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スレッドが大きすぎます。残念ながらこれ以上は書き込めません。

【あずまんが】SS書きの控え室6

1 :◆5xcwYYpqtk :2005/02/03(木) 23:43 ID:???
 ストーリーの構成、キャラの造り方、言葉の使い方など、あずまんがのSSや
小ネタを作成する上で困ったことや、悩んでいること、工夫していること等を話し合う
スレです。
 また〜り楽しんでいただければ幸いです。
 ここで新作をUPすることも可です。

★主な注意事項
1. sage進行でお願いします。
2. 対象範囲は「あずまんが大王」及び、連載中の「よつばと」とします。
3. 他人の作品を善意であっても批評しないでください。(自分の悪いところを
教えてくださいというのは可です。)
※その他の注意事項は、>>2以降で記載します。

404 :CHANGE GETTER ROBOT THE STORY 第7話〜発進ゲッターロボ〜(1) :2005/04/06(水) 15:24 ID:???
CHANGE GETTER ROBOT THE STORY
第7話〜発進ゲッターロボ〜(1)

バンッ

「じゃあ、あなたがあのときあの白いロボットに乗ってたんですか!?」
みなもが早乙女の座っている机を両手で叩きながら大声で言った。
「確かに、あのときゲッター2に乗っていたのはワシだ。何か不満でもあるのか?」
「ゲッター・・・あれがあの恐竜帝国と鬼の百鬼帝国を滅ぼした兵器の一つなんですね」
椅子に座った早乙女を上から見下すようにみなもは言った。。
そのみなも視線は珍しく冷たかった。
「フン、学校の教師だけあってその週刊誌に載っている程度の事は知っているようだな
 まぁ今年から小学校の教科書にも載るようだから教師なら知ってて当然か・・・・」
下駄を履いた足を組ませながらみなもを睨み返すようにして早乙女も言い返した。
「く・・・そんなどうでもいい事を聞いているんじゃありません!!」
「じゃあ貴様は何が不満なのだ!!!」
こんな議論がもう二十分は続いていた。

「うわ・・・・・修羅場だよ」
「にゃもちゃんのあんな怖い声、初めて聞くで・・・・」
「あぁ。しかも相手のじいさんも・・なんかこう、威圧感ってのかな・・・怖いな」

みなもと早乙女が口論を続けている部屋の前で耳をドアに当てながら
真ボンクラーズの竜馬を除く三人が縦一列に顔を揃えて聞き耳を立てていた。
ちなみに上からとも、神楽、大阪である。
「あんたらさ、高校生にもなって恥ずかしくないのかよ・・・
っていうかここはさっき立ち入り禁止だって言われた部屋だろ!?」
「入ってなきゃいいんだよーだ。それに今忙しいからあっち行ってくんない?邪魔だよ、邪魔」
部屋の中の口論に耳を澄ましながらともが生意気な言い方でよみに言い返した。
「邪魔ってなんだよ邪魔って!!コノヤ・・・・」

405 :CHANGE GETTER ROBOT THE STORY 第7話〜発進ゲッターロボ〜(1) :2005/04/06(水) 15:25 ID:???
ヴオーン ヴオーン ヴオーン

そのとき突如研究所内に警報が響き渡った。
「うわっ!!」
そして警報が鳴るのと同時に部屋の自動扉が開き、扉に体重を掛けていた
ボンクラーズは三人仲良く扉の内側に倒れこみ、飛び出してきた早乙女とみなもに激突した。
「うわっ!!」
「何だ貴様ら、邪魔だ!!」
倒れてきた三人を突き飛ばし、悪態をつきながら早乙女は駆け足で部屋から出て行った。
三人は突き飛ばされたせいで再び倒れこんでしまった。
「痛てて・・なんだよあのじいさん!!感じ悪いなぁ!!」
「本当だよ、私らの何が邪魔なんだよ!!
「いや、邪魔だろう・・・・大阪にとっても」
静かな口調で言った。
ともと神楽の下には大阪が下敷きになっており苦しそうに呻き声をあげていた。

「敵か!?」
「恐らく!!」

慌しい状況の司令室で早乙女と研究所員が声を張り上げて叫んだ。
司令室の中はコンピューターが情報を分析する音と警報と所員達の声で溢れていた。
そして皆白衣を着た研究者達の一角に場違いな制服を着た生き残った生徒達が組ごとに集められていた。
「数は?」
「10体の敵影をキャッチ。尚、内6体は飛行しているものと思われます!!」

「なんだと・・・今蟲どもはどこだ!?」
「十二時の方向です真っ直ぐこの研究所を目指して進撃中、距離1200!!」
「敵集団、自衛隊の航空隊、戦車隊と戦闘に入りました」
「自衛隊か、そんなことをするぐらいなら住民を避難させたほうが効率的だろうて
 ・・・まぁいい。せいぜい時間稼ぎをして貰おう」

