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【これはこれで】キムリン【それいいじゃん!】

1 :名無しさんちゃうねん :2002/11/17(日) 14:17
少ない出番でおいしいところを全部もっていくキムリンを語ろう。

86 :名無しさんちゃうねん :2003/01/01(水) 21:16 ID:???
キムリン誕生秘話

学生時代の木村は「完璧超人」だった。
勉強もスポーツもクラスメートが皆、羨み妬むほど出来た・・・いや・・・出来すぎた。
完璧過ぎるがゆえクラスメートから敬遠され、孤立していた。

けど、彼は「いつの日にか友達は分かってくれる。自分は完璧な人間ではない
寂しい人間だ」と言う事を・・・
そう思い、木村は生来の優しさと人を思う気持ちでクラスメートに接していった。

そんなある日・・・
クラスメートのブルマーが盗まれると言う事件がおきた。
偶然が重なり、木村が犯人と決め付けられてしまう。
木村は思った・・・「あぁ・・・ボクはもう友達が一生できない。一生一人ぼっちだ」
ただでさえ敬遠されていたのにブルマー泥棒という濡れ衣・・・
絶望の淵に立たされ、打ちひしがれる木村。

・・・が、奇跡は起きた。
クラスメートの男の子達が、「なかなかやるジャン!!」「隅に置けないな!!」
「おまえも俺たちと同じだな〜(w」と集まってくるではないか!!
奇しくもこのブルマー事件はクラスメートの、木村の近寄り難い「完璧な偶像」を
壊し、親しみやすい「卑俗な人間」へと変化させてくれたのだ。

その後・・・ブルマー盗難疑惑も解け、軽蔑されていた女子の信用も回復し、クラスメ
ート男女ともから愛される木村になった。
(ブルマーを盗まれた女子は、のちの木村の奥さんと呼ばれる事になる)
この事件で、木村は悟った・・・「変態はみんなに好かれる」と。

時は流れて、木村は「完璧な学力と運動能力とやさしさ」をすくすくと伸ばしながら、
生徒から教師へと成長していく。

そして・・・今!!教壇に立つ木村。いつも生徒達に伝えたいと思う気持ちがある。
(ボクは完璧超人じゃないよ。君たちと同じ卑俗で弱い人間なんだ!!だから仲良くしようね)
この気持ちを言葉に乗せて木村は叫ぶ!!

「女子高生が好きだから!!」

                                  fin
駄文長文スマソ
折れの木村のイメージでした。

87 :名無しさんちゃうねん :2003/01/01(水) 22:02 ID:???
結局キムリンは少し頭のねじがぶっ飛んでる御仁という事か(w

88 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆39Qwkk1o :2003/01/03(金) 23:46 ID:QL1qpFxQ
>>86
よくできましたというかシャレになりませぬ。
教師にありがちな生い立や思考回路を、見事に想像できています(笑)。

さて、みなさんあけましておめでとうございます。>84>85率直なご感想サンクスです!
えーと、長々とそもそも論を書くことで、「木村世代、特に教師などやっている人間
にとっては一つの正論を吐いているに過ぎない(その結果はこれまた教師にありがちな
勘違いではあるが)」という筋書きにして、それと世間一般とのギャップを笑って
もらおう、と思ったのですが、よく考えたら、それには木村世代や教員という人種に
ついての予備知識がいりますよね。
笑っている人にしても、今や熱いポリシーを持って仕事をする事自体が変人の所業に
なってしまっていて、内容以前にそこで笑いが取れてしまっているかもしれませんね。

というわけで、黒だとか白だとか考えないで書いてみました。
こんな「裏木村」はどうでしょう。

89 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆39Qwkk1o :2003/01/04(土) 04:54 ID:2iEm4u/Q
昨日、文化祭行ったんです。文化祭。
そしたらなんか店ばっかりでジャマで通れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、おとぎの部屋とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。バカかと。
お前らな、店ごときで普段居眠りしてる教室で盛り上がってんじゃねーよ、ボケが。
ぬいぐるみだよ、ぬいぐるみ。
なんか着ぐるみかぶってるヤツとかもいるし。大汗かいてねここねこか。おめでてーな。
それは通天閣です、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、古文の単位やるから家に帰って学校来んなと。
文化祭ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
「クラス討論・有事法制を撃つ」と右翼体育会の奴らとでいつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供はすっこんでろ。
で、やっとその店を通り抜けたと思ったら、隣の教室で、水泳部が喫茶店やってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、運動部が店なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
水泳もしないで、何が水泳部だ。
お前は本当に水泳をやりたいのか問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
お前、面接やなんかで「運動部に入ってます」って言いたいだけちゃうんかと。
古き良き文化祭通の俺から言わせてもらえば、どうしても水泳部が店やりたいなら
間を取って、神聖なユニフォームであるところの水着で店、これだね。
海パンやスクール水着で水泳部らしい喫茶店。これが通の店のやり方。
飲み物はいろいろあっていい。その代わりプールの水で作る。これ。
で、それを水着で出してくる。これ最強。
しかしこれをやると客を取られた他の運動部にボコボコにされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、何部か分からなくなって休部状態になってなさいってこった。

…まあ、殺伐としてる必要はないけど、どこもかしこも飲食店やりたがるのは
木村ならずも何とかしたいものです。せめて運動部は演武なり紅白試合なりを。

90 :名無しさんちゃうねん :2003/01/04(土) 12:02 ID:???
とあるスレより
>あず青先生「私は希望の星、私は愛の使者。そして最強のキムリン」

91 :名無しさんちゃうねん :2003/01/04(土) 20:50 ID:???
>>89
なにもそこまでという気もするが、自分の学校で演劇部まで食べ物屋はどうかと
思った17歳です。

92 :名無しさんちゃうねん :2003/01/05(日) 20:56 ID:???
>>90
コミケでブースのそばに行ったら、それらしい人が
「さっき隣のサークルの顧問の先生と話したんだが・・・」
ってものまねしてた。姿形は似てないけど上手だった。
生徒とおぼしき女の子が「泣いてる・・・マジ泣きだよ」って楽しそうに相手してた。

93 :あずbund春日派 ◆YYV3WzHk :2003/01/06(月) 00:59 ID:???
うちの高校の文化祭は物品販売や飲食店は禁止(!)でした。
映画部が校内で堂々と当時話題だったX指定映画「氷の微笑」「硝子の塔」を
上映してたのが一番人気でした。

94 :名無しさんちゃうねん :2003/01/08(水) 07:22 ID:???
木村の回顧録 外伝(2巻011ページ)

 智 「やっぱりどう考えても木村にあの奥さんは変だ。
    木村はあの子供を誘拐して、身代金代わりにあの女の人の写真を手に入れ、
    あまつさえ一緒の写真に収まるという暴挙に出たに違いない」
 暦 「確かに。口を閉じているあの顔はいつもの木村の顔じゃない。
    それが罪の意識とか緊張によるものだと考えれば納得がいく」
 春日(木村先生、女子高生が好き言うとったのに、既婚者とはどういうことやろう。
    うそついとったんやろうか。
    ちゃうねん。あの女の人も、昔は女子高生やったんや。そういえば
    あの子供も将来は女子高生になるんやなあ。ああ、つまりあれや。
    おませな正太くんがいっとった。『女子高生とは、過去および将来の女子高生を含む
    抽象的な観念的統一体としての女子高生を言う』ってやつやな。
    でもそうやとしたらどうして木村先生は現在の女子高生たるちよちゃんのことを
    『これはこれで』なんていったんやろう。
    木村先生が好きな女子高生というジャンルに含まれる筈のちよちゃんに関して
    積極的な肯定ではなく、認容という消極的な態度を示した…ということは、
    あれ、何考えてたんやっけ、えーと、つまり先生は嘘ついてたんか。
    嘘はいかん。悪いことや。悪いことやったら警察が出てくるんや。)
   「警察に知らせといた方がええんちゃうか」
 智 「そっ そうか」

