも… やっと正直になってきたね…… いいよ、ご褒美にいかせてあげる…」

艶かしくそう告げると、指のダンスをクラシックからハードロックへと変えていく……
荒々しい指使いに、ともは少し痛みを感じる反面、その痛みが快感をよりひきたてる。

「あぁ……いゃ…ぁ… あ、ああああ!!」

ともの叫びと同時に、花は大量の小水を浴びた。

「はぁ…はぁ……」

よほど疲れたのか……それとも脱力したのか……
ともはその場に倒れ込む。同時に神楽は指を抜く。満面の笑みでともに聞く。

「ちゃんとできたな? えらいえらい!」

139 :名無しさんちゃうねん :2004/01/04(日) 04:53 ID:???
ほとんど放心状態のともに、やさしく後ろから抱きつく。

「今日はさ…… ほんとは叩いて分からせるつもりだったんだけど……」

返事はないがわずかにうなずく。

「これで許してあげる… その代わり…… もうしばらくこのままね……」

そう言って腕に力を入れる…
ともはほっとしたように全身の力を抜く…

ともは思った、このまま寝よう… 明日の仕打ちに耐えれるように……

そして願った。神楽が今みたいにやさしくなりますように……

たとえ目が覚めても…… やさしい神楽の夢からはさめませんように……





                 冬はまだまだこれからだ……

140 :名無しさんちゃうねん :2004/01/04(日) 08:36 ID:???
気弱なともちゃん、攻め攻めな神楽、萌え〜

141 :ケンドロス :2004/01/04(日) 14:29 ID:???
ラストシーンがええな

142 :名無しさんちゃうねん :2004/01/04(日) 15:42 ID:???
誰が書いたか知ってるだけに

くっ、こんな変態エロいのもやれるとはな
やるじゃないのさ( ゚皿゚)ギリリ……と思ったりする

143 :『ヒロイックでヒロインな関係』 :2004/01/05(月) 01:36 ID:???
続き
「で、悪のボスは榊ちゃんで、よみがドラゴン、大阪とちよすけはあたしと
一緒に冒険する仲間な」
「ちょっと待て!何で私がドラゴンなんだ!?」
「悪の・・・・・・ボス・・・・・・!?」
榊の頭の中でガーンという音が響いた。

「あたしは何の職業なんやろう?」
「で、大山は町の人Aで」
どんどんと配役を決めていく智。ブーイングを入れる暇すらない。

「で、後はだな」
ここで一端教室を出て、隣のクラスのかおりんと千尋を引っ張ってきた。

「ちょっと何なのとも!?」
「こっちのクラスに連れてくる説明をしてよ!」
二人から抗議の声があがる。

「えーとかおりんは榊ちゃんの側近で、千尋はこっち側の女王様っと
これで全部っと」
「勝手に決めるなーーーーーーー!!」
全員から一斉に苦情が来た。

「うっさい!お前等たまにはあたしの言う事聞け〜〜〜〜〜!!
という訳で決定!いいでしょ、ゆかりちゃん?」
「んあ〜それでいいよ。もうめんどいし・・・」
「よ〜しじゃあ決定!」
先生に決定と言われては逆らえないので皆渋々ながらそれに従う事にした。

144 :『ヒロイックでヒロインな関係』 :2004/01/05(月) 01:59 ID:???
「榊さんの側近?ああなんていい響き。やります!やらせていただきます!」
俄然張り切るかおりん。

「まあ仕方ないか巻き込まれちゃったし・・・」
諦めたように千尋は呟いた。

「それにしても神楽さんがお姫様だなんて変わった配役ですねぇ?」
「何だ、ちよすけ!文句があるのか?」
「い、いえそういう事ではありませんですじょ」
「私は不満大ありだけどな。何でよりによってドラゴンなんだよ!?
せめて魔女とかにしろよ!」
(猫の役がやりたかった・・・)
各方面から不満が殺到するものの、智はそれらを全部聞き流した。

「てかなんで私がお姫様なんだよ?何か納得いかねぇ!」
神楽が不満を口にしていると、後ろから肩に手を回された。智である。

「姫!あなたの事はこの私が命に代えてもお守りいたします!」
すっかり智は勇者になりきっている。それを見て神楽は鼓動が高鳴るのを感じた。

(な、何だよ、ともの奴何かかっこいい!ってバカ!何、私ドキドキしてん
だよ!相手はともだぞ!落ち着け!)
「こんな感じでいいかな勇者?」
「あ、ああいいんじゃないか」
それだけ返事するのがやっとだった。智はそれを聞いた後、ちよと歩と一緒に
なって何か打ち合わせを始めた。

この劇の脚本は大多数の意見によりちよが書く事になった。
そして本番目指して練習が始まったのである。

145 :ともかぐ信仰委員長 :2004/01/07(水) 12:58 ID:???
>>104からの続き。書けたところまで…エロエロ苦手やねん。


数分後の同じ場所。
そこにいたのは満足気な表情の智と、裸エプロン姿の神楽。
「うん、これでよし!」
「よくねぇよ…」
「なにをー!こんな素敵な格好、できるだけ幸せ者だぞ!?」
「そんな格好ができた私より、お前の頭のほうが幸せ者だよ…」
「なんだとー!こら神楽、それはどういう意味だ?」
膨れっ面をしていた智だったが、すぐにニヤニヤとした笑顔に変わる。
何かを取るような何気ない動作で神楽の後ろに回ると、素早く胸に手を回す。
「ぅわ、バカ!何やってんだ…あ、あああ…」
「おいおい神楽ちゃーん、まだ直接触ってませんよ?」
「まだってなんだよぉ…やめろ、はなせって…あ、うぅ…」
次第に甘くなっていく神楽の声に、満足げに頷く智。
一方、恥ずかしさと気持ち良さが混ざって、もう何なのか分からない気持ちになっていく神楽。
二人とも程度の差こそあるが、顔が赤くなっている。
「やめろなんて言ってるけどさ、本当にやめて欲しいなんて、思ってないよな…?」
「……ぅ…ん、やぁ…そんなの…」
「そんなの、言えるわけない…か。かわいいよ、神楽」
左手で、神楽の耳を隠している髪の毛を掻き分ける。そして見えてきた耳に、息を吹きかける。
すると、それに反応するように体を震わせ、甘い声を漏らす。
その間にも、胸にやった手は止まることなく刺激を与える。
今では声を抑えることも忘れ、抵抗することも無く愛撫を受けている。
これだけでも辛そうなのに、これ以上のことをしたら、神楽はどうなるんだろう。
そう考えると、智の中の嗜虐心はより一層膨らんだ。

