世の中のすべての萌えるを。

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ある高校の3組の二日目

1 :名無しさんちゃうねん :2002/12/15(日) 19:52 ID:lDHrtlts
朝、智が登校「みんな!おっひゃ〜」


401 :名無しさんちゃうねん :2005/08/27(土) 18:39 ID:???
よみ「虫だ」
神楽「つっこまねーのかよ!
ところで…榊の石像はこのままにしておくのか…?」
かおりん「これで榊さんはずっと私のもの…くふっ」



402 :名無しさんちゃうねん :2005/08/27(土) 23:48 ID:???
(かおりんを無視する2人)
とも「この榊ちゃんの石像よりもよみの方が重いよな〜」
よみ「ダブルチョーップ!!」
とも「ぐはぁ!」

かおりん「ベタベタ触ってるんじゃねえ!!」

403 :名無しさんちゃうねん :2005/08/27(土) 23:55 ID:???
ちよ「やっぱりともちゃんって…人の話聞きませんねー」
とも「…?」
よみ「おいとも!手が石像と一体化してるぞ!」

かおりん「私の榊さんに手を出したからよ…」
榊石(…どうしようかな…)



404 :名無しさんちゃうねん :2005/08/27(土) 23:57 ID:???
そこへ何処からともなく木村が現れる。
木村「このままにしておいて良いわけありません、私の大切な教え子です」
と、石像を抱きかかえる。
ピピっと表面にひびが入り、コーンフレークのようにパラパラと崩れ落ちていった。
かおりん「きゃーっ、榊さん!」
もっとも崩れ落ちたのは、石化した薄い衣服であって、
本体はまさに巨石の塊でビクともしなかった。
木村「うむむ、確かに重いですね」
木村は何度も持ち手を変え、つかみ所を探した。
その度に石像の着衣は確実に剥がれ落ちていった。
      ↓

405 :名無しさんちゃうねん :2005/08/28(日) 00:03 ID:???
神楽「な…何故…木村は『喰われない』んだ!?」
木村「オーバードライブ!一等賞ォォォォ!」

神楽「波紋使いィィ!?―木村と…同類だなんて」

木村「これは美しい…そのまま展示しておきたいくらいだ」



406 :名無しさんちゃうねん :2005/08/28(日) 00:12 ID:???
かおりん「このビチクソがァーッ!」
木村「かおりん…この像を飾れば家に来てくれ― グァッ!」
ちよ「あわわわわ…後頭部にクリーンヒットです」

きむら は いっしゅん き を うしない はもんを とめた!
せきぞう が もと の すがた に もどってゆく―

とも「榊ちゃん、大丈夫かぁ?― ちょっと、あんた、はだか…」
かおりん「あくぇdrftgyふじこlp;是xrctvyぶにもお、p。。。」



407 :名無しさんちゃうねん :2005/08/28(日) 00:22 ID:???
ちよ「榊さん!榊さん!危ないです!早く服を!」
榊「……わかってるけど…戻ったばかりだし…動けないんだ……」
木村「― 女子高生一等賞!一等賞!
榊君、か ― どこから頂こうかな?この胸の」
ちよ「『キング・クリムゾン』!

―誰も気づかない…時より先に

木 村 を 吹 き 飛 ば し た 事 に」



408 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/08/28(日) 10:02 ID:???
ちよ「やれやれ・・・この腕時計は貴方には珍しく趣味がいいと思ったんですけど・・・
   よく見たら悪趣味ですね・・・でも気にしないでください。これからもっと趣味が悪くなるんですから・・・
  
   自分の顔面と好みの女性のタイプの方が・・・」



409 :里穂LOVE :2005/08/29(月) 20:36 ID:Im1mT6G6
里穂付き合って

410 :名無しさんちゃうねん :2005/09/03(土) 03:23 ID:???
かおりん「き、木村は・・・?」

ちよ「木村は・・・粉微塵になって死んだ・・・」

411 :名無しさんちゃうねん :2005/09/03(土) 03:23 ID:???


412 :名無しさんちゃうねん :2005/09/03(土) 10:14 ID:???
かおりん「……でも私、あれが最後の一匹だとは思えないの」
木村「(背後からいきなり大声で)大正解ーっ!」
一同「うわーっ!」
木村「私が死んでも代わりはいますからー♪ あーっはっはっはっ。楽しいかーい、かおりん?」



413 :名無しさんちゃうねん :2005/09/03(土) 18:47 ID:???
榊「UAAAAAAVARRRR!!!」
木村「榊君、君の力で私のかおりんを ―おばぁ!」
榊「ワタシノ メノマエデ ソノシュウタイヲ サラスナラバ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ちよ「きあ――――(ili゚д゚)――――!」
とも「これが…木村、か?」
神楽「道路で干からびた蛙みてぇだ」

榊「コウナルマデダ…」
よみ「信じられない…こいつは…
木村を中から『喰っている』!」

かおりん「榊さん、 ―やっぱり私のことを想ってくれていたんですね」
大阪「…みんな、どうしたのん?」



414 :名無しさんちゃうねん :2005/09/03(土) 23:49 ID:???
一同は大阪の声のする方角を『見あげた』!
なぜなら、彼女の声ははるか上空から聞こえてきたからだ。

智「なんだよ、大阪……って、でけー!」
暦「な、な、なんじゃそりゃー!!」

春日歩は全裸の巨人となって、富士の山より高く聳え立っていたのだ。背中には複数の翼が開いている。

大阪「ほんなら、人類お燗計画の始まりやー。いくでー」



415 :名無しさんちゃうねん :2005/09/04(日) 23:55 ID:???
シュゴォォォォォォォォォ、サァーッ
―目を疑うような勢いで、榊が飛び上がる。
榊「ヤママヤ―――!!!」
大阪「へ――――ちょ!」

「「女神融合!」」

二人が光に包まれ一つになってゆく。全裸で。



416 :名無しさんちゃうねん :2005/09/05(月) 14:46 ID:ibhJoeqs
千尋「させないわ!」
千尋は故郷のアンドロメダ星雲から
超高次生命体を模倣して造ったとされる究極の宇宙船
「極日本」(きわめひのもと」に乗って帰ってきた。
その船は空間コンピュータと言われる、あらゆるものの「存在」を
構成する「要素」を記憶・計算媒体とするコンピュータを搭載しており、
あらゆる物理法則をも超越しかねない存在だった。


