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スレッドが大きすぎます。残念ながらこれ以上は書き込めません。

【あずまんが】SS書きの控え室6

1 :◆5xcwYYpqtk :2005/02/03(木) 23:43 ID:???
 ストーリーの構成、キャラの造り方、言葉の使い方など、あずまんがのSSや
小ネタを作成する上で困ったことや、悩んでいること、工夫していること等を話し合う
スレです。
 また〜り楽しんでいただければ幸いです。
 ここで新作をUPすることも可です。

★主な注意事項
1. sage進行でお願いします。
2. 対象範囲は「あずまんが大王」及び、連載中の「よつばと」とします。
3. 他人の作品を善意であっても批評しないでください。(自分の悪いところを
教えてくださいというのは可です。)
※その他の注意事項は、>>2以降で記載します。

584 :CHANGE GETTER ROBOT THE STORY 第8話〜CHANGE!!〜(1) :2005/05/05(木) 18:06 ID:???
CHANGE GETTER ROBOT THE STORY

第8話〜CHANGE!!〜(1)

「グギャアア!!!!!!」
女王蜂率いる上空の蜂の群れが一斉に腹部に纏った装甲を開く。
蜂の全体的なの滑らかなラインと対照的なゴツゴツとした装甲が花のように展開し
紫色のグロテスクな肉塊が露出する。
その肉塊は蜂の「心臓」なのだろうか?
一定の間隔ごとにドクドクと脈を打ち、伸縮を繰り返していた。

そして肉塊を突き破るように鈍い銀色の巨大な「機械の筒」・・・それは粘液に塗れた「砲台」。
それが蜂の体内から「吐き出された」。
いや、それは「吐き出された」というよりも蜂の体内の肉塊・・・つまりは有機物だったものが
無機物である「鉄・機械」に変化したと言った方が正しいのかもしれない。

それを証明するかのように「筒」には周りのギリギリまで装甲の外側へ押し広げられた肉塊と同じように
紫色の人間の内臓、特に大腸や小腸といった生物の消化器官を思わせるブヨブヨとした灰色の管が
全体的に広がるように走り、それも肉塊と同じようにドクドクと「脈打っていた」
モニターにも蜂の変化が映し出され、そこにいた者達を形容し難い重苦しい空気で包みこんでいく。

「なに・・・アレ・・・・・」
モニターに映る蜂の変化を見て、体を震わせながら神楽が呟く。
それに続いて息を切らせるように呼吸を乱し、青ざめた顔で暦が言った。
「あ、あいつらは・・・りょ、竜馬達は・・・一体何と戦ってるんだ!?」

「あの蜂や蟻みたいなんは生き物なん? それとも機械なん?」
「あぁ全く!セーブツなのかメカなのかハッキリしろっての!!」
「ゆかり、少しは落ち着きなさい!!(・・・それにしても気味が悪いわね)」
みなもがゆかりをたしなめる。そして蜂に対し嫌悪感の積もった言葉を小さな声で呟いた。

585 :CHANGE GETTER ROBOT THE STORY 第8話〜CHANGE!!〜(1) :2005/05/05(木) 18:08 ID:???
「・・・ちよちゃん、あの青いヘルメット被ってた・・・ジンハヤトって人から何か聞いてないの?」
隼人と仲の良いちよに榊が尋ねた。
何か聞いているのかと思ったからだ。
「人知を越えたばけもの・・・この前に会ったとき、隼人さんはそう言ってました」
ちよはすぐに答えを返した。
「人知を越えたバケモノ・・・ねぇ」
そして意味を噛み締めるようにかおりも言った。

「くおら竜馬ァ!! そのゲッター1ってのでそんな奴らさっさとやっつけちゃいなさい!!」
「だからゆかり!! あんたは少し落ち着きなさい!!」
ゆかりとみなもの痴話喧嘩を繰り広げる中、
早乙女は歯軋りをしながらモニターに映る蜂の変化を睨みつけていた。
「(バケモノめ・・・時間とともにカラダが強化される分、メカザウルスよりタチが悪い)」
有機体と無機物の交じり合う異様な物体を前に、早乙女がかつての敵生体兵器、
ゲッターロボによって地下マグマ層に追い遣られた。
「恐竜帝国」の主力兵器である「メカザウルス」のことを思い出していた。
そしてゲッタービームによって弱体化しゲッターによって
切り裂かれた無残な蟻の残骸に目を落とし、こう呟いた
「(だがメカザウルスも奴らもゲッター線に弱いという点では同じか・・・)」

