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スレッドが大きすぎます。残念ながらこれ以上は書き込めません。

ココだけの話あずまんがキャラでどんなオナニーした?

1 :ぼぼおおおお :2004/02/21(土) 12:03 ID:X.7K570U
私は毎回ちよちゃんに飼われてる犬ってシュチュエーションで楽しんでます

2 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 12:28 ID:???
あんたなんちうスレばたてよっけん

3 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 12:39 ID:???
ほんまじゃ、昼間っから。
しかも獣姦かい。きついのう。

4 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 12:57 ID:???
なーん、人の好みちゅーんは色々あるっちゃ。

5 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 13:20 ID:???
抜き終わった香具師はこちらでマターリ(146)
http://www.moebbs.com/test/read.cgi/oosaka/1046862531/

重複かな?

>>1

大阪さんになったつもりでちよちゃんをご馳走になったり,
大阪さんの彼氏を演じて大阪さんをご馳走になったりと,
まぁいろいろです…。

6 :ぼぼおおおお :2004/02/21(土) 18:57 ID:X.7K570U
今日はシュチュエーションを変えて榊さんとR.O.Dに出演中のマギーさんと
巨乳&黒髪&無口コンビにご奉仕していただきました

7 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 20:51 ID:???
>>6
ナカマハケン

8 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 21:33 ID:???
エロゲで抜けよ

9 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 23:11 ID:???
>>8
エロゲでは愛が無いから抜けない。

10 :ぼぼおおおお :2004/02/22(日) 00:44 ID:DQMEDZ6.
>>7さん
最近R.O.D見初めてマギーにぞっこんです

>>8さん
エロゲでは想像する楽しみが減ってしまいます

>>5さん
自分もあずまんが大王のヲタになったときは大阪からでしたが
大阪→神楽→オールマイティーになってしまいました
今度>>5さんのシュチュエーション借りてみます

11 :名無しさんちゃうねん :2004/02/22(日) 19:10 ID:???
智ちゃんと学校で

12 :名無しさんちゃうねん :2004/02/22(日) 22:47 ID:???
>>1
byほしのふうた

13 :名無しさんちゃうねん :2004/02/22(日) 23:19 ID:???
>>12
あったな〜。
ジュウカーンは好きや無いけど…。

ちよちゃんの彼氏というシチュもよかった・・・。

14 :名無しさんちゃうねん :2004/02/22(日) 23:33 ID:???
思うんだが>>1が言ってるのは>>1がちよちゃんのペットになるってことじゃないのか?

15 :名無しさんちゃうねん :2004/02/22(日) 23:46 ID:???
>>14
てことはちよちゃんに攻められるペット…

「ちゃんと犬らしく片足をあげてしなさい!」
とムチを片手にしつけるちよちゃん…

16 :名無しさんちゃうねん :2004/02/23(月) 00:05 ID:???
俺榊さんとかともちゃんあたりに調教されるネタが好きなんだけど仲間はいるか?

17 :ぼぼおおおお :2004/02/23(月) 01:12 ID:TUg9DUfM
>>14さんの言うとおりです!
自分の脳内ではちよちゃんはSです。
今日は風呂に入る前に一回慰めたのですがそのシュチュエーションは
ちよちゃんが大阪・智・よみ・榊・神楽を美浜邸に拉致してきて
俺が全員を犯さないとちよちゃんがみんなを殺してしまうというシュチュでした。

>>16さん
明日そのネタかります



誰か俺の想像の世界を小説におこせる神はいないかな。




ってか人間として俺はダメかな・・・

18 :名無しさんちゃうねん :2004/02/23(月) 08:46 ID:???
オナニーの対象になんて出来ん。
そんな風にキャラを汚すことは出来ない。

でも よ み だ け は 別

19 :名無しさんちゃうねん :2004/02/23(月) 14:40 ID:???
よみ質から

957 名前:名無しさんちゃうねん[sage] 投稿日:2004/01/21(水) 01:03 ID:???
榊さんがAV出演→引き止める。金銭面で困っていたならカンパをつのって援助。
よみさんがAV出演→レンタルする。

そのくらいよみさんの方が好きだ。

これは名言だと思う

20 :ぼぼおおおお :2004/02/24(火) 19:45 ID:K8pgDwlI
>>19さん
おれだったらどちらも引き止めずに男優に志願します!

>>16さん
そのシュチュエーションに挑戦してみましたが智に調教されるって
神秘的・・・・・・・・・

21 :名無しさんちゃうねん :2004/02/25(水) 15:02 ID:QpOYifdo
ちよちゃんをレイプしたつもりでやりました。。。

22 :名無しさんちゃうねん :2004/02/25(水) 15:07 ID:???
>>21
変態。

23 :名無しさんちゃうねん :2004/02/25(水) 15:57 ID:???
ちよちゃんとラブラブになった設定でやりました…。

24 :名無しさんちゃうねん :2004/02/26(木) 11:51 ID:???
>>23
ロリコン。

25 :ぼぼおおおお :2004/02/26(木) 15:25 ID:0htJhLdU
>>24さん
愛があればそれでいいのです!!!!

26 :名無しさんちゃうねん :2004/02/26(木) 20:45 ID:???
>>26
エゴイスト。

27 :名無しさんちゃうねん :2004/02/26(木) 20:45 ID:???
自分がね。

28 :名無しさんちゃうねん :2004/02/26(木) 21:52 ID:RZSKDFgg
アニメ見ていた当時は「あずまんがでエロなんて考えられない」だったのに
今じゃあずエロ絵を見かけ次第保存
実用のためにわざわざプリントアウトしたものも多数
人はこうして汚れていくのだね・・・

29 :名無しさんちゃうねん :2004/02/26(木) 22:01 ID:???
絵でシコっちゃ不味いよ
俺は常にイマジネーションだね

30 :名無しさんちゃうねん :2004/02/26(木) 22:13 ID:???
>>28
おー,同士ハケーン

レーザープリンターが今日も泣いている…。

31 :名無しさんちゃうねん :2004/02/26(木) 22:14 ID:???
>>29
複合していかないと

32 :名無しさんちゃうねん :2004/02/28(土) 11:39 ID:???
>>17
つまらなかったらスルーしてください

「さ、約束ですよぼぼおおおおさん、全員犯してくださいね」
なぜ俺はここにいるんだ?
そうだ、ちよちゃんと約束したんだっけ・・・
「何ボーっとしてるんですか? 早く犯してくださいよ」

