世の中のすべての萌えるを。

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美浜ちよの黒日記

1 :ちよ :2002/10/08(火) 02:04
更に高いレベルの教育が受けたくて高校に飛び級したが、バカばかり。
質問してきたヤツが居たので、丁寧に教えてやったら泣いて喜んでた。


769 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/07/09(水) 23:07 ID:RVi9gggg
 ったく、暴走バカにこそ遭って貰いたかったどっきりなのに、
なんでもう……次? 次はそうだな、大阪とかどうだ?

「ちよちゃーん、やってみー」
 え? いやあのそんな、私は最後でいいですよはい。
 あうあう……押し切られてしまった。
表には白い素直な猫の毛皮しか見せていないため、
どうしてもこういう部分で自由意志がどうにもならないことがある。
 まあよい、適当にめちゃくちゃに歩いて適当にちょっぷをすればいいさ。
 目隠しをして、視界ゼロ。くるくる数回まわって、平衡感覚がずれた。
「左だ、左〜〜」
「そのまま真っ直ぐいけー」
 ふっ、なにを言うかおばかさん連中め。
この私が目隠しをされたぐらいで位置関係を見失うとでも思ったか。
目隠しをしても隠しきれない視覚情報がある。それは太陽だ。
太陽がある方向を見るとかすかに明るい。そして波の音だ。
この2つの情報で自分が向いている正確な方向くらい理解できる。
スイカの位置もだ。あのスイカは私の歩幅にして
12歩のところに置いてある。さて、外界の音を無視して、
私は自分の信じた情報に基づいて……

 1、2、3……8、9、10。よし、ここで大丈夫だ。
あと2歩ぶんある。ここで座って、砂地にチョップをすれば
私は「惜しかった」という評価を貰えるはずだ、ふふふ。
 ちょーっぷ!

 ぽす。

「へ?」
「さすが天才、スイカの位置変えたのにすごいや」
 え、あの? 暴走バカさん、あなたが?

 ちゅどーん!!

        END

770 :名無しさんちゃうねん :2003/07/21(月) 08:59 ID:???
(さかだち 一巻P.121)    1/2

いい加減あの暴走バカにはあきあきした。
初めこそヤツの軽佻浮薄ぶりを観察し、周りからわからぬよう蔑んだ視線を
送ってやるのもまた静かな楽しみだったが、しかしやつには学習能力が全く感じられない。
何度も似たような暴走を繰り返し、あまつさえこの私に対し暴行まで加えてきたのだ。

そういえばもうすぐ体育祭だ。 ちょうどいい機会なので、あの暴走バカを始末することした。

体育祭の日は通常と違い、出欠席をとられるのは登校・下校時のみだ。
途中で誰かが抜けたとしても騒ぎにはならない。 実際、学校を抜け出して
買い食いにいくサルも幾らかいるのだ。 「待て」 などうちの非常食にもできるのだが
犬以下のやつらにはできなくて仕方がないだろう。 暴走バカもその部類なので当然
途中で消えたとしても誰も怪まない。つまり、体育祭とは校内で暴走バカを葬る一番の機会なのだ。

私は暴走バカを言葉巧みに誘い出し、体育館裏へと連れ込んだ。 ついに暴走バカを殺害するときだ。
暴走バカはあっさり付いてくる。 これだからバカは扱いやすい。 警戒心というものを知らないのか。

凶器は靴のカカト部分に仕組んである。 この直径4ミリほどの微細な毒針を倒立の
練習を装って暴走バカの手の平に突き刺す。 小針といえど、象を三秒で殺すほどの毒を秘めている。
生命力だけが取り柄の暴走バカとはいえこの毒針を前にしてはひとたまりもないだろう。
私は思わず腹を抱えて笑い出しそうになったが、笑うのは殺してからだ、と思い直し、
暴走バカには戸惑っている振りをしてごまかした。

「ちよちゃんやろう! 倒立だ!」

771 :名無しさんちゃうねん :2003/07/21(月) 09:00 ID:???
2/2

ふっふっふ ……バカな奴だ。 それが最後の言葉になるとは知らずに。
私は毒針が暴走バカの腕に突き刺さる距離、タイミングを瞬時に計算した。 凡人には不可能だが、
天才の私かかれば造作ないことだ。
小さな針なので、刺さったことさえ解らないうちにこの世からおさらばすることになる。
はっはっは! ついにこの間抜け面ともお別れだ…………

しかしどうしたことか、私のポイズンヒールが今まさに突き刺さろうとしたそのとき、
信じられない偶然が起こったのだ。 なんとあの肥満体の声が暴走バカの名を呼び、
それに反応した暴走バカはひらりと身を翻し、私の毒針をかわしてみせたのだ。
勢いをつけた私の背中は地面に激しく打ち付けられ、肋骨三本、右鎖骨一本の重症を負った。
私は計画がばれてはまずいと思い平然を装ってその場をやり過ごしたが、専属のドクターにみせても
傷は深く、 命の危険もあったという。
……しかし肥満体、よくも私の邪魔をしてくれたな。 ……計画は変更だ。 まずおまえから葬ってやる。
ダイエットにうつつ抜かしてられるのもあと数日だ。覚悟しておけ。

772 :名無しさんちゃうねん :2003/07/25(金) 00:28 ID:???
幸運を?
ハッ。
貴様らのどこに幸運が訪れるというのだ。
腐った知性。廃れた記憶力。蚯蚓がのたくった文字。
貴様らはそれでもあの偉大なるセンター試験に臨む事をやめぬのか。
偉大とはあくまでも貴様らのレベル設定に合わせた言葉のあやだ。

この地域一帯全ての割り箸を買い占めておいてやろう。
貴様らの幸運の為にだ。
身の程を知れ。
それが今の貴様らにとっての最大の幸運だろう。
全ての割り箸を不快な割れ様にしておいてやる。

ぱき。
ぱき。

773 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/01(金) 23:35 ID:PDY9miS.
116 2003/8/1 キセキ (原作1巻106P・4巻96〜112P)

 どうしてあいつはあれほどネコに嫌われているのか?

 この素朴な疑問からはじまった研究は、
思った以上の長期に渡ってしまった。
だが2年に渡る長年の努力が実を結び、
天才様の私はついに木偶が持つなぞの秘密を突き止めた。えっへん。

 それは当初予測していた細菌でもウィルスでもなく、
なんと蛋白質だった。便宜的にネコキラウーゼと名づけた
特殊なこの高分子は、名前の通りとってもイエネコさんが嫌う
体臭の元となる。くくく、木偶は先天的にネコどもに嫌われる
運命だったのだ。イエネコだけしか嫌わない特別な成分なので、
日常生活にはなんの差し障りもないが、
やつめにとっては人生悩みの連続だっただろう。
なにしろやつは大のネコ好きなのだ、ふふふ。
まさかDNAレベルで嫌われているとは知るまい。

774 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/01(金) 23:36 ID:PDY9miS.
 このネコキラウーゼ、じつは長時間イヌの皮膚成分と交わると
アミノ酸の一部が変質し、毒性を持つイヌハゲロースになる。
今を遡ること2年と1月前、私はそれに当たり、
数日学校を休む羽目になった。ネコを寄せ付けず、
犬に触るだけで炎症を起こさせる魔性の女、木偶。
くくく、他にもネコキラウーゼには特殊な効果があるかも知れない。

 研究を重ねるうちに、ネコキラウーゼを木偶に拠らずに
合成することに成功した。よし、これでネコ嫌いな人が喜ぶ製品を作れるぞ。
もはや水入りペットボトルなんて要らぬ、きっと売れるぜ、
私は金持ちだわはははは。木偶よありがとうな。

775 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/01(金) 23:36 ID:PDY9miS.
 さてと、これを小瓶に詰めて、さっそく街にあぶれる
ネコどもを苛めてやろう。ぐふふふ――そうだ、
どうせなら木偶と一緒にいて、そこで盛大にネコどもに嫌わせようぞ。
楽しいぜ、嬉しいぜ。

 その日、学校で木偶が自分の夢について語りやがった。
なんと「1人暮らしを初めてネコを飼いたい」という。

 ほー。

 …………無理無理、むりだって。無理だよーん。

 けっ、なにネコの本を見てほくそ笑んでいるのだ。
貴様はあれほど生まれてこのかたひたすらネコに嫌われ続けていて、
未だになんの根拠を持って希望を抱き続けることができるのだ?
人というのは割り切りと軽い絶望あるいは諦観によって
平凡なあるいは劣っている自らの位置というものを自覚し、
わきまえるものなのだ! 私のような天才のみが許されるのだよ、
多少の努力では不可能な理想を超えた自己実現を成し遂げることはさ!
くけけけけ。

776 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/01(金) 23:37 ID:PDY9miS.
 帰り道、天然ボケと別れて木偶と2人きりになった。
よし今だ! 私は隠し持っていた小瓶の蓋をあけて、
例の特殊な臭いを周囲に解き放った。
今日という今日は、木偶に「諦める」ということを教えてくれるわ!
よしよし、ネコどもが来たぞ……すごい数だ、木偶が戸惑ってるぜ、
ふふふ……あれ? なんで私まで? いや、あの……うん、その……

 …………。
 そうか! 瓶を開けたのは私だから、私からネコキラウーゼの
臭いがしてるんじゃねーか。わはははははは、なんて簡単な理屈だ。
ていうか迂闊すぎだってばさ私、天才なのに畜生!