95 :名無しさんちゃうねん :2003/01/08(水) 07:24 ID:???
 ちよ「そんな、みんなひどいですよー、はんざいちゃみたいにー」
 智 「はんざいちゃ」
 ちよ「確かに変な先生だけどー」
 智 「はんざいちゃ」
 春日「犯罪者みたいやん」
 智 「はんざいちゃみたいだね」
 ちよ「…えーと それは 趣味が合ったり…」

 彼女たちは知らなかった。写真の女性が木村の真の妻であることを。
 そして、夫に先立たれ、娘・香織を女手ひとつで育てている彼女を、励まし勇気付けていたのが
 木村であったことを。そして、彼女の切なる願いにより木村が香織の新しい父親になったことを。



96 :名無しさんちゃうねん :2003/01/08(水) 09:29 ID:???
夏、墓地

  8月某日。墓地に出向く。彼に会うために。盆には妻・娘と連れ立って行くのだが、
 妻の夫としてではなく、一人の友人として会うには、やはり家族が一緒では何かと気まずい。
  高校時代からの親友で、大学は違ったが同じ寮に寝泊りし同じ釜の飯を食った仲間だ。
 ここでは、便宜的にKと記しておこう。

  Kは、5年前の今日、一人で海水浴に行き、溺死した。高校時代は水泳部のエースとして
 活躍し、その並外れた泳ぎのうまさから浪裏白跳とまで渾名されていた彼だけに、その死を
 聞いたとき私はわが耳を疑った。
  大黒柱である彼を失った彼の妻と娘の生活は、育ちのよい私から見れば、ひどく苦しいものに
 違いなかった。彼女は昼間はスーパーでパートを、夜はコンビニでアルバイトをして一人娘を
 養っていた。私がたまに様子を見に訪問すると、彼女は自らの苦労や疲れをおくびにも出さず、
 にこやかな笑顔で私に接するのだった。
  最初は、気の毒な女性だと思った。こんな華奢な女性と幼い娘を、そして親友である私を残して
 逝ったKを夢の中で責めた。
  次第に、彼女の元を訪れる機会が増えた。
  そして、彼女とその娘をいとおしく思うようになっていった。
  Kが死んでから1年ほどたったある日、ついに心配していたことが起こった。彼女が倒れたのだ。
 病室に駆け込んできた私を、彼女はまた笑顔で迎えた。だが、その笑顔には明らかに疲労の色が
 濃くにじみ出ていた。そんな彼女の姿を見ることは、私にとって苦痛だった。…彼女にこれ以上
 苦痛をかけるのは嫌だった。といって、私が力になってやれることなど高が知れている。私は、
 彼女を思う気持ちを抑えつつ、再婚を勧めた。まだ若いのだし、彼女たちを養っていける財力のある
 男性で、彼女と再婚してもいいという男性がきっといるはずだ。
  私が再婚を勧めると、彼女は喜び、「わたしのようなものでよろしければ、ぜひ」と答えた。
 …どうやら彼女は、私からの再婚の勧めをプロポーズと勘違いしたらしかった。
  「ぜひ、お願いします。木村さんがお父さんになってくれれば、香織も喜ぶでしょう」

  あれから、4年。香織もずいぶん大きくなった。私も、ここ数年のうちに、教師として、また
 人間として、大きくなった気がする。
  「…今年も来たぞ」
  花を供え、水をかけて墓石を冷やしてやり、数十分話した。
  「…盆には2人も連れてくる。来年も来る」

(木村と入れ違いに墓地に入ってくる神楽)
 神楽「さっきのは、木村…。木村がこんな所に何しに来たんだろう」
(墓を見る神楽)
 神楽「あれ、花が…
    伯母さんたちが来てたのかな…
    伯父さん、あと、えーとご先祖様たち、今年のお盆はちよちゃんの別荘に行くから、ちょっと
   早めにお参りに来たんだ。親父ったら、私が浴衣ないかって聞いたら新しいの買ってくれてさ

97 :まずいミス :2003/01/08(水) 09:50 ID:???
 >神楽「さっきのは、木村…。木村がこんな所に何しに来たんだろう」
このせりふは無視してください。話の流れに合わないので・・・

98 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆39Qwkk1o :2003/01/09(木) 04:50 ID:???
少しずつ盛り上がってきましたね。

>>94
よかったです。あえて仕事から離れてみるのは、いい発想の転換ですね。
…さりげなくオチまでついていますし。

>>88の反省を踏まえて、もう少し簡潔に。

99 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆39Qwkk1o :2003/01/09(木) 04:55 ID:9M1M1dCo
【生涯一教師:木村の回顧録 7】
 正月、神社に初詣に行った。例によって世界人類の平和をお祈りしてきた。
 春日君たちに出くわしたが、「一万円で願い事はそれだけなのか」と驚かれた。彼
女たちに限らず、こうした祈りをすると、「無欲」「善人」という解釈をされる様だ。
 だが、果たしてそうだろうか。私自身はむしろ、一万円で世界平和などというスケ
ールの大きい事を成就させてもらおうというのは、とんだ欲深ではないか、と家に帰っ
て自省している。
 進学や就職、恋愛、家内安全、その他諸々の身の回りの事ども。確かに切実な願い
であり、神仏の力を求めたくなるのは無理もないが、一方でそれらの多くは情熱や努
力で可能性を広げることが、往々にしてでき得る。
 これに対して、世界平和は一人の力ではどうしようもない。一国の政治を担う立場
にある人々さえ、争いに参加し、時には自ら争いを引き起こす事は、新聞やニュース
を見るまでもない。いわんや、一介の市民をやである。
 そして何よりも、進学を目指して勉強できることも、恋愛が成就すれば楽しい生活
が過ごせることも、そして大勢で神社仏閣に赴いてそれらを願うことも、平和だから
こそである。愛すべき妻と可愛い娘に恵まれた自分のすばらしい家庭生活も、例外で
はない。だから、私利私欲がない、などという事では決してない。
 私の願い事を不審がる方には、そういう思いを込めて、こう答える。
「他に何があるというのですか」
 私の事をいぶかる女生徒たちの幸せのためにも、私は今年も世界平和を願う。

100 :名無しさんちゃうねん :2003/01/09(木) 21:54 ID:???
回顧録復活ageそして200ゲットォ!!!