406 :CHANGE GETTER ROBOT THE STORY 第7話〜発進ゲッターロボ〜(1) :2005/04/06(水) 15:27 ID:???
「(なんかさ、ヤバくない?)」
ひそひそと暦がともに耳打ちをした。
「(そうか?ゲッターロボあんだからなんとかなるんじゃないのか?)
「(でも10体って言ってたよな・・・大丈夫かな・・・)」
その会話に神楽も混ざってきた。
そしてそのまま三人はひそひそと会話を続けた。

「10体か・・・一体でも苦戦しておるというのに厄介な奴らめ・・・」
「博士、旧ゲッターの発進準備、完了しました。」
格納庫の方から駆け足で汚れた作業服を来た若い所員が駆け足でやってきた。
「分かったすぐに行く。可変型のプロトゲッターは?」
「一応全機すぐに変形が可能ですが、出力の調整の関係で戦闘に耐えられるのはゲッターD2だけです」
「(D2か・・・)分かった・・・おい、そこの学生達、ワシの話を聞け」
早乙女が振り返り後ろの生徒達に向かって言った。
「でもやっぱりヤバいって・・・」
「そこの茶髪眼鏡!!私語は慎め!!!」
話をしているのが暦が早乙女に怒鳴られた。
「(・・・茶髪眼鏡・・・・)」
「(ははは・・・茶髪眼鏡かよ)」
腹が立つやら恥かしいやらで暦の顔は赤くなった。
それを聞いた神楽は心の中で苦笑いをした。

「まぁいい。もう気付いたと思うがこの研究所に敵が接近中だ、敵の数は10体。
 ・・・そこでだこの中で2人、志願者をあげてほしい」
「・・・志願者?」
榊が言葉を漏らしていった。

早乙女もそれに気付いて言った。
「ああそうだ。今この研究所に1機だけボンクラでも動かせる試作型のゲッターロボが1機だけある。
 それで今から発進する旧ゲッター・・・つまり先月貴様らの学校に現れた赤いロボットをワシと共に援護して欲しい」
「ふざけんな!!軍人でもない俺達にそんなことできるか!!」
いつもは大人しい大山が激昂しながら早乙女に怒鳴った。
だが早乙女は口元を緩ませて大山に言った。
「ホウ、見かけによらず威勢がいいな。だが一つ言ってやろう、このまま待っていても来るのは死だけだ」

407 :CHANGE GETTER ROBOT THE STORY 第7話〜発進ゲッターロボ〜(1) :2005/04/06(水) 15:29 ID:???
「し・・死・・・・?」
消え入りそうな怯えた声でちよが呟く。
「(そうかこいつか、隼人が助けたゲッター1頭の天才というのは・・・・)そうだ。いくら強化したとは言え
 今竜馬たちが乗っているのは旧ゲッターといって旧式の奴だからな」
「そんな・・・」
「博士!!たった今航空隊が全滅したとの情報が入りました!!」
「敵集団、研究所まであと750!!」
「役立たずめ!!税金の無駄使いどもが!!・・・時間が無い、誰かいないのか!?」

だが答えは返ってこなかった。
いつも活発で元気なともや何を考えているのか分からない大阪ですら沈んでいた。
「貴様ら・・・そんなに死にたいのか・・・・!!」
そのときイーグル、ジャガー号に搭乗した竜馬と隼人からからの通信が入ってきた。
正面のモニターにヘルメットを被った二人の顔が映し出される。
「さっきから聞いてりゃジジイ!!ゲッターが負けるとか死ぬだとか不吉なことばっか言いやがって!!」
「りょーま・・・」
モニターの竜馬に向かって神楽が呟いた。
「・・・こんなとこで死んだら地獄でゴールや武蔵と弁慶に笑われるからな」
「隼人さん・・・・」
「ん?美浜か、安心しろ。借りてた本は返すからな・・・博士、そろそろ発進させてくれ奴らもう目の前だ」
「・・・・分かった、今ハッチを開ける・・・それよりベアー号は無人だが本当にいいのか?」
「あんたが人がいない分までゲッターを強化してくれたことを祈るよ」
早乙女の指示で、研究所の側面にへばり付いている四角い三つの射出工のハッチが開いた。
「行くぜ〜〜!!・・・ゲットマシン!!」
それぞれのゲットマシンのエンジンが点火し、機体を震わせる。
「もし俺が帰ってこなかったら俺の部屋の机の中を調べてくれ、そのとき一番下の引き出しには決して触れないようにたのむ。危険だ」
こんな状況で何を言い出すんだ?と暦は疑問に思っていたがちよが涙を浮かべて何度も頷いていたので何も言わなかった。
「発進!!」
「じゃ、行って来る」
そのとき二人とも何故か笑みを浮かていた。
そして迫りくる敵を倒すため、たった3機の戦闘機で戦場に飛び立っていった。




to be continued

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