世の中のすべての萌えるを。

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50 スレ内検索



レス数が 1000 を超えています。残念ながらこれ以上は書き込めません。

あずまんがSSを発表するスレッド パート2

1 :名無しさんちゃうねん :2003/12/08(月) 05:50 ID:???

2chと同じつもりで投稿していたら、スレッドがいっぱいになってしまいました。
とりあえず新スレを立てておきます。

前スレ
http://www.moebbs.com/test/read.cgi/oosaka/1046110813/

101 :名無しさんちゃうねん :2003/12/13(土) 00:33 ID:???
>>100
「2ch あずまんが大王関連スレ 妄想レス保管庫」にあります
Topページ:ttp://palpop.hp.infoseek.co.jp/index.html
灯火、風に吹かれて:ttp://palpop.hp.infoseek.co.jp/LampLight.html

102 :名無しさんちゃうねん :2003/12/13(土) 09:38 ID:???
>『灯火、風に吹かれて』
でも百合系入ってたんで、少し萌えたり。

103 :名無しさんちゃうねん :2003/12/13(土) 16:39 ID:???
>>101
thanks

104 :眠い名有り :2003/12/13(土) 22:01 ID:???
神楽「それより遊ぼうぜ!」
大阪「そうやね〜〜〜」
しばらくの間皆楽しく遊んでいた。さっきまで智と喧嘩していたことを忘れて・・・
しかし、忘れていない人物が二人・・・二人いた。
その夜・・・
一つの影がおきだす・・・そして、布団の中に眠る人の首に向けて包丁を振り下ろす!が、その手は首に刺さる寸前に止められた。
?「な・・・やめろ!!」
その声に全員が起きた
神楽「どうした!!ああっ!」
そこには包丁を持ったちよがいた。その包丁は抜け殻となった智の体へ・・・
ちよ(智)「ちよ!大阪!やめろ!!止めるんじゃねぇ!!」
ちよ(本物)「やめて下さい智ちゃん!!」
ちよ(大阪)「智ちゃん!!おねがいや!」
神楽「智!やめるんだ!!」
神楽がちよから包丁を取り上げる
ちよ(智)「く・・・」
よみ「なぁ・・なんでだよ・・・お前、まさか・・・」
ちよ(智)「うるさい!!お前らの声なんか聞きたくもない!!」
大阪(どうしたんや、智ちゃん。私の知っとるともちゃんとちゃう!)
智(うるさい!お前も黙れ!!)
神楽「やっぱり、私達が言ったことなのか・・・?」
ちよ(智)「ああ、そうだよ!」
よみ「智・・・あれは!!」
ちよ(智)「うるさい!絶対お前らに復讐してやる!!いつか・・いつか絶対に!!」
ちよ(智ちゃん・・・!もう止めてよ!!)
智(うるさい!お前も・・・復讐が終わったら・・この体ごとお前らも消してやる!!)
大阪(智ちゃん・・・)
全員が智との友情が音を立てて崩れていくのを感じた・・・

105 :眠い名有り :2003/12/13(土) 22:16 ID:???
次の日
神楽「・・・・なぁ、よみ。私達言い過ぎたかな・・・」
よみ「ああ・・・智があそこまで傷つくなんて・・・」
神楽「よみ・・ちょっとこっちに来てくれないか。」

ちよ「う〜〜〜ん・・・」
ちよは起きてすぐ心の中にる智と大阪に声をかけた。しかし・・感じないのだ。今までいたはずの二人を・・・
ちよ(もしかして・・・)
ちよは大阪の側に行って体をゆすった。
大阪「うう〜〜〜ん・・・」
ちよ「やった!!大阪さん!私ですよ!わかりますか!!やったぁ!元に戻ったんですよ!」
大阪「ん・・本当や・・・元の体に・・じゃぁ智ちゃんも。」
智はすでに起きていた。
智「・・・・」
ちよ「そっとしておきましょう。今は・・・」
確かに元に戻った。しかし、壊れた友情は元に戻らないのだから・・・
その時、一つの悲鳴が響き渡った・・

106 :眠い名有り :2003/12/13(土) 22:17 ID:???
以上続編でした。
そういえば、この物語に題名をつけてなかったな・・・

107 :名無しさんちゃうねん :2003/12/14(日) 10:12 ID:???
ただじゃ終わらないと思ってましたが、やはりやってくれましたな。
もー、すごいですわ、あんた。起承転結の転の部分、突出しすぎ。
さーはよ続きを。

108 :眠い名有り :2003/12/14(日) 11:19 ID:???
短編にしようと思ったけど、長編にすることにしました。
あと、何で元に戻ったかって聞かないでね。薬の効果が切れただけだから・・・