101 :名無しさんちゃうねん :2003/01/10(金) 01:54 ID:qGve2dA2
>>100
100です。

102 :山田大惨事 ◆0F.A49Lo :2003/01/10(金) 04:19 ID:1z11NTeY
なんか、古い邦画を見ているような錯覚に陥ってしまいました。

このスレの木村最高です。

103 :名無しさんちゃうねん :2003/01/10(金) 18:07 ID:yKzkoLm2
瀧野君を叱る(1巻119ページ)

 私のアドバイスを聞き入れ、美浜君と春日君は、以前は出していた体操服を
ブルマの中に入れた。理解力に優れる彼女たちは、私の少ない言葉から、体操
服をブルマの中に入れることの重要性を悟ったようだ。

 だが、よく見ると、一学期には体操服を入れていたはずの瀧野君が、体操服
を出しているではないか!
 体操服を出していると思わぬ事故につながる。
 たとえば、体操服の裾が釘か何かに引っかかった場合、体のラインが出るな
どということよりはるかに重大な、危険な事態が起こりうるということが、彼
女にはわからないのだろうか。
 注意を喚起しなければならぬ。
 さりげなく瀧野君に近寄る。
「ほぁーすげぇな。榊ちゃん、ぶっちぎり」
「だが体操服をブルマに入れてないのは危ない!」
「うわっ」
 瀧野君は、体操服をブルマに入れてないことを指摘されると、私から離れよ
うとした。
 何をやっているんだ瀧野君!!
 靴紐がほどけていることを指摘されたら、結びなおすだろう!?
 それと、同じことなのだよ!?
 美浜君は入れているではないか!!
「君も入れたまえーーー!!」
「だまれだまれー!!」
 瀧野君は顔を赤らめながら走り去っていった。
 反抗期だろうか。

104 :名無しさんちゃうねん :2003/01/10(金) 22:57 ID:1F1EG6ls
木村はそこまで悟っていたのか・・・

105 :メジロマヤー :2003/01/10(金) 23:28 ID:???
>>96 感動しました。

106 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆39Qwkk1o :2003/01/11(土) 01:51 ID:aG3xaym6
>>102
>95-96は、木村の身の振り方次第では「無法松の一生」
というところでしょうか(古すぎる!)。

>>103
その仮説は私が【3】の中で立てたヤツですが、
具体的に活かしてもらえたので文句はありませぬ…笑った。

107 :名無しさんちゃうねん :2003/01/11(土) 05:18 ID:???
>>74-75の流れでいくと1巻123ページ〜124ページの木村の喜びが
すんなり理解できて大変良いです。

春日君と手を取り合って喜ぶかおりん。
いつになく皆に溶け込みはしゃいでいるかおりん。
それを見た私は喚起の感情を隠しきれなかった。
「わーい」
そのノリで「楽しいかいー! かおりんー!?」
みたいな感じで。

108 :107 :2003/01/11(土) 05:21 ID:???
喚起→歓喜

109 :名無しさんちゃうねん :2003/01/12(日) 18:02 ID:???
ところで木村って何歳ぐらいだろ?

110 :名無しさんちゃうねん :2003/01/12(日) 22:30 ID:39ne1/fI
55歳

111 :名無しさんちゃうねん :2003/01/13(月) 08:48 ID:???
31歳・・・・某先生ネタw

112 :名無しさんちゃうねん :2003/01/13(月) 09:13 ID:23UYz1uU
私も30代前半と推定。

113 :名無しさんちゃうねん :2003/01/13(月) 10:34 ID:???
25歳 ・・・高校在学中に孕ま(ry

114 :名無しさんちゃうねん :2003/01/14(火) 00:39 ID:???
>>113
あの子はそんなに大きいだろうか?

115 :名無しさんちゃうねん :2003/01/14(火) 00:40 ID:???
韓国版では38歳だったかな。

116 :名無しさんちゃうねん :2003/01/14(火) 03:18 ID:???
境界線上の人、という意味か?
と深読みして見る

117 :Garm ◆c.KAGURA :2003/01/14(火) 03:25 ID:???
>>116
そう読めなくもないな。

ъ(*`ー゚)Nice深読み

118 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆mHcG5gok :2003/01/15(水) 04:14 ID:72pDPEhQ
>>111
私?…ヤボな質問ですが。

119 :名無しさんちゃうねん :2003/01/15(水) 13:42 ID:lik6..9c
希望の星ですからな。

120 :名無しさんちゃうねん :2003/01/20(月) 02:46 ID:kKhQUlDo
ほしゅ

121 :名無しさんちゃうねん :2003/01/20(月) 14:30 ID:???
木村はかおりんに転んだっていうけど
単にゆかりに取られただけなんじゃないかなぁと・・・
その証拠にクラス変わっても神楽には特にアレじゃん。

122 :名無しさんちゃうねん :2003/01/23(木) 01:23 ID:???
木村は守備範囲が広い。その意味でかおりんより人間性が豊か。

123 :名無しさんちゃうねん :2003/01/27(月) 03:13 ID:???
節操がないという言い方も・・・・・

124 :名無しさんちゃうねん :2003/01/28(火) 00:54 ID:???
木村先生は仁愛の人だと思います。

125 :名無しさんちゃうねん :2003/01/31(金) 01:50 ID:9zXK2ajs
期待age

126 :名無しさんちゃうねん :2003/02/07(金) 00:45 ID:NAneqXKk
残念賞(1巻104ページ)

 夏休みが明けてから、私の担当する学級に、髪を染める生徒がちらほら見受
けられるようになった。我が校は自由な校風で、厳重な規制がないとはいえ、
やはり高校生が髪を染めるというのは私から見れば望ましくない。もって生ま
れた髪に何の不満があって色を変えようというのだろうか。
 無理に脱色することは髪を傷め、頭髪が薄くなるのを誘発することは想像に
難くない。個性を演出するのだと世の若者たちは口々に言うが、画一化された
プロセスに従い量産される染料を購入し、用法に従って使用することが、個性
の演出であるとは私には思えない。
 同僚の一人にその思いを打ち明けたが、価値観の違いのひとことで片付けら
れた。はたして、そのように簡単に決めつけることができるものであろうか。
仮に価値観の違いであるとしても、互いの価値観をぶつけあうことなしには、
両者の違いや距離といったものを認識できないのではないだろうか。そのプロ
セスを経ずして口先のみで述べる結論には、なんの重みもない。
 そういうわけで、私は、生徒に正面からぶつかるべく心を決めた。
 といっても、私自身も、最近までは、授業のみを自分の仕事と心得て、生徒
と正面から向き合うことを避けてきたふしのある人間の一人だ。心を決めたか
らといって、生徒たちとの溝が狭まるわけでもない。
 そんなある日、谷崎先生と黒澤先生が夏休みに女生徒数人とともに海に行っ
たという話を聞いた。彼女たちは本当に、生徒たちとこまめに接している。以
前の私ならば、物好きな教師だと冷ややかに見ていたものだが、今の私にとっ
て彼女たちは教師の鑑であり、あやかるべき先達でもあった。
 指導を仰ぐべく、私は、雑談する二人のもとに静かに歩み寄り、声をかけた。
「黒澤先生、谷崎先生。今日帰りに飲みに行きませんか?」
 いきなり生徒たちとの接し方について指導を仰いでも、驚かれるのみに終始
するに違いない。コミュニケーションの過程でそれとなく訊いてみるのが、無
難な方法であろう。そこで私はまず彼女たちを酒の席に誘うことにした。
「あ、今日は私たちちょっと…」
 黒澤先生は、やんわりと私の申し出を拒絶した。
 正直、私は落胆した。しかし、二人に気を遣わせてはならない。
 私はことさら平気な風を装い、「残念賞ー!!」とおどけてみせた。

127 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆b3r6Vs1g :2003/02/09(日) 03:54 ID:Ld8VkHfA
そうだったのか…。
何だか私のつづきをやってくれているみたいな作風でうれしいです。
…最近書けてなくてすいません。

128 :名無しさんちゃうねん :2003/02/11(火) 02:31 ID:???
(聞き流してくれてもいいが)
木村って、
確かに某奥さんみたく「かっこいい」とは思わないけど、
顔自体は悪くはないよな。

129 :名無しさんちゃうねん :2003/02/12(水) 00:02 ID:???
>>128
眼鏡の下がどんな顔次第だと思うが・・・・

130 :名無しさんちゃうねん :2003/02/12(水) 00:39 ID:???
俺はかっこいいと思う!!