 …………。
 ……た、助けてプリーズ。

777 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/01(金) 23:38 ID:PDY9miS.
 そのときだった、突然キセキが飛び込んできたのは――

(この辺り原作とまったく同じなので中略)

 というわけで私はネコキラウーゼが利かない「ヤマネコ」によって
救われたわけである。帰り道、私はさすがに反省していて、
木偶が飼えないといったこいつを家で預かろうと申し出た。
木偶はイエネコではないにせよ、念願の「ネコ」を飼えるわけで、
まったくなにが起こるか世の中分かったものではない。
私はすこし反省しなければ――

 木偶と別れて家に向かう。木偶から手渡されたヤマネコ野郎は、
私の胸の中ですうすうと寝ている。まったく殊勝な奴だ。
さて、まもなく私の家だぞ……

 ……なぬ!

778 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/01(金) 23:38 ID:PDY9miS.
 そこにはいきなり数多くのネコどもがいた。
しまった! ネコキラウーゼを入れた瓶の蓋を閉め忘れていた!
このネコキラウーゼ、ちっともネコ避けに使えない!
むしろ猫どもの攻撃性を高めて使用者を危険に
さらすだけだ……残念ながらこれで金儲けなんて出来ないな。
いやそれはともかく――カミネコめ、回り道してやがったな!
だが今の私には心強い味方がいる!
よし、ヤマネコ野郎、また私を救え!

779 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/01(金) 23:39 ID:PDY9miS.
 …………。

 おーい。マヤーさーん。

 ……スヤスヤ。

 お い 貴 様 、ぐ っ す り と 寝 て や が り ま す か ?

 えーと、あのー、ネコさんたち?
うーん、ねえ、待ってくださいな、はい。

 …………。
 いやーん!

           END

780 :名無しさんちゃうねん :2003/08/05(火) 03:27 ID:???
さて・・・
今日は我が忠実な僕であるホワイト・ビッグ・デビル(コードネーム・タダキチサン)が人肉をエサとして欲する周期なので外にエサを見繕いに行った。
やはり新鮮な子供の肉がいいだろうと思い、公園に向かう事にした。

が、その途中で天然スローモーションと遭遇してしまった。
「まあ、エサはコイツでもいいか・・・」と思い、最後の会話を楽しもうとした時!

あろうことか、天然スローモーションがホワイト・ビッグ・デビルの唯一の急所である頭部に摩擦攻撃を加えたのだ!
しかも頭から湯気が出てる!あぁ・・・これでは獰猛さが失われてしまう。知能も落ちただろう。
近い内に体当たりをくらわされそうな予感すらする。もうホワイト・ビッグ・デビルはいないのだ・・・

しかしもっとも驚きべきは、最後に天然スローモーションが発した言葉だった。

「タダキチー、シルブプレー」

それは、私の星の言葉で「タダキチー、ヒトオソッタラアカンヨー」という意味だったからだ・・・

781 :dat落ち阻止 :2003/08/12(火) 19:09 ID:???
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         \.     >'>ヘ,,|::::::::|;;;;;il;;;``'i‐- ...,,. r''";;;l;;;;;;;!::::::::!   _,. - ''"      ,. ‐'"
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             `'〈/    l:!i::::::|   ヽヽ、,__,.ノノ   !:::/.|i   ! i  ,.. ‐'"
             L    i! `、::|    `'''‐-‐''''"    i/ /   l. l‐'" 
             \     `'                   ,」'゙
               `'‐、_ ..::|                 |:.. ,. ‐'"
                  ゙、:!                レ'"
                   l                 l

782 :名無しさんちゃうねん :2003/08/13(水) 12:35 ID:???
ネタがない………
この際漂流教室とかもOKにするか?

783 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆uittKIMURA :2003/08/15(金) 23:35 ID:tz9cFZ1.
ごぶさたしてます。
黒日記2がいよいよ9月頭発売開始という運びになりました。
今度はうちゅー氏の「抜けちよ」特集です!
くわしくはこちら、パラサイトイヴさんのページへ。
http://www3.to/road-for/

784 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/16(土) 20:04 ID:???
           ,, -''" ゙゙̄'''ヽ、
          /     /! Λ  ヽ
         /  //|/‐レ |/|,! |
       |  イi'(;;;) (;;)'i| |
        |.   i         i |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       |  ト、  (⌒) ノ | <  もちろん18禁ちゃうねんよ
       |. l^lレ|` ‐┬''" , |   \______
       i ,r|├、ヽ__」\/| ,j
       / ノ iノ ヽ |  |/
      / /`‐<^'' ‐V‐'"v |
       | /`‐-<   ||   | |
      .|/   /   | |   | |
      (   /   .|. |.  | |
      ヽr'"    | |   | |

785 :あずまんがとか好きがからー! :2003/08/19(火) 08:24 ID:???
保守っとな♪

786 :名無しさんちゃうねん :2003/08/19(火) 14:36 ID:qzq3ymrc
「痛恨のミス」
今日、久々に暴走ヴァカとメガネに付き合って下校してやった。
そのメガネは浮かない顔で頬杖をつきながら歩いている。又ダイエットに失敗したのかと思えば
どうやら虫歯らしい。日ごろダイエットダイエット逝ってる割に可笑しなモノだと思っていると
予想通り暴走がメガネの頬に鉄拳を食らわせいつもの漫才が始まった。奴等はつくづく見てて
飽きない。他人の不幸は蜜の味とはよく逝ったモノだが、ココでフォローして置かないと
エリートの沽券に関わるので、メガネを気遣う振りをしてやる事にした。
だが!今にして思えば!嗚呼!それが私の間違いの元だったのだッ!
「でもやっぱりはいちゃさんに行った方がいいです」
我ながらしまった!と思った。奴等の漫才が意外と効いていた様だ。すかさず暴走が
私の間違いを指摘する。奴は余計な事に限って矢鱈と目敏い。話をそらそうとしても
奴には通じず、其ればかりか追い討ちをかける様にこう止めを刺した。
「はいちゃさんに行った方がいいね」
                   暴走・・・将来抹殺ポイント100追加

787 :名無しさんちゃうねん :2003/08/19(火) 23:08 ID:rO0.JDHs
>>786 (・∀・)イイ!!

788 :名無しさんちゃうねん :2003/08/25(月) 22:40 ID:???
やっぱ、うちゅーさんの黒ちよはええな〜♪
でも、今回のは文章がやや荒れ気味で、読みづらいですのだ。

789 :名無しさんちゃうねん :2003/08/26(火) 15:27 ID:???
「悪魔でも和解せよ」
はじめに:この話を読む前にうちゅー氏の「神と和解せよ」(569〜572)をお読み下さい。

「美浜ちよさん、ですよね?」
いきなり呼び止められ、振り向くと赤茶色の水玉の服の女の子がいた。
前の同級生?いや、でもどこかで・・・
「パ・・・いえ、父が『お世話』になったそうですね。」
思い出した!オプーン炉利・木村の娘だ!
お世話?冗談じゃない!以前確かに木村とかおりんをからかったが
今はそれを激しく後悔している。私を追いかける暇が有ればかおりんでも・・・
そう言えば最近かおりんの姿を見かけないけど・・・
「・・・聞きましたよ。父がなぜ『あんなの』と付き合ったかって。」
彼女が微笑む。だがその目は笑っていない。

790 :名無しさんちゃうねん :2003/08/26(火) 15:43 ID:???
「かおりん、でしたっけ。その『オバサン』。」
彼女が鞄から何か棒状のものを出す。金属バットだ。
「意外に素直でしたよ。『コレ』で少し可愛がったげたらすぐ話してくれました。」
と言ってバットを見せた。よく見ると服と同じ模様が・・・
「パパったらバカよ。あたしがいるのになんであんなのなんかどこが!・・・
もうしばらく『おしおき』続けなきゃ。そのうちパパはあたしのために何だって・・・」
何かヤバイ事ブツブツと・・・て言うかこの子、ファザコン?
それこそあんなのの何処が!?夢中になってるうちにそろそろ・・・