109 :眠い名有り :2003/12/14(日) 23:05 ID:???
大阪「ちよちゃん!今の!!」
ちよ「ええ、あっ!智ちゃん!」
智(聞き間違えるか!今の声は・・・!!)
三人は外に飛び出した。そこには、血を出して倒れているよみ、その側に血まみれの包丁を持った神楽がいた・・・
智「よみ!!」
智もさすがに驚いたのだろう。すぐによみに駆け寄った。
ちよ「神楽さん・・・どうして・・・」
神楽「智さ・・・」
大阪「え・・・」
神楽「私、智のこと好きだったんだ。」
智「!!」
神楽「それなのに・・・私は・・・ちょっとふざけちゃって・・・
   私とよみのせいで智がこんなに苦しめて・・・自殺を図るくらい・・・
   だから・・・そのせめてもの償いとして、よみと私が代わりに死のうと・・・」
ちよ「でも・・好きなんでしょ!だったら何であんなこと・・・」
神楽「ああ、でも私はこのごろ智から離れてるだろ。だから・・少しでも智と話したかったんだ。喧嘩してでも・・・
   でも・・あんなことになって・・私は・・私はっ・・」
大阪「でも・・智ちゃんそんなこと望んどるわけないやろ!!それくらい・・・」
神楽「ああ、わかってる!でも、私には耐えられないんだ!智が苦しんでるのを見ると・・・」
智「神楽・・・」
ちよ「よみさんなら大丈夫ですよ。ですから、神楽さん。もう止めましょう。」

110 :眠い名有り :2003/12/14(日) 23:05 ID:???
神楽「私の手・・・」
大阪「えっ・・」
神楽「私の手は・・もう血まみれなんだよ・・皆と違って・・・
   私ったら・・自分で智を傷つけて・・あげくの果てに・・・勝手に勘違いしてよみまで怪我させちゃって・・・
   本当、バカみたいだよね。私って。」
そう言うや否や、神楽は持っていた包丁を自分の腹部に振り下ろした!
智「神楽!よせ!!」
大阪「神楽ちゃん!いややーーーー!!」
ドスッ
神楽「ぐっ・・・く・・」
神楽の腹部から鮮血があふれる。
大阪「神楽ちゃん!」
大阪が神楽に駆け寄る・・、が神楽はよろめいてそれより早く崖から足を踏み外した。神楽はそのまま下に・・・
智「神楽ぁーーーーーーーーー!!」

111 :名無しさんちゃうねん :2003/12/15(月) 14:57 ID:???
智の次に死亡率高いのって、神楽だったり。

112 :YAMATO :2003/12/15(月) 17:56 ID:???
>>111
同感。

113 :眠い名有り :2003/12/15(月) 22:01 ID:???
かしっ!
寸前の所で大阪の手が神楽の腕に届いた。しかし、体力があまり無い大阪は少しずつ崖へと引きずられていく・・・
智「大阪!掴まれ!!」
智は大阪の左腕を掴んだ。が、直後、大阪も神楽と同じく崖へ・・・
智「く・・・」
さすがに、一人で二人を持ちこたえるのには無理がある。智も崖へと・・。即ち死へと引きずられていく。
神楽「大阪・・・離せ・・このままじゃ・・・お前も・・智も・・・」
大阪「わかっとる・・・わかっとるけど、私もは・・・神楽ちゃんと同じこと考えとった。」
神楽「えっ・・・」
大阪「ごめんな・・・友人として許せんのや・・・死にそうな友達を見捨てるんは・・・たとえ死ぬわかっててもな・・・」
神楽「大阪・・じゃぁ、智。お前だけでも生き残れよ・・私と・・大阪のことは・・・」
智「バカやろう!できるわけないだろ!!お前ら・・私のために苦しんでるんだろ!!なのに・・私だけ逃げれるかよ!!
  それに・・・私があんな薬を作らなくて・・・私が・・あんなことでお前らを疑ったりしなかったら、こんなことには・・・
  私が・・・私がよみを傷つけて・・・お前らの手を汚したのも同じなんだよ!!」
智の足はもう半分崖からはみ出している。ふと、智の手を誰かが握った。 ちよだった。
智「バカ!離せ!死にたいのか!!」
ちよ「皆を見捨てるわけには行きません!その言葉は皆にも言えます!
    それに・・・よみさんは死んでないんですよ!!まだやり直すことは・・・」
智「そうだよな・・・やり直すことはできるのにな・・・でも、もう遅いんだよ!」
ドン!
智がちよを突き飛ばした!そして、三人は崖の下へ・・・
ちよ「皆ぁーーーーーー!!」
神楽「お前の手は汚れてない!誠意一杯生きろよ!」
大阪「さよならやーー!」
智「皆によろしくなぁーーーー!!」
ザウウウゥゥゥン・・・
三人は崖下の川に落ちた。ちよはしばらく眺めていた。希望を捨てずに・・・しかし、三人は浮かんでこなかった・・・

114 :眠い名有り :2003/12/15(月) 22:02 ID:???
ちよ「そんなぁ・・・皆・・・」
榊「ちよちゃん・・どうしたんだ?」
ちよが振り向くと、榊とゆかり、にゃもが・・・
よみ「皆・・」
にゃも「わっ!水原さん!どうしたの!?その肩!!」
よみ「たいしたことないです。」
ちよ「それより・・・聞いてください。実は・・・」