146 :名無しさんちゃうねん :2004/01/07(水) 13:05 ID:???
三人も書き手がいるとは……幸せです

147 :ともかぐ信仰委員長 :2004/01/07(水) 13:09 ID:???
本当ペース遅くてすいません…もう少しで完成や…

>>128
よみさんの王道なツッコミにワロタ。
ちよすけがどんな話の流れを書くのかが少し気になってたり。

>>129
お疲れ様です。
上手いですな…くそぅ。ここまで攻めな神楽を見たのは久しぶりな気が。

148 :ケンドロス :2004/01/08(木) 02:35 ID:???
>>147
うわ〜エロいですな〜
続きのメッチャ期待や〜

149 :>>129の仕返し :2004/01/09(金) 23:56 ID:???
 
        ふぁ…あぁ……っん…
                           ,......:::::::::::::::::.....,
            ,....:::::::::::::::::::.........,       ,..:'::::::::::::::::::::::::::::::::::`'-.,
        ,..::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:.,.  /::::::/:, '/.,:':::::::,-:::::::::::::::'.,
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        , i ."'.,`''''ヽ  `''./,.:'::::::::::::,'ヾ., >> ., '~i'''''''' -,,..--:'::::::::::::i
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 もみ  ,'i .', i i /`  .,,-"''"~.iノ--.'- ,,i  ',.i '- ' ,,,,,,,.......i:/,, .',:::i ',|
.     ,'-., '' ヽ ,.',-,. ', -,. '--''''''''- ,.  '., /'','''"~ -- ,,, レ/ ~',',:i
 もみ .i'-,,/',)_  ,i./" i '         ',  '.,(.)"/.-'"   ~''' , i .|
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     , .  , /,'-,ヽ, `-, .,, - "       ヽ.', ',    ,,.. - '' /.i
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    ,   ./.    , ' ,, -,"   ,, -" /  i  ヽ.',   i  i"
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   ,.'  , '     /''- , ., '/,,,     / |    i ,'  .|   i  ヽ
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150 :名無しさんちゃうねん :2004/01/10(土) 11:51 ID:???
AAの神が大阪板に降臨なされました。

151 :ともかぐ信仰委員長 :2004/01/12(月) 12:50 ID:???
AA神降臨ですね。
その後で気が引けるが続き投下。前のは>>104>>145です。


エプロン越しだった胸への愛撫も、今では直接のものになっていた。
空いていた左手は、少し汗ばんできた神楽の体の上を這っている。
始めてから少し時間が経ったが、その間智は何度もエプロンを外したいと思っていた。
直接神楽の豊かな胸に顔を埋めたい。しかしそんなことをしたら裸エプロンじゃない。
自分の妙なこだわりが憎い。
「神楽は、どうしたらいいと思う……?」
「あ、そんなこと…言われたって……はぁん…何のことか…あ、やぁ…」
「分からない…そりゃそうか」
そう言って、左手を神楽の秘所へと伸ばす。そこはもう充分過ぎるほど濡れていた。
「うわ。神楽、すげー……」
「ばか、やめ…んんんっ!や、あっ、だめ、うああぁっ!」
「もうそろそろなの?全く、神楽ちゃんは弱いですなぁー」
今までの愛撫で充分準備できていた神楽の体は、さっきよりも数倍は強い刺激をそのまま伝える。
僅かに残っている羞恥心も、今は刺激を強めるためだけのもの。
死ぬほど恥ずかしい。なんで逃げられる気力があるときに逃げなかったんだろう?
神楽はふと、そんなことを思った。そして、その答えは案外早くにでてきた。
…そうか、私は智が好きだからかな…?…うん、そうなんだ。
そう心の中で呟いた直後、一段と強い刺激が全身を巡った。
「ふああぁっ!とも、だめ、らめぇっ、もう……あ、あああああああっ!!」
絶頂を迎えて間もなく、神楽の意識は遠のいていった。

152 :ともかぐ信仰委員長 :2004/01/12(月) 12:50 ID:???
「……目、覚めた?神楽」
神楽が眉をひそめて唸ったのに気付いた智は、微笑みながら言った。
神楽の中に、一つ一つ記憶が戻っていく。その記憶の数だけ、頬が赤く染まる。
智はそれも見逃さなかった。悪戯な笑みを浮かべ、神楽に耳打ちする。
「可愛かったよー神楽。あの後思わず抱きしめちゃうぐらい」
「う……」
「あ、もういいの?折角のともちゃん膝枕なのに」
「ともちゃん膝枕って……うわ」
上半身を起こした神楽に、智は言う。
今度はさっきまでとは違う、優しい声で。
「神楽、私はお前のこと大好きだよ」
そう言われて、神楽は達する直前のことを思い出した。
智が好き。
智に好きって言われるのも、珍しいことじゃない。
なのに、何でこんなに嬉しいんだろう。わからないけど、嬉しい。
今なら何でも、素直に言えそうな気がする。
「私も、好きだよ。とものこと……大好き」
「うん……」
二人とも同じ気持ちだ。
そう言ってから、智の手が強く神楽を抱き寄せる。
神楽はその手に、自分の手を重ねる。
そして決まりごとだったかのように、キスをする。軽く、優しく。
顔を離す。少し寂しくなるけど、大丈夫。まだ、智の温もりは感じられる。
神楽は安心した。
そのとき…