791 :名無しさんちゃうねん :2003/08/26(火) 15:56 ID:???
「で、ちよさん!」
「は、ハイッ!」呼び止められ思わず返事した。
「あたしも相談があるんです。あたしとパパのこれからの事のために・・・
これだけ言えば分かりますよね?何たって『天才』さんですものね!」
彼女は、再び微笑んだ。

どうやら私は触れてはいけないものに触れてしまったらしい・・・

          うちゅーさん、ごめんなさい。

792 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/27(水) 00:28 ID:???
>>791
ていうかよくぞやってくれたという感じです。


117 ショタ大戦・登場編 (原作1巻9・34・2巻47P+創作)

 私はよくプラトニックで愛して止まないボケの下着を見ているが、
たいていはその天然ボケた心のままに純白だぜ。
 ある日、ふと疑問に思った。
「他の連中はどうなっているのだ?」

 ふふふ、いいことを思いついたぜ。
 たまには他の連中の下着でも見てやろう。
 なにしろ私はこの通り、身長が低い。
小学生のガキが純粋を装って「お姉さんたち」のパンツを
盗み見るように、お利口で素直という仮面でやつらの秘密の園を
観賞してくれよう。

793 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/27(水) 00:29 ID:???
 とりあえずは、木偶だ。
 校庭でボール遊びに誘って、わざと枝の上に投げて掛けてやった。
私の背では届かないが、木偶ならかろうじて手が届きそうな、
そういった微妙な高さを選んだ。
「榊さーん、届きませーん」
「……待ってろ」
 木偶は背伸びをし、手をかけて枝を揺らす。なかなか落ちないぜ。
 スキ有り!
 私は周囲を見回して誰の視線もないことを確かめると、さっとしゃがむ。
 ……猫のバックプリントか。あまり面白くないな。
 うん? やつの無駄にでかいケツのボリュームから考えるとあの猫、
横に伸びていると思うが、ちゃんと広がってるな。
まるで「にゃーん」という泣き声が聞こえてきそうだ。
おそらく最初から縦に伸びている「でかケツ用」の
専用プリントなのだろう。だが、そんな特製パンツがあるなんて、
聞いたこともない。市販品ではないとなると、どうやって……
 唐突に、後ろでがさっと音がした。
なんだ? 反射的に振り向いた私の視界には、
風もないのに揺れる草むらがあった。
誰かに見られた? ちっ、物思いに集中しすぎたか。

794 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/27(水) 00:30 ID:???
 それからの私は誰に見られたのか、
ということと木偶の特製パンツが気になり、
他の連中の下着を覗き見るどころではなくなった。
だが別になにも怪しいことは起こらない。
気のせいだったのか? 私は5時限目が終わった休み時間、
思索のために校内を散歩することにした。廊下を歩きながら考える。
 もしあのパンツが木偶専用とするなら、
一体誰が作ったのだろうか? あの猫は流行している
「ねここねこ」の柄だ、間違っても絵心のない木偶には描けるはずがない。
だからといってまさかねここねこのデザイナーである
東清彦氏が一女子高生のために作ったとは思えない。
誰かが無断で――そのときだった。

「おねーちゃん、これがええよ」
「うわっ、いいなこの竜くん! 中日ゆうしょー!」
 掃除用具置き場になっている階段の裏から聞き慣れた声がした。
私は無意識的に階段を下りている最中だった。
「よーし、『はく』ぞぉぉおおー」
 聞き流しつつ、まずは何気ない足取りで階段を下りきり、
廊下のほうまで歩いたあと、一転して抜き足差し足となり戻ってゆく。
ふふふ、初歩的なテクニックだぜ。階段の縁で聞き耳を立てる。
「くっはー、すんごい心地いー! ちゅうにっちー♪ ちゅうにちー♪」
 このいかにもボキャブラリーの少なげなしゃべり方、間違いない、暴走バカだ。
 智め、つい先日私の誕生日前で巨人様をけなして
中日優勝などとほざいてたが、何気にドラゴンズのファンであったか。
いったいなにをしてるのだ?
 見つかるかも知れない危険性を承知で、そーっと顔を覗かせてみる。

795 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/27(水) 00:31 ID:???
 するとそこには、中日ドラゴンズのマスコットキャラを
前後にプリントしたパンツを堂々と晒す、
あられもない暴走バカがいた! というのも、
スカートを脱いでいたからだ! しかもなにやら、様子が異なっていた。
「優勝〜〜優勝ぉ〜〜♪」
 と下手な歌を口ずさみながら、延々と回り続けているのだ。
 ……ついにイカレたか?
 ていうか、おまえ誰?
 暴走バカの隣に、少年が立っている。黒い帽子を深く被り、
顔はよく見えないが、私とおなじくらいの年齢だろうか。
「そこ、見とったんかあ」
 彼は、こちらに視線を寄せるでもなく、いきなり言い放った。
 関西弁?
「…………」
「隠れとっても判てるで。美浜ちよさん」
 フルネームまで……しかたなく数歩踏み出し、
関西弁の少年と対峙した――いや、彼はまったく動いていない。
暴走バカを見守るような体勢のままだ。なにやつだこいつ?
「ど、どなたですか?」
「そないな丁寧なしゃべりで正体隠さんでもええやないか。
榊さんのときの姿、あれがホンマの君なんやろ?」
 こいつ……
「るるるー」
 暴走バカは私と謎の少年との遣り取りにまるで
気が向いていない――というか、気が付いていない。
完全に心まで逝ってる。
「おまえは――誰だ?」
「よお出来ました」
 少年はこ憎たらしいことに拍手をして、返答した。
「オレは、正太」

796 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/27(水) 00:32 ID:???
「……正太?」
「そう。オレは、パンツ職人のおませな正太君や」
「いや……そんな堂々とパンツ職人って恥ずかしいやっちゃなー」
「わはははは、恥ずかしーちゅう感情は相対的なものや。
絶対者には関係ないねん。自身に対する超越した意志こそ、
アイデンティティーを確固たらしめるんや!」
 小難しそうなことをほざいてるが、私は天才だからわかる。

 こいつは正真正銘のアレでナニだ。

「わはははは、憧れの歩さんに送っとる伝説の白パンツを
いつもタダ見しとる美浜ちよ、なんてけしからん奴」
「自分で作ったパンツを臆面もなく『伝説』ってなんだよ。もうわけわかんね」
「なんやってー! バカにすんな! 勝負だ!!」
「お、おう。受けて立とうじゃないか」
 なにやら……奇妙なことに巻き込まれたかもしんない。

                       気が向いたらつづく

797 :名無しさんちゃうねん :2003/08/27(水) 00:46 ID:???
どっちも無茶苦茶な話だ。ワラタけど。
これまでの『黒ちよ』とは違った雰囲気だけど
正直、ちよちゃんの特異さを強調するためには
他に変なヤツがいてほしくない。

でも続きがあるならみてみたい

798 :名無しさんちゃうねん :2003/08/27(水) 12:32 ID:???
↑ どっちやねん(w

799 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/27(水) 17:16 ID:???
電撃3次落選age

800 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/27(水) 17:19 ID:???
と思ったらじつは1次落選sage

801 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/08/27(水) 17:28 ID:???
「ネタだ、ネタをくれ」
「えー、黒い私にはもう飽きたのかー?」
「原作もアニメも隅々まで見た! 3回ほど」
「こうなったら、コテハンを出すか?」
「そうか、よし、うちゅーと黒ちよの恋愛劇をば……」
「まていこのロリコン野郎」
「なんだと腹黒究極魔人!」
「私はじつは食いしんぼなのだ」
「……は? 脈絡がないぞ」
「食いしんぼといえば、しーぽんが一部で有名だよな」
「宇宙のステルヴィアのヒロインだな」
「私を美食ネタでしーぽん並の人気者にしてみせろ」
「待てなに無理なことを言っている。だいたいあれは
ふたばちゃんねるでの超ローカルな人気じゃないか!」
「だが! そのふたばちゃんねるでメガネデブが人気者なのだ!」
「やよえなの!」
「そう、やっぱりよみはエロいな! で有名なのだ」
「それでおまえはなにが言いたい黒ちよ助」
「ふっ、知れたこと……先に言った通り、人気者にするのだ」
「でもオレにはネタがないのだ」
「だからって、1コマしか、しかも名前しか出てこない正太とかいうのを
むりやり私並の変わったキャラにして登場させなくてもよいだろ?」
「ふふふ、オレは伝説のパンツ職人」
「うわなんだてめえ、私と笑い方被ってやがるゆるせねえ!」
 げしげし。
「うわー」
「はあはあ……で、私をな……あれ? おい! うちゅー!
どこいった? おーい? ――逃亡しやがったか」