33 :名無しさんちゃうねん :2004/02/28(土) 11:59 ID:???
一ヶ月前
学校で、俺は一人の女の子に呼び止められた。
「あのぉ、あなたは2組のぼぼおおおおさんですか?」
最初は何で小学生がココに? と思ったが、おさげを見て、例の天才少女だとわかった。
「ああ、そうだけど。君が噂の天才少女ちよちゃんか」
「そんな、天才だなんて・・・」
小学校から高校に飛び級なんて、充分天才だよ・・・
「ところで、俺になんか用?」
「あ、そうでした。あなたは校内でも有名なボクサーらしいですね」
「げっ、誰からそれを・・・?」
ボクサーというのはリングの上で人を殴るものだが、俺が殴るのはリングの上じゃない。
俺は、他校の生徒からお金を拝借して(と言うか、カツ上げなのだが・・・)その金をかけて試合をする、言わば、タダの不良なのだ。
「ゆかり先生が黒沢先生と喋っていたのを聞いたんですよ、ぼぼおおおおさん」
あいつ等、学校では言わないって約束したのに・・・

34 :名無しさんちゃうねん :2004/02/28(土) 12:10 ID:???
ぼぼおおおおさんと言う人間を勝手に作り出してすみません。

ボクサーは結構いい金が、ばれたら、退学は免れない。
だから、俺は学校では不良っぽい素行を見せないようにしていた。
だが、ついこの前、とあるゲーセンのトイレで試合をしているところを、あろう事か酔っ払って入ってきた、3組の担任の谷崎ゆかりに見つかってしまったのだ。
その時は、ほとんど試合は決まっていて、今まさに賞金を頂こうとしていたところだった。
ゆかりは酔っ払っていたが、ゆかりを止めに入ってきた黒沢先生は、何故か一瞬で状況を把握した。
(とりあえず、私の部屋に来なさい)

35 :ぼぼおおおお :2004/02/28(土) 12:19 ID:TcotN3YA
脳 内 で 起 こ っ て い る こ と が !

36 :名無しさんちゃうねん :2004/02/28(土) 12:24 ID:???
>>34
ボクサーは結構いい金が 間違い
ボクサーは結構いい金になるが 

俺は黒沢先生の部屋で、たっぷり絞られた。
だが流石は黒沢先生、俺が反省した素振りを見せると
(もうこんなことしちゃ駄目よ、まぁ、あなたも反省してるみたいだし、今回は大目に見てあげる)
一方ゆかりはと言うと
(あんた強いわね、で、一体いくら稼いだの?)
(あんたは何言ってんのよ。まさか、黙ってるからお金よこしなさい、とか言うんじゃないでしょうね)
(そんなこと言わないわよ。こいつが、私たちと同級生だったら、にゃもにも勝てたんじゃないかって思っただけよ)
(勝てた? まさか、黒沢先生も学生のころ・・・)
(そうなのよ、にゃもったら男子にも負けなかったんだから)
(なななな、なに言ってのよ、むむ、昔のことでしょ)
で、結局学校では他言しないように約束してもらったのだ。

37 :名無しさんちゃうねん :2004/02/28(土) 17:19 ID:???
「あの、み、美浜さん。このことは誰にも・・・」
「大丈夫ですよ、まだ誰にも言ってません」
誰にもって、これから言うつもりか?
「お、お願いします。このことは誰にも言わないで下さい!!!」
「そんな大きい声で言ったら、誰かに聞かれちゃいますよ」
何人かの生徒がこっちを見ていた。・・・まずい。

38 :名無しさんちゃうねん :2004/02/29(日) 00:28 ID:???
「安心してください。誰にも言うつもりはありません」
ちよちゃんはニコッと笑って見せた。
「ほ、本当に?」
「嘘はつきませんよ。……そのかわり、ひとつお願いがあるんです」
お願い? 一体なんだろう。
「俺にできることなら何でもするよ」
嘘ではない。退学を免れるなら、何でもするつもりだ。
「……本当ですか? 本当に本当ですか?」
ちよちゃんの目は、親におもちゃを買ってもらう約束を何度も確認する子供のような目だった。
「ああ、本当だよ。で、お願いって一体何?」
暫くの間、ちよちゃんはモジモジしていたが、もうすぐで予鈴が鳴ることに気付くと、意を決して口を開いた。
「……実はですねぇ……」

39 :名無しさんちゃうねん :2004/02/29(日) 22:26 ID:???
気になって抜けないよ〜

続きオネ

40 :ぼぼおおおお :2004/03/01(月) 23:18 ID:hcuR6ORw
39さんのネタの内容を聞いて小説の続きを待ちましょう

41 :名無しさんちゃうねん :2004/03/01(月) 23:36 ID:???
リアルに二次元人にほれてる>>1-40がキモイとオモタ

42 :名無しさんちゃうねん :2004/03/02(火) 18:47 ID:???
>>41
ではなぜあなたはここに来たのですか?
この板に来てる時点であなたもすでに・・・

43 :ぼぼおおおお :2004/03/02(火) 19:11 ID:71yrM7pM
二次元の映像をネタに使って何が悪いであろうか!



釣られちゃった・・・

44 :脳内ちよちゃん :2004/03/02(火) 22:19 ID:???
ちょっと長くなりそうなのでタイトルつけてみました(適当)

「……お友達になって欲しいんです」
 …は?
「私、小学生だった頃は女子の友達も男子の友達もいました。高校に編入しても、すぐに女子の友達はできたんです。だけど、男子はどうも怖いイメージがあって、それでなかなか話しかけられなくて……。結局、一年生の時は男子の友達が一人もできなかったんです」
 それで、俺に友達になって欲しいと言うわけか。
 けど、何で俺なんだ? 不良って言ったらもっと怖いんじゃないのか?
「だから、今年は絶対に男子の友達を作ろうと決心したんです。そして先週、日誌を取りに職員室に行ったとき、ぼぼおおおおさんの話を聞いたんです」
「でも、不良ってもっと怖いイメージあるんじゃないの? だったらなんで……」
 まるで、俺が質問するのを予想してたかのように、ちよちゃんは俺の言葉をさえぎった。
「不良だからですよ」