「ふぇ……っくしゅん」
「……は?」
「……寒い」
「……風邪?」
「……っぽいね」
沈黙する二人。
「いやー、怖いですなー裸エプロン」
「……待て、逃げるな」
「あ、ちょっと神楽さん?落ち着いて、落ち着いて…うわああああっ!」

153 :ともかぐ信仰委員長 :2004/01/12(月) 12:51 ID:???
「…大丈夫?」
「大丈夫だったら、歩いてるよ……っくしゅ」
看病する神楽と、寝込んでいる智。
「だいたいなぁ。げほっ、なんでお前じゃなくて私が、げほっ、風邪引くんだよ…!」
「日頃の行いだよ、日頃のね」
そう言いながら、智の首に触る。まだ熱い。
「何言ってんだ、お前が馬鹿だからだよ…私は頭いいから」
「なんだとこのやろう」
「悔しかったら風邪引いてみろ。引くかどうか実験してやる」
神楽の首に手をまわして、布団の中へ引きずり込む。
そのまま半ば強引にキスをする。舌も入れて。

神楽が風邪を引いたかどうかは、また別の話。



一応FIN

154 :ともかぐ信仰委員長 :2004/01/12(月) 12:55 ID:???
終わりました……一応。
なんかえらく時間食ってしまって申し訳ない。
エロエロはあんまり書いたことなかったから難しかったです。
今度はもっとはやく書けるとええなぁ。

155 :ケンドロス :2004/01/13(火) 00:46 ID:???
おぉーそうきましたか。
てっきり全裸でするもんだと思ってた。こだわりって奴ですな(w
ラストの方のラブラブっぷりに萌えますた。

156 :名無しさんちゃうねん :2004/01/13(火) 14:18 ID:???
……いいなあ

157 :『ヒロイックでヒロインな関係』 :2004/01/20(火) 02:56 ID:???
大体の配役が決まった所で智はある事を思いついた。

「そうだ、こういう時こそあいつを使おう。早速電話だ」
言うが早いか智は携帯電話を取り出し、電話する。

「あ、もしもし。あたしだけどさ〜今度の文化祭にちょっと協力
してくんないか?そんな嫌そうな声出すなよ〜。あんたの友達も連れてきて
いいからさ。じゃあそういう訳で決まりな〜」
相手と話し終え、智は電話を切った。

「誰と話してたんだ?」
神楽が尋ねる。

「ん〜こういう時に使えそうな奴だよ」
「お前、まさかあいつに電話したのか?」
暦は誰に電話したか知っているらしく、険しい表情になった。

「そうだよ、劇を盛り上げるにはうってつけの奴だし」
「お前なぁ・・・あいつなら確かにいう事聞くだろうけど・・・」
ため息をつきながら暦は言った。

「そういえば最近その人ここに来ませんねぇ。どうしたんでしょう?」
「きっと進路の事で忙しいんだと思う」
ちよの質問に榊は答えた。

158 :『ヒロイックでヒロインな関係』 :2004/01/20(火) 03:08 ID:???
「あ、あの〜」
とそこへ、髪を後ろにあげて歩と同じぐらいの長さの髪型の少女が声を
かけてきた。彼女は一年の時に智に歩に間違われた女子である。

「ん?何?」
智が振り返る。

「その人って髪型がワンレングスヘアーで、よく滝野さんに抱きついたり、
目つきがきつくてお嬢様言葉使う人ですか?しかも違う制服着ている・・・」
「何か的確すぎる例えだな・・・」
ダラ汗をかきつつ暦は呟いた。

「まあそうだけど・・・」
「ああ、やっぱり。私、一時期髪型が似ているせいでよくあの人と間違われて
たんです。最近はそんな事も無くなったのに・・・そうですか、来るのですか・・・」
「だ、大丈夫だ!髪の長さは違うんだからさ!気持ち、マインドだって!」
神楽が必死にフォロー入れる。

「神楽さんの言う通りですね。マインドです」
しかしその表情は引きつっていた。

「大変やなぁ〜」
しかし歩の言い方はちっとも大変そうではない。

「とにかく本番まで死ぬ気で練習する事〜配役はこの紙に書いてあるから〜」
一部の人間に不安を残しつつも本番に向けて練習が始まった。

159 :メロン名無しさん :2004/01/25(日) 10:26 ID:???
ふむ、さっそくあの娘を出演させてきたか…

160 :名無しさんちゃうねん :2004/02/09(月) 18:10 ID:???
age

161 :名無しさんちゃうねん :2004/02/11(水) 09:15 ID:???
続き来ないなー
なあなあ、ともかぐ萌えって、どうしてよみともやさかぐらじゃ駄目なん?

162 :名無しさんちゃうねん :2004/02/11(水) 13:32 ID:???
>>161
当たり前すぎてつまらないから

163 :ケンドロス :2004/02/11(水) 18:37 ID:???
>>161
すまん、もう少しだけ待ってくれ。
やりかけの作業終えたらそっちにとりかかるから。

164 :名無しさんちゃうねん :2004/02/12(木) 02:17 ID:???
>>161
他にスレがあるから。

165 :名無しさんちゃうねん :2004/02/12(木) 09:34 ID:???
ともかぐ萌えにしかできないこと、特長って何かな?
それがともかぐ萌えの理由になるんじゃないかと考えての質問。
よみともやさかぐらに置き換えられないもの、何だろ?