417 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/09/05(月) 22:09 ID:???
とも「(・・・ここで『と、いう夢を見た』って言ったらダメなんだろうな・・・)」

智ちゃんは少しは場の空気を読むことを覚えた。



418 :名無しさんちゃうねん :2005/09/19(月) 22:05 ID:???
とも「……………………くけーーーーーーっ!!!!!」
しかし、半月以上我慢したため、とうとう智はキレてしまった。

とも「もう我慢できねぇぇぇ! 言わせてもらうぜ、響鬼のキリヤって奴、逝ってよしぃぃぃぃ!」
よみ「わけわかんねーよ! 我慢しすぎてラリってんのか、智ぉ!」



419 :名無しさんちゃうねん :2005/09/19(月) 22:44 ID:2X7f0442
とーちゃん&ゆかり「情ぉ熱ごと〜♪身を投ぁげて〜♪」
とーちゃん「守るべきぃもぉのがあるぅ〜♪生きとし〜生ける者達よ〜はげぇしくぅ〜♪」
ゆかり&とーちゃん「引ぃき裂かぁれた〜♪痛みから〜♪」
ゆかり「生まれぇるぅ息吹がある〜♪寄り添い〜歩けるときまでぇ〜♪」
とーちゃん&ゆかり「レット アンド ゴォ〜♪」

よみ「・・・何やってんですかッ!?しかもそれは『響鬼』じゃなくて『龍騎』だし!」



420 :名無しさんちゃうねん :2005/09/19(月) 23:29 ID:???
よみ「つーか、なんであの二人でデュエット? もしかして、どちらも特オタ中年なのかーっ!」
とも「んなことよりさー、ゆかりちゃん、あのオヤジとやけに仲良いじゃん。もしかしてー、あの緑の髪の
 女の子はママは……!?」



421 :名無しさんちゃうねん :2005/09/21(水) 21:38 ID:???
ゆかり「バレちまったようね。そうよ、あのやたら元気で可愛いけど髪の色からして日本人じゃない子
   のママは……私……の同僚の、筋肉バカの、体育教師なのよーっ!」



422 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/09/22(木) 18:40 ID:???
とも「な、なんだってーーーーーー!!!!!!!!!」



423 :質問推奨委員長 ◆EIJIovdf8s :2005/09/22(木) 18:43 ID:???
よみ「くだらねえぜ、そんなもん!!
   私の歌を聴けー!!」



424 :名無しさんちゃうねん :2005/09/22(木) 22:58 ID:???
よみ「オレには父ちゃん母ちゃんいねぇ♪ みんなオレが殺したから♪ オレには友だち恋人いねぇ♪
  みんなオレが殺したから♪ サツガイせよ! サツガイせよ!」
とも「うわー、耳が腐るー! しかも、そんなマイナーネタをぁっぁぁ! ヤングアニマルなんて読んでる
  奴、このスレにいねぇぇぇっての!」



425 :名無しさんちゃうねん :2005/09/23(金) 11:44 ID:???
ちよ「みなさん、お茶が入りましたよー♪ このへんで、ひといき入れましょう。おいしいケーキもありますよ」

場を和ませようと、ちよが提案した。



426 :名無しさんちゃうねん :2005/10/01(土) 01:58 ID:???
木村「やあ、ザッヒャートルテですね。わたし的には、ちょっと紅茶には不釣合いに思えますが」
一同「うわ〜っ!」
周囲の驚きにはお構いなしにケーキを小皿に切り分けると、場違いと思えるほどの完璧なマナーに則り食し始めた。
木村「懐かしい味だ、私達が自由を手にしたときに初めて味わった、あの時のままの味だ」
もはや全裸の巨人・春日歩や榊の存在など忘れ去られていた。
木村「私が当時まだ幼かった愛妻を、鉄板で補強したサイドカーに伏せさせ、
西ベルリンに向かって自由の天地に向かって、検問所を強行突破した頃だった」
とーちゃん&ゆかりも、すでに手持ち無沙汰な状態になっていた。
木村「所詮オートバイの馬力など高が知れているもの、大破したサイドカーは未だ中間線より東側だったのだ」
そこまで言うと彼は一気に紅茶を飲み干した。
木村「私は有りっ丈の毛布で包んだ妻を抱きかかえ、全速で西側の検問所を目指したのだった」
木村のスプーンの動きが止まった。
木村「あんな毛布、何の役にも立たない事は分かっていた、しかし背後から飛び交う銃声に怖がらせたくなかったのだ」
千尋は銀河を通り越し、大マゼラン雲の中に消えてしまった。
木村「私の耳には西側駐留軍のドイツ語フランス語そして英語の声援が聞えてきた」
木村はメガネをずらすとハンカチで涙を拭い始めた。
木村「私が東西ベルリンの中間線を越えると同時に銃声は鳴り止んだ、
東の兵士達は決して弾を越境させてはならないからだ」
智までも突っ込みを入れられないばかりか、一同訳分からず呆然としている。
木村「ヘナヘナと座り込んだ私達を囲むように、歓声を上げながら駐留軍の兵士達が押し寄せてきたのだ」
ちよちゃんはカップから紅茶が溢れ出ているのも分からず、ポットを傾けたまま凍り付いてしまっていた。
木村「恐怖に怯える私の妻に女性兵士が持ってきてくれたのが、このケーキだったんだよ。
言わば最初に噛み締めた自由の味といったところかな」
そう言い終えると、最後の一切れを噛み締めるように味わっていた。
木村「ご馳走さま、とても美味しかったよ」
結局、何が何だか分からないままに、一同夕日の彼方に消えていく木村の後ろ姿を見送ってしまった。
        ↓

427 :名無しさんちゃうねん :2005/10/01(土) 02:21 ID:???
とも「どうしたんだろう? 大地震の前触れか?」
よみ「ん〜確かに、巨大ハリケーンは発生するわ、
   自民党は圧勝するわ、阪神は優勝するわ、信じられない事が続くものだ」
         ↓