45 :脳内ちよちゃん :2004/03/02(火) 22:54 ID:???
 不良だから? 意味がわからなかった。
 俺はちよちゃんに言葉の意味を尋ねようとした。が、ちょうどその時予鈴が鳴ってしまった。
「あ、チャイム鳴っちゃいましたね。う〜ん……、そうだ、お昼に屋上に来てください。
 そこでゆっくりお話しましょう」
「え? あの、俺は別に……」
 俺の秘密をばらさないでくれるのなら、理由が何であろうと、俺でいいなら友達になっても構わないよ。
 と、言おうとしたが、ちよちゃんは俺の返事を待たずに3組の教室へ入って行ってしまった。
 ちよちゃんって意外と強引なのかな? と言っても俺はあまりちよちゃんのことは知らないのだが。

46 :脳内ちよちゃん :2004/03/03(水) 23:26 ID:???
 四時限目が終わると、俺は焼きそばパンを買って屋上に向かった。
 屋上に来るのは、1年の頃先輩と試合をして以来だ。確かあの時も俺が勝ったんだっけ。
 俺は自分の肉体に特に自信はない。毎日、筋トレをしてプロテイン飲んで…なんてことはもちろんしていない。
 ただ、ガキの頃格闘技好きの親父に、「今日からお前はボクサーを目指せ」とか「時代ムエタイだ」などと変な理由をつけられ、毎日しごかれていた。だから技術的な面では、そこら辺の奴らよりも上なのだ。
 パンチを打とうがキックをしようが、当たらなきゃまるで意味がない。だから、昔親父が買ってきた反射神経を鍛える機械と動体視力を鍛えるゲームソフトは、今でも毎日やっている。
 

47 :名無しさんちゃうねん :2004/03/05(金) 23:22 ID:???
わかりやすいといえばわかりやすいが
榊・神楽・よみのグラマー3人が俺の定番
絵によっては裸でなくても可能
いやむしろ、あのいやらしい身体をブルマ越しに堪能したりする
もどかしさに、裸と違うまた格別な味わいを見出してもいる

あずオナ道初段ぐらいはいただいてもよいかと思うがどうかな
それともまだまだ甘いだろうか?

48 :ぼぼおおおお :2004/03/06(土) 00:29 ID:TF5jcbDY
えっとオナ道二段を自負する自分はPM10:00以降は十秒以上目をつぶれば
あずまんがワールドに飛べます。

そこではつねに自分の思いどーりになります。
おとといは七人一組のBRで
神楽をかばい自分が軽傷を負うというシュチュエーションで
神楽が慣れない手つきで看病してくれるんですが
体を拭いてくれることになって・・・

49 :名無しさんちゃうねん :2004/03/06(土) 00:37 ID:???
俺、先々週辺りから夢の中だと五感全開で動けるようになった。

50 :47 :2004/03/06(土) 00:55 ID:???
甘かった _| ̄|○
異能者が次々と・・・

51 :名無しさんちゃうねん :2004/03/06(土) 04:57 ID:???
まだ大阪だけだけど,抱きしめる感触…,
頬に触る暖かい息吹,骨ばった背中,
きゅっと力を入れてだきつくうで,トクントクンと響く心臓の鼓動が聴こえる…

52 :名無しさんちゃうねん :2004/03/06(土) 15:23 ID:???
みんなすごいよ……

53 :ぼぼおおおお :2004/03/06(土) 20:56 ID:TF5jcbDY
>>49さんの能力はうらやましい!
>>51さんの具現化できる能力は凄すぎ

54 :49 :2004/03/06(土) 21:34 ID:???
俺は夢の中で動き回れるけど、エロに持っていこうとすると萎えて覚めちゃう。
俺があずまんが(大阪)に求めてるのはエロじゃなくて日常なんだろうな。多分。

55 :名無しさんちゃうねん :2004/03/06(土) 22:21 ID:???
逆に俺意識が有るとえろい方向に行くんだけど・・・
かなり感触が生々しい・・・

56 :名無しさんちゃうねん :2004/03/06(土) 22:25 ID:???
いやまて、今思ったんだがこれって良く考えたら夢精告白じゃん
今になってスゲー恥ずかしくなってきた

57 :ぼぼおおおお :2004/03/07(日) 02:41 ID:9jSTHv4M
夢精体験談なのかな?w
自分はある程度まで進んだらそのままナニに移行します。

>>49さんのおっしゃることはよくわかります。
自分はエロの方向に持っていくときと、「あずまんが大王」の世界に
自分を含めた日常を想像する2パターンあります。
6:4でエロが強いですが・・・

58 :名無しさんちゃうねん :2004/03/08(月) 10:21 ID:???
つーか、あんな日常求めるな

若者よ、真剣に打ち込んでいるものはあるか?

59 :名無しさんちゃうねん :2004/03/09(火) 18:26 ID:???
脳内ちよすけの続きはまだか?

60 :脳内ちよちゃん :2004/03/10(水) 21:54 ID:???
>>59
すっかり忘れられたかと思ってました。
いや、皆さんあずオナネタで盛り上がってたんで、場を壊さないように、と書き込まなかったのですが…
でも、私のくだらないSS待っている人がいるなら…

61 :脳内ちよちゃん :2004/03/10(水) 22:10 ID:???
でも、まだ抜けるような展開ではありませんのであしからず。

 風通しを良くする為か、屋上の扉は開けっ放しになっていた。
 屋上に出ると、俺は大きく伸びをした。太陽の光がまぶしい。遠くの空には、ソフトクリームのような大きな入道雲がどっかりと居座っていた。
 太陽の光がジリジリと照りつけてくる、が風が吹いているため中よりは涼しかった。
「あ、来ましたね」
 声のしたほうに目をやると、ちよちゃんがサンドイッチを持ってプランターに座っていた。
 俺はプランターの方へ歩いていき、ちよちゃんの隣に腰を下ろした。
「早速で申し訳ないんですが、さっきのお願いの返事聞かせてください」
 俺は焼きそばパンのラップをはずしながら答えた。
「俺なんかでいいんだったら別に友達になってもいいよ」
「ほ、本当ですか!? わぁ!! うれしいです!!」
 あまりの喜びように、俺は危うく焼きそばパンを落とすところだった。
 でも、本当にうれしそうだ。そんなに喜ばれると何だかこっちまでうれしくなってくる。