166 :眠い名有り ◆CRIUZyjmw6 :2004/02/12(木) 10:14 ID:???
>>165
ズバリ、ボンクラーズだろう(ぇ

167 :なも ◆zQyv8380ig :2004/02/12(木) 10:37 ID:???
>>165
ちよさかとかよみとも,さかぐらに出来ない,「爽やかな友情と愛情」かな?
この二人の性格は似ているところは多いからゆえ,
その違いにお互い目が行くから,「意外な女の子らしさ」をネタにできるのね。

168 :伯爵 :2004/02/12(木) 11:29 ID:???
男役女役(リード、被リード)のバランスがよくと取れていて、
もっともありふれた高校生らしい高校生であるところではないかと。

 自分的には弁当早食い競争(アニメ)の二人がその姿を最もよく表
しているのでは、と。
「勝った! 」
「負けたぁ〜」

169 :名無しさんちゃうねん :2004/02/12(木) 15:49 ID:???
どっちが男役?

170 :なも ◆zQyv8380ig :2004/02/12(木) 16:10 ID:???
>>169
どっちも。そこがこのコンビのオイシイところなのね。

171 :名無しさんちゃうねん :2004/02/12(木) 17:19 ID:???
>>165
ちよさかってどっち?
ちよ×榊 ちよ×おおさか

172 :ケンドロス :2004/02/12(木) 19:39 ID:???
このペアの最大の特徴は話を面白くおかしくも出来るし、それとは逆に
純情路線にする事が出来る事かな?
それにどっちもヒロイン(女役)とヒーロー(男役)が出来る事が大きいね。
他のペアに比べてストレートに感情をぶつけ合える所に惹かれたのかもしれない。

173 :ともかぐ信仰委員長 :2004/02/12(木) 21:10 ID:???
「ここは女の子らしく書きたいな」とか、逆に「かっこよく書きたいな」とか思うときに
どういうセリフを言わせたら良いかすぐに出てくるのがいい。
普段元気なキャラだから、真剣になってる時を書くのが楽しかったり。


一本書きたいけど、何を書こう?何かネタないかな…。

174 :なも ◆zQyv8380ig :2004/02/12(木) 22:43 ID:???
>>171
本当は「ちよ×大阪」のつもりで言ったのですが…「ちよ×榊」も含みます。
サンクス!

175 :名無しさんちゃうねん :2004/02/13(金) 16:40 ID:???
>一本書きたいけど、何を書こう?何かネタないかな…。

さかぐらで雪合戦の話を書いてる最中ですが、ともかぐでやってみてはいかがでしょうか。

176 :ヒロイックでヒロインな関係 :2004/02/17(火) 03:24 ID:???
智の書いた紙にはそれぞれの配役が書かれていた。

とも=勇者アルベルト
神楽=ミリム姫
榊=魔女カーリー
よみ=レッドドラゴン:イグニス
歩=精霊使いゼノン
ちよ=魔法使いジュリア
かおりん=カーリーの側近:レカ
千尋=女王エルーシャ
大山=町の人A
(以下略)

ちなみに歩の役は実は男役である。

「おいおい本当に大阪に精霊使いなんて役やらせて大丈夫なのか?」
不安そうに暦が智に言う。

「よみちゃん。あたしもやる時はやるんやで〜」
「本人がああ言ってるんだし、大丈夫じゃないか?」
「だといいんだけどなぁ」
「やっぱり納得いかねぇなぁ、私は勇者の方がいいのに・・・」
と神楽は文句を言った。
そんな声を智は無視してて練習を始めた。

177 :ヒロイックでヒロインな関係 :2004/02/18(水) 03:00 ID:???
始めのうちはひどいものだった。
歩はほとんど棒読みだし、ちよは何かとつっかえるし、榊もセリフを
かんだりしていた。
神楽もどことなく照れくさそうでかおりんも舞い上がってばかりで演技に
ならなかった。
しかし、日を追うごとにその演技力も向上していき、ミスも少なくなっていった。

「いやぁ、最初の方はどうなるかと思ったけど、みんなサマになってきてるな」
一通りの稽古を終わって、神楽は一息ついた。

「そうだろ、あたしの目に狂いなかった。な、姫」
「そ、その呼び方で呼ぶなよ!恥ずかしいだろ〜」
「おーおー赤くなっちゃって〜神楽さんはかわいいですな〜」
耳まで真っ赤になった神楽を智は冷やかす。

「ば、バカ!」
「何やってんだよ。ところでとも、本当にあいつに任せて大丈夫かな?」
そこに暦が智に語りかける。

「大丈夫だろ〜あいつならやってくれるって!」
それを聞いて、横でまた震えだす歩に間違われた女子。

「ああ、あの人が来る〜」
かける言葉も見つからない皆さん。

そしてついに学園祭本番の日を迎える事となった。

178 :ヒロイックでヒロインな関係 :2004/02/23(月) 03:55 ID:???
学園祭当日・・・・・・
ここにはたくさんの人が詰め掛けていた。
各学年や部でそれぞれ違う出し物をして、来ていた人を楽しませていた。
出店しかり、展示物しかり、バンドを組んで歌を披露したりもしていた。

午後十二時――――
ここに他校から来た集団が現れ、色々な場所を見て回っている。そう、この
集団の中にいる者こそ、智が劇の協力の要請をした人物である。

「ふーん。結構いい感じじゃない」
「こうして他の学校の学園祭に行くのはあたし等始めてだからな〜」
「このわたあめおいしいですわ」
千尋のようなショートカットの女子とストレートでセミロングの金髪の女子、そして黒髪に
縦ロールの髪型をした女子は満喫している。
それぞれ名を相田京子(あいだきょうこ)、赤羽咲月(あかばさつき)、三千院静(さんぜんいんしずる)
という。何故か咲月は母校の制服でないスカート丈の長い制服を着ていた。

