世の中のすべての萌えるを。

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あずまんがSSを発表するスレッド パート4!!

156 :(ー・∋眠)<.。oO(眠い名有り) ◆4sS6D/pkQc :2005/07/16(土) 17:21 ID:???
――大阪
「せやなぁ。ほんともう」
――大阪!
「ともちゃんもちよちゃんも―――」
――大阪!!
「なんや〜〜?」
――ほら!今のうちに成仏させろよ!!
――なんで?まだ皆に―――
――いいから!ほら、さっさとしろ!
――わかったわかった。いくで。せぇ〜〜のっ!!
一瞬、体がカッと熱くなった。キツイんじゃなくて、柔らかくて優しい感じ。

けど、あくまで一瞬。それからは何も変らないい。私にとっては。
「あれ?ともちゃんと大阪さんは?」
やっぱり、も私と大阪は皆の前から消えてるんだ。
「逝っちまった…… みたいだな」
「あいつらしいな。いっつも私達を出し抜いてさ」
笑いが止まった。皆から。
ったく、また泣き出すのかよー。本当、私がいないとだめだなこいつら。
「智の…… お墓をつくろうか」
榊ちゃんが私の体を抱え上げた。
「そうだな。今ならあいつらも見てるだろうしな」
「それじゃぁ、私はスコップとってくるよ」
そう言って神楽が別荘の中に入っていく。
「大阪。行こう」
「へ?今からともちゃんの葬式やねんで?」
「いいよ。行こうぜ」
ったく、葬式ってどーも苦手だしなぁ。あの暗〜〜〜い雰囲気ってのがどうも……
通夜の時に出る寿司とかお菓子とかは好きだけどな。
ま、自分自身の葬式見るのも何か変な気分だしな。
「なぁ大阪。天国逝くのって、49日たたないといけないのか?」
「んなことあらへんで。別に今からでもええねん」
「そっか。じゃぁすぐ行こう」
「せっかく今からともちゃんの墓穴を掘るのになぁ……」
お、おい!それって確かに正しいけど、ある意味かなり失礼だぞ!
「んじゃ逝くで〜〜〜 1、2、の3!」
―――――…………
「で逝くで」
っておい、紛らわしいなぁ。
「本当に、ええんやな?」
「いいって言ってるだろ」
「1、2、の……3!」

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