62 :脳内ちよちゃん :2004/03/10(水) 22:36 ID:???
「ところで、美浜さ…」
「そんな、美浜さんだなんて…秘密は誰にも言いませんから、そんな畏まらないで下さい。それにぃ、私達もう友達じゃないですか。ちゃんと名前で呼んでください」
 確かにそうだ。ちよちゃんが、そこら辺の女子みたいにペラペラ人の秘密をばらすとはとても思えない。
 俺は改めてちよちゃんを信用した。

「ぼぼおおおおさん、私に聞きたいことがあるみたいですね。それってさっき私が言ったことについてですよね」
 焼きそばパンを食べながら、俺は頷いた。
「不良……小学校の頃の、私の仲の良かった男子の大半が不良でした」
 俺はその言葉を聞いた途端、驚いてむせてしまった。
「だ、大丈夫ですか? 不良って言っても、お酒を飲んだり、タバコを吸ったりするわけじゃありませんよ。いたずらをして先生にしょっちゅう怒られたり、言葉よりも先に手が出てしまう、そんな人たちです」
 ……それは、不良じゃなくてタダの悪ガキじゃないのか? そんな疑問が頭をよぎった。
「普通の男子は、親や先生に言われたのか、私に敬語で接してきました。あ、別に敬語で接してくることが嫌だったわけじゃないんです」
 さっきの嬉しそうな顔はどこへ行ったのやら。ちよちゃんの顔は少し暗くなっていた。
「ただ……、私も他のこと同じように、もっと親しくお話したいなって思ったんです」
 そうか……。やっぱり女の子っていうものは異性と仲良くしたいと思うもんなんだな。

63 :脳内ちよちゃん :2004/03/10(水) 23:26 ID:???
「そんな中、他の子達と分け隔てなく私に接してくれたのが、さっき話したような男子達でした。普段は悪いことしてる人達でしたけど、私を含め女子にはとても優しくしてくれました」
 そこまで話すと、ちよちゃん表情が元に戻った。
「なるほど、それで俺に是非友達になって欲しいという訳か……」
 俺の言葉に、ちよちゃんは少し申し訳なさそうに頷いた。
 しかし、ちよちゃんは少し勘違いをしている。
 ちよちゃんは、不良=優しい=いい人、というイメージを頭の中に描いている。だが、自慢ではないが俺はそんなに女子に優しくしていないし、とりわけいい人ってわけでもない。
 ましてや、俺は巷じゃ「泣く子も黙るぼぼおおおお」とか「無敗の王ぼぼおおおお」などという少し時代錯誤な異名で恐れられている。つまり、ちよちゃんの理想の不良とはかけ離れているのだ。

64 :脳内ちよちゃん :2004/03/10(水) 23:46 ID:???
「ねぇ、ちよちゃん。初めて俺を見たときどんな印象受けた? やっぱ、恐いとか?」
 正直、俺も少し疑問に思っていたことだった。どれだけ異名が知れ渡っても、試合を吹っかけられるのは、いつも俺の方だったからだ。
「先生たちの話から想像していた感じとぜんぜん違っていたので、とても驚きました。何て言うか、その…とても優しそうな印象を受けました」
 ……優しそう。 半ば予想していたものの、こんなに小さい女の子からその言葉を聞くと、流石にショックを隠しきれなかった。
「ぐ、具体的にどんなところが優しそうだって感じたの?」
 少し顔を引きつらせながら俺は言った。
 ちよちゃんは、う〜ん、と唸りながら俺の顔を見つめた。思わず俺もちよちゃん顔を見つめてしまう。
 が、それは、いつしか「見つめる」ではなく「凝視」に変わっていた。
 きれいに整った顔立ち。かわいい小さな口。そして、ブロンドカラーの瞳……。見ているうちに吸い込まれそうな気がした。
 俺がちよちゃんにそうしているように、ちよちゃんもまた、俺の目を見つめていた。もとい、凝視していた。
 何だか体が熱くなってきた。日光のせいだろうか? いや、違う。体の外側からではなく、内側から熱くなってきているからだ。
 次第に胸も高鳴ってきた。いや、高鳴るどころではない。苦しくなってきている。だが、その間も俺の目はちよちゃんの瞳に釘付けになっていて離れない。また、ちよちゃんも目線を外そうとしない。
 手に持っていた焼きそばパンが手の中で潰れていく……。

65 :脳内ちよちゃん :2004/03/11(木) 00:10 ID:???
「……かな?」
 ふと、ちよちゃんの声が聞こえて、俺は我に返った。口が動いたのにも気づかなかった。
「どうかしたんですか?」 
 ちよちゃんが不思議そうな顔をしている。凝視している様子もない。
 いつの間にか体の熱も引き、胸の高鳴りも治まっていた。
 握り締めた拳を開く……、焼きそばパンはグチャグチャだ。
「あ、いや……何でもないよ。それで、俺のどこに優しい印象を……」
 まるで金縛りだ。さっきの感じは金縛りに似ている気がする。…実際体験したことはないが。
「ぼぼおおおおさんは、目が優しいんだと思います」
 思い返してみる。俺はちよちゃんの目を見た瞬間、体が動かなくなったんだ。……ちよちゃんの目?
 もう一度ちよちゃんの目を見てみた。別に変わったところはない。が、さっきの感じとは何かが違う。
「ん? どうかしましたか? 顔に何か付いてますか?」
 何が違うのかあれこれ考えてみたが、結局わからなかった。

66 :ぼぼおおおお :2004/03/11(木) 00:31 ID:v4qVJpcE
このスレの中では俺が最強?

ちなみに脳内ちよちゃんの作者さんの最近のネタは?