131 :名無しさんちゃうねん :2003/02/12(水) 02:26 ID:???
さっき見てきたよ。


ゴルゴ13だった(泣

132 :山田大惨事 ◆0F.A49Lo :2003/02/12(水) 06:43 ID:???
利発そうなお子さんが奥さん似出なかったと言う事は、
木村の顔はあんな感じと言うことなのだろうか・・・

133 :名無しさんちゃうねん :2003/02/14(金) 05:10 ID:4bn8v4TI
おとぎの組(1巻133ページ)

 文化祭の季節がやってきた。
 谷崎先生の担任する1年3組では、ぬいぐるみの展覧会を行うらしい。その
企画名は「おとぎの組」。誰の提案であるかは定かでないらしいが、個性的な
試みだ。とやかく没個性的といわれがちな今時の高校生にあっては、好ましい
ことだ。また、発想もユニークで面白い。したがって、私も彼らの企画に微力
なりとも貢献したいと思う。
 「おとぎの組」ともあらば、メルヘンチックな世界であろう。メルヘンメル
ヘン……と思いを巡らしてみて最初にひらめいたのは、『人魚姫』の話だった。
人魚姫の悲恋に、子供心に大泣きした記憶がある。ここは是非、『人魚姫』的
なユニフォームを3組に提供してやりたいものだ。
 だが、考えてみれば、下半身が魚の制服など、歩きにくくて仕方がなかろう。
第一、誰かに踏んづけられたり、重いものにひっかかったりした場合、バラン
スを崩して転倒してしまう。何かいい案はないものか……。
 そこで、私はひらめいた。スクール水着を着て黒タイツを穿き、上にセーラ
ー服を着れば、半人半魚的なイメージを醸し出すことができる。これならば歩
きにくいこともなく、人魚姫の雰囲気が出せるではないか。
 しかし、そこまで考えた私は、はたと思いとどまった。人魚姫は、悲恋の姫
だ。ぬいぐるみの展覧会という楽しげな場に、人魚姫一色というのも、よろし
くないかもしれない。どうすべきか……。
 そこで私はひらめいた。かわいらしいうさぎの耳をつければ、ほのぼのとし
たメルヘン性と人魚姫のもつ悲しげな属性とを中和させることができる。
 これだ!
 最高の組み合わせを思いついた私は、意気揚揚とその制服のイメージ図を描
きあげた。いい出来だ。 (1/2)

134 :名無しさんちゃうねん :2003/02/14(金) 05:11 ID:4bn8v4TI
 早速それを携え、3組の教室に向かった。
 水原君と瀧野君が、楽しげにおとぎの組についての構想を語り合っている。
いい絵だ。少女らしい新鮮な昂揚が、彼女達から感じられた。
「なかなか面白くなりそーだな」
「私らもメルヘンな制服作って着たらどうかな」
 丁度瀧野君が制服についての話を切り出したところで、私は口を挟んだ。
「その服に関しては提案がありまして」
 瀧野君にイメージ図を渡し、解説した。
 だが、私の解説の仕方が足りなかったようで、水原君はそそくさと去って
いってしまった。
 やはり、うさぎ耳のみでは人魚姫の悲しみを中和しきれないか……。
 水原君の背中は、メルヘンはほのぼのとすべきである、悲しみの要素を加え
るべきではない、と語っているようにみえた。 (2/2)


135 :名無しさんちゃうねん :2003/02/14(金) 20:07 ID:???
>>50>>52
どっかのスレでも言ったのだが、かおりんの苗字は相田だと思う
一巻の13pを見よう

136 :名無しさんちゃうねん :2003/02/14(金) 20:10 ID:???
あ、これは髪型で判断したのだが

137 :Garm ◆c.KAGURA :2003/02/14(金) 21:58 ID:???
>>135-136
チガウヨ!

作者が否定してるからな。

138 :名無しさんちゃうねん :2003/02/14(金) 22:19 ID:???
松田に惚れますた

139 :136 :2003/02/14(金) 22:37 ID:???
>>137
マヂで?
う〜む・・・・結構自信があったのだがな

140 :Garm ◆c.KAGURA :2003/02/14(金) 22:39 ID:???
>>139
まあ、あれは間違えても仕方ないわな。

別に相田でいいと思うんだがねぇ…わざわざ否定しなくてもさ。

141 :136 :2003/02/14(金) 23:06 ID:???
>>140
う〜む・・・・
否定するくらいなら最初から色々と細かく名字つけるなって気もする・・・・
どうせ後のほうに出てきた人なんか一人もいないんだしw

142 :Garm ◆c.KAGURA :2003/02/14(金) 23:47 ID:???
>>141
確かに…
あってもあまり意味のないキャラに付けるより主役キャラを何とかしろと小一時間(ry

143 :名無しさんちゃうねん :2003/02/14(金) 23:48 ID:???
とりあえず、榊さんと神楽タンの名前はいらないの?

・・・よね。

144 :136 :2003/02/15(土) 00:05 ID:???
無くても困ることはないけど・・・・
やっぱり無いとさびしいよね。好きなキャラなのに本名も知らないんじゃ
兎角この漫画は謎が多すぎる

145 :名無しさんちゃうねん :2003/02/17(月) 04:54 ID:???
age

146 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆b3r6Vs1g :2003/02/17(月) 06:06 ID:???
面白かったです!あそこをどうにかしようかなんて考えもしませんでした。
私は、少なくともぶ男ではないと思うのですが…

147 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆b3r6Vs1g :2003/02/17(月) 06:07 ID:???
ああ、上のレスの1行目は>>133-134へのコメントです。

148 :あすまんが主義者同盟春日派 ◆YYV3WzHk :2003/02/17(月) 18:33 ID:???
>>144
この漫画って、変な所で細かい設定をつける一方で、キャラのフルネームとか大事な設定を
隠したりしてますからね……
四コマ漫画ゆえの制約で結果的にそうなってしまったのか、あるいはあずま氏がわざと
読者の想像をアオる目的で狙ってやったことなのか?
もし後者だとしたらあずまきよひこの実力って恐ろしい。
「エヴァ」あたりは謎解き的な要素をやたら馬鹿でかいスケールで詰め込みすぎだせいで、
商業的にはともかく、作品としては大失敗してるから。

149 :名無しさんちゃうねん :2003/02/18(火) 23:00 ID:oW3MfvUY
>>148
漏れはあの微妙な壊れ方も好きだったけどな
あの謎に満ちた世界観がやっぱヲタ心をくすぐったんだろう・・・・
理性に訴えるものは欠けてるけど

150 :名無しさんちゃうねん :2003/02/19(水) 03:17 ID:I0nzLTFQ
代理マスコット(1巻141ページ)