802 :さかちー :2003/08/27(水) 20:18 ID:???
>>800
残念です。
しかしまた変なネタを……

803 :名無しさんちゃうねん :2003/09/13(土) 19:49 ID:???
最近伸びが悪いですな

804 :名無しさんちゃうねん :2003/09/26(金) 16:01 ID:KFUyq5UM
このタイトル見てちよちゃんのコスプレしてる大江戸ジゴロの黒武蔵を連想したw

805 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/10/07(火) 17:16 ID:???
黒日記2発売により解禁


113 ぷろろーぐ+えぴろーぐ (創作)

 私の名は美浜ちよ。若干10歳で高校に飛び級し、
つい先日卒業した天才だぜ。趣味は凡人の観賞――もとい、観笑だ。
一般ピープルは面白い。いつも低効率で出鱈目で失敗ばかりで、
天才様である私を抱腹絶倒させる。でも私は天才なので、
黒い正体を連中に知られることはない。
外面は猫の皮を100枚は被っていて、ひたすら心で笑うのだよ。

 新たな生活への区切りとして、周囲にいた
面白い年寄り連中を簡単に思い返してみる。
まずは大阪ボケ。ボケボケの「カスが歩む」だが、
じつは愛してるぜ、辛抱たまらん。
つぎは暴走バカ。意地悪してくる真性のカスで、
たびたび仕返しをしてやった、くくく。
メガネ、いみじくも涙のダイエットおたくだが、結局野太いままだった。
木偶、体が糞でかいだけの静かな大女で、猫にファック嫌われてる。
可愛いもの好きらしいが身の程知らずの典型だな。
体力バカ、木偶の外面にライバル心を持つ阿呆であるが、
普通の女の子らしいとこも少なからずありギャップが面白い。
かおりん、エロ教師に愛されてる百合女で不運なやつだ。
自己中、社会不適応のエセ担任で、私にどーんどーんトラウマを
植え付けた一級犯罪者――こんなところか?

 高校の3年間はとにかくこいつらの失敗を直に
目撃してやるのが大好きで、自身から働きかけることもよくあった。
ただ――妙に失敗も多かったのはたぶん、気のせいだと思う。
うん、天才である私が失敗するはずがないのだ、すべては運が悪かっ

「ちゃうねん。ちよちゃん抜けとるんがげーいんやで?」

 …………。
 はい?
「な――! ああああの、あの、大阪さん? ななななんで飛行機の中に?」
 ていうか、隣の席に座ってやがるし!
 たしか空港で、見送りの場で涙で別れたはずなのに。
「帰るとき道に迷ってしもーて。さっきようやく貨物室から抜け出てなー」
 彼女はにっこりと微笑んだ。背筋に強烈な寒気が走る。
「アメリカまでまだ6時間はあんなー。どーせ強制送還やろーけど、
それまでの間、ちよちゃんの本当の姿、高校3年間のブラックな思い出、
語ってくれへん?」
「な、なんでやねん」
「えー、どないしよー。智ちゃんらに教えたろーかなー。私を好きなこともー」
 こ……こいつ、意外とやるな。
「わ、わかった……あのな、腰抜かすなよ? 驚くなよ?」

806 : :2003/10/07(火) 17:16 ID:???
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 長い時間をかけて、ようやくすべてを語り終えた。
 まもなくアメリカ本土に到着するだろう。
「……どうだ、わかったか」
 ――――。
 返事がない。
 恐る恐る、隣席を見る。
 …………。
「すー、すー」

 大 阪 さ ん 寝 て や が る し 。

 許さん、キスしてやる!
 どうせ正体はばれてるんだもう関係ないねこうなったら
百合の世界に突入してやるもう知らない知らない
大阪さんあんた好きだようん――

807 :名無しさんちゃうねん :2003/11/14(金) 16:29 ID:???
こんなに面白いのに…みんな何も言わない…

俺は楽しんだぞ、サンキュ。

808 :名無しさんちゃうねん :2003/12/11(木) 21:35 ID:TjVNoqaQ
今日は雪が積もった。
うっとしい。そのうっとしい日に限って、雪合戦をしようと関西人が言ってきた。
受けてたったが、こんな馬鹿をあいてに本気を出す気はなかった。
そしてしばらくやってるとスポーツ馬鹿がやってきた。そしてわざと負けた。
しかしあの馬鹿たちにはわかるまい。雪の玉の中に爆弾が仕掛けられていたことを・・・

809 :名無しさんちゃうねん :2003/12/12(金) 07:50 ID:???
マジで?!

810 :age :2003/12/14(日) 12:57 ID:???
age

811 :age :2003/12/20(土) 14:57 ID:???
age

812 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/12/20(土) 23:59 ID:???
118 2003/12/22 白の連鎖 (原作3巻67〜69P)

 智の暴走バカはたまに私のおさげを掴んで遊ぶ。これがとてもイヤだ。
 つい先日もやられた。愛するボケが「年賀状かかな」と
暴走バカの気を引いたので無事生還を遂げたが、
私の美しい髪はひどいダメージを受けてしまった。
12月という乾燥した冬場にやられると、
いくら若い私でも髪の痛みは簡単には収まらず、
ついシャンプーやリンスを多めに使用してしまう。
ごくわずかとはいえ、お金持ちとはいえ、
我が家庭の家計に要らぬ負担を掛ける悪魔・暴走バカ、許すまじ!
「くしゅん」
 ――すっぱだかでポーズを決めたまま、くしゃみが出た。
さすがに窓を開けっ放しでは寒い……私は胸元で腕を組んで体を震わせ、
にわかに暖め……温かくならない。
「まだ胸、小さいなー」
 胸に脂肪があれば、多少の寒さにも耐えられるのかな、
とバカなことを考えて――

 誰だ、覗いてるやつ!

813 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/12/21(日) 00:00 ID:???
 ……気のせいだったか? 顔を出したが、窓の外には誰もいなかった。
吐く白い息が闇に溶けてゆく。ふふふ、このもやのように、
暴走バカを苛めてやるぜ。

 今回の復讐は、神楽の体力野郎を利用してやることにした。
「期末試験が終わったら、すぐに休みですねー」
「おうよちよちゃん、冬休み待ち遠しいな」
「冬休みの最初は、イエス・キリストさんの誕生日でしたね」
「キリスト? ――ああ、クリスマスか」
「キリストさんは、厩(うまや)で生まれたそうですよ」
「衛生悪そうだよな。当時のお産は大変だったんだなあ。汚いし」
「どうしてですか? 赤ちゃんって、ペリカンさんが運んでくるんですよね?」
「え……?」
「いくらお馬さんが側にいるといっても、
赤ちゃんにとって危険なことはないですよー」
「あ……そうだな……」
 ふふふ、あの体力バカがさすがに突っ込んでこないぜ。
怪訝な顔で不思議がってる。私はこれと似たようなことを
さらに2〜3回繰り返し、お利口で天才なちよ様が、
じつは「良い子・お子さま」向けの方便を無垢に信じてるかもと印象づけたぜ。
これで下準備は整った。

814 :大阪XP ◆HaiBaNe. :2003/12/21(日) 00:01 ID:???
キターーーーーー!

815 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/12/21(日) 00:01 ID:???
 体力バカと暴走バカが近くにいることを確認して、
ボケにクリスマスですねと話しかけた。
ふふふ、早速プレゼントの話へと移行してゆくと、
案の定、体力バカが私がサンタを信じてると疑ったようだ。
暴走バカに私がサンタを信じてるかどうか小声で尋ねている。
ふふふふふ、成功だ。お子さますぎるという印象を与えたら、
神楽は私がサンタを信じてると思い込み、
暴走バカに尋ねることすらしなかっただろう。
微妙なバランスの「読み」が当たったわけだ、さすがは天才だぜ、私。

 ――そしてこれも当然だが、暴走バカはすぐに私にサンタ信じてる?
って聞いてきた。あっはっは、直情径行とはまさにこのこと、
人様のキモチを考えないこいつらしいぜ。
体力バカはじつは配慮が出来る部分がある。
だから私の無垢を守る行動に出るはずだ!!!
見ろ、チョップの振り上げだ!!!

「バカ!」
 パキョ!

