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[他作品]クロスオーバー・あずまんがSSスレッド-参[混合]
- 241 :第4話 「焦燥」ーCパート― :2009/03/03(火) 23:17 ID:???
- バリヤーを出現させて光線を防いだデシモニアはその場で回転しつつ、
光弾をセイバーに向かって集中攻撃してきた。
「はっ!」
しかし、セイバーも両腕を大きく広げる事でバリアーを発生させて、
デシモニアによる攻撃を防いだ。恵那達を助けたバリヤーを今度は自分自身に
張ったのだ。紫色のバリヤーがセイバーの周囲に発生する。
この事によりデシモニアは形勢不利と方向転換して逃げ出そうとする。
「おおおおおお、ゼアッ!!」
セイバーはそれを見て、手から赤い光の刃『グランセイバー』を出現させる。
そして、そのまま大きく飛び上がりデシモニアに切りつける。
グランセイバーの威力は凄まじく、デシモニアが発したバリヤーさえ無力化してしまった。
これによりデシモニアは真っ二つに切断されたのちに、地上に落下して爆発するのだった。
こうして敵の侵攻を何とか食い止める事に成功したのだった。
「……」
勝利を納める事に成功したセイバーだが、どこか割り切れないものがあった。
いつもならすぐに飛び去るのだが、今回は何を思ってかその場に留まっていた。
やがて胸のカラータイマーが青から赤に点滅を始めると、その場でその姿を消す。
そしてよつばの姿に戻るが、よつばの表情もどこか冴えない。
(勝てなかった。セイバーがいなければみんなやられていた)
それでも無事を知らせる為にみんなの前に明るく振舞って姿を現す。
「よつばちゃん!良かった、無事だったんだね!」
「まったく心配させんなよ!」
みうらと恵那がよつばの頭を軽く叩きながら無事を喜び合う。そこにみるちーとゆかも加わる。
「こっちも何とか無事。でも沙奈はまだ気絶したままだし、澪もショックの為か気を失っているわ」
二人を抱えたまま、あずさは暗い顔で伝えた。
「無理もないか。あんなに酷い目にあわされたんだから」
「というか、完敗だったね私達。あの宇宙人達に手も足も出なかった」
恵那の言葉に誰もが憂鬱な気分になる。
みうらは八つ当たりなのか、近くの石を思い切り蹴飛ばしていた。
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