そしてその蜂の群れの一体が筒の穴に周りの空気と青い光の粒を吸い込み、
筒の周りの空気が歪み筒が振動していく。
「ああもう!!今度はなんなのよーーーーーー!?」
自暴自棄・・・やけくそといった感じでゆかりが頭を掻き毟りながら叫ぶ。
「(充電(チャージ)完了・・・とでもいうのか・・・・ふざけおって)」
「腹部内部から先端にかけ、熱エネルギー反応増大!! 来ます!!」

所員が叫ぶのと同時に蜂の腹部の砲台の筒の中から青い光が液体のように弾け、
筒の中から青い光が地上のゲッターロボに放たれた。

「ギヤアアア!!!!!」
「竜馬、回避しろ!!」
「言われなくても分かってらぁっ!!」

586 :CHANGE GETTER ROBOT THE STORY 第8話〜CHANGE!!〜(1) :2005/05/05(木) 18:10 ID:???
叫びと同時にコックピットの左右にある長い操縦桿を左に倒し、
ゲッター1にビームを回避をさせる竜馬。
だがゲッター1に僅かな誤差が生じ、
ほんの僅かだが回避運動が間に合わずビームがゲッター1の赤い右腕を掠めた。
「ちッ!!」
地上のゲッターのいた場所の研究所の回り全体を覆うように生えたていた
木々はビームの爆発によって木っ端微塵に吹き飛ばされた。
表面の土は縦一直線に抉られ、熱によって焼け焦げた焦土と化し白煙が立ち昇っていた。

「うわぁ・・・・」
「森が・・・消えてる・・・」
「ヤロォ!!!」
「竜馬!!まだ来るぞ!!!」
「ギギャアアアア!!!!!」

その一発が合図となり、蜂は一斉にゲッター1に向けビームを連射する。
それをバックステップや横に飛ぶことで回避していくゲッター1。
だが完全には避けきれず、頭部の角や脇腹をビームが掠め表面の細かい傷が増えていく。

「ちッ!!!」
ダメージを軽減するため、背中に振り払った耐熱性のマントを再び全身に纏うゲッター1。
そして次のビームを地上に背を向けたまま飛行して回避し、
2〜300mほど下がった地点で再び両足を地に降ろした。

587 :CHANGE GETTER ROBOT THE STORY 第8話〜CHANGE!!〜(1) :2005/05/05(木) 18:15 ID:???
「くそ!!!ゲッター1の動きが鈍い!!」
「今こいつの下半身を構築するベアー号は無人だ、無理も無い」
やれやれ、という感じで隼人が言う。
「それじゃそろそろ選手交代といくか」
「けっ仕方ねぇな!! オープン・・・」
だがその瞬間、ゲッター1の右足から細いケーブルのコードの様な黒い無機質な触手が溢れ、
ゲッター1の体をその身に纏ったマントの上から多い尽くすようににへばり付き、ゲッター1を拘束する。
「なんだコリャあ!?」
「蟻の・・・残骸だと!?」
ゲッター1に踏み潰された鉄球によって抉られた蟻の頭蓋の中から溢れ出した。
触手はゲッター1の手や足の関節に取り付きゲッター1の手足の自由を奪う。

「くそ、関節を抑えられちまって外せねぇ!!」
「てめぇ!!この蟻ンコ野郎!!くたばったんじゃねぇのかよ!?」
「・・・本体は倒しても他の独立した細胞の一部は爬虫類みたく生きてるってコトか!? くそったれ!!!」
操縦席の壁を拳で殴りつけ、隼人が叫ぶ。
「ふざけた作りしやがって!!!!!! いつかのトカゲのシッポみてぇなヤツだな!!」
本体が死亡しても他の一部は生きているという蟲の能力に
竜馬もかつて北海道の大雪山山麓で戦った敵のことを思い出していた。

「全くだ、こんなもん早いトコ・・・な!?」
隼人が上空に何かを見つけた。
それは遥か上空で変形をしていく女王蜂の姿だった。
遥か上空で静止しながら女王蜂が腹に突き刺さっている配下の蜂を遥かに上回る巨大な砲台をゲッター1に向ける。

「「冗談じゃねぇぞ!!!!!!!」」

竜馬と隼人がそれを見て同時に叫んだ。
そして砲台と銃口近くの空気が大きく膨張し砲の中から青い光の矢の束が身動きの出来ないゲッター1に放たれた。



to be continued

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