 文化祭当日。校舎は様々な飾りに彩られ、いつもは殺風景な廊下も一風変わっ
た装いだ。壁には、生徒たちが昨夜遅くまでかかって作り、テープで貼り付け
られた紙花。窓には、趣向をこらした数々の企画宣伝ポスター。素人のやるこ
とゆえ雑然とした印象は除けないが、それを補って余りある活気と熱気が、ひ
とつひとつの飾り付けから感じられるのであった。
 正午を過ぎると、学外からも来校者があり、学校全体がいつになく賑々しさ
を帯びてきた。見回りがてら校内を巡っていると、賑わっている廊下から離れ
た階段の踊り場の一角に、うずくまる人影を見つけた。
 1年3組の千尋君だ。マスコットの着ぐるみを着てはいるのだが、被り物は
脱ぎ去って素顔をあらわにしている。顔色が青い。見るからに気分が悪そうだ。
「どうしたんだい、千尋君?」
 私が歩み寄り声をかけると、千尋君は、病に侵されたような目つきで私を見
ると、ゆっくりと視線を床に向けながら、虫の鳴くような声で応じた。
「……なんだか、すごく……気分が悪くて……」
 それは見ればわかる。今日は晴天で気温も高く、この中で着ぐるみを被って
活動するのは並大抵のことではない。
「保健室に行った方がいい。私の肩につかまりなさい」
「でも……あと30分は……私の当番……なんです」
 息も絶え絶えに、千尋君は呟いた。責任感の強い生徒だ。
 思い返してみれば、小学校から飛び級してきた美浜君に初めて声をかけたの
も、この生徒であったと聞く。幼くして高校に入学し、何事にも物慣れない美
浜君に対しての、彼女なりの支援だったのだろう。その彼女が今、熱にうかさ
れた身体を起こし、立ち上がろうとした。
「私が……、しっかり、……宣伝しな……きゃ」 (1/4)

151 :名無しさんちゃうねん :2003/02/19(水) 03:17 ID:I0nzLTFQ
 両手で持った猫の被り物を取り落とした。それはコロコロと転がり、私の足
元で止まった。
「!!」
 千尋君の身体がぐらりと前のめりに倒れた。
「危ない!!」
 私はとっさに飛び込み、倒れかかる彼女の身体を胸で受け止めた。目の前に
千尋君の顔があった。その顔は今や蒼白、紫色の唇が小刻みに震え、とぎれと
ぎれにあえぎ声まじりのため息を吐く。
 このままにしておいては危険であると判断した私は、彼女を抱えて慎重に階
段を下り、保健室に向かった。
 保健の先生に千尋君を預けると、私は急いで元の場所に戻った。
 着ぐるみも、被り物も、元のままごろりと無造作に脱ぎ捨てられてある。
 それらを拾い、自ら身に着けた。
 千尋君。
 私が代わりに役目を果たす。 (2/4)

152 :名無しさんちゃうねん :2003/02/19(水) 03:18 ID:I0nzLTFQ
午後一杯、私はマスコット役を務めた。代わろうと言ってくる生徒もいなかっ
たし、第一、現在誰がマスコット役の当番であるかを気にする余裕もないほど、
3組の生徒達は客の対応におおわらわであったのだ。
 汗だくになり、意識も朦朧としかけていたが、千尋君の代わりを務めると自
ら決めた手前、投げ出すわけにはいかなかった。うだるような暑さ。体中の汗
腺が開ききったように汗が吹き出し、だらだらと体表を伝っているのがわかっ
た。眼に汗が入り大いにしみるが、手でぬぐうこともできない。荒い呼吸と汗
の蒸気により、着ぐるみ内の湿度は創造を絶するものだった。
 それでも何とか夕方まで持ちこたえ、その日はお開きとなった。
 美浜君は、無邪気に着ぐるみの私に抱きついて記念写真を撮った。そのカメ
ラマン役を努めた榊君も、「つ、ついでだし、私も…」と言って美浜君に写真
撮影を頼んだ。
 この半日、ぬいぐるみに接する仕事に携わる榊君の満ち足りた表情、ぬいぐ
るみに向ける暖かい眼差しを、私は観察していた。彼女はぬいぐるみが大好き
なのに違いない。不器用な彼女は、撮ってほしいとストレートに言うことがで
きず、「ついで」という形をとったのだろう。
 着ぐるみの私と並ぶ榊君の横顔は、本当に幸せそうであった。
 生徒の幸せそうな顔を見るだけでも、半日の労苦が報われた思いがする。
「そういえば今誰が入ってるの?」
 美浜君が思い出したように問うた。(3/4)

153 :名無しさんちゃうねん :2003/02/19(水) 03:19 ID:I0nzLTFQ
 ……どうするべきだろう。潔く名乗るべきか。だが、担任でもない教師が、
自分のクラスのマスコットを演じていたと知れば、いぶかしく思う生徒もいよ
う。……ここは、いっそ、逃げるか。
 踵を返して逃げようと試みたが……駄目だ。逃げるどころかもう一歩も動け
ない。息苦しさもほぼ限界に達している。どうしようもないと悟った私は、被
り物を脱いだ。
 ネコのぬいぐるみの下から現れた私の顔を見ると、榊君は驚き、目頭をおさ
えつつ走り去った。
 ……できる限り平気な風を装おうとしたのだが……。間近にいた榊君には、
私が疲労困憊しているのを見破られてしまったようだ。榊君は優しいから、自
分がマスコット役を代わって引き受けようとしなかったがために私を疲れさせ
てしまった、という罪悪感を抱き、良心の呵責にいたたまれなくなってしまっ
たのだろう。
 榊君、気にすることはない。
 教師にとって、生徒の幸せそうな表情を見ること以上の喜びはないのだ。
 そう、その喜びを得るためならば、自分の身を傷つけることも苦ではない。(4/4)

154 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆b3r6Vs1g :2003/02/19(水) 03:36 ID:WwvkY7Q.
榊が逃げ出した理由の解釈がお見事。
そしてラスト2行が「われらが木村」です!

155 :名無しさんちゃうねん :2003/02/19(水) 04:24 ID:LYVVWeS.
なるほどそういう解釈があったか!(納得

156 :名無しさんちゃうねん :2003/02/19(水) 22:54 ID:???
(・∀・)イイね
俺はこういう木村が好きで好きで仕方が無い

157 :ツインテール ◆A/SAKAKI :2003/02/24(月) 05:46 ID:???
最強のキムリンことあず青先生の誕生日をお祝いする為、上げます。
バンザーイ バンザーイ

158 :山田大惨事 ◆0F.A49Lo :2003/03/02(日) 16:48 ID:???
絵板にて、あず青先生の作品を勝手に引用させて頂きましたっ!
と書き込みに来たら誕生日との事で。^^;

済崩し的ではありますが、あのイラストはお誕生日記念ということに・・・
おめでとうございます〜

159 :Garm ◆c.KAGURA :2003/03/07(金) 02:02 ID:LaGm3qlA
上がれ!

160 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆ttKIMURA :2003/03/08(土) 23:50 ID:???
>>156-158
どうも。このスレで祝われるのが私らしいというか何というか…
私のネタが絵に?これは気がつきませんで。早速行ってみましょう。

3巻を読み直して思いました。授業中に本気で泣ける人が悪い人の訳がない!