「百合子先輩がお手伝いした劇っていつ始まるんですか?」
「もうすぐよ風香。あと30分ほどしたら始まるわ。とりあえずそろそろ会場に行きましょう」
「あー楽しみだなぁ。ゆりゆり先輩が手伝った劇ってどんなんなんだろう?」

ボブカットの女の子がワンレングスヘアーで目つきの鋭い女子に尋ねた。
ボブカットの方は綾瀬風香(あやせふうか)で現在2年生。ワンレングスは
平井百合子(ひらいゆりこ)という名前で智や神楽と同じ3年生である。
前述の三人も百合子と同じ学年でクラスメイトである。
彼女も咲月と同じく母校でもこの学校のでもない制服を着ていた。

そして『ゆりゆり先輩』と呼んだのが一年生である青森七瀬(あおもりななせ)
亜麻色の髪をポニーテールにして結っている。
余談だが、この中で一番身長が高いのが咲月(174cm)、一番低いのが京子(153cm)
となっている。
彼女達は劇が開かれる会場へと向かうのであった。

179 :ヒロイックでヒロインな関係 :2004/02/23(月) 04:15 ID:???
「うわぁ〜いっぱいきとるで〜」
幕の間から客席を覗いた歩がそんな声をあげた。
一般の席も生徒の席もほぼ満席だった。正直、これほど人が集まるとは思って
いなかったメンバーであった。

「ああ!やっぱりあの人来てる!」
歩に間違われた女子が客席に自分と間違われるもう一人の人を見つけて小さな悲鳴をあげる。
もうお分かりだと思うが、彼女が間違えられる『ワンレングスの女子』というのは
平井百合子の事を指していたのだ。

「そりゃあ来ているだろ。ともが呼んだみたいなものだしな。しかしこれ重いな」
劇の衣装に身を包みながら暦は言った。

「あれ?あの二人見覚えないな。一人は春日さんみたい」
「というよりかおりんに見える。多分ゆりゆりの後輩でしょ?」
成り行きで別クラスから参加する事になったかおりんと千尋がその中の風香を
見つけて言った。

「何だか不安になってきちゃいました」
「大丈夫。今までやってきた通りにすればいいから」
ちよの頭をそっと撫で榊は励ましの言葉を送る。それでちよの顔からも不安の
色が消えた。

開演のブザーが鳴った。

「よーし!行くぞみんな〜」
「ここまで来たら後はやれるだけやるだけさ!」
智が皆に聞こえるように呼びかけ、神楽は自分の頬を両手で叩いて気合を入れた。

「まぁ頑張れよ〜」
投げやりなゆかりの激励の言葉が送られた。

客席の照明が消え、そして幕が上がる。
智や神楽がスポットライトの中へと歩いていった。

180 :名無しさんちゃうねん :2004/02/23(月) 12:38 ID:???
さーて、どんな展開で、どんなオチがくるのかな〜?
少しプレッシャーかけてもいいですか?
「待たされただけの価値はあったと思わせてくれるのかなぁ? ん〜?」
……ごめんなさい。とにかく頑張ってください。

181 :TY :2004/02/23(月) 19:40 ID:IMDC.tGo
 
「いきなりなんだけどさぁ」
「マジにいきなりだな・・、でなんだよとも」
「これ、着てみたくない?」
 差し出されたのは、メイド服・・。
「・・・」
「・・・」
「鉄バットがいいか、回し蹴りがいいか」
「ちょ、神楽ストップ! 深いわけがあるんだって!」
 バット片手に仁王立ちする神楽に、ともは狼狽しながら。
「ほら・・、最近水泳部とかで、神楽忙しいじゃん」

182 :TY :2004/02/23(月) 19:47 ID:IMDC.tGo
 
「しかたないじゃないか。もうすぐインターハイなんだ」
 少しだけバツの悪そうな顔で、神楽はそう言う。
「そりゃぁ…会えないけど…」
「だろ? 私も寂しかったんだ。そこで、取り出したるはメイド服」
 鉄バット再び。
「うあ、ストーップ!」
「しんみりさせたと思ったら、やっぱ変体だ!」
「それは二割! 八割は可愛い神楽を見ようと思ってだ」
 金魚のように口をパクパクさせながら、神楽は顔を真っ赤にして何も
言えなくなってしまった。
「……かせ」
「さっすが神楽!」 
 照れながら神楽はメイド服を着る。
「どこで仕入れてきたのやら」
 そんな疑問は、後ろから飛びついてきたともの声によって、かき消されて
しまうのだった。


 そのあとどうなったのかは、誰も知らない。 
 と、思う。」

183 :TY :2004/02/23(月) 19:48 ID:IMDC.tGo
 勝手にSS載せてすいません。いつもここを見ていて、急に書いてみたくなっ
たもので…。 
 みなさまにご迷惑のようにしました・・。

184 :ケンドロス :2004/02/24(火) 01:26 ID:???
>>183
いやいや、迷惑だなんてそんな。純な神楽と少し甘えん坊な智に
萌えさせていただきました。
SS書いてくれるのは大歓迎ですので、これからも書いて下さい

185 :名無しさんちゃうねん :2004/02/25(水) 10:04 ID:???
>>183
いいなぁ、こういうの。好きです。
どんどん書いてくださいな。ま、気軽にね。

186 :ケンドロス :2004/02/26(木) 01:36 ID:???
>>180
何とか期待に応えてみたいでつ・・・・・・

187 :ともかぐ信仰委員長 :2004/03/05(金) 15:32 ID:???
最近来れないなぁ……SSも打てない(´・ω・`)ショボーン

>>183
お疲れ様でした。萌えましたよー。
鉄バットと回し蹴り……究極の選択ですなw

>>186
ケンドロスさんガンバレー 応援してますぜ!

188 :ケンドロス ◆KPax0bwpYU :2004/03/14(日) 01:48 ID:???
>>187
頑張っております。
うーんと、これ結構長くなりそうなんだけど、一気に載せた方がいい?
それとも少しずつUPした方がいい?