67 :脳内ちよちゃん :2004/03/11(木) 00:32 ID:???
 昼飯を食べ終わった後も俺とちよちゃんは喋っていた。
 俺は「妙な感じ」について深く考えるのはやめた。考えたところで、結局答えが出ないからだ。きっと気のせいだろう、そう思いこんだ。
「風が吹いているとはいえ、こうも日が照っていると、流石に暑いですね」
 それじゃあ、そろそろ中に戻ろう、ということになり俺とちよちゃんが屋上の入り口に向かおうとした、その時二人の女生徒が屋上に出てきた。
「あ、ちよちゃん。ここにいたんだ。……って、あんた、ぼぼおおおおじゃん!! 何でちよちゃん二人きりで、屋上にいるの?」
 た、滝野智!? ……俺がもっとも苦手とする奴だ。
「まさか、ちよちゃんを誘い出して、それで……」
 中学生時代、俺は滝野と同じ学校に通っていた。しかも、三年間ずっと同じクラスだった。
 こいつは、何かというと大騒ぎして、回りに迷惑ばかりかけていた。俺もその被害者だった。
 そういえば、三年間、同じクラスにこいつがふざけたりする度に、ツッコミ&フォローをしてた奴がいたな。確か名前は……
「バーカ。こんな所で白昼堂々とそんなことする奴がいるか! 第一、ちよちゃんがそんな誘いに乗るわけねぇだろ」
 水原暦……。頭もトップクラスで運動神経も結構いい。おまけに真面目だ。
 滝野とはまるで正反対の奴だが、中学時代、滝野とはずっと同じクラスで、なぜか、いつも一緒にいた気がする。多分、智がくっついていただけなんだろうけど。
「久しぶりだな、水原、それと滝野」
「とって付けた様に言うなぁ!!」

68 :脳内ちよちゃん :2004/03/11(木) 00:53 ID:???
>>67
智がくっついていただけなんだろうけど→滝野がくっついて・・・


「へぇ、それじゃあ三人は中学校時代の同級生だったんですね」
 滝野と水原にはちよちゃんが事情を話してくれた。
 そういえば、滝野と水原と喋ったのは、中学を卒業して以来初めてかもしれない。そのせいか、妙に会話が弾んだ。特に、中学校の思い出話で盛り上がった。
「でさぁ、よみったら、怒ってやけ食いして……」
「ああ、そんなことあったあった」
「お前ら……」
「わぁ、よみさん、落ち着いて落ち着いて」
 
 結局、俺達はそのまま話し込んでしまい、気が付いたら予鈴が鳴っていた。
「やっべー、次体育だ。遅れたらにゃもちゃんに起こられる」
 滝野、水原、ちよちゃん。三人とも制服だ。
「本当だ、やばいな……。ちよちゃん、智、早く着替えないと間に合わないぞ」
 そう言うと、滝野と水原は、じゃあな、と手を振り、行ってしまった。
 二人の後を、待ってー、と追いかけるちよちゃん。
 ちよちゃんは屋上の入り口のところで一旦立ち止まり、こっちを振り返って手を振り、
「それじゃあ、ぼぼおおおおさん。続きはまた帰る時に」
 と言って、行ってしまった。
「え? 帰る時に、って?」
 強引……?
 いや、友達と一緒に帰りたいと思うのは、ごく自然なことだ。つまりこれは「一緒に帰りましょうね」ということなのだろう。
 俺は自分にそう言い聞かせた。

69 :脳内ちよちゃん :2004/03/11(木) 01:05 ID:???
>>66
その通り!!(笑
最近のネタですか……大阪と榊の乙なカップリングを三人称視点で見て(妄想)楽しんでます
「榊ちゃん、私も榊ちゃんみたいに胸大きくなるかなぁ…」
「……うん、こうすればなると思う」
「さ、榊ちゃん?あぁん、胸揉まんといて」
(……あれ?……揉めるほどない) 
あ、百合になってしまった。

70 :蓬莱 :2004/03/11(木) 01:11 ID:tLKdEWCs
割り込ませて貰います。
いや、でもネタも無しにここまで書くとは…。
凄いですね。<脳内ちよちゃんさん

71 :名無しさんちゃうねん :2004/03/11(木) 14:50 ID:???
お、続き来た! 流れを気にしてたのか。書く気があるならできれば書いてほしいなぁ。
でも、なぜエロパロに書かないのだ? いや、自分もコッソリこんなのを投下してるんだが。

http://www.moebbs.com/test/read.cgi/oosaka/031767887/385-405

気長に待ってるから、頑張ってくれぃ。

72 :ぼぼおおおお :2004/03/12(金) 10:50 ID:5wJ7lmhw
>>71さんの催眠術ってシュチュエーションは頂きますが

脳内ちよちゃんさんをつれてかないで〜

73 :71 :2004/03/12(金) 13:49 ID:???
わはは、赤い靴はいていた女の子みたいにはしないって。
脳内ちよすけはここで続けてほしいな。

74 :脳内ちよちゃん :2004/03/12(金) 15:50 ID:???
>>70
ありがとうございます。ネタ無しとはいっても、最後の展開は>>17みたいにするつもりです。

>>73
お言葉に甘えて、ココで書かせてもらいます。と言うか、エロパロ板の作品はレベルが高いものが多いので私のようなものが書いたものなど、とてもとても……

75 :脳内ちよちゃん :2004/03/13(土) 15:55 ID:???
放課後……
 案の定、俺はちよちゃん達と一緒に帰ることになった。
 俺は一年の頃からずっと帰宅部だ。どうやら、ちよちゃんたちもそうらしい。

「ちよちゃんから聞いたで。あんためっちゃ喧嘩強いんやってな」
 セミロングの女子が言った。俺は驚いてちよちゃんのほうを向く。
(ちよちゃん、言わない約束だろ)
(大丈夫です。喧嘩が強いとしか言ってませんから)
 喧嘩が強い……。
 ばれないかな?
「大阪、その通りだよ。こいつ、中学時代は誰にも負けたことなかったんだから」
 滝野が余計なことを言った。
 ……大阪?
「大阪? もしかして、君が噂の大阪か?」
 俺はセミロングヘアーの女子に問いかけた。
「うん、そうやで。みんなからはそう呼ばれとるよ。せやけど、噂って何?」
 噂……。大阪から来た天然大ボケ、運動音痴高校生。
 流石にそのまま言うわけにはいかない。
「え? いや、あの……。そう、とってもおっとりしてる女子が大阪から来たっていう噂だよ」
「おっとり? 私そんなにおっとりしてるかなぁ……」
 自覚してないのか!? どうやら、天然大ボケというのは事実らしい。