428 :名無しさんちゃうねん :2005/10/02(日) 00:00 ID:???
そこへ、浴衣姿も艶やかな木村の娘がやってきて言った。
娘「この高校は、近日中に滅びます」
よみ「こら、悪い冗談はやめろ」
娘「冗談ではありません」
ちよ「な、なぜですか?」
娘「父がそう言ってます。……私は木村の娘ですから」
よみ「いや、それは知ってるけど……?」



429 :名無しさんちゃうねん :2005/10/02(日) 12:58 ID:???
ジャンボ「どうやら一万年前に埋め込まれた木村の遺伝子が目覚め始めたらしいな」
よみ「おい。なら子種仕込んだの、一万年前かよ! 木村の奥さん、一万年近く妊娠し
  続けてたのかよ! ええ?」
ジャンボ「そういう意味じゃねーっての。まったく、この下ネタ大好き眼鏡っ娘め」 



430 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/10/02(日) 22:46 ID:???
ちよ「で・・・なんで学校は滅びてしまうんですか?」
娘「それはね・・・」



431 :名無しさんちゃうねん :2005/10/05(水) 00:02 ID:???
黒服「ちよ様、一大事です!」
いつの間にか現れた美浜家エージェント(サングラスに黒スーツ姿)が、話に割り込んできた。
ちよ「何事ですか、騒々しい! 今、大事な話をしているところなのに」
黒服「はっ、お取り込み中申し訳ありません。実は美浜家の監視衛星が破壊されました。しか
  も、同時に四個です!」
ちよ「なんですって、よ、四個も同時に!?」



432 :名無しさんちゃうねん :2005/10/05(水) 05:13 ID:???
そのころ・・・
あさぎ「綾瀬恵那、早坂みうら両名、美浜家監視衛星の破壊工作に成功したようです」
後藤先生「ふふふ・・・予定どうりだな・・・・・・」
綾瀬かーちゃん「はっ!」



433 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/10/19(水) 22:25 ID:???
後藤先生「(アトは・・・ヤツを消し去れば・・・)」



434 :名無しさんちゃうねん :2005/10/22(土) 20:32 ID:iDlbBbVM
後藤先生「(アトは・・・ヤツを消し去れば・・・)・・・手筈はどうだね?」
綾瀬かーちゃん「既に風香を刺客として派遣してあります」



435 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/10/22(土) 20:45 ID:???
丁度その頃、ある森では

風香「・・・道に迷っちゃった・・・」



436 :名無しさんちゃうねん :2005/10/22(土) 20:53 ID:???
一方・・・
後藤先生「しかし、暗殺担当の風香が随分遅いようだが・・・・・・」
あさぎ「美浜家監視衛星の破壊工作担当の二人のうち恵那を呼び戻し、様子を見て
   こさせましょうか?」
後藤先生「うむ、頼む。やってくれ」
あさぎ「はっ!・・・・・・あー、もしもし恵那?」



437 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/10/22(土) 20:56 ID:???
恵那「なあに?お姉ちゃん?」
あさぎ「ちょっと風香の様子見てきて。あの子どっかほっつき歩いてるみたいだから」
恵那「(・・・ほっつき歩いてるってことは私達も風香お姉ちゃんがドコ逝ってるか分からないんだけど・・・)」



438 :名無しさんちゃうねん :2005/10/22(土) 21:06 ID:???
みうら「あっ、あれは!?」
恵那「は!?・・・ごめん、お姉ちゃん!また後で!」

あさぎ「あっ、ちょっと・・・」
ピッ
黒服A「イーッ!(通訳:いたぞ!我々の監視衛星を破壊した小娘どもだー!!)」
黒服B「イィーッ!!(通訳:よくも、我々美浜財団に対してナメたマネを!ふん捕まえてやるッ!)」

恵那「見つかったようね!」
みうら「ちぃっ!ここまできて捕まってたまるか!」



439 :名無しさんちゃうねん :2005/10/22(土) 22:57 ID:???
みうら「どうする、恵那っ!?」
恵那「(ニヤリとダークな笑顔)やるよ、サクッと。昔、よつばちゃんやジャンボさんたちと釣りに行って
 ニジマスさばいた時みたいに」
みうら「(青い顔で)すげー、恵那、すげー」



440 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/10/22(土) 23:01 ID:???
みうら「ゲーム感覚だな」
恵那「うーん、どっちかと言えばアニメ感覚ね「HAPPY TREE F(ry」みたいに」
みうら「(真っ青)そこにしびれるー憧れるー(超棒読み)」



441 :名無しさんちゃうねん :2005/10/23(日) 22:03 ID:???
黒服「イィーッ!(通訳:「二人共、覚悟しろ!」)
みうら「・・・あっ!あいつらが来たぞ!」
恵那「なんのッ!」



442 :名無しさんちゃうねん :2005/10/23(日) 23:11 ID:???
恵那はどこからか釣竿をとりだした。困惑するみうらにも一本渡す。
「……え? あの、これ?」
「もたもたしてちゃダメっ! 早くエサつけて、ほらっ」
恵那はみうらの手にブドウ虫を握らせた。
「ギ、ギャーッ」
「あ、ごめん。みうらちゃん、虫は苦手だったね。じゃあ、こっち」
恵那は代わりにイクラを渡した。
みうらは、ようやく突っ込みの台詞を思い出した記憶喪失の漫才師のように叫んだ。
「だーかーらー、何でのんびりエサつけなきゃなんねーんだ、この非常時に!」
「え? やだな、みうらちゃん。エサつけなきゃ、釣れないじゃん。もうw」
あきれ混じりの笑顔で答える恵那。
みうらは脱力のあまり、口をぱくぱくさせるだけで返す言葉が出てこない。

……黒服たちは、もう手を伸ばせば届く距離まで迫っていた。



443 :名無しさんちゃうねん :2005/10/24(月) 13:05 ID:IHsS3qg6
恵那「それ〜っ、一本釣りー!!」
黒服の一人の口に針がかかり、そのまま釣られて恵那の後ろに投げ飛ばされてた。
恵那「これはね、こーやって使うんだよ。やってみて」
みうら「できるかー!!」


444 :名無しさんちゃうねん :2005/10/24(月) 13:09 ID:???
みうら(そういやハンター×ハンターの主人公がつりざお武器にしてたなあ…)
みうらはふと思い出していた。結局やるのかやらないのか?