189 :ヒロインでヒロイックな関係 :2004/03/18(木) 01:42 ID:???
『ファイナルクエスト』
この世界とは異なる世界リーンバイス― 
その世界にヴァレリアという国があり、そこには立派な城がそびえたっていた。
この世界で最も国力を有しているだけあって、城も大きく、城下町も活気に満ち溢れている。
そしてこの国を治めているのは女王エルーシャ・ド・ヴァレリア(千尋)である。
エルーシャは聡明で思慮深い事から、民からも絶大な支持を得ていた。
しかし、そのエルーシャにも悩みはあった。

「またミリムは城を抜け出したのですか?」
「申し訳ありません。現在全力で捜索にあたらせています!」
側近の者は頭を下げるしかなかった。

「まったく・・・・・・・あの子のおてんばぶりときたら。誰に似たんだか」
エルーシャは大きく溜め息をついた。

そのミリム姫(神楽)は城を抜け出し、そこから少し離れた湖畔へと来ていた。
ミリム・ド・ヴァレリア・・・・・・エルーシャの一人娘であり、王女でもある。
彼女は退屈な城の生活を嫌い、こうして外に出て遊んでいた。町の子供達とも仲が良い。

「やっぱり外に出るのは気持ちいい!」
そこで水浴びなどをする神楽。しかし・・・・・・

「ミリム姫!カーリー様の命により、お前をさらわせてもらうわ!」
そこにおかっぱの髪をした戦士風の出で立ちをした女性が現れた。

「あなたは誰ですか?」
「私の名はレカ・アンビッシュ。カーリー様に忠誠を誓う者だ!一緒に来てもらおう!」
その軽い身のこなしでレカ(かおりん)はミリムを一瞬の内にさらっていった。

「きゃああああ!!」
「ミリム姫!」
「貴様!姫を返せ!!」
悲鳴を聞いた衛兵達が駆けつける。しかし、レカは爪で引っ掻く動作をして、
そこから衝撃波を発して衛兵を攻撃した。

190 :ヒロインでヒロイックな関係 :2004/03/18(木) 01:43 ID:???
「ぐわああああ!!」
それを食らった衛兵は地面に倒れた。

「なんて事を・・・・・・」
「心配しなくていいわ。まだ生かしてあるから。城に私とカーリー様の事を伝える為にね」
「ぐ、貴様・・・・・・」
「女王に伝える事ね。ミリム姫はさらわれたとね。私達は夢幻城にいるわ。
討伐隊でも組織してきてもいいわよ。それでも私達には勝てないだろうけどね。じゃあね」
「きゃああああああ!!」
レカは飛び上がり、悲鳴をあげたミリムと共にどこかへ飛んでいった。

「ミリム姫〜〜〜〜〜〜!!」
兵士の叫び声がこだまする。

これを聞いたエルーシャはカーリーとレカを倒す為に騎士団で討伐隊を
結成して夢幻城を目指した。しかし誰一人帰ってきたものはなかった。

「女王様!我が騎士団が全滅したと報告が入りました!」
その報告にエルーシャは苦渋の表情をする。そして・・・・・・・

「仕方がありませんね。彼らを呼びましょう!」
「それほどの敵という事ですね、分かりました」
側近の者が頷き、傍を離れた。それを見送った後、エルーシャはため息をついた。

(私が戦う事が出来れば・・・・・・・今の立場ではそれも難しい)
窓の夜景に眼をやりながらエルーシャは呟いた。

そして翌日―― 
女王エルーシャの元に三人の男女が現れた。一人は騎士を思わせる身なりをしており、
後の二人は魔法使いと思われる格好をしていた。
赤い鎧をまとった騎士と緑色のローブに身を包んだ魔法使いとおぼしき者、そしてピンクのフリルつきのショートパンツを履いた魔女ッ子としか言いようのない格好だ。

「お呼びですか?エルーシャ女王」
三人共、深く頭を下げる。しかし精霊使いの者だけはいまいち状況が理解出来ていないようである。

191 :ヒロインでヒロイックな関係 :2004/03/18(木) 01:45 ID:???
「ええ、騎士アルベルト・フォン・ラインダース、精霊使いゼノン・フレッグ、
そして魔法使いジュリア・エーテス。あなた達にミリムを取り返してもらいたいのです」
「ミリム姫がさらわれたのですか!?」
その事実に三人は驚愕する。

「そうです。連れ去ったのは魔女カーリー・マイラの側近であるレカ・アンビッシュです。
彼等は夢幻城と呼ばれる北にある廃墟となった城に住んでいます。
我が騎士団が立ち向かいましたが、強大な力の前に敗れ去りました」
「そこで私達の出番と言う訳ですね」
アルベルト(智)が女王に跪きながら言った。

「そうです。あなた達三人はこれまで幾多もの戦いに赴きそして勝利している。
下手に大勢で行っていたずらに犠牲を増やすよりも少数精鋭で行った方がいいと思いこうしました」
「任せてや〜あたし等がきっとお姫様を取り戻してみせるで〜」
「ゼノン!めっです!分かりました女王様、必ず取り戻してみせます」
のんびりした声で発言するゼノン(歩)に対して注意をしてからジュリア(ちよ)は誓いをたてた。

「ではお願いしますよ」
エルーシャの頼みを受けヴァレリア城を後にし、三人はミリム奪還の旅に出る。

夢幻城を目指して歩いていると三人は囲まれている事に気づいた。
おびただしい数の殺気を放つモンスターの群れがいた。その正体はゴブリンとコボルドだった。

「早速お出ましか。ゼノン、ジュリア!いつものように援護してくれ」
「分かったで〜」
「任せてください!」
アルベルトはブロードソードを抜き出し、ゼノンはその場で印を結び始め、
ジュリアはロッドを取り出し魔法の詠唱を始めた。