 どうやらちよちゃんは放課後になるまでに、俺についてのことをこの二人に話しておいたらしい。
 一人は大阪。そして、もう一人は……。
「榊さん、手なんか見つめてどうしたんですか?」
 榊。大阪とは正反対な奴だと聞いている。スポーツ万能、頭脳明晰、おまけにスタイル抜群。男はまだしも、女子も近寄りがたい雰囲気を持っている女だ。
 だから、ちよちゃん達が「帰ろうー」と来た時、榊が一緒にいたので驚いた。
「猫に……」
「猫? もしかして、引っ掻かれたの? あはははは、榊ちゃんて意外とバカ?」
「バカはお前だ!!」
「猫かぁ……、猫っておいしんかなぁ?」
「何言ってるんですか大阪さん」
「でもさ、マグネの肉って猫使ってるんでしょ?」
「え!? ……」
「そうなん? ほんなら、猫って意外とうまいんやなぁ」
「んなわけねぇだろ!! どうせ変な噂だろ」
「そうですよ。きっと都市伝説か何か……」
 ……榊がどうしてこいつ等と一緒に帰るのか、わかったような気がした。


 

76 :脳内ちよちゃん :2004/03/16(火) 12:17 ID:???
皆さんが書き込まないのは私のせいですか?(笑
すみません。
どうぞ私のことは気にせず皆さんのあずオナネタで盛り上がってください。
書いているうちになんだか自己嫌悪になってしまいまして……。
結局、>>17に書いてある内容にすると、ちょっとグロ、残虐が入ってしまうような気がします。
それで、一応、二つの路線を考えました。
一つは、ぼぼおおおおさんの脳内の通りに。
もう一つは、もっと、のほほんとした、それでいてHは激しくっていう(もちろん、残虐グロはなし)
皆さんはどちらがいいと思われますか?
…すみません、皆さんに頼ってしまって。SS書くのは初めてなもので。

77 :名無しさんちゃうねん :2004/03/16(火) 13:28 ID:???
人のSSに口出したくないがこっちとしては
ほのぼのの方が読みやすい。


自己嫌悪に陥っているのなら、かけてやる
言葉は一つ。

がんばれ、楽しみにしてる人はここにいる。

78 :脳内ちよちゃん :2004/03/16(火) 17:23 ID:???
>>77
ありがとうございます。
楽しみにしてる人がいるとわかってとても安心しました。嬉しいです。
自己嫌悪になってる理由は、あずまんがキャラが陵辱されているところを書くのが嫌なわけで……
好きなキャラが嫌な目に合ってるのってやっぱり嫌ですね。
というか、私もほのぼのの方が好きです(笑
でも、もう少し他の皆さんの意見も聞きたいです。

79 :名無しさんちゃうねん :2004/03/17(水) 02:14 ID:???
恵那になったつもりでよつばちゃんをいただきますた。

80 :名無しさんちゃうねん :2004/03/17(水) 10:59 ID:???
>>78
ぼぼおおおおさんの意見でも聞けば?このスレで最強なんでしょ?
俺は陵辱モノは嫌いだけど、Sのちよちゃんは活かしてもらいたい。

81 :名無しさんちゃうねん :2004/03/18(木) 00:51 ID:???
結局、これはあなたの作品なのですからあなたが決めるべきでは?
とりあえず書いてみて、他のシュチュも書きたいなぁと思ったらまた書けばいいんですから
こんなこと書いといてなんですが、私のなかではちよちゃんはSなので、できればSちよちゃんで書いて欲しいです。

82 :ぼぼおおおお :2004/03/18(木) 18:53 ID:ZgswXZCA
PCがインターネット接続できなくなって今日やっと治ったと思ったら
今度はキーボードが・・・
やっとこのスレに戻ってこれたと思ったらちょっとした議論(?)になってますね〜
自分としては脳内ちよちゃんさんの気持ちいいようにやってもらえれば幸いです。

追伸

誰にも聞かれていないのですが最近のネタは自分は暦と智と幼馴染とゆー設定で
中学卒業と同時に暦と付き合うことになるのですが暦より先に智となぜかHしてしまい
微妙な関係を続けることになるという80年代風(?)の設定で楽しんでます。

83 :すけっぴ :2004/03/19(金) 12:42 ID:???
■▲▼
【1:1】あずまキャラのAAを作ろう!!
1 名前:すけっぴ :2004/03/19(金) 12:41 ID:???
                        _
             /´\      / `\
            /    \   /    `\
          /      ` ― ´       \
         /                    \
        /                       \
       /    __           __      ヽ
      /   /´   i \       //  `\    `ヽ
     /   /|     |  >      < |    |\   ヘ
     /   `\\__ノ__ノ       `\____ノ    ヘ
    /      ̄   ´ _         _   ̄ ̄       ヘ
   /            \_/\_/            ヘ
   /             |       |              ヘ
  /              |       l              ヘ
  /               \___/               ヘ
どうもすけっぴですw

84 :名無しさんちゃうねん :2004/03/19(金) 19:21 ID:???
>>83
何のつもりでこのスレに来たか知らんが、ココに来たからには君のネタを話さなければならない

85 :名無しさんちゃうねん :2004/03/21(日) 01:27 ID:I4MYXs5I
http://www5a.biglobe.ne.jp/~active_h/door/kagura.jpg
http://aoi.sakura.ne.jp/~gabri-l/nituki/2001/img/71_osaka.jpg
http://www58.tok2.com/home/mrs3/CG/azumanga-big.jpg
こんな感じ

86 :脳内ちよちゃん :2004/03/21(日) 15:44 ID:???
そろそろ書かないとダメですね。
今日中に書き込みたいと思っています。
>>82
そうですか。気持ちいいようにですか。でも、Sちよは外して欲しくないという人が結構いらっしゃるので、書きます。あくまで、軽い感じに。
あぁ、よみともいいですねぇ。
>>85
2番目の大阪の胸が少し大きすぎるような気が…。

87 :名無しさんちゃうねん :2004/03/25(木) 04:58 ID:Z5jBRwKY
SSmadaa?

