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スレッドが大きすぎます。残念ながらこれ以上は書き込めません。

【あずまんが】SS書きの控え室6

1 :◆5xcwYYpqtk :2005/02/03(木) 23:43 ID:???
 ストーリーの構成、キャラの造り方、言葉の使い方など、あずまんがのSSや
小ネタを作成する上で困ったことや、悩んでいること、工夫していること等を話し合う
スレです。
 また〜り楽しんでいただければ幸いです。
 ここで新作をUPすることも可です。

★主な注意事項
1. sage進行でお願いします。
2. 対象範囲は「あずまんが大王」及び、連載中の「よつばと」とします。
3. 他人の作品を善意であっても批評しないでください。(自分の悪いところを
教えてくださいというのは可です。)
※その他の注意事項は、>>2以降で記載します。

289 :CHANGE GETTER ROBOT THE STORY第5話〜神隼人〜(3) :2005/03/16(水) 21:47 ID:???
CHANGE GETTER ROBOT THE STORY
第5話〜神隼人〜(3)

「ちよちゃん・・・大丈夫?」

榊が水道の水で冷やした「ねここねこハンカチ」を差し出し
心配そうにちよちゃんに声をかける

「ありがとうございます。まだ少しひりひりするんですけど大丈夫です」
そう言ったものの、ちよちゃんの左の頬は赤く腫れており、痛々しい。
だがちよちゃんは皆を心配させまいとあえて元気な声で答えた。

「ちくしょう・・・あいつらちよちゃんまで巻き込みやがって・・・!」
「あの・・・私のコトは・・・?私も腕がまだ痛いんだけど・・・・」
「お前は半分自業自得だろ!まったくこんなコトになったのもお前が走り回るから・・・・」
「あんなーそれやったらよみちゃんにも責任があると思うんやけど・・・・」
「(う・・・・)・・・それもそうだ、ちよちゃんごめん」
「そんな・・・顔をあげてください。それにともちゃんが悪いわけでもありません」

よみはともの頭を無理矢理曲げさせて自分自身も深深と頭を下げた。
ともは無理矢理頭をおされて苦しがっているが、申し訳なさそうにしている。

「そうよ、悪いのはあいつ等よ!女を殴るなんて男として最低ね!!」
「そうやな、あんな酷い事するひとはりょーま君に殴られてとうぜんや・・・・・」
「ちくしょう、それでも腹立つなぁ・・・・・・!!」

290 :CHANGE GETTER ROBOT THE STORY第5話〜神隼人〜(3) :2005/03/16(水) 21:48 ID:???
皆はまだこみあげてくる怒りが収まらないようだ。
口々に厳しい言葉を吐き出していく。

そのうち、職員室に呼び出されたっきり戻ってこない竜馬の様子を見に行く事になった。
職員室を覗いてみるとにゃもが竜馬と隼人に説教をしていた。
皆は職員室の入り口の扉に隠れこっそりと様子を伺う事にした。


「だからよ!あいつがちよすけをブン殴ろうとしてたから先手必勝でブン殴ってやったんじゃねぇか!!」
「違うわ、私が言ってるのはなんで話し合いで解決しなかったコトを言ってるのよ!!」

職員室の入り口からでも竜馬とにゃもの言い争う声が聞こえる、それを大坂は
「戦争やな・・・まるで」
とコメントした。

「ケ・・・話合いで丸く収まるならなんであんな小せぇちよすけが殴られなきゃなんねぇんだよ?
 あいつが喧嘩をあの不良どもに吹っかけたってのか?・・・あいつらがやってきたに決まってるだろ!!!」
「にゃもー、そんぐらいにしなさいよ。りょーまの言う通りよ、あんな小さい女の子を平気で殴るような
 奴は一発ガツーンとやっちゃった方がいいのよ」

291 :CHANGE GETTER ROBOT THE STORY第5話〜神隼人〜(3) :2005/03/16(水) 21:51 ID:???
「あんたは黙ってて!!それは私もそう思いますでも・・・・ちょっと神君、どこに行くの!?」

それまで沈黙を保っていた隼人が初めて行動を起こした。
隼人はにゃもの制止も聞かず職員室の扉を開けた。

そのとき隼人は扉に隠れている女子高生たちを見つけた。

こちらに顔を向けた隼人に驚いた皆は驚くようにあとずさった。
だがちよちゃんだけは赤い頬っぺたを押さえたままじっと隼人を見つめていた。

そして隼人とちよちゃんの目が合った。ほんの一瞬だが隼人はちよちゃんを
ちよちゃんは隼人を見ていた。
そのときは隼人の表情に狂気の色は無く不思議なほど穏やかだった。

だが出て行くときにいつもの表情に戻りにゃもをの方を睨みつけるようにして言った。

「・・・どんなコトを言われようと、俺は俺の考えで正しいと思うコトをしただけだ」

冷たく、吐き捨てるように言い、出ていった。
その言葉に、その場にいた誰もが返す言葉を見つけることは出来なかった。




to be continued

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