161 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆ttKIMURA :2003/03/15(土) 17:54 ID:???
【生涯一教師:木村の回顧録 8−1】
 支配する側の論理にのっかって生きていく、というのは、非常に楽な生き方で
ある。手近なところで具体的に言えば、学校の決まりや教師の言いつけを守って
おれば平穏に学校生活が送れる、という構造である。
 だがそれは、疑問を抱く事や、自分の考えを持ったりそれを表現したりする力
を封じてしまう。さらに言えば、さまざまな理由でそうした横並びから飛び出た
り抜け落ちたりせざるを得ない人間に対して、冷たい感情しか持てなくなってし
まうだろう。自分の経験を振り返っても、そう思う。
 近年、食品、原子力発電などの分野で、企業や官僚組織が組織的な不正をした
上、これを隠蔽してきた事が相次いで明るみになり、不正に携わった従業員が刑
事責任を問われたり、罪のない多くの一般従業員を巻き込む形で職を失ったりし
している。疑問などの人間らしい感情を封じ込める事が身を守ると信じ、企業な
どの方針に忠実に従ってきた結果がこれである。
 とにかく決まりに従え、という教育をすすめる側の論理として、「生徒たちは
いずれ社会に出ていくのだからそうさせる責任がある」というものがあるが、こ
うした事を考えれば、強い力の前でも自分の考えを持ち、周りに働きかけてそれ
を形にする、という事を教えなければ逆に無責任ではないだろうか。もはや、企
業が骨を拾ってくれるという論理は通用しなくなりつつあるのだから。
 しかし、現実の教育現場は、型にはめようという傾向が私たちの世代より強ま
っている様に思う。もはや私たち教師や親の側が「マニュアル世代」であるせい
だろうか。決められた通りに制服をつけ、疑問も持たずに定刻に授業に座る。い
や、女子のスカート丈など決まり通りでない部分もあるのだが、それすら全員一
律で、何となくなしくずしに行われているのである。

162 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆ttKIMURA :2003/03/15(土) 17:55 ID:???
【生涯一教師:木村の回顧録 8−1】
 こうした彼女ら、彼らを前にすると、いきなり「自分の人生について考え、主
張を持て」というのはあまりにもハードルが高すぎる。しかし、自分たちの生活
を便利にする工夫を考え、実行しようというぐらいなら、ヒントを与えれば可能
ではないかと、私は考えた。
 そこで、体育の前の時間に入っている私の授業で、ある事をすすめてみようと
試みた。
 午前中に体育がある時は、家を出てくる時に服の下に体操着と短パンを着けて
おくというのは、私が高校生だった頃にごく普通にされていた。休み時間は10
分しかないのに対して、朝起きたら着替えは必ずするのだから、実に合理的であ
る。さらに、教室というのは概して暑くなりがちだが、気軽にワイシャツの前を
開ける事ができるので快適だ。とりわけ暑がりなクラスメートなどは、前の時間
あたりから体操服で授業に座っていたものだ。
 ただし、ズバリ私がそうしろと言ったのでは、教師の命令になってしまう。彼
女ら、彼らが自分で思いついて、自分の意志で実行しなければ意味がない。授業
を進めながらその合間に、次は体育である事や、少なくとも上はジャージを着な
ければいけない事などをほのめかし、面倒な着替えが待っているのを想起させる
べく努めた。生徒たちの反応は芳しくなかったが、急には無理だ。今日は種がま
ければいいと思っていた。
 しかし、神楽君……竹を割った様な強くハッキリした言動をする彼女には、非
常に期待してきた。もしこのクラスの生徒たちが問題意識が募らせ、声を上げる
様な事があれば、その先頭に立って口火を切るのは彼女だろうと私は思っている。
「次は体育です!今から着替える時間を下さい!」と言い出すのは望み過ぎだと
しても、早く終わらせてほしいぐらいの事は言ってくれると思っていた。だが、
彼女まで淡々と私の授業の進行に従い、発言の機会をと指名しても淀みなく教科
書を読み終えて着席してしまった。

163 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆ttKIMURA :2003/03/15(土) 17:56 ID:???
【生涯一教師:木村の回顧録 8−3】
 ここに至って、私は少し取り乱してしまう。急に教室の暑さが身に染みはじめ、
みんな、そして神楽君、なぜこの暑さを前に平然と制服をきっちり身に着け続け
るのか、なぜ君たちはそこまで考える力を失ってしまったのかという思いがこみ
上げてきた。
 私はとうとう「着替え」という「答え」を叫んでしまったが、言葉の中身より
も私の勢いに圧倒されてしまった様で、私の言葉を答えだと気づく事すらできず、
困惑してしまっている。これでは何にもならない。
 いきなりは無理だと思っていたじゃないか、と自分に言い聞かせ、努めて冷静
を取り戻し、授業をやり切る事にした。だが、残り5分を切ったあたりで、どう
しても伝えたくなった。私の昔話をして「昔の話だろう」と思われても困るから、
別の学校に勤める友人から聞いた話をした。そこは女子校なのだが、私の高校時
代そのままに、早い時間に体育があると朝から体操服だという。「いくら言って
もああ言えばこう言うでダメだ、困ったよ」と友人は言うが、困ったのはそうし
た教師の発想の方である。変わらない学校と、変わらない目の前の生徒たち。行
く末を考えると、涙が出てくる。
 結局その学年の間、彼女ら、彼らが体操服を着込んでくる事はなかった。が、
私が涙を流した時に、生徒たちは眉をひそめる様な困惑ではなく、驚きのままず
っと私を見つめていた。尋常でない事態だからといってただ不快に思うのではな
く、先生はどうしたのだろう、私たちに何かを問うているのかと考えてくれたか
らだと考えたい。生徒たちは決して人間らしい感情を失ってしまった訳ではない、
という事を知り、生徒の変化を信じ続けられる様になれた事は、この試みの成果
だった。
                              【つづく】

164 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆ttKIMURA :2003/03/15(土) 18:00 ID:???
希望の星、愛の使者、とりあえず復活です。
…しかしアップしてからわかる「あちゃー」が次々と…
とりあえず>>162の「8−1」は「8−2」の間違いです。

165 :名無しさんちゃうねん :2003/03/17(月) 01:29 ID:???
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!