445 :名無しさんちゃうねん :2005/10/24(月) 23:02 ID:???
恵那「仕方ないなぁ。じゃあ、釣るのは私がやるから、みうらちゃんは針を取って下ごしらえをしてね」
みうら「え、えええ〜!?」
恵那「ほらっ、いくよ!」
みうらの前に、恵那に釣り上げられて瀕死の黒服が放り投げられた。ビクビク痙攣している。
みうら「ぎ、ぎ、ギャーッ」
恵那「なにやってるの、早く針とって、サバいちゃって。次来てるから、早くっ!」
みうら「ひ、ひぃぃぃ」
恐る恐る針抜きを黒服の口に突っ込むみうら。だが、押し込みすぎて、黒服はげふーっと血を吐いて
息絶えてしまった。
みうら「やだー、もうやだよー」


446 :名無しさんちゃうねん :2005/10/27(木) 23:14 ID:???
そこへ一陣の風とともに現れた一人の少女。冷たい視線で黒服たちを一瞥する。

黒服A「(針抜きで血を吐かされつつも、青ざめて)ち、ち、ちよ様ーっ!」
ちよ「……醜態ですね。たかが小娘二匹に翻弄されるとは。正直、貴方達には失望しました」
黒服B「(恵那に釣り上げられ、宙に舞いつつも)なんの、まだ勝負はこれから! 必ずこの
 二人を捕縛してちよ様の御前に連行いたしますので、しばし、しばしのご猶予をっ」



447 :名無しさんちゃうねん :2005/10/28(金) 07:01 ID:???
ちよ「わかりました。もう一度だけチャンスをあげましよう。
   そこのマグネで木村先生の娘さんたちとお茶しなが
   ら待ってますよ」
黒服B「ありがとうございますっ、必ずや任務を遂行いたし
    ますっ!」
黒服A「げふっ、げふっ、さあ小娘ども、聞いてのとおりだ。
    覚悟してもらおうか」
みうら「うう、こいつら急に立ち直りやがって」
黒服B「ちよ様のご命令どうり、裸にひん剥いてマグネトロ
    ンバーガーへ連行する!」
みうら「そんなこと、あの子言ってねーぇぇぇ!」



448 :名無しさんちゃうねん :2005/10/28(金) 18:16 ID:???
そのころ・・・・・・
後藤先生「むぅ・・・美浜家監視衛星破棄工作担当の二人は帰還に手間取り、暗殺担当の風香は任務遂行に時間が
    かかりすぎるな・・・少々、計画を変更しておかねばならんか・・・電撃大王高校破壊工作担当の虎子は
    どうなっている?」
あさぎ「既に例の高校への潜入に成功し、これから時限爆弾を仕掛ける作業に入るとのことです」
綾瀬かーちゃん「しかし、貴方様も自分が教師を務める学校を破壊するとは・・・くえない人ですね」



449 :名無しさんちゃうねん :2005/10/28(金) 19:46 ID:U9F3pyIg
後藤先生「当たり前だ!食われてたまるか。第一、自分で言うのはなんだが・・・
     まずいと思うぞ。多分なんせ、こう・・・脂身と肉のバランスが悪いからな」
あさぎ「わざと間違えましたね」
後藤先生「なにを言ってる!」
あさぎ「わざとですね」
後藤「・・・ああ・・・」


450 :名無しさんちゃうねん :2005/10/28(金) 20:07 ID:???
後藤先生が年甲斐もなく放ったギャグが滑って痛手を負っているころ
恵那とみうら、二人の美少女の純潔は風前の灯だった。二名だけかと
思われた黒服が、壁の隙間から、マンホールの中から、通りすがった
トラックの荷台から、妙にデカくて怪しい犬のファスナーが開いた中か
ら、次々と現れてたちまちその数を増していったからだ。
黒服C「加勢するぞ、同志よ」
黒服D「オレが来たからにはもう安心だ、まかせろっ!」
黒服B「待てっ、お前らは他の任務を遂行中の者達だろうがっ!?」
黒服E「なんの、ちよ様直々のご命令とあらば最優先が常識っ」
黒服F「さあ、早くあのカワイコちゃんたちをひん剥こうぜっハァハァ……」
黒服A「げふぅ、き、貴様ら、さては単に炉の裸が見たいだけだな?」
黒服多数「固いこというなよ……さあ、さあ、お嬢ちゃんたち、覚悟、
    覚悟ぉぉぉ」



451 :名無しさんちゃうねん :2005/10/28(金) 22:08 ID:???
みうら「うわー、やめろ、くるな、殺すぞ、殺すぞ、ほんとだからなっ、(泣きべそで)来るなぁぁぁっ」
恵那「くっ、数が多すぎる。駄目かも。あーあ、初めての人はみうらちゃんって決めてたのに……ごめんね」
みうら「くかぁぁ、冗談言ってる場合かーうわぁぁぁん(マジ泣き出す)」



452 :名無しさんちゃうねん :2005/10/29(土) 22:11 ID:???
そのころ、「電撃大王高校」(←『あずまんが大王』のメインキャラ達が通っている高校)の
破壊工作に向かった虎子はというと・・・・・・

453 :名無しさんちゃうねん :2005/10/30(日) 16:53 ID:qpvS5QNQ
虎子「よし・・・時限爆弾セット完了。・・・・・さてと・・・」
にゃも「そこまでよ!」
虎子「!?」



454 :名無しさんちゃうねん :2005/10/30(日) 21:20 ID:???
虎子「何者だ!」
にゃも「それはこっちの台詞よ、不審者さん」
虎子「ふん……それにしても、なんて脚の太い女なんだ」
にゃも「うるさいっ! 体育教師だから仕方ないのっ! つーか、あんたが細すぎるのよ。
  なによ、そのマッチ棒みたいな脚は。変なドラッグにでもハマってんじゃないの?」