816 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/12/21(日) 00:02 ID:???
 あっはっはっは、暴走バカにチョップ炸裂だぜ! 楽しいぜ、作戦成功だ。
組み合ってなにか言い合ってるぜ、このまま喧嘩しろ!
人の心理を悪用する私って、なーんて天才なんだ。
すばらしいぜあひゃひゃひゃひゃ。
 ……あれ? おいおい、なに口喧嘩してんだよ。
夢を壊さないためとかって、サンタの裏設定というか辻褄合わせなんか
話してんじゃねーよ、ガンダムとかで矛盾をむりやり解釈して
納得させるような行為じゃねーかよ、おいおい……だめだ、
こうなったらとっくみあいの喧嘩なんかにはならない。
私は経験上知っている。どれほど喧嘩口調でも、
あくまで言い負かせることにこそ、この手の争いの意義はあるのだ。
すっかりにわか論客となったバカ2匹、
もはや私の復讐はこれ以上進むはずもない。
 やばい。もうすぐ授業だ、先生が来る。
この論争の原因が私にあると知ったら、なにやら突っ込まれるかも知れない。
それは私の演技が破れるという可能性を秘めており、非常に危険だ。
「サンタは人間じゃねーんだ!!」
「なにィ、宇宙人なのか!」
「あの大丈夫です、もう知ってますから……」
「え……」
「あ……そう」
 ふう……よかった、収まった。
「サンタさんは、おとうさんなんですよー」

817 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/12/21(日) 00:03 ID:???
 そのあと話の流れで暴走バカがトナカイがいないなどと言い出した。
タイミングを図ってトナカイの絵を描いてやり、大恥に徹底的なとどめを刺した。
真性バカ丸出しな大バカ、ぐんにゃりとなってやがるぜ、ふふふ。
私は十分に満足し――うわいつのまにいたんだよすけべメガネ。
なにも言わない上に気配がわかりづらいからいつも後ろを取られる。
「みなさん授業ですよ、席についてください」
 はいはい、つぎの授業はキムリンですね。
 あれ? どうもすけべメガネ、授業中ずっと私のほうを見てやがった?
――あいつ、いつも木偶や体力やメガネデブの胸ばかり見てるくせに、
なぜ今日に限って私を? 気味が悪いぜ。

 やがてテストも終わり、クリスマスが来た。ジングルベル、ジングルベル♪
今年は親子水入らずでちいさなパーティー、おこたでのんびり日和だぜ。
 さて夜も遅くなって、そろそろ眠くなってきた。
 私はまだ11歳なので、10時にもなると眠ってしまう。
大人でない証拠なので少々悔しい思いもあるが、今日は別だ。
親つーか父の野郎がサンタになって、
私が欲しがってるものを寝てる間にこっそりと枕元に置いてゆくのだふふふふ。
ここ数日、食事中とかで会話の中で何気にリサーチしていたことは知ってるんだ、
だから思いっきりぜいたくな願いをしてやったぜ、ふふふ。

818 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/12/21(日) 00:04 ID:???
 ――――。
 ……ごそごそと物音がする。
 なんだ……? うむ、親つーか父の野郎が、部屋に入ってる?
私は布団にくるまっている――音で目が覚めてしまったようだ。
父の野郎め、へたくそなサンタだな。まあいい、
数時間早く楽しみが来たわけだ。ここは寝たふりをしてやりすごし、
父が去ったら仄かにライトだけ付けてプレゼントを眺めつつ悦に浸ろう。
 パン。
 よっしゃ、ドアが閉まった? なんか妙だったな、こんな音だったっけ?
まあいいや。よし、プレゼント、プレゼント〜〜♪
手を伸ばして枕元のライトを付け、ゆっくりと起きあがる。
小さな包み! やた、プレゼントだ! ――あれ? ずいぶんと軽いな?
私が欲しがった洋服はこんなに布が少ないはずは――まるで水着並じゃないか。
夏用の服?
 気になって急いで包みを破ると、中からはなんと…………が出てきた。

 これって……もしかして、ぶらじゃー?

819 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/12/21(日) 00:05 ID:???
 …………。

 うん、ブラジャーだ。Aカップだ。
 ……セクハラだー!!

 激しいショックだった、いくらなんでも父が? いや待て?
あの閉まる音、ちょっとちがってたぞ。まさか誰かが?
 私は慌てて窓に走り寄り、思いっきり開けた。
 すると――そいつはそこにいた。

 家の塀を乗り越えようとしていた、怪しい男!
 そうだ、あの変わった音は、ドアではなく、窓が閉まるものだったのだ。
このサンタは、父の野郎ではない!
「振り向きなさい!」
 その男は私の声にびくりと驚き、不意にこちらを向いた――

820 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/12/21(日) 00:05 ID:???
         /´\    /\
        /::::::::::ヽ_/::::::::::::ヽ
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          |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
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        ̄| ̄ ̄ ̄' ̄ ̄ ̄ |  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.           l   | ̄ ̄ ̄|  / < あ……
         __\ |      | /__| 怪しい者ではありませんよ?
     _/::::::::|::::\__// |::::::l::::\_____
__/ ::::::::::::::|:::::| \ _ / /|::::::|::::::::::::::::::\_
::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::|\ハ_ハ./ |::::::|::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::: ,,-――┐:::::/::|   |::::|   |::\::::::::r―-、:::::

821 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/12/21(日) 00:06 ID:???
         ,,. --──-- 、,,_
        ,r'"  ,, ∧     `ヽ、
     ./  _/_/⊥/ ヽ⊥、__,  ヽ
    //   /.|/ l/   ヽ|.,,ヽ|ヽ  ヽ
    / i /|/;l'"~`'li,   ,il'"~`''liヽ |ヽ!,
   /|/ ! ii,   ,i!   il、   ,|! i``i ヽ
  /  !. | `゙=='" __ `''=='" | ,ノ  'i
 ./   `i     i"   `i    !.    'i  
 i   ,,/'ヽ,,  i     i _,,. -'`、    'i
 !,, - ''      `>┴,---,-'''"、    ` 、,,  i
        /ヽ,,,,_ヽ_/ _,,/ヽ      ̄
       ,_/,,.   \∨/   ヽ、,
        'r、,, `!   i^i   i-''" ,>
      / ./'!   | |   レ<"ヽ.
     .//  i,,,_ ! .!  _,! ヽ ヽ
     i/   / i  i ̄^i ̄'i ヽ  ヽ,!
        / i  i   i   i. ヽ

822 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/12/21(日) 00:07 ID:???
    /\___/ヽ   ヽ
   /    ::::::::::::::::\ つ
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::| わ
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::|ぁぁ
.   |    ::<      .::|あぁ
   \  /( [三] )ヽ ::/ああ
   /`ー‐--‐‐―´\ぁあ

823 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/12/21(日) 00:08 ID:???
 うわあああああああああああっっっっっ!
 文化祭で私たちのクラスでやった、ぬいぐるみ喫茶の、
帽子を目まで深く被ったその怪しすぎる姿!
「ききききき、木村先生!」
「いえいえ、私はサンタクロースです」
「うそつけー!!」
 思いっきり投げつけたブラジャーは、キムリンの顔にジャストヒット。
やつは奇怪な声を挙げて闇に溶けて消えた。どすんと落ちる音。
よし、退治したぞ。
 ったく、なぜブラジャーを……そうか、あいつ、
私が先日お風呂で『まだ胸、小さいなー』と言ったのを聞いていたにちがいない!
やはり覗かれていたのだ、なんて変態だ!! おいおい復讐してやる。
まったく、つぎつぎと仕返ししてやらないといけない
相手ができて大変だぜ私もよー。

824 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/12/21(日) 00:09 ID:???
 ――翌朝気分良く起きると、枕の横に立派な箱が置いてあった。
ふふふ、今度こそ父の野郎の本物だぜ。私の物欲は果たして充たされた……

 …………。

 ブラジャーだった……。
 なんでやねん。なんだ、紙切れが――

825 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/12/21(日) 00:09 ID:???
 
 
 
 
 
『いずれ大きくなる、焦るな』
 
 
 
 
 

 …………覗いてたんおまえかい。

                      END

826 :大阪XP ◆HaiBaNe. :2003/12/21(日) 00:10 ID:???
割り込んですみませんでした。乙です!

827 :名無しさんちゃうねん :2003/12/21(日) 00:15 ID:???
キタ━⊂( ^D^)⊃ ━| |゚ο゚)| ━ノwゝ゚д゚ノw━川□-□||━| || ’_ ’ )━ヽゝ^〜^ν━!