88 :脳内ちよちゃん :2004/03/25(木) 15:04 ID:???
>>87
あ〜よかった。
もうこのスレ誰もこないのかと思ってました。
誰かが来たら書こうと思ってました。

89 :脳内ちよちゃん :2004/03/25(木) 15:26 ID:???
>>75の続き

 暫くして俺は、ちよちゃん、榊、大阪と分かれた。
 水原の家と滝野の家は、俺の家と同じ方向にあるので、もう少し一緒に歩く。
「なぁ、お前等っていつも今みたいなメンバーで帰ってるのか?」
 何とはなしに聞いてみた。
「ああ、そうだよ。でも、水泳部の部活が休みの日は神楽も一緒に帰ってる」
 神楽か。そういえば一年の時、同じクラスだったな。
「神楽って水泳部だったっけ?」
「そうだよ。あいつが榊ちゃんに勝てるのって水泳くらいじゃない?」
 勝てる? 他にも何かで勝負したのか?
「神楽ってさ、尻がすきなんだよね、きっと」
「はぁ? 何言ってんだお前」
「だから、万年榊ちゃんの尻を追いかける女って事。あははは、おっかしー」
「お前は尻どころか、足元にも及ばんがな」
 ははっ、確かにそうだ。
「なにー? じゃあ、よみは何か榊ちゃんに勝てるものがあんのかよ?」
 水原が榊に勝てるもの? 俺も考えてみる。
 スポーツは榊の方が上だって事は、体育祭で見たからわかる。となると、頭の良さか? 水原って中学の頃、テストは学年トップだったしなぁ。
 などと考えていると、滝野が満面の笑みをしながら、口を開いた。
「あったあった。よみが榊ちゃんに勝てるもの」
「な、何だ?」
 水原の顔には、少し期待があるように見える。
「それは……体重に体脂ぼ、ぐはぁあぁ」
 は、速い!! 
 滝野が全て言い終える前に、目にも止まらぬ速さで水原の左アッパーが炸裂した。
「そんなもん勝ったって、うれしくねぇ!! それに、私の勝ちじゃない!! ……た、多分……」
 どうやら、この二人は中学の頃と全然変わってないようだ。

 

90 :脳内ちよちゃん :2004/03/25(木) 15:44 ID:???
その日の夜 
 俺は風呂に入りながら、今日一日を振り返った。
 ちよちゃんからの突然のお願い。相変わらずの、滝野と水原のボケ&ツッコミ。噂通りの、大阪の大ボケっぷり。そして、少し驚いた、榊との下校。
 
 暫くして、俺は風呂から上がり、寝巻きをきて、早々に自分の部屋に戻った。そして、クーラーの冷風に五分ほど当たった後、机に向かった。
 明日までに数学の宿題を終わらせないといけないのだ。
 俺はノートを机の上に開き、早速取り掛かった……が、五分としないうちに手が止まってしまった。
 シャーペンを回しながら暫く考えて出た結論……やっぱりわからない。
 きっと、ちよちゃんはこんな問題解くのなんて朝飯前なんだろうな。ふと、ちよちゃんのことが頭に浮かんだ。その時、苦手なはずの数式が頭の中で組み立てられていった。
 ちよちゃん=友達
 友達=困った時は助け合う
 困った時は助け合う=宿題を写させてもらう
 ……なんて都合のいい数式だ。いや、数式とすら呼べない。俺は自嘲気味に笑った。
 だが、この式は、当たらずといえども遠からずだ。いけるかもしれない。
 俺はノートを閉じ、ペンと消しゴムを筆入れに入れ、それらをかばんの中にしまった。
 数学は二時間目。一時間目が終わったら3組にダッシュ、そしてちよちゃんにお願い。よし、これで行こう。
 時計を見る。七時ちょっと過ぎ。
 俺は、明日の授業の準備をした後夕食を食べ、眠くなるまでずっとテレビを見ていた。
 頭の中にはもうすでに宿題の心配はなくなっていた。 

91 :脳内ちよちゃん :2004/03/25(木) 16:00 ID:???
翌日
 何故か、早く目が覚めた。なので、家を出たのが、いつもよりもかなり早い。
 
 登校途中、滝野と水原に会った。
「おっはよー!!」 「おはよう」
「ああ、おはよう」
 高校に入って以来、こいつ等と朝の挨拶を交わしたのは、これが初めてかもしれない。いつも、時間ぎりぎりに登校していたからだ。
「夏ってさぁ、朝は涼しいのに三時間目あたりから暑くなってくるんだよねぇ」
「そうそう。俺窓側の席だから日の光がちょうど射して、すげぇ暑いんだよ。でも、夏だから仕方ねぇよ」
「でも、よみにとってはすごい地獄なんだよ」
「え? 私は別にそんな大変じゃないけど……」
 また始まるのか……。
「だって制服ビチョビチョになっちゃうじゃん」
「はぁ? 何言ってんだよ」
「だ・か・ら、太ってる人は汗を滝のように…」
 水原の眼鏡が光ったその刹那、滝野の体がふわりと宙に浮いた。
 …裏拳アッパー?
 俺は水原の拳と地面に伏している滝野を交互に見比べた。と、水原がはっとしたようにこっちを見た。
 そして、少し焦り気味にこう言った。
「な、なぁ、ぼぼおおおお、発汗ダイエットって知ってるか?」
 
 

92 :脳内ちよちゃん :2004/03/25(木) 16:25 ID:???
 その後も滝野と水原の、似たようなやり取りが続いた。そして、いつの間にか俺達は学校に着いていた。

 下駄箱に靴をしまおうと屈んでいると、頭の真後ろから、少女の明るい挨拶が聞こえた。
「おはようございます」 「おはよう……」
 振り返って見てみると、そこには、ちよちゃんと榊が立っていた。
「ちよちゃん、……榊、おはよう」
 あえて、さん付けはしなかった。榊の表情を伺ったが、別に変わった様子もない。セーフだ。
「いつもこの時間に来てるんですか?」
 俺が立ち上がったので、ちよちゃんは俺の顔を見上げながら言った。
「いや、今日はたまたま早く起きただけ。いつもはもっと遅いよ」
「そうなんですか……」
 ちよちゃんは少し残念そうな顔をした。
「……早く来た方が」
 ふと、榊が口を開く。
「…予習とかができて、いい……」
 予習って言われてもなぁ。俺は全くやる気がない。が、早く起きるのは別に苦じゃなかったし、時間に余裕ができるから、結構いいかもしれない。
「う〜ん、予習とかはやる気ないけど、明日も早く来ようかな」
 別にちよちゃんを喜ばすつもりで言ったのではないが、ちよちゃんの表情は一気に晴れた。
 と、ちよちゃんの顔を見て、宿題のことを思い出した。
 時計を見ると、HR開始までまだ、だいぶ時間がある。
 作戦変更。この時間を利用しない手はない。
 階段を上りながら、俺はちよちゃんに宿題の話を切り出した。
「あのさ、ちよちゃん。実は、お願いがあるんだけど…」
「何ですか?」
 どんな顔をするだろう?
「その…数学のノート見せてくれないかな? ……その…宿題を……」
「はい、もちろんいいですよ!!」
 よ、喜んでいる!?
「早く、かばんを置いて、三組に来てください」
 嬉々とした表情でそう言うと、ちよちゃんは榊と一緒に三組の教室に入って行った。