455 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/10/31(月) 19:24 ID:???
虎子「ああそうだよ…『D・コンソメスープ』って、知ってるか?」



456 :名無しさんちゃうねん :2005/10/31(月) 21:17 ID:???
にゃも「な、なんなのよ、その『D・コンソメスープ』っての…わぁぁぁっ!!」
みなもが気を抜いた隙に一瞬にしてみなもを鎖で縛り上げてしまう虎子。しかも亀甲縛りである。
虎子「ふん…油断するからだ…」
にゃも「な、く…んあっ!…うぅ…」
鎖が乳房に食い込んだ感覚で思わず奇声をあげてしまったことに赤面するみなも。
虎子「ふふふ…もうすぐ、この学校は私が仕掛けた時限爆弾の爆発に巻き込まれて崩壊する。そのときは
  お前もその爆発に飲み込まれて学校と運命を共にすることになる…さて、私は安全なうちに撤収する
  するとしようか…それじゃ、さよならだな長いモミアゲの女体育教師」
にゃも「くっ…」



457 :名無しさんちゃうねん :2005/10/31(月) 22:41 ID:???
軽やかに跳躍して校内と外を隔てる金網を飛び越えようとした虎子。
だがその足首に何かが巻きついた。
虎子「ん? なんだ、これは……ええ!?」
足首を絡めとったものの正体に気づき、さしもの虎子も絶句した。
それは身動きの取れぬ女教師のモミアゲから伸びた髪! まるで
それ自体が別の生き物のように動いている。
にゃも「ふふふ、知らなかったの? 体育教師というものはね、身体
   の各部全てを鍛えまくっているのよ。髪の毛とて例外ではない!」
虎子「ば、化け物めっ! あ、あううう」
にゃもの髪は蛇のように虎子の身体を締め上げ始めた。



458 :名無しさんちゃうねん :2005/11/02(水) 23:20 ID:???
その頃、昼下がりのマグネトロンバーガー吉祥寺店では異様な光景が!
禁煙席のテーブルでポテトをおつまみにオレンジシェイクを啜っている
少女ふたりの前に、同じぐらいの年ごろの娘二人が全裸に縄をかけら
れた状態で転がされていたのだ。
黒服サングラスの一団が跪き、恭しく言った。
「ちよ様、仰せのままに監視衛星を破壊した犯人の関係者を連行いたし
ました!」



459 :名無しさんちゃうねん :2005/11/04(金) 22:21 ID:???
あさぎ「……(白い目で見つめ続け)」
後藤「……(視線を避けるように顔を伏せたまま。あと少しで泣きそう)」
綾瀬かーちゃん「あさぎ、お年寄りをからかうのはいい加減にしなさいっ! 後藤先生も、しっかりして
  くださいっ! 恵那とみうらちゃんが大変なことにっ!」



460 :名無しさんちゃうねん :2005/11/06(日) 13:08 ID:EKU5U5wg
後藤先生「う、うむ…では、風香に通達!暗殺目標はマグネトロンバーガー吉祥寺店にいる故、恵那とみうらの救出も兼ねて
    そこに向かえと伝えてくれ」
綾瀬かーちゃん「はい……あ、もしもし風香?」
後藤先生「それと私のいとこの息子(後藤君)に通達。電撃大王高校破壊工作担当の虎子を援護しろと伝えてくれ」
あさぎ「はーい……あー、もしもし後藤君?」
後藤(受話器)「何です?」



461 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/11/06(日) 13:45 ID:???
あさぎ「大至急、電撃大王高校へ逝って虎子を援護してやってくれないかしら?
    ちょっちてこずってるみたいなのよ?」



462 :名無しさんちゃうねん :2005/11/06(日) 14:15 ID:???
後藤「わかりました。すぐに向かいます」

風香「あ、お母さん」
綾瀬かーちゃん(受話器)「あぁ、風香。聞こえてる?実は恵那とみうらちゃんが…」



463 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/11/06(日) 14:30 ID:???
風香「なんですって!!分かった、すぐ行く!!」
綾瀬かーちゃん「(まだ何も言ってないって・・・)」



464 :名無しさんちゃうねん :2005/11/08(火) 19:28 ID:???
その頃、マグネトロンにて―

みうら「うわあぁぁ(泣)…もう…後がないよ、だめ…だ」
恵那 「諦めないで、ここは私が食い止める」
みうら「食い止める…って」
恵那 「あなたの貞操はわたしが守る。それ以上、何を言ってほしいの?」

ちよ 「この子…私の様な『天才』でもないのに…妙にませた性格を…
早めに手なずけておかないと…何をしでかすか分かりませんね」

黒服C 「了解!さて…二人とも、どうやって頂こうかな…」
ちよ 「私欲に走らないで。お分かりです?」
黒服D 「ちよ様、あのような自己中心の者より…私が適任ではないでしょうか…
さて…どうやって…」
ちよ 「何を言うか丸分かりですね…
―ところで、今気づいたのですけど。このロープ…」



465 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/11/08(火) 19:39 ID:???
ちよ「ヘビ・・・ですね・・・しかも・・・猛毒の奴ですよォおおおおおお!!!!!」



466 :名無しさんちゃうねん :2005/11/08(火) 19:44 ID:???
みうら 「ロープ?ロープがなんだ!?」
恵那  「みうらちゃん…私も気づいたわ。
よく見て…『色』を」

黒服B 「これは…『緑』」
ちよ 「一体何なのでしょう?それに、段々と―『芽』や『葉』が…」
黒服C 「つまりは……

『植物』ですか?」

                ・ ・ ・ ・
みうら 「恵那!何だか…『うしろに』引っ張られている…ような…」
恵那 「今度は…振り向いてみて…
 ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
『茎が 伸びてきている』」