……しかし、例えに出すの、ガンダムかい(w

828 :あず青労同大阪派教労委員会 ◆ttKIMURA :2003/12/21(日) 03:52 ID:???
おお、うちゅーさんキタ。
いい木村書きますなあ。

829 :名無しさんちゃうねん :2003/12/21(日) 04:03 ID:???
うちゅーさん相変わらず面白いです。

830 :名無しさんちゃうねん :2004/01/27(火) 00:44 ID:???
__ 〃       ヽ :  
:ヽ\ ノノノ)ヘ)、!〉 :
'. l(0_)!。-‐ ‐〈リ .こわいですぅー
 ;Vレリ、" (フ/ ;  (ブルブルガタガタ…)
    : l´ヾF'Fl : 
   ;. 〉、_,ノ,ノ :      
  . /ゝ/´, ヽヽ . .   
  : く/l |_ノト‐'⌒),) 
     ̄   ̄ ̄ 

831 :名無しさんちゃうねん :2004/03/06(土) 15:23 ID:???
「流されて大阪〜ただいま」(14話)

色々有って海に着くと、暴走と体力のWバカが早速漫才を始めてる。
前もって体力にバットを持ったら即スイカを割る様暗示を掛けといたのが
役に立った様だが、まァソレはさて置き・・・
そんな中、愛しのボケはいい年して浮き輪着けながら海に浮かんでいた。
クックック・・・あの浮き輪に『自動沖ヘト推進装置』が仕掛けられているとは
ヤシは元より作者様でも気が付くめェ。(w
更に始動キーワードはヤシの・・・
「ジュース買ってくるけど欲しい人ー」
「はーいコーラー」「うーろんちゃー」
「私オレンジー」
                        ・・・かかった(w

832 :名無しさんちゃうねん :2004/03/06(土) 15:42 ID:???
フッ。こんなに上手くイクとは・・・流石に自分で自分の才能が怖い。
ほんの悪戯のつもりだったのに。
コレでボケが鮫の餌食になろうが北○鮮に拉致されようが
どうって事は無い。どうせ責任は自己中等におっ被さる事だし。
尤もアレには一応『自動浜辺ヘト逆進装置』を組み込んであるが。
待てよ?キーワードは確か・・・
とか考えてると木偶が砂で何やら前衛オブジェの出来損ないを作っていた。
一寸からかってみる。
「これなんですか?」「・・・ねここねこ」

ざばー
                 ・・・あ、思い出した。

833 :名無しさんちゃうねん :2004/03/20(土) 20:17 ID:???

                       __,,,,,,,,,,,,,,,,,,,__ /      `''‐、
                  ,,、‐'''"´       `゛''-、、     \
                ,、‐'"              ,' `‐、.    ヽ
         ,、-‐‐-、、,,/              ,,  ',,、 - ‐ \::...   '、
      ,、-"     /",,          ,,、、 -‐、'" ' "      ヽ::::..  ',
     ./      /  ゛''' ''',, ''、 "´´- ''" ´ iiヽ  ヽ   、 \、;::::... ',
    /       ,',、  '''' "           i' i \  ヾ、  i、::.. ヽ-`--''
    ./        i'               ,  i' i  \ !ヽ> :iヽ;:. 'i
   ,'         !           i   ノ| /  |   ヽi/ヾ;、 :} \i
  ,'         .{   i     ィ   イ   /i' /   |  ,/;、;f7iヽ}    私だってこうしないと
  i'        ::::'、 /{ 、  /i --/+、、/,,,!/,,,、、ノ,  ィ'{-';i' !      ストレスのはけ口がありません
  i        ..:::/'、 i'ヾ|  ./ i: ./ / r'_,,レ=f      ` ヾ'".|    
  {       ..:/   ヽ.r''t'、 :i' i::./ i,〆‐'i,ノ;;; i;        i      かわいいことしか考えてないネコオタバカとか
   !    ,、‐'´    { i' ヾ、i' i/  ´` - ゞ-'"         !      コタツに入って寝てばかりの天然方言バカとか
   ',_,、-‐'".       ヾ`、 く..                  ノ      マラソンでいきなり全力疾走の本物のバカとか
               '‐、,,_;,、          ,、-ヘ  ,、'        まとめていくのは結構大変なんです
                /\゛‐、,_      / ''_, イ、  
               /   \  `'''‐ --;;、、-,‐'"   ノノ\       委員長も楽じゃないんです
             /      \    '、 V    //  ∧     そこの所を理解してくれるとうれしいです
            /          \    ,,,;i    //  / '、

834 :大阪 ◆45OSAKaG.s :2004/03/20(土) 20:31 ID:nlSjL9Ew
   ,、-‐''''''''''''‐-、
     ,、':::::::::::::::::::::::::::::`、 「ちよちゃん、あんまり調子に乗ったらあかんで。」
     ,'::::,、::,、://\ i'、::::::: ',
      i:::/ノ/''x' '  ‐ヤ''! ト、::i
      !::i' ' ○    ○`'i::::::i
.    |:::|         |::::::|
      i::::',    i''''''''i   i::::;;| 
     l::::;ヽ、,,,_`--' ,、 ‐'i:::;;;i
     ヽ::;;;:r‐1i´`` 1iヽノ::;;ノ
     ',へ_i ゛ToT" 'ノ イ'、
      / i'   |  |    i: \
    /  i'   |  |   ',  ヽ.
   , ' .:::i'   | o |    ',::::.. ヽ.
  , '  ;、'.i    |  .|    ',` 、::: ヽ
 , ' / i'    |   i    ',  ヽ::::..`、
 '- '´   l    | o |     ',    `'‐ '
     i'    |  |     ',
      ,i'     |  |     .',
     ,i'      |   .|      ',
     i'     | 0 |.     ',
    {_     !  .i      ,i
    i' ""'i=======t''''""',
    i,___.;;i         ',_  ,,',
    イ、,、,,,;',         '-´〜;`
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    !‐-i'           ',-‐',
     `''''´            ヽ-'

835 :私が名無しさんだー! :2004/04/01(木) 01:48 ID:???
4巻 P154 『だめ』4コマ目より

智「ホント?命かける?」
ちよ「かけます!!(お前のな)」

836 :名無しさんちゃうねん :2004/04/16(金) 19:53 ID:bHgcacMY
バイトで休憩に入る時、大阪さんは500円レジから持っていきます。
口止め料で200円貰いました。

837 :名無しさんちゃうねん :2004/04/16(金) 21:12 ID:???
>>836 せこっw

838 :DEATH ジャッカル :2004/05/13(木) 23:56 ID:???
12月24日
私は生まれてから神など信じなかった。
しかし今日だけは神とやらに感謝しなくてはならない。
一年で初めて榊と会った時から生まれた願望が今叶おうとしている。
そもそもマヤーを私が預かると言ったのはもしかしたらチャンスがあるかもしれないと希望程度だったが
こんなに早くチャンスがめぐるとは天才の私も予想できなかった……
榊は今私が差し入れた睡眠薬の入ったコーヒーを飲んで寝ている。
服はもう全て脱がしてベッドにXの形に縛り付けておいた。
思ったより榊の重い体を運ぶのは苦労したがこの後の報酬を考えれば安い物だ。
こいつの裸は見ているだけでも飽きないがそれだけでは物足りない。
一度寝たまま犯そうかと考えたがそれは思いとどまった。
起きたままで無いと駄目だ。その方が犯しがいがある。
縛られた状態の無駄な抵抗と言うのも見てみたい………
幸い私の両親も榊の両親も数日は不在らしい。時間はたっぷりある!
この日記も数日は休む事になりそうだ……
早く目を覚ましてくれ……お前の全てを犯し、汚し、舐め、お前を私だけの物にしてやる!