 

93 :ぼぼおおおお :2004/03/25(木) 20:15 ID:Qxi/PtoE
SSごちそうさまです

いやー最近は幼馴染ネタが面白い(マイブーム?)
榊と幼馴染の設定で俺の前だけでは性格が変わる榊、もちろん自分は一人暮らし
とゆー設定でHっくなったりならなかったりw

94 :脳内ちよちゃん :2004/03/27(土) 15:08 ID:???
>>93
幼馴染ネタですか…いいですね。
でも、幼馴染って、友達以上恋人未満の関係が定番ですよね?

95 :脳内ちよちゃん :2004/03/27(土) 15:27 ID:???
 言われたとおり俺はかばんを二組の教室に置き、シャーペンと数学のノートを持って三組教室に向かった。
 三組の教室に入り、ちよちゃんの席を探す。
「こっちですよ」
 真ん中の列の、前から三番目の席でちよちゃんが手を振っていた。
 俺はちよちゃん机の隣に膝立ちをし、早速「ノートを見せて」と言おうとした。
 が、俺はその時あることに気が付いた。……違う。
「あのぉ、私さっき気付いたんですけど、クラスによって授業の進み具合って違いますよね。だから…出される宿題の範囲も各クラス違うんじゃ…」
     俺=二組
 ちよちゃん=三組
      =……ノート見せてもらっても意味がない
 顔がカーッと熱くなるのがわかる。恥ずかしすぎる。
「そ、そうだよね。はは、ば、バカだな俺…。ご、ごめんね、時間無駄にしちゃって」
 一刻も早くこのクラスから出て行きたい俺は、そう言って立ち上がり、出口に向かおうとした。が、
「ま、待ってください!! あの、とりあえず問題見せてください」
 ちよちゃんは真剣な表情でこっちを見ていた。
 ノートを手渡すと、ちよちゃんは自分の筆入れからかわいらしいピンクのシャーペンを取り出した。そして、ノートを開き、問題を見て、なにやら書き始めた。
「私、解いてみます」
 どうやら、宿題を代わりにやってくれるらしい。

96 :脳内ちよちゃん :2004/03/27(土) 15:50 ID:???
 ちよちゃんは、ノートに写された問題をじっと見つめ、口は堅く閉じ、手を休みなく動かしている。
 こういうのを真剣そのものというのだろう。
 
 それにしても……かわいい。今のちよちゃんには「一生懸命」という言葉がぴったり合う。
 子供が何かに一生懸命になって取り組む姿がこんなにかわいいものだとは思わなかった。
 普段、みんなから「かわいい」と、もてはやされているちよちゃん。ちよちゃんをかわいいと思った事は何度かあるが、これほどまでに、可愛いと思ったのは初めてだ。
 その感情がこみ上げてきた。

「出来ました!!」 「…かわいい」
 思わず口に出してしまった。が、ちよちゃんの声とうまいこと重なって、気付かれなかった。
 ちよちゃんが、「はい、どうぞ」と、ノートを差し出してくれたので、俺はそれを上の空で受け取った。理由は簡単。今、俺の頭の中には宿題の心配よりも、一生懸命なちよちゃんの姿で一杯になっているからだ。
「あ、ありがとう。それじゃ、また……」
 俺はちよちゃんにお礼をして、三組の教室を後にした。
 教室を出る間際、ちよちゃんが「あ、私の字…」と言ったのが聞こえたが、後の方は聞こえなかった。
 おそらく、私の字のままじゃ拙いですよ。と、言ったのだろう。

97 :脳内ちよちゃん :2004/03/27(土) 16:07 ID:???
 二組の教室にもどると、俺は自分の席で、先ほどのちよちゃんの姿を頭の中でリプレイした。だが、三周目くらいから空しくなってきたのでやめた。
 時計を見ると、HRまで五分ちょっとあるので数学のノートを見ることにした。
 宿題のページ。そこにはきれいな字で、過程から解説まで丁寧に書かれていた。
 なんて気の利く子だろう。俺はその過程から解説を穴が開くほど見つめた。

98 :脳内ちよちゃん :2004/03/27(土) 16:30 ID:???
数学の時間 
 俺はちよちゃんおかげで、怒られることはなかった。
昼休みの時間
 滝野に誘われて、と言うか強引に連れられ、昼食を三組の教室で食べることになった。まぁ、ちよちゃんに改めてお礼を言いたかったのでちょうど良かった。
帰りの時間
 帰りは昨日と同じメンバーで帰った。
 途中、滝野の提案でアイスを買って食べることになって、ちよちゃんがおいしいソフトクリーム屋に皆を案内してくれた。水原曰く、ちよちゃんはおいしい食べ物の店に詳しいらしい。
 

99 :脳内ちよちゃん :2004/03/27(土) 16:40 ID:???
 翌日もちよちゃんに宿題のことで世話になった。昼食も同じメンバーでとり、帰りも一緒に帰った。
 次の日もまた次の日も。
 そうしている内にちよちゃん達ともだいぶ親しくなっていた。
 携帯の番号やメアドを教え合い、メールのやり取りもする中になった。元々、こういうのがあまり好きではなかった俺だが、ちよちゃん達とやりとりするようになって、だいぶ楽しく思えるようになった。
 そして、いつの間にか男の友達よりも中が深まり、交流も盛んになっていった。


 ふぅ、何とか100までに前置きを書き終えることが出来ました。
 次回の書き込みから、ヌケル展開(?)になる予定です。予定って言い方も少し変ですね(笑

100 :ぼぼおおおお :2004/03/27(土) 21:27 ID:9fKPdsYg
俺と脳内ちよちゃんさんしかいなくなっちゃったのかな?
脳内ちよちゃんさんがいなかったらこのスレはどーなっていたのだろう・・・

幼馴染=友達以上恋人未満ってのは脳内では打ち消されるので心配ありませんw
SS読んでる方、お暇でしたら自分の体験談を書込んで〜

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