166 :名無しさんちゃうねん :2003/03/25(火) 22:19 ID:???
age

167 :名無しさんちゃうねん :2003/03/30(日) 20:07 ID:7b4ecvSw
                、、、,,_  、、,,_
              、,,_ \::::`''‐`、;:\,_,、、-‐'''〆__,,,,,,,_____
          、、、、、、、ゝ `'‐-ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::``:::::::::::::_,、-~''''
           \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'‐‐‐-;;、
     __,,、、-‐ '''''''''':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'''´‐ 、_
     "'''''‐;;=:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'‐、_
     ,、 ‐'":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::____';;,、
    /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、_
    ̄ ̄”フ::::::::::::::::::::::::::;:::::::::,;:::/ \:::::::i'、::::::::r、::::::::::::::::::::::::::::::::::::、‐-'=、
     /::::::::::::::::;::::::::,、7::::/i'/    \:::| \:::::i \::::ヾ、:::::::::::::::::::::::::\
     / ,,、、:::::::rイ / //  "      ヽ!.  \:! \:::',\::::::::::::::::::::;:::::`、
   /‐''"/:::::::,i i/ /'"   ,    、.        `   \i:::;i:::::::::::::::::::ヽ'ヾ、;、
     /、‐'7::i'    __,,,,,,,、、=,i.    ヽ'iiiァ;;=-、、,,____   ::::;i;::::::::::::::::::::::`、  `
       /_;ゞ Tiア'"   `ヾ;ii、  .:::::r''"     ヾiii`iiiiiiT:;i::::::::::::::::ヾヽ;::',
       ''" (,;!,r       ヾ.>ェ、__r'        '、lllll'' !:i:::::::,、‐''、;:::ヽ `ヽ
         /V{         }i´`゙''''{        {===::>"/ヽヾヾ;、
        /ノi'丶,      ノ i   丶,     ノ ``';::::::::/:::::::::ヾ.',
         {(:{  ゛'-、、、、‐" .|     ゙'‐--‐''゙    i:::::(:::::::::::::; /
.        ヽ.ヽ         |               !:::::):::::::::r./;'、
          ヽ!'、         i             ,ィ::::/::::::; '/ `i
          `i iil、      {‐-、          ,;;'iiiii|:::::::::::;イ
           i iiii!       ヽ-''        i"iiliiiiii:it‐-''i:ノ
.           | iiii    iヾ二二二二ヽ    iiiii|iii'::i'|:::/
            i ''ii     !::::::::::::::::::::::::::::',     i''';::::::i'|i/
           `、    |:::::::,、-‐-、、、、、;!    i::::::::::}:i
.            \   i:::r'"       |    :::::/::|
              \. {`ー――――- {   ,、:":::::::iヽ
.             /ヽ ````"""''''''‐‐‐‐' /::::::::::::/::::ヽ
            /:::::::i\        /:::::;::::::::::/:::::::::ヽ
           /.:::::::::::::i:::::''‐‐‐-----''"::::::::/::::::::/:::::::::::::::\
         / :::::::::::::::::〉;:::::::/:::::::::::::::::::::::: /::::::ノ::::::::::::::::::::::〉、
        /   ::::::::::、:::/::i :::'、:::::::::::  ''  i':;/::::::::::::::::::::::::::i:::::\
      /     ::::::::::V::::}   !     ,、='":::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::\
    _,、'"{ ェ--‐-、    ::::ヽ,i'   |    i'"::::::\:::::::::::::::::::::::::}::::::::::::::::::::::\
ageー!!

168 :名無しさんちゃうねん :2003/04/13(日) 04:52 ID:???
サルベージ

169 :名無しさんちゃうねん :2003/04/21(月) 04:22 ID:???
>>161-163
>私は少し取り乱してしまう。
「着替え見たいなあ!」は取り乱しすぎな気が……
木村先生は熱血漢だ……

私の高校では
授業中にジャージの人はいたけど
半袖ブルマの人はいなかったなあ…
というか女生徒は体育のときはいつもズボンだった気がする

170 :名無しさんちゃうねん :2003/04/21(月) 04:23 ID:NRD3itJY
木村の弟視点。
というかネタがないです。
木村って意外と出番少ないし

171 :名無しさんちゃうねん :2003/04/21(月) 04:23 ID:NRD3itJY
ホワイトクリスマス(1巻160ページ)

 幼くして両親を亡くした。
 叔父の家に引き取られたが、折り合いがよくなかった。
 俺より十歳年上の兄は、大学を出て教師になると、職場の近くに部屋を借り、
当時中学生だった俺を伴って叔父の家を出た。それ以来叔父の家と俺とに接触
はない。

――俺が高校三年生の頃。

「結婚しようと思うんだ」
 晩飯を食いながら、兄はぼそりと呟いた。
「けっこん?」
 俺は、驚きのあまり、飲んでいた牛乳を吹き出しそうになった。
「相手はいるのかよ」
「神楽の奥さんだ」

 神楽。兄の無二の親友だった人だ。俺も何度か会っている。
 なんでも、昔は水泳部のエースであったらしいが、少し前に海に出かけて溺
死したという。
 彼の葬式から帰ってきたときの兄の顔は、こちらが見ていられないほどに痛
々しく、ほおっておけば悲しみのあまり卒倒してしまうのではないかと思って
しまうくらいだった。
 後にも先にも、あれほど悲しげな兄の姿を見たことはなかった気がする。(1/6)

172 :名無しさんちゃうねん :2003/04/21(月) 04:24 ID:NRD3itJY
 その死んだ親友の妻と、兄が結婚するという。
 なんでも、彼が死んだあと、兄は同情からちょくちょく未亡人の様子を見に
行っていたのだが、次第に同情が愛情に変わっていき、とうとう結婚を決意す
るまでに至ったのだという。
「兄貴らしいな」
「そうか?」
 俺が笑うと、兄は怪訝そうに首をかしげてこちらを見返してきた。
「まあ、兄貴に奥さんができれば、俺もめんどくさい家事から少しは解放され
るってわけだな」
 俺は、軽口を叩きながら、兄の左手にあるお椀をもぎとり、二杯目の飯をよ
そった。
「奥さんと子供のためにも、景気悪い顔してらんないぜ」
 俺がそう言うと、兄は、照れくさそうに骨ばった青い顔に苦笑を浮かべた。

「――――」
 これから一緒に暮らすことになる兄嫁の顔を一目見るなり、俺は、えもいわ
れぬ感覚に襲われた。
 なだらかなウェーブを描いた栗色の髪。どこまでいっても優しさで満たされ
ているかのような澄みきった深い瞳。清楚な衣服に包まれた、か細く華奢な身
体。そして、この世に悪人などいないと信じているかのように清らかな笑顔。
「はじめまして、優二君」
 俺は、返事ができなかった。
 蛇に睨まれた蛙――とでもいおうか、彼女に見つめられた俺は、全く身動き
できなかった。ただ美しいというだけではない。なにか得体のしれない、神々
しさとでもいうべき魅力が、彼女から迸りでているのを、俺は感じた。
「こいつは人見知りが激しいからね。まあ、じきに慣れるよ」
 兄は、そう言って嫂にとりなした。その後、3、4歳になるかと見える小さ
な女の子が、かたことで俺に挨拶した。香織、と女の子は名乗った。続柄から
いえば、俺の姪にあたるわけだ。 (2/6)

173 :名無しさんちゃうねん :2003/04/21(月) 04:24 ID:NRD3itJY
 兄の妻だ。
 俺は自分に言い聞かせた。
 でも、無駄だった。
 夢に、嫂が出てきた。
 夢の中で、俺と嫂は、恋人同士だった。
 俺に駆け寄ってくる彼女の柔らかい腰を両手で受け止め、少し開かれた薄い
唇に接吻する。口の中を、とろけるような淡い感触が満たした。目の前にある
彼女の栗色の髪からは、シャンプーの清潔な匂いが染み出してきている。
 目を閉じ、もろともにベッドに倒れこんだ。
 ぼす、と柔らかい音がして、彼女の髪が俺のうなじに触れた。

 バスローブの胸をはだけたところで、目が覚めた。
 鬱陶しい朝日が、俺の部屋に差し込んできていた。
 不機嫌にカーテンを閉める。
 そして、夢で見たあの姿、夢で触れたあの感触を、必死で思い出した。
 下半身の一部を擦る指は、わずか十往復で止まった。
 夢の残骸が、白い粘液に姿を変えて、床に飛び散った。

 その日一日、俺は不機嫌だった。
 通学路に、でっぷりと太った凶暴な野良犬がいる。
 いつもは避けて通るのだが、その日の俺は違っていた。
 うなり声をあげる野良犬の鼻づらを、力任せに蹴りつけた。
 逃げようとするそいつの尾をふんづかまえ、馬乗りになって両脚で胴を締め
付けながら、めちゃくちゃに拳を振り下ろした。何かが砕ける音がして、犬が
ぐったりした後も、殴り続けた。
 我にかえったとき、野良犬の肉は崩れ、骨は割れ、辺りは血まみれで、生臭
いにおいがぷんぷんしていた。 (3/6)