839 :名無しさんちゃうねん :2004/05/14(金) 00:38 ID:???
>>838
うーん、ダメだ。黒くてもどこか、ちよすけらしさがなくてはダメなのだ。
この文章じゃあ……オレが常々榊さんに抱いている劣情そのものじゃないかっ!
読んだな、オレの心を!
このテレパシストめ、お祈りを済ましとけっ(w

840 :うちゅー :2004/05/28(金) 12:41 ID:???
>>838
ちよに対するごく一般的なイメージと、
それとのギャップのどこがおもしろいのかを
考えたら、自然と受けの良い黒さの答えが出てきますよ。
受け狙いと自分の書きたいものが一緒の場合は幸せですけど、
そうでない場合は黒日記に挑戦するのはやめておいたほうが良いかなと。

841 :◆bO84BHHK5c :2004/05/31(月) 00:23 ID:???
・ある高校教師の証言
 確かに、私は「結婚して」とは言ったんです。けどそれは、彼女が家事が得意で
家庭的でしっかりしてて、それを聞いて、ああ、こんな子だったら昔風のいいお嫁さんに
なれるなあって意味で、冗談で言ったんですよ。
 けれど、あの子はあの子のお家の方に相談して、式場の手配、みんなへの連絡、
そういったことから、結婚指輪、新婚旅行、そして新居まで……。なにもかも準備して
しまっていたんです。
 もちろん、冗談だって言ったんですけど、あの子は泣きながら、「先生、
遊びだったんですか」って……。その上、「婚約破棄ってことは、分かってるんですか?
式や旅行や指輪やお家の手配にかかったお金、そして慰謝料も……」って脅迫めいた……。
あ、いえ、違うんです。分かっているんです。あんな小さな子を、それも自分の
学校の子をからかった私が悪かったんだって。けど、こんなのって……。
お金持ちの家だから、なにぶん金額が……死んで保険金で払っても全然足りない
ぐらいなんです。実家や親戚に迷惑もかけられないですからね。
 同性であることを理由に逃げようとも思ったんですが、ヨーロッパにはこういうの
認めてくれる国があるから、あの子の米国留学が終わったらそこに国籍を移そう、って。
実家の仕事のコネで確実にそういう手続きできるようにするからって……。
子供も、ちゃんと希望を叶えてくれるお医者さんにかかれば大丈夫だって……。
 もう、これも運命だとしてあきらめるしかないんでしょうね。軽い気持ちで妙な
冗談言ったら、こうなっちゃったんだって。あの子は悪い子じゃないし、やっぱり
今でも家事は得意だし、そういうプラスの面を見て前向きに考えるしかないかな、って。
ほんと、どうしてこうなっちゃったんだろ……。

842 :名無しさんちゃうねん :2004/05/31(月) 01:44 ID:???
>>841 オモロイ

843 :ツインテール ◆SKYOSAKAKI :2004/05/31(月) 09:20 ID:???
>>841
新しい切り口ですね。しかも面白い。

844 :名無しさんちゃうねん :2004/06/01(火) 01:02 ID:???
>>841
しかし、ゆかりが納得しない……

845 :ツインテール ◆SKYOSAKAKI :2004/06/10(木) 17:32 ID:???
天才vs暴走バカ

次の時間の予習でもしようと、英語の教科書を出そうとしたら
うかつなことに中学の教科書を持って来てしまったらしい。
天才にあるまじき失敗だ……。
だが慌てることはない。こっそりと暴走バカの教科書とすり替えてやった。
暴走バカの困った顔が目に浮かぶ……フフフ。

だが授業中、暴走バカは全く困った顔をみせず
それどころか英語狂師が指名するまえに手を上げて立ち上がった!
 「じすいずじゃぱん ざっといずとーきお」
 「しまった!これ中一の教科書だ!うわっなつかし――!」

バカ侮りがたし……。

846 :うちゅー :2004/06/24(木) 03:00 ID:YMI9UJ06
119 2004/6/24 雨乞い (原作1巻100P)

 二学期がはじまったけど、暑い。とても暑い。
なぜクーラーは職員室にしかねーんだよ。ったく先公どもめ、
いい思いしやがって。私にも涼ませろ!
 授業で使った教材を第三資料室に戻す役割をお利口な
お人好しのふりをして智から奪ってやったぜ。ふふふ、
これで職員室にいける。第三資料室は職員室の隣にあるからだ。
用事をあっというまに済ませて、職員室で気持ち良く
和んで涼んでいたら、離れたとこで自己中担任がなんと
「教室にクーラー入れて欲しいわ」とか抜かしやがった!
なんだとこの野郎! それににゃもが当然反論するぜ。
体育教師も大変だよなあ、この残暑厳しい中、炎天下だもんなあ。
「そんな事はしらん」
 なっ!! ――こいつ、殺す! きっとにゃもも
おなじ意見だろうぜ、かすかに震えてやがる。
まったくなんてぇ教師失格な奴だ。
 よかろう、私が教室でも涼しくしてやろうじゃないか。

847 :うちゅー :2004/06/24(木) 03:00 ID:YMI9UJ06
 私はその夜、雨を呼ぶ機械を作った。
 暑いので下着姿で作業だ。誰も見てるやつはいないので平気だ。
 家の地下で、巨大な雨蛙がげこげこ鳴いている。
 こいつが雨を呼ぶのだ! ふふふふふふ。
 ――大雨よ降れ降れかあさんが、蛇の目でおむかえうれしいな。
蛇の目ってなんだろう。怖いななんとなく。そんなのどうでもいいや。
 よーし、完成だ。鳴け、叫べ、雨を呼べカエル!
「げこげこー」
 大雨を降らせてやるぜ。わはははは。

「――ちよちゃんハアハア」
 ……なんだ?
 夢の中で、なにかイヤな台詞を聞いた気がした。

848 :うちゅー :2004/06/24(木) 03:01 ID:YMI9UJ06
 朝からずっと雨だぜ。まったくこの日は涼しくて
快適に授業を受けることが出来たぜ。
それでいて職員室は相変わらずの冷房状態で、
自己中教師、急性のクーラー病にかかって保健室に運ばれてやんの。
ふふふ、ざまあみろ。
 復讐も済んだし、そろそろ帰るとするか――あれ? なんだ?
雨がひどくなって来ているぞ?
 ――なんだこの大雨は? 私はこんなにひどく降るように
設定した覚えはないはずだが?
 トイレの個室に入って端末を出し、カエルと連絡を取る。
「おいカエル、もういい。止めろ」
『ゲコーゲコー』
「え? 永遠の愛を探したい? なにを言ってる貴様」
『ゲコゲコゲコー』
「世界の中心で愛を叫ぶだって? ばかか貴様、
おまえはカエルなんだぞ!」
『ゲコゲー』
「カエルにも人権があるって……おまえ機械だろ!」
『ゲコゲコゲー! ――プッ』
 うわ切りやがった。
 理由はわからないが、なにかに目覚めてしまったみたいだ。
というか、なんか「ご主人さまと結婚させろ」とか言ってた
気がするが、どういうことだ――というか、ご主人って私じゃねーか。

849 :うちゅー :2004/06/24(木) 03:02 ID:YMI9UJ06
 意気消沈して教室に戻ると、智の暴走バカが
「私どしゃぶり大好きー!」とか叫んでいるところだった。
バカかおまえ? こういう奴にかぎって、本当は恐がりなんだよな。
「でもなんか雷がなりそうな……」
 とちょっと脅かしてやろう――としたときだった。

 カッ!!

「き、にゃーー!!!」
 なんだ? 光った? ええええ?
「あー! あー! 机のしたに――!」
「それは地震」
 へ……?
 私は机の下で体育座りをした状態で、我に帰った。
のぞき込むメガネデブが、「動揺しとる動揺しとる」と言っている――
 しまった……墓穴……
「ちよちゃんカエルのパンツだー」
 げ、よりによって暴走バカに見られた。
 そうだよ、雰囲気を出すためにカエルのパンツ穿いて
昨夜作業したんだよ。カエルのパンツ一丁でな。

850 :うちゅー :2004/06/24(木) 03:02 ID:YMI9UJ06
 ――ああ! そうか、わかった。だからカエルの野郎、
私にハアハアなんかしたのか? リボン付けたメスのカエルだしなあ、これ。

 ……どうしよう。家に帰ったら、なんかヤヴァいことになりそうな気がする。
 今夜は戦争になりそうだ。

                       END

851 :名無しさんちゃうねん :2004/06/25(金) 12:31 ID:H2iE7Bd2
かえるのぱんつであにたをおもいだした

852 :うちゅー :2004/06/25(金) 17:12 ID:/gEo4O7U
うちにアニタのフィギュア(1/8)があるのは秘密だ。

853 :名無しさんちゃうねん :2004/06/25(金) 17:30 ID:???
ROD萌え〜
うちは読子リードマンもっとるよ〜

854 :名無しさんちゃうねん :2004/06/25(金) 19:22 ID:???
>>845
ちよちゃん中学校いってないのに何で中学の教科書持ってるん?