榊「………可愛い…女の子と…男の子だ…」

みうら「あんたと…ついでに『男の子』ってのは…誰だ」



467 :名無しさんちゃうねん :2005/11/08(火) 19:45 ID:???
>>465
リロ忘れ…本当に申し訳ございません orz

468 :名無しさんちゃうねん :2005/11/08(火) 20:01 ID:???
ちよ 「『毒蛇』と…『蔦』…
―『生命』…」

黒服D 「早く…この全裸の女を捕まえろ!喰うのは俺だ」
黒服B 「私は…正直に申すと…『ロリコン』ですが…
これ程美しい女性には逢えないかもしれませんね…大人の『艶』も良いかも…」
D 「ちよ様が仰った事を、もう忘れたか?」
B 「『私利私欲に走るな』ですか?」

みうら 「…答えろよ」
榊 「…え?……何を…」
みうら 「一つは『あんたが誰なのか』、二つは
『誰が「男の子」なのか』…三つは『なぜ全裸なのか』」

榊 「・・・質問は…一回につき、一つだけ…でも、答えてあげる。

二つ目の答えは『君』だ」



469 :名無しさんちゃうねん :2005/11/08(火) 20:15 ID:???
恵那 「やっぱりそう思いますよね、あの、え…と、どちら様ですか?」
榊 「……忘れていたね。…私は『サカキ』と言う…
一応…木偏に神、と書く…本当は…少し違うけど…」


木村娘 「この人…私に似ていますね」
ちよ 「―こいつは…ッ!」



470 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/11/08(火) 20:16 ID:???
ちよ「(蛇・・・蔦・・・生命・・・)」
榊「そして私は・・・ある意味彼ら(蛇、蔦)の・・・『母親だ』」
ちよ「(まさか・・・まさか『黄金体験』ですかッ!?)」



471 :名無しさんちゃうねん :2005/11/08(火) 20:25 ID:???
ちよ「(たしか…私は置いてきたはず―
厳重に施錠され…警備された、第四研究室に)
…榊さん…なぜ『ここにいる』のです!?」

榊 「ちよちゃんが心配でね…夜だったら別に『石化』しないし…
それで…いつも世話になってる研究員の人を尾行したら…こんな事になってるとは、ね…

……大丈夫、『かわいいは正義』、何もするつもりはないよ」

ちよ「私が夜に外出する事なんて…日常茶飯事ですよ?
何を心配して…」



472 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/11/08(火) 20:41 ID:???
榊「アナタが『心配』をするのは・・・ジッパーでその服の至る所に穴を  
  空けられて肌を晒した時だけ・・・」



473 :名無しさんちゃうねん :2005/11/08(火) 20:48 ID:???
榊 「……来たんだ…研究所を爆破しに…」
ちよ 「え、…誰が、ですか?」
榊 「……『虎子さん、そちらの高校の爆破計画を実行に移してください。
こちらは…研究所爆破を実行いたします』と言っていた…
一応……爆弾は解体して…その人は『蔦』で縛っておいたけど…」
彼は『タケダ タカシ』と名乗っていた…」

みうら「榊…とか言ったな?私は女だ…いや、そんな事はどうでも良い。
あんた…ジャンボに何をした?」
恵那「それと…あなたはつまり『敵』なの?」



474 :名無しさんちゃうねん :2005/11/08(火) 21:01 ID:???

榊 「……一度でいい事を二度言わなければならないというのは…
その人が…頭が悪い、って事…とは言わないけど…
…一つ、『ジャンボ』が誰だかは…分からないけど…『タケダ タカシ』は…研究所に縛り付けておいた。
二つ…『かわいいは正義』、別に…君たちに対する敵意は…ない…」

木村娘「ところで…三人とも、服を着ませんか?
あの人たち…悶絶してますよ」

ちよ「貴方達!仕事には真剣に取り組みなさい!」



475 :名無しさんちゃうねん :2005/11/08(火) 21:19 ID:???
みうら 「…で、結局こいつはなんなんだ?」
ちよ 「私の研究対象の一つ…古代生物『柱の一族』です。
人間と違う所は多々ありますが…筆頭に挙げるとすれば、
『強い太陽光の下では石化してしまう』ですね…」

みうら 「え…?―いーや、嘘だろう」
恵那 「他には?」
ちよ 「人間とは、食糧が違います」
恵那 「…どういうこと、ですか?」
ちよ 「『柱の一族』の主食は―

人間、特に『吸血鬼』です…」

恵那・みうら「「え………」」

みうら「あの人…いや違った、あの生き物が…人間を喰うのか?」
恵那 「この人の話…怪しいですよ…特に『吸血鬼』なんて」



476 :名無しさんちゃうねん :2005/11/08(火) 21:23 ID:???
みうら 「なー、この子の言ってる事って、本当なのか?」
榊 「確かに…そうだけど…でも、私は食べない」
恵那「本人に聞いても仕方ないよ、みうらちゃん…
『本人』って表現もおかしいけど、ね」



477 :名無しさんちゃうねん :2005/11/08(火) 23:22 ID:???
榊「食べないけど、愛でる。…人間でも吸血鬼でも小動物でも…可愛い存在は全て
愛でる。…それが、私の生きる糧となる…」
みうら「愛でるって、ええっと?」
恵那「可愛がるって意味だよ、みうらちゃん。もう、いつも国語の時間は居眠りばっ
かしてるから」
榊「話は変わるが…(じりじりと歩みよりつつ)…君達は可愛いな。私が愛でるに足る存在だ」



478 :名無しさんちゃうねん :2005/11/09(水) 21:56 ID:???
みうら 「あの…なんだか様子がおかしいぞ…この人」
恵那 「『人』じゃないって、それより―距離が近くなっているような気が…」

木村娘 「ちょっと!榊さん…と名乗ってましたね?
よりによって…誰よりもラブリーな、この私の存在を忘れているのですか?」

榊 「いや…君だって可愛い。だけど…
―何て言うのかな、私にとても似ている、気がして…

それと、君のお父さんが誰か、知っているから」



479 :名無しさんちゃうねん :2005/11/09(水) 22:29 ID:???
娘 「そうですか。 ―貴方の事は既に美浜さんから聞いています、同じく。

なんでも、私の大切な『変態親父』を…ただの『親父』にしてしまったのは―
この美浜さんと、貴方なんですってね」

みうら「何がなんだかわからねーけど…
あんた、『変態親父』が良かったのか?」



480 :名無しさんちゃうねん :2005/11/09(水) 22:36 ID:???




