世の中のすべての萌えるを。

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 最新50 スレ内検索



スレッドが大きすぎます。残念ながらこれ以上は書き込めません。

【あずまんが】SS書きの控え室5

51 :四国鉄犬 :2004/08/14(土) 23:01 ID:???
(スレ汚してスマソ。タイトル未定。)
ぽつぽつ・・・

ざあぁぁぁぁぁ・・・

雨だ。
傘を持っていなかった俺は、雨宿りをせざるを得なかった。
「・・・まいったな」
(まあ、通り雨だ。すぐにやむだろう。)
がさっ・・
「んっ?」
茂みの中に、何かいる。
それは、しましま模様の猫だった。
「なんだ、猫か・・・」
その猫は、ふらふらしながら俺の前に姿を見せた。
前足を怪我しているようだ。
「罠にでもかかったのか?見せてみろ、ほら・・・」
俺はその猫に手を伸ばした。
「ガルル・・・」
その途端、その猫は外見に似合わない低い唸り声を上げた。
「ガッ!!」
そして、俺の手に噛み付く。
「ぐっ・・・」
手が激しく痛む。
「ガルル・・」
猫は、俺を敵だと思っている様子だ。
「安心しろ。俺はお前の敵ではない。お前に危害を加えたりしない。」
「グルル・・・」
「本当だ。」
俺は噛み付いているのを無理に振り解こうとはせずに、そのまましたいようにしてやった。
「グル・・」
納得したのか、噛み付くのを止めた。
「ふう、どうやら分かってもらえたようだな・・・」
「にゃあ」
猫は申し訳なさそうに、噛んだ俺の手の傷跡を舐めた。
「賢いやつだな、お前は。待ってろ、すぐに手当てをしてやる」
俺は自分のハンカチを包帯代わりに、怪我をした前足に巻いてやった。
それにしても・・・
珍しい猫だ。それに以前どこかで見たような・・・

「もしかしてお前は、イリオモテ」
「雑種」
後ろからの声の主は、同じクラスの榊。

500 KB  
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver2.0 beta3 (03/08/25)