855 :名無しさんちゃうねん :2004/06/25(金) 20:10 ID:rpCNYbIQ
そこは聞いちゃだめっすw

856 :うちゅー :2004/06/25(金) 20:13 ID:???
>>853
胸がでかくさえなければ……

857 :名無しさんちゃうねん :2004/06/27(日) 01:40 ID:???
気にいらなかった、あいつのことがずっと・・・・
でも力のない私はただヘラヘラ笑ってる程度のことしかできなかった・・・
けど、今はこの力がある。誰も私に逆らえない。
私に破壊され尽くした街には瓦礫の山だけが残る、そこから見下ろす風景は悪くない。
そんな時、奴が現れた。またか、いつでもお前がしゃしゃり出てくる・・・

榊「どうした?モメ事か?」

858 :名無しさんちゃうねん :2004/06/27(日) 01:53 ID:???
いつも通りのすかした顔だ、気にいらねえ。この状況でも平然とした顔をしやがって・・・

榊 「どうした?モメ事か?」
ちよ「はい、でももう済みました。もう少し早ければ見れたんですけどね。」
榊 「私はまた心配しちゃったよ、リレーの時みたいに鼻水垂らして泣いてんじゃないかと思ってね。」

ちよ「榊、おめぇが目障りだったんだよ。一年の頃から、何をするのもお前が手助けしやがる。いつも子ども扱いだ・・・
   どこにでも出てきて保護者ヅラしやがる!」
榊 「おめぇも保護者ンなったんだろ?私のマヤー預かってよぉ。」
ちよ「榊ィィィィィィ!」
榊 「"さん"をつけろよ、ちよすけ野郎!」
ちよ「死ィねェェェ!」

一瞬でミンチにしてやろうと力を解放させた時、何かが飛んできた。

859 :名無しさんちゃうねん :2004/06/27(日) 15:58 ID:???
どうだろ、これって。

860 :名無しさんちゃうねん :2004/06/27(日) 16:10 ID:???
どちらかっていうと黒日記よりはこっちのスレ向きかな。

あずまんがキャラを何かに当てはめるスレ
http://www.moebbs.com/test/read.cgi/oosaka/036787934/

861 :φ(・ワ・)φうちゅー ◆UCHU/Xh/xE :2004/06/30(水) 00:12 ID:pt.V94ow
120 2004/6/30 逆転 (原作1巻66P)

 目が覚めると、ベッドでした。
「私は、どうしたんだ?」
「ちよちゃん、大丈夫か?」
 心配そうな顔をして声をかけてきたのは、
たしかこの春からおなじクラスになった神楽さんです。
体操着を着ています。そういえば私はソフトボールの授業を
受けていたのでした。ボールが飛んできて、
受け取ろうとしたのですけど、失敗して頭に受けてしまい、
気絶してしまったのですね。つまりここは保健室です。
 私は天才なのですぐ自分の状況を理解しました。お利口です、えっへん。
「ちよちゃん……痛くないか? ごめん――私の打った球が」
 榊さんが私の頭をさすってきます。すこし大きな手で、
不器用になでてきました。大丈夫、痛くなどありません。
本当はすこし痛いんですけど、私は大人なので大丈夫なんです。
「大丈夫だぜ、木偶の棒。ふふふ、私は天才さまだもんなあ」
「…………え」
 榊さんと神楽さんが、なぜか驚いた顔をして私を見ています。
あれ? なにか私、変ですか?
「なにおかしな顔してやがるんだバカ野郎ども。
さっさと授業に戻りやがれ。私はなあ、
ついでだから残りの授業、みんなさぼってやるぜ。
かったるくてやってられっか。ふふふ」
「ちよちゃん、どうしたんだよ」
 いったいなにがどうしたというのでしょう。
私は正常で、お利口で、いつもの通りです。
「なんだあ、勝負おたくの体力バカ。私はいつもの通りだぜ?
――そうだ。木偶よ、愛しのボケお見舞いに来させてくれよ。
キスしてえからな。それくらいわがまま言ってもいいだろう?」
「ちよちゃんが――おかしくなった」
「なんだと木偶野郎。私のどこがおかしいってんだ? あん?」
 榊さんが青ざめてぶるぶる震えています。
 神楽さんは慌てて保険の先生を呼んで来て――あれ、
なんですか? あの……私、普通ですよ? 別になにもないですよ?
なんで脳外科に? あのその、私……

862 :φ(・ワ・)φうちゅー ◆UCHU/Xh/xE :2004/06/30(水) 04:03 ID:???
121 2004/6/30 犯人は私! (原作3巻66P)

 辛抱溜まらなくなってボケの家に潜入した。
 ふふふ、ボケが風呂に入ってる隙に、ベッドの下に潜り込んだぜ。
 ふふふふふ、ボケが速く寝ることは知ってるぜ。
だからボケが寝たところで、ふふふ、いろいろないたずらをしてやる。
 ボケが部屋に戻ってきた。かわいい足だぜ。
学校だと生足なんて水泳のときにしか拝めないからなあ、
さすってみたい。おおおお、なにやらいいにおいが。
いい匂いが、仄かに! これがボケの本当の匂いか、
ふうう、ふうう――辛抱溜まらん。これだからボケは最高だぜ。
 私は興奮してボケが寝るのを待った。 ……が、
こいつめ、ちっとも眠りやがらねえ。10時……11時……
だめだ、私のほうが、もう……

 ――――ぴゅぅぅぅぅぅぅ

 う、くせえ!
 なんだこの臭いは!!
 ……しまった、おならをしたのか?
 ばれてまう、ばれてまう!
「……なんやー、オナラー?」
 うう、ボケが感づいたか?

 ――結局ボケはそのまま気付かずに寝てくれて、
いたずらする気の失せた私は戦略的撤退をした。
 翌朝、愛しのボケは暴走バカに
「私のやないオナラのにおいがしてきたんや……」と、
怪談してた……それの犯人、私だよ。
 大阪さんの前では、オナラは厳禁だなぁ。

863 :名無しさんちゃうねん :2004/07/19(月) 11:16 ID:Cirbiiy2
黒いのはいけないと思います!

>>862
そのまま布団の中でタバコを一服すると、黒ちよらしくていいですよ。jo-dandesu

864 :φ(・ワ・)φうちゅー ◆UCHU/Xh/xE :2004/07/21(水) 15:27 ID:???
122 2004/7/21 ただきちさーん (原作1巻142P)

 文化祭で使った猫の着ぐるみをもらった。
 よし、これで忠吉めを驚かせてやろう。ふふふ。
「ただきちさーん」
 わんわんわんわん!
 ふふふ、成功だぜ。忠吉め、すっかりおびえてやがる。ピレネー犬のくせに情けないぜ、面白いぜー!
「ちよですよー」
 わんわんわんわん!
 わはははは、後ずさりして尾が完全に下になって服従ってやつ? もう一押しだぜ!!
「ただきちさーん!」
 わんわんわん!!!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 がぶ。

865 :φ(・ワ・)φうちゅー ◆UCHU/Xh/xE :2004/07/23(金) 10:04 ID:???
123 2004/7/23 掟 (原作4巻21P)

 もうすぐ人生はじめての修学旅行だぜ。楽しいぜ、ふふふ。
 なにを買ってやろう。なにを見てやろう!
「では修学旅行の掟を教えておいてやろう」
「掟?」
 暴走バカが、得意そうな顔でなにを言うつもりだ?
「おみやげには木刀を買う」
「木刀!?」
 本当なのか? 本当なのか? ――私は家に帰ってからいろいろと調べてみた。なるほど、木刀を買うこともあるようだ。めずらしい、暴走バカにしてはちゃんとしたことを言ってくれるとは。

 一週間後――
「ちよー、ただいまー」
「おかえりー。温泉旅行、楽しかった?」
「ええ楽しかったわ。そういえばちよも来週にはいよいよ修学旅行ね」
「はい。楽しみですー」
「それでこれ、おみやげ」
「わーい」
「はい、木刀」
「へ?」
 なんだこれはなんだこれはなんだこれはなんだこれは。
 茶色の妙な木で出来たバナナのなんかでかいというか細長いというか、絶対に欲しくないというかもらってもまったくうれしくないというか、うん、いらねえ。100万円やるといわれてもいらねえ、こいつはそういうたぐいの、最低のアイテムにちがいねえ。
「うれしくないの? だって、土産の掟だって、私が出る前日、夕食で言ってたじゃない」
「あ、ありがとうございます、おかあさん」
 ……うれしくねえ。
 天地神明に誓っても、うれしくねえ。
 やめとこ。
 やはり暴走バカは、正真正銘のバカだ。

866 :名無しさんちゃうねん :2004/07/26(月) 10:46 ID:???
>>863
春日すばくはつ?

867 :名無しさんちゃうねん :2004/07/29(木) 17:14 ID:FqNNqJXk
黒ちよ、いいですよね。どういう経緯で思いついたのですか?

868 :名無しさんちゃうねん :2004/07/30(金) 10:58 ID:???
>>867
1のみぞ知る

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