「妖魔の群れか!行くぞ!!」
「あたしの呼びかけに応えてや!炎の精霊サラマンダー!」
「雷よ。無数の矢となりて解き放て!サンダーボルト!」

アルベルトの剣がモンスターを切り裂く。ゼノンに呼び出された炎の精霊
サラマンダーがコボルドを焼き尽くし、ジュリアの雷がゴブリンを黒焦げにする。
あっという間にモンスターを一網打尽にしてしまう三人であった。

192 :ヒロインでヒロイックな関係 :2004/03/18(木) 01:47 ID:???
「相変わらずやなぁアルベルトの剣の威力は・・・・・・」
「本当です。最近ますます切れ味鋭くなっていますね」
「よく言う。ゼノンもジュリアもどんどん強くなっているだろう」
アルベルトの持つ剣は普通の剣ではない。魔力が付与されている魔剣なのである。
『ソウルブレイカー』と名づけられている。

彼等が出会ってからもう大分たつ。アルベルトが己を鍛える修行の旅に出ている途中に
ゼノンやジュリアと出会い今に至るのである。
一行は再び夢幻城への道を目指した。

その頃、ミリムはレカにより夢幻城に連れ去れていた。夢幻城と呼ばれた場所は
外から見れば廃墟にしか見えないが、中はとても綺麗だ。広い大広間で目の前の
玉座に後ろ向きで誰かが座っていた。

「カーリー様。ミリム姫をお連れいたしました」
「ご苦労様、レカ」
玉座が動き、その顔が露になる。長身で切れ長の目と長い黒髪が特徴的な女性の姿をしていた。
彼女こそ魔女カーリー・マイラ(榊)であった。赤い法衣を着ている。

「あなたが魔女カーリー」
「ようこそ・・・・・・ミリム姫」
言葉少なめにカーリーは口を開いた。

「私を連れ去った目的は何なの!?」
ミリムはカーリーを前にしても物怖じせずに強気な態度で質問する。
カーリーを指差しながら。

「あなたが欲しくなった。それだけ」
「ふざけないで下さい!」
「ふざけてなどいない。私は本気だ。あなたをものにしてみせる」
カーリーはミリムのあごを持ち上げる動作をする。

「私はあなたのものなんかになりません!」
その手を強く振り解くミリム。

「ますます気に入った。ここに向かってくる三人の愚か者を倒すまで、
あなたには別室で控えていてもらおう。レカ、彼女を頼む」

193 :ヒロインでヒロイックな関係 :2004/03/18(木) 01:48 ID:???
「はい分かりました」
レカは返事をするものの、どこか浮かない顔をしていた。

レカに連れられてやってきたのは城の部屋と遜色ない部屋だった。
ただ壁は血のように赤い。

「どうしたの?顔色が悪いけど」
ミリムに指摘され、レカははっとなる。

「な、何でもないわよ!」
「私が選ばれた事が不満で怒っているんじゃないの?」
「そうじゃないわ。そうじゃ・・・・・・」
そこでレカはうつむいてしまった。

「悩み事があるなら私に話してみたら?」
「な、何を言っている!私は敵だぞ!話せるわけ・・・・・」
「でもそうやって一人で抱え込んでるぐらいなら話した方が楽になると思うけど・・・・・・」
レカはしばらく黙っていた。しかし、意を決したのか口を開いた。

「カーリー様は最近変わってしまわれたの。前はあんなに冷たくなかった。
そりゃああまり喋らない所はそのままだけども、それでも優しいお方だった。
私はそんなカーリーさまに惹かれ忠誠を誓った。でもある日を境に別人のように
変わってしまわれた。私にはどうする事も出来なかった。ただ見守る事しか出来ない。
私ではカーリー様を救い出せない」
そこまで言うとレカの目から涙が零れ落ちた。さっきまで見せていた戦士の表情はどこにもなかった。

「大丈夫、きっと大丈夫だから」
ミリムはそんなレカを優しく抱きしめ励ます。

その頃アルベルト達は順調に敵を倒し、夢幻城の近くまで来た。
だがそこに眼鏡をかけた茶髪の男性とも女性ともつかぬ者が立ちはだかる。
露出度の高い衣装を身にまとっている。

「お前は!?」
「私の名前はイグニス。カーリー様に仇なす愚かな人間達よ、死ぬがよい。
以前ここに現れた騎士団同様にな」
不敵な笑みを浮かべるイグニス(暦)。

194 :ヒロインでヒロイックな関係 :2004/03/18(木) 01:49 ID:???
とりあえず今回はここまでです。続きは後日

195 :名無し :2004/03/18(木) 08:41 ID:???
ツヅキキター!!

196 :ヒロインでヒロイックな関係 :2004/04/08(木) 02:11 ID:???
ここで一端、観客席に視点が移る。

「それにしてもこれ、すごい迫力ね〜。とても学園祭の劇とは思えないわ」
「CGって言うんですの?色々合成されてますけど・・・・・・」
劇を見ながら京子や静がそんな感想を抱いた。

「この為に百合子先輩に協力を仰いだんですね、凄いです」
風香もレカの発する衝撃波、ゼノンの精霊召喚、ジュリアの魔法のエフェクトを
見せられ、驚嘆している。

「でも何かひっかかるんだよな?この脚本をあのおチビちゃんが書いたとは
どうしても思えないんだよな。いや話は面白いけどさ」
「ゆりゆり先輩は誰が書いたか知ってます?」
「さあ。まあ最後までみれば分かる事でしてよ」
咲月や七瀬の疑問に百合子は唇の端を少しゆがめて答えた。