174 :名無しさんちゃうねん :2003/04/21(月) 04:24 ID:NRD3itJY
 自宅から通える場所にある大学に行くというのに、わざわざアパートを借り
て一人暮らしを始めたのは、嫂の存在が原因であったといっていい。
 俺にとって、彼女は魅力的すぎる。
 あの自慰の日以来、俺は極力嫂と二人きりになることを避けた。高校にも、
朝早く登校し、夜遅く下校したのだ。
 まがりなりにも兄の妻、俺が手を出すようなことがあっては兄に申し訳が立
たぬ。そう思って、嫂を避けた。自分の獣の欲望を、必死で抑えつけた。

 そういうわけで、俺が家を出てから二年め。
 『大予言』もでたらめだったようで、その年も普通に冬がやってきた。
 そんなある日のこと、予期せぬことに、兄から電話がかかってきたのである。
「元気か」
 もうここ二年ほど会っていない兄の声だ。
 兄は、俺と一緒に酒を飲みたいと言ってきた。
(20歳の、誕生日――)
 兄は、家出同然にして出てきた馬鹿な弟の誕生日を、覚えてくれていたのだ。(4/6)

175 :名無しさんちゃうねん :2003/04/21(月) 04:25 ID:NRD3itJY
 1999年、12月24日。
 俺と兄は二人、駅前のバーで待ち合わせた。
「たまには家に帰れよ」
 兄は非難がましく言う。どうやら、兄は、弟が自分の家庭に遠慮して同居を
避けてくれているのだと勘違いしているらしい。――それはそれで好都合なの
だが。
「――ああ」
 生返事。
 でも、俺はまだ帰れないだろう。
 嫂のことを純粋に嫂として見られるようになる日まで、俺は家には帰れない。
「香織も、大きくなったろうな」
 なんとか話題を逸らそうと、当たり障りのないことを口にしてみる。
「ああ」
 兄は、内ポケットから一枚の写真を取り出した。
 右に兄、左に嫂、真ん中に姪。三人笑って仲良く写真に収まっている。
(――いい、家庭だ)
 俺は掛け値なしにそう思った。
「兄貴」
「ん?」
「……この写真、くれないか。ネガもってるだろ?」
 兄は、微笑して、持っていけ、と言った。
 ふと窓の外に目をやると、雪がちらついていた。
「雪だ」兄が呟く。
「ホワイトクリスマス、だな」
 俺が柄にもなくきざな台詞を吐くと、兄はまた微笑した。 (5/6)

176 :名無しさんちゃうねん :2003/04/21(月) 04:25 ID:NRD3itJY
「嫂さんによろしくな」
「お前も、たまには帰って来いよ」
 小雪のちらつく夜の街、バーの入り口の前で俺たちは別れた。
 兄は東へ、俺は西へ。

「あー、うたった、うたった」
「榊さんて、歌すっごくうまいですねー」
 後ろのほうで、女子高生だろうか、少女たちのはしゃいだ声が聞こえてくる。
俺は、一度振り返った。ポケットに手を入れて歩く兄の後姿が遠ざかっていく。
(――きっと、な)

「わー雪だー」
「クリスマスに雪なんてロマンチックですねー」
 また、少女たちの声が耳に入った。
 胸にしまった兄の家族の写真をそっとコートの上から触り、あとは振り向か
なかった。 (6/6)

177 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆ttKIMURA :2003/04/21(月) 23:28 ID:22.HkAWg
いつぞやも「木村妻=なき友人のつれあい」説というのがありましたが、
これを読むとなんだかしっくり来ますね。
>>175のやりとりからラストあたりまでが好きです。
ちゃんと元ネタにもつながっていってますし。

178 :名無しさんちゃうねん :2003/05/19(月) 23:13 ID:???
キムリン→実はいい人派
が多いな。
このスレの住人はキムリ
ンと同じぐらいの年齢の
オサーンばかりで、だか
ら自分を感情移入させて
んだろ?
君たち・・・・・・明日の朝刊
の記事を飾るなよ。
女子高生に痴漢した容疑
者として・・・・・・(w

179 :名無しさんちゃうねん :2003/05/20(火) 00:42 ID:???
キがこンオらん君の女者?

180 :名無しさんちゃうねん :2003/05/20(火) 22:14 ID:???
>>179
ほう!
世界中の言語で母語としての使用人口が最も少ない言語とされる
ユカギール語で「女子高生とか好きだから〜」だな。
ロシアの辺境にもあずの息吹が(w

181 :名無しさんちゃうねん :2003/07/28(月) 02:10 ID:???
age

182 :名無しさんちゃうねん :2003/08/02(土) 14:05 ID:???
このスレ、今初めて見たけど……
スゴイ、スゴすぎる!
木村が実はこんなことを考えていたなんて。
気分次第で「新解釈」と「物は言いよう」を使い分けながらこのスレを楽しんでいきたいと思います。
これだけ原作のエアーポケットをつきながらもしっかり物語として構成されているSS郡も本当にすごいです。

ただ、僭越だが、木村の親友(=妻の前の夫)は榊の親戚にした方がよかったのでは?
娘さんの外見からして。死因ならなんとでもなるし。

敬意を込めてこのスレをageさせていただきます。

183 :名無しさんちゃうねん :2003/08/16(土) 14:12 ID:???
あず青先生………… 帰ってきて

184 :名無しさんちゃうねん :2003/08/17(日) 13:16 ID:???
あず青先生に見捨てられた悲惨な名無しの集まるスレはここですか?

185 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆ttKIMURA :2003/08/17(日) 19:38 ID:MqN9oG0Q
いや、ご心配をおかけしてすみません。
コミックマーケットとやらに行く準備をしていたのですよ。
で、今日、行ってきました。
ええ、学校の漫画研究部が集まっているあたりで足が止まってしまいました。

暑い夏の日に・・・いかに広いとはいえ同じ建物の中に数万人がひしめいて、その熱気たるや・・・。
いきおい各校の女子部員たちが、シャツのボタンを一つ二つ外し……スカートをバタバタと…あの辺なんか反則スレスレだ……
いかんいかん!そんな格好に涼しさはない!!
古人曰く「心頭滅却すれば火も又涼し」とある様に、端正な服装で背筋を伸ばすことで得られる「本当の涼しさ」を知って欲しい!!
私はそんな思いを何とか伝えたいと思うあまり、彼女たちをじっと見つめ続けてしまった。
すると女生徒たちは、私と二度三度と目が合ううちに、次々と襟元をただし、両足を閉じ始めた。
これまた古人曰く「目は口ほどに物を言う」というその通りに、彼女たちは敏感に私の思いを感じ取ってくれたのだ。
しかも彼女たちは、恥ずかしそうに急いで身繕いをしてくれた。心から自分の過ちに気付いてくれたのだ。
そして、私の方をチラチラ見ながら仲間と話をしている。反省の中身を自分の内側だけにとどめる事なく、確かめ合っている!
…こんな豊かな感性を持った女生徒たちなら、きっと創作の世界において大成してくれることだろう。
私はうれしさと彼女たちへのエールを胸に、コスプレ広場へと向かったのだった。

この、長い休みのうちに枯渇していた成分が充填された様な、胸躍る気持ちを忘れずに、
これからも教員生活を振り返っていくので、よろしくお願いします。

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