榊「…まあ、正直に言うと…可愛くなければ…
本当に『食べる』可能性は…確かに…あるよ……
それに…可愛かったら……別の意味で『食べちゃう』…かもしれないけれど…」

恵那・みうら・娘「(グレート…こいつ…見た目は本当に若く美しい女性だが…
中身は―完全なるサイコ人外だッ!ヤバいッ!)」



481 :名無しさんちゃうねん :2005/11/10(木) 06:35 ID:???
榊の台詞に恵那達が戦慄(?)しているマグネトロンバーガーの天井裏にて・・・
・・・その様子を風香が天井板の隙間から忍者みたいに覗いていた。
風香(声をひそめて)「こちら風香。あさぎ姉ちゃん、お母さん、後藤先生、応答願います」
綾瀬かーちゃん『あ、風香!どう、首尾は?』
風香「あ、お母さん。マグネトロンバーガーにて救出対象の恵那とみうらちゃんの二人と、
  暗殺対象の美浜ちよを発見したわ!」



482 :名無しさんちゃうねん :2005/11/10(木) 22:32 ID:???
かーちゃん「了解。風香は救出だけに回って…また同じような事にならないように。
暗殺チームは再結集時に組み直すからね。それに」
風香「了解しました。―それに、何ですか?」

かーちゃん「救出対象が一人増えちゃったのよ。
あの…誰だっけ…そう、あの『大きな人』が『蔦』に囚われているのよ…竹田さん、だったっけ?
本人から連絡があって…あさぎに似た『長身・長髪・巨乳』の『うら若い女性』に縛られたらしいの。
髪の色は『黒』、って言ってたわ」

風香「―全部…」
かーちゃん「え?」
風香「今お母さんが言っていた条件をすべて満たしている人が…
 ・ ・ ・ ・ ・
『ここにいる』の。―それに、不思議だけど…『蔦』がその女性の周りから伸びているのよ」

かーちゃん「まあ、竹田さん本人は…実は喜んでたのだけど」
風香「(……この浮気者)」



483 :名無しさんちゃうねん :2005/11/10(木) 22:47 ID:???
榊 「…ちよちゃん……この二人、貰っていっていい?」
ちよ 「私に聞かれても困りますよ。結局研究所へ連れ帰るんでしょう?」
榊 「ん…そうなんだけど、ね…あの…つまり……」

ちよ 「『手に入れた後、食べて良いか』と言いたいのですね?
― 一向にお構いなく。」

榊 「そうか…なら、持ち帰るね…。
木村先生の娘さんは…まだ連れて行かないから……」


娘 「…『まだ』…」

一人の完璧超人、また一人の超生物、そして三人の小娘たち。
その間に流れるのは、―ただただ、不穏な空気のみ。



484 :名無しさんちゃうねん :2005/11/11(金) 21:01 ID:???
風香 「なんだか…さっきから話を聞いていると…『蔦』の女性は
人間ではないようです…『一人』なの?『一匹』なの?」
かーちゃん『素直に《一体》って数えておきなさい』



485 :名無しさんちゃうねん :2005/11/11(金) 21:22 ID:nc6DGKVw
綾瀬かーちゃん『それよりはやく、今は恵那とみうらちゃんの救出を急いぐのよ!』
あさぎ『美浜ちよ暗殺には、私自ら直ぐそこに向かうから任せておいて!』
風香「わかったわ」



486 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/11/11(金) 21:38 ID:???
ちよ「(やれやれだぜ・・・っていうのですね・・・うふふ)」
美浜ちよの微笑が意味するものとは!?
>>487へ続く(旧アニメ版、もといcvキートン山田)



487 :名無しさんちゃうねん :2005/11/12(土) 09:53 ID:???
風香「さて、お姉ちゃんが到着する前に、急いで二人を助けださなきゃ。……お姉ちゃんてば、殺戮モード
   に入ると敵味方区別無しだしw でも、どうしよう?黒服はともかく、あの化け物がちょっとやっかいだわ」
風香は天井に開けた穴から下の様子を伺い、救出の策を練った。

榊--と、いう名の存在--の顔にうっすらと笑みが浮んだ。声はなく、唇だけが動く。読唇術の心得がある者
だけに何かを伝えるために。

榊(…上から、美味しそうな匂いがする。…私好みの、美…いや、美はつかないただの少女のようだ。少し
 脚が太目だな。…こちらから先に食べてよいか?)

美浜ちよがにっこりと微笑み、やはり唇の動きだけで答えた。

ちよ(やはり気づきましたか。どうぞ、ご自由に)



488 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/11/12(土) 23:00 ID:???
ちよ「(命令(オーダー)は唯一つ(オンリーワン)、『必敵必食』です)」
榊「(了解した・・・我が主(マイマスター))」



489 :名無しさんちゃうねん :2005/11/16(水) 20:10 ID:???
榊「ふふ・・・・・・」
風香「(!?・・・まさか・・・気付かれてるの!?)」
榊がうっすらと笑いながら天井をちらっと見た時の視線から危険を感じ取った風香は、
天井を突き破り、素早く懐から煙幕弾をとりだし、それを床に向かって投げつけた!
ちよ「うっ・・・こ、これは!?」
榊「ゴホッ、ゴホッ・・・煙で前が・・・見えない!」
その隙に恵那とみうらを抱き抱えてからDASHしてマグネトロンバーガーから離脱しようとする風香。
風香「二人共、はやく!」
恵那「風香お姉ちゃん!」
みうら「た、助かった〜!」

490 :名無しさんちゃうねん :2005/11/16(水) 20:12 ID:???
↓(ごめん。付け忘れた。>>489の続きからどうぞ)