そしてまた舞台へと話は戻る。

197 :名無しさんちゃうねん :2004/04/09(金) 02:43 ID:???
おお、なんか意味深な。

198 :ヒーローでヒロイックな関係 :2004/04/19(月) 01:00 ID:???
「あなたが何者であれ、私達は姫を救い出してみせます!」
「やれるものならやってみろ!私に勝てたらの話だがな」
ジュリアの言葉をイグニスは鼻で笑いながらイグニスは何かを詠唱を始めた。

するとイグニスの体がみるみる巨大化していき、その姿を変化させた。
血のように赤い鱗に凶悪な眼、口には鋭い二本の牙、そして大きく
羽ばたかせている翼があった。この世界でも最も強大なドラゴンである。
そしてレッドドラゴンはその中でも最も獰猛とされている。

「レッドドラゴンやったんや〜」
気の抜けた声を発するゼノンだが、既に精霊を召喚する体制に入っている。
ジュリアもまた魔法の詠唱に入っていた。

「行くぞイグニス!!」
アルベルトも剣を抜いてイグニスに切りかかかる。しかし、その固い鱗の前に
弾かれてしまう。

「その程度の斬撃が聞くとでも思ったか!」
イグニスは空高く舞い上がると、空中から炎を吐いた。それより一瞬早くジュリア
が魔法でバリアーを貼って火炎を防いだ。「フォースフィールド」と呼ばれる魔法だ。
しかし、イグニスは鉤爪でそのバリアーをいともたやすく破壊し、
尻尾と牙でアルベルトに襲い掛かる。

「何の!?」
アルベルトは剣で牙の攻撃を防ぐが、、尻尾の一撃をくらい吹き飛ばされる。
さらにイグニスは翼で風を起こし、ジュリアを吹き飛ばした。

「氷の精霊フェンリル、あたしの召喚に応えてや」
ゼノンは魔狼を召喚して、フェンリルが発した『アイスストーム』でイグニスの羽を凍らせた。
浮力を失いイグニスは地面に落下した。

「お、おのれ!こしゃくな!」
「とどめだ!」
アルベルトが斬りかかろうとする。しかし、そこにアルベルト目掛けて
数本のダガーが飛んでくる。アルベルトは剣でそれを叩き落した。

「さすがね。これぐらいの攻撃では倒せないわね」

199 :ヒーローでヒロイックな関係 :2004/04/19(月) 01:01 ID:???
そこにいたのは浅黒い肌に尖った耳をした女性だった。この世界ではその人間では
ない種族をダークエルフと呼ぶ。ちなみに似たような特徴で肌の白い種族はエルフである。

「イグニス、助太刀に着たわよ」
「レカか・・・・・・・」
「レカ!?」
その名前を聞いて三人はハッとする。ゼノンが凍らせた翼をイグニスはその体温で溶かしてしまった。

「私の名前はもう知っているわよね?ミリム姫をさらった張本人レカ・アンビッシュよ」
「じゃああなたがミリム姫を!?」
「姫を返してもらおうか!」
「返さないとひどいで〜」
「ここから先へはいかせないわ!カーリー様のためにもね」
レカは懐からショートソードを構える。

「あなた達の相手なんて私一人で十分よ!」
レカはそう言ってジュリアとゼノンに襲い掛かる。二人の頬を刃先が掠めて血が流れた。

「ゼノン!ジュリア!!」
「余所見している暇があるのか!?」
アルベルトがそちらに気を取られたスキを付かれてイグニスが爪で攻撃してきた。
それを食らったアルベルトは後ろに大きく吹き飛ばされる。

「くっ!」
噛み付いてくるイグニスにアルベルトはそれを剣で防ぐ。
しかし、イグニスは尻尾でアルベルトを横に倒す。

「人間にしてはよくやったと褒めてやろう。だがこれで終わりだ!」
イグニスがアルベルト目掛けて炎を吐いてきた。

一方のゼノンとジュリアもてこずっていた。素早く動き回りながらショートソードと
手から発する衝撃波を発するレカの前に魔法の詠唱をする暇がないのだ。
かろうじてかわしている為かすり傷ですんでいるものの、体力の低い魔法使いと
精霊使いは一撃でもくらえば致命的だ。

200 :ヒーローでヒロイックな関係 :2004/04/19(月) 01:03 ID:???
「どうしたの!?逃げてばかりじゃ勝てないわよ!」
二人をあざ笑うレカ。

「これじゃあ魔法を唱える事が出来ません!」
「しゃーない。これ使うで〜」
ゼノンは胸元から何かを取り出した。赤く輝いている。
それをレカに向かって投げるとレカの前で何かが実体化した。それは白い光の球だった。
それはレカにぶつかると弾けてなくなり、レカをのけぞらせた。

「くっ!精霊石ね!精霊を封じるという・・・・・・」
「そうやウィル・オー・ウィスプやで〜」
ウィル・オー・ウィスプとは光を司る精霊である。今のように光の球となって
敵にぶつかると爆ぜてダメージを与えるのがおもな攻撃方法である。
ゼノンは精霊石と呼ばれる石に精霊を封じ込める事でいつでも召喚できるようにしたのだ。

「でもその程度じゃ私は倒せないわよ!」
「紅蓮なる炎よ!!目の前に立ちふさがる敵を焼き尽くせ!」
レカが体勢を立て直した時にはジュリアの詠唱は完成しており、炎の球がロッドから発射された。

「きゃあああああ!!」
炎に包まれ、レカは悲鳴をあげながら地面に倒れた。

一方アルベルトはその場から高く跳躍する事でイグニスの炎をかわした。

「ば、バカな!」
これにはさすがのイグニスも虚を突かれた。

「くらえ!必殺クロススラッシュ!!」
アルベルトが十字に剣を振るうとそこから十字状に闘気が発せられイグニスに直撃する。

「があああああああ!!」
叫び声をあげ、イグニスは地面に前のめりに倒れる。するとレッドドラゴンから
変身前の人間の姿になった。
地面に着地したアルベルトはゆっくり剣を鞘に納めた。

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