世の中のすべての萌えるを。

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スレッドが大きすぎます。残念ながらこれ以上は書き込めません。

【あずまんが】SS書きの控え室6

1 :◆5xcwYYpqtk :2005/02/03(木) 23:43 ID:???
 ストーリーの構成、キャラの造り方、言葉の使い方など、あずまんがのSSや
小ネタを作成する上で困ったことや、悩んでいること、工夫していること等を話し合う
スレです。
 また〜り楽しんでいただければ幸いです。
 ここで新作をUPすることも可です。

★主な注意事項
1. sage進行でお願いします。
2. 対象範囲は「あずまんが大王」及び、連載中の「よつばと」とします。
3. 他人の作品を善意であっても批評しないでください。(自分の悪いところを
教えてくださいというのは可です。)
※その他の注意事項は、>>2以降で記載します。

213 :CHANGE GETTER ROBOT THE STORY 〜三匹〜 :2005/03/04(金) 21:11 ID:???
CHANGE GETTER ROBOT THE STORY
第1話〜三匹〜

カタ  カタ カタ
暗い部屋の中でキーボードを叩く無機質な音が響く。
「・・・・・・・・・・・・・・」
その闇の中、モニーターの光が無言でキーボードを叩く手の主の顔を照らし出す。
それはゲッター2のパイロット。神隼人だった。
背は榊と比べほんの少し高い程度だが
顔はどことなく気品と知性が漂う。しかしその瞳は時折、狂気を秘めている。
そして彼の爪はまるで猛獣の如く鋭い。
そのとき暗い部屋に光が灯った
「こんなに部屋を暗しおって・・・・学校の宿題か?」
声に反応し隼人が振り向く。そこには白髪で下駄を履き、白衣の初老の男が立っていた。
声は少ししわがれており、上半身に羽織った白衣はなんとなくだらしないように着こなしている。
「早乙女博士・・・・敵のデータを見ていただけだ。それに独裁者どもの考えた勉強などに興味は無い」
「(まだコイツはアクが抜けていないのか・・・・?)まぁいい。何か分かったことでもあるのか?」
早乙女博士と呼ばれた老人が問い掛ける。
「コイツら・・・バグズはまず、小さな昆虫の姿で人間や生物に奇生する。そしてその体を食い荒らし
自分が脳を支配する・・・・そして体を変化させ宿主をバケモノに変化させてしまう・・・・・・」
「そして時折、一部のものは巨大に進化する。どこからそんなエネルギーをもってくるのか想像もつかんがな」
隼人に続いて早乙女が続ける
「そんでもってだんだん時間が経つにつれ力をつけていって最後には手に負えなくなる・・・・だろ?」
「・・・竜馬か、ノックくらいして入れ」
「うるせぇこのクソジジイ。アンタこそたまには科学者らしい格好しやがれ!!」
「・・・科学者らしい格好ってなんだ?」
隼人がツッコむ。言葉の汚さと怖さを除けばよみとともの夫婦漫才に似ている。
「そ・・・それは・・・下駄だ!下駄!ジジイ、アンタが下駄の愛好家なのは分かるが靴を履け!!」
「ワシは靴なんぞ履かん。靴は嫌いだ、というか履けん。」
「何故だ?」
隼人も尋ねる

214 :CHANGE GETTER ROBOT THE STORY 〜三匹〜 :2005/03/04(金) 21:12 ID:???
「水虫だからな・・・・」
竜馬・隼人・早乙女「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
しばらくの間、沈黙が続いた。しかしその沈黙を破って早乙女が口を開く。
「まぁそんなことはどうだっていい。竜馬、隼人。お前等に頼みがある。」
「なんだ?俺は忙しいから面倒なのは断る」
「ゲッターの修理を手伝えってのはナシだぜ。俺は体育会系だからよ」
「・・・・つまり馬鹿ってことか?」
「そうそうそういう・・・ってなんだとこのインテリのマザコン野郎!!」
「なんだと・・・・!?(あ) なら竜馬。マザコンというのはどう言う意味だ?分かるか?」
「ハッ!決まってんだろ「マザーコンピューター」って意味だよ!!どうだ、ざまぁみやがれ!!」
「黙らんかボンクラども!!!」
早乙女が大声で渇を入れる。耳元で言われたので二人とも少し竦んでしまった。
「貴様等、歳から考えればまだ学生の分際で戦闘がなければ自堕落な毎日を送りおって・・・。
そこで貴様等にこの学校に入学してもらうことにした。拒否することは許さん。さもなければこの研究所から出ていって
貰うぞ。当然、給与もナシだ。ついでに面倒な転入手続きは国に頼んだから既に済んでいるハズだからな明日から通ってもらうぞ」
「へーえ・・・学校に・・・んだとクソジジイ!!この俺に・・・俺にお勉強をしろってか!?」
「フン、あんな聞いていて頭の痛くなる会話をしてから何を言う。隼人、貴様もだ」
話の矛先が隼人に向けられる。だが隼人は何かを悟っていた
「フ・・・アンタが言うことには何か裏があるからな・・・・良いだろう。行ってやる」
「流石に察しが良いな。コレを見ろ」
近くの机に写真が散らばっている。
「コイツらだ。コイツらはゲッターに「乗れる」可能性があるかもしれんからな。幸いにも全員同じ学校だ。
今回の事件で少々数が減ったが仕方が無い。お前等はこいつ等を護衛するんだ。また今度奴らが襲ってきたらしばらくはゲッターの
使えない今、また奴らが来たら今度こそ数が無くなるからな」

215 :CHANGE GETTER ROBOT THE STORY 〜三匹〜 :2005/03/04(金) 21:13 ID:???
「フーン・・・ってここはあいつらの学校じゃねぇか!!・・・・あんの馬鹿女達とまた会うのかよ・・・・・」
「フ・・・安心しろ。奴らは護衛の対象じゃない・・・それに危なくなったら見捨ててもいい奴らだぞ」
だが、その「馬鹿女達」言葉を聞いたとき早乙女は口元を緩ませ微笑をした。
しかし竜馬はそれには気付かなかった。
「けっ・・・余計なお世話だ。ジジイ、分かったぜ。明日から行きゃいいんだろ行きゃ・・・・」
竜馬も覚悟したのかしぶしぶ承諾する。・・・・・確かにコイツは少し勉強したほうがいい。
「分かれば良い、明日から行ってもらうぞそれに制服と鞄は既に部屋に運んでおいた。サイズが合わなければ破るなり
 縫い合わせるなりなんなりするがいい・・・・じゃあな」
そう言って早乙女は部屋を出ていった。
「そういうこった明日は早いみたいだから俺ももう休むぜ。てめぇもいつまでもマザーコンピューターに噛り付いてんじゃねえぞ」
竜馬も部屋を出ていった。眠いのか大きなあくびをしていたが。
だがそれ以前にやはり竜馬は少しは勉強をした方がいい・・・・・という問題ではない気がする
そして隼人のみが部屋に残された。
そしてまた無言でキーボードを叩き始める。
しかし隼人はさきほどの早乙女の微笑がどうも気になっていた。そしてそれ同等に
「(俺も・・・・ボンクラなのか・・・・・・・・?)」
とまたも早乙女の言葉が脳裏にこびり付いているのであった。
そして急にやりきれない思いがこみ上げてきたので・・・・自慢の爪で壁を引っかいてみた。
・・・壁には鋭くて深い五本の筋が刻まれていた

to be continued

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