491 :名無しさんちゃうねん :2005/11/16(水) 21:51 ID:???
だが煙幕が効いているとはいえ、店内はカワイイ生き物が主食の『柱の女』や隠れペドの黒服たちなど
危ない奴らでいっぱいだ。
風香(……くっ、さすがに正面突破して店の出入り口から逃げ出すのは無理がある! じゃあ、私が
  侵入した天井の穴から……駄目、私ひとりならともかく、恵那たち二人を抱えてはとても天井まで
  跳躍できないわ。……そうだ!)
風香は二人を抱えたまま、外道たちに気づかれないよう抜き足差し足で女子トイレに忍び込んだ。
風香「窓から逃げるわよ。さあ、みうらちゃんから。恵那も続いて。……ようし、上手くいったわ」
風香は妹たちの脱出を見届けてにっこり笑うと、店内の方を振り向いて小さく手を振った。
風香「バイバイ〜、間抜けな敵の皆様。じきにお姉ちゃんが到着して、天国に送ってくれるからお楽
  しみに〜。さてと、私もこれで失礼……え、あれ?」

だがここで誤算が生じた。ちびっ子ふたりは楽々通れた窓だったが、それなりに熟した乙女である
風香はお尻がつかえ、そのまま身動き取れなくなってしまったのだ!



492 :名無しさんちゃうねん :2005/11/16(水) 22:37 ID:???
恵那「大変ッ!みうらちゃん、手を貸して!」
みうら「わかった!はやく引っ張り出さないと!」
風香の腕を掴んで力任せに、風香を窓から引っ張り出そうとする恵那とみうら。
風香「あ、いたたたたたッ!」
風香の臀部が窓の枠の食い込む。



493 :名無しさんちゃうねん :2005/11/17(木) 01:07 ID:???
「…あれは、夢か?幻か? それとも、ついにオレは少女フェチが逝き過ぎて気が狂ったのか?
ああ、神よ。でも感謝します。全裸の美少女二人が必死に丸顔の女を窓から引っ張り出そうと
している場面を目撃させてくれて…ああっ! あんな所まで丸見えにィィィィ!! も、もういつ死
んでもいいです。神さまぁぁ。ハァハァ…」

マグネ裏のアパートに住む浪人生A君は、何気に窓から外を見て遭遇したシュールな風景を
前に、生まれて初めて神様に手を合わせ、祈りを捧げた。



494 :名無しさんちゃうねん :2005/11/19(土) 09:18 ID:???
風香「(誰かに足首を捕まれ)きゃん! だ、誰よ!?」
黒服A「(煙幕にむせながら)ゲホッ、ゲホッ、ぞ、賊を発見! 下半身だけですが!」
ちよ「ケホン、ケホッ、小癪なマネをしてくれますね」
木村娘「コホッ、コホ、悪いドロボウ猫さんです」
榊「…ドロボウ猫さん? そうか、これは猫だったのか…♪(うっとりとした表情になって妄想の世界に)
 …おっきな猫さん…いいなぁ…欲しい」



495 :名無しさんちゃうねん :2005/11/24(木) 21:45 ID:???
そのころ、美浜邸の地下研究室にて・・・
研究室内に並べられてある寝台の上に智、暦、神楽の3人がうつ伏せで鎖に繋がれており、3人共四つん這いでお尻を
突き出す体制になっている(神楽のみ片目に眼帯を装着)。その3人の肛門に太いコードが深く差し込まれている。
とも「はぁっ・・・ん・・・いやぁっ!」
よみ「ああっ・・・ひぐぅっ!」
神楽「ああっ・・・あっ・・・はぁっ!」
顔を火照らしながら呻く3人。そのすぐ傍で、ちよ父、やんだ、ゆかりの3人がその様子を見つめている。
ちよ父「ふぅーむ、実験は順調に進んでいるな〜。よし、続けたまえ」
ゆかり「なっ!?ちょっと待てって!!これ以上続けるとこの子達が持たない・・・・・・う!?」
ゆかりに拳銃を突きつけるやんだ。
やんだ「ゆかりさん、美浜総裁の命令に逆らうとどうなるかぐらい、わかってるハズっスよね?」
ちよ父「ふふふ、安田君の言うとおり、そういうことだよ谷崎君。はやくしたまえ〜」
ゆかり「く!・・・わかったわよ」
ゆかりが悲痛そうな表情で手元の機材のボタンを押す。
とも&よみ&神楽「んはああああああああああっっ!!!」
寝台の上で悶える3人をちよ父とやんだはイヤらしい表情で、ゆかりは悲痛な表情で見つめる。
ちよ父「はははっ、しかしなかなか良い光景じゃぁないか〜、安田君」
やんだ「はい!俺もそう思うっスよ、総裁。ククク・・・」
ゆかり「・・・・・・・・・(この鬼畜ども!)」



496 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/11/24(木) 22:04 ID:???
?「待てぇええええええええええええええいッッッッ!!!!!!!!!」
一同「!?」



497 :名無しさんちゃうねん :2005/11/24(木) 22:14 ID:???
黒服AA「おっと、失礼いたしました。慌てすぎたあまり、言葉遣いが……ゴホン。お楽しみのところ
   申し訳ありませんが、少々お待ちを。総裁、姫様から緊急のお電話が入っております」
ちよ父「何ぃ、ちよからだと…? わかった、こちらへ回せ」
黒服AA「ははっ!」
ちよ父は三人娘への拷問を中断し、近くの執務机に置かれた電話を取った。



498 :名無しさんちゃうねん :2005/11/24(木) 22:15 ID:???
とーちゃん「待てぇええええええええええええッッッッ!!!!!!!!」
かおりん「私達が着たからには、もう安心よ!」
大阪「ともちゃん、よみちゃん、神楽ちゃん、今助けたる!!」

とも&よみ&神楽「みんな!!」
ちよ父「な、何事だ!?」
ゆかり「!!!!」
やんだ「おわっ!?」
隙を見てやんだを突き飛ばし、智、暦、神楽の3人の鎖を外そうとするゆかり。



499 :498 :2005/11/24(木) 22:17 ID:???
被ったか・・・嗚呼、恥ずかし・・・譲りますから>>497の続きからどうぞ↓

500 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/11/24(木) 22:20 ID:???
ちよ「500、取らせてもらいましたよ・・・お父さん?」
ちよ父「おおちよ・・・それはなんて・・・お目出度いことだ」



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