ゆかり「本当なの!?その話!」
ちよ「信じたくないけど・・・事実なんです・・・」
榊「そんな・・・なんで・・・」
よみ「私のせいだ・・・」
にゃも「えっ!?」
よみ「私・・知ってたんだ。あの薬の解毒方法。そして、神楽が私を殺そうとしてたのを・・・」
榊「何でだ!!お前なんで!!」
普段無口な榊が起こったのに、よみはもちろん、全員が驚く。それほどショックを隠せないのだろう・・・
榊「もし、お前が皆を元に戻していたら!?神楽の行動を止めていたら!?あいつら死ななくてもよかったかもしれないんだぞ!!」
よみ「そうだよ。でも・・智が少しおとなしくなると思って・・・でも、それで智を傷つけたから自殺しようと思って・・・
  でも・・・全部悪い方向に行って・・・そのせいで皆・・・私のせいだ・・・私の・・・」
ちよ「よみさん・・・」

115 :眠い名有り :2003/12/15(月) 22:13 ID:???
以上続編。
まだまだ続けます!!
>>107
thenk you!
>>111-112
自分もそう思う。(まぁ、1位はダントツ智かと。)

116 :眠い名有り :2003/12/15(月) 22:24 ID:???
>>115
thankのスペル間違ってるね。

117 :眠い名有り :2003/12/15(月) 22:28 ID:???
>>114
あ、榊さんのセリフミス。
あいつら⇒皆です。
榊さんが怒ったときがあまり思い浮かばなかったので・・・
怒っても、今思ったらあいつらとは言いそうにないので。

118 :名無しさんちゃうねん :2003/12/15(月) 22:33 ID:???
なんで後付け設定までして
皆殺しにしたいのかワカラン

119 :名無しさんちゃうねん :2003/12/15(月) 22:49 ID:???
>>117
おまえあずまんがキャラを殺しすぎ。
あずまんがキャラのこときらいなの?

120 :名無しさんちゃうねん :2003/12/15(月) 23:26 ID:???
殺さないとSS作れないんだろうな

121 :名無しさんちゃうねん :2003/12/16(火) 00:05 ID:???
まあ原作がみんな仲良しで、グループ内でケンカなんて殆ど無かったから
そういう連中が分裂するとしたらこういう感じかなって思えて、結構楽しんで読んでる
自分がいたりするんだが、やっぱケンカひとつないってとこに正直うそ臭さを感じてたので
・・って捻くれてるかね、俺って。

でも、殺したり、レズ関係だったりってのが多いのは、正直やだな・・と

122 :名無しさんちゃうねん :2003/12/16(火) 00:39 ID:???
>>121
コマの外では喧嘩してるのさ。
それを想像して書くのがファン心理だろ。
別に捻くれてなんかないさ。

↓ここなんかもっとエグい内容になってきてるよ…。
ttp://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1071418362/

123 :名無しさんちゃうねん :2003/12/16(火) 00:47 ID:???
>>122
今のエロパロは酷すぎ。
人間の所業じゃない

124 :123 :2003/12/16(火) 00:51 ID:???
>>123
これは言い過ぎた。
なんにしろ流れを変えてほしいところ。

125 :眠い名有り :2003/12/16(火) 07:56 ID:???
・・・まぁ、見ててください。

126 :名無しさんちゃうねん :2003/12/16(火) 10:15 ID:???
うーん、ダークなものが苦手な人の意見、やっぱりあるんだね。
でもね、需要と供給は必ずしも一致しないよ。
これはこれで楽しんでいる人もいるので、職人さんをいたずらに傷つけないよう配慮してくれると嬉しいな。
提案だけど、ほのぼのした日常などのSSを強く求めるなら、そういったSSが出たときに、その職人を大いに褒め称えるレスを入れるようにしたらどうかな?
そうすれば、触発されて新作を出してくれるかもしれないし、電波を受けた他の人が同系統のSSを書いてくれるかもしれないからね。
あずまんがを好きな者同士、仲良くやろうよ、ね?

127 :名無しさんちゃうねん :2003/12/16(火) 12:32 ID:???
>>125
>他人の設定を使うN
はあなたですか?

128 :名無しさんちゃうねん :2003/12/16(火) 15:19 ID:???
>>125
死者がでたからやだ。

129 :名無しさんちゃうねん :2003/12/16(火) 15:47 ID:???
128と違って死者が出たからって読むのをやめるつもりはないが
死者が出てつまらない話になったのは確か。
あの程度の口喧嘩で「壊れた友情」とかいってるし
人が死ぬ場面が簡単すぎ。
命を軽く考えてないか?

130 :名無しさんちゃうねん :2003/12/16(火) 16:54 ID:???
>>127

それは全く考えてなかった。

>>129
ぐ。個人的につまるところあり。

131 :眠い名有り :2003/12/16(火) 20:28 ID:???
>>127
>他人の設定を使うN
ってなんのことですか・・・?

・・・一応言っておきますが、物語は完結してません。
さらに言うと、ナレーションで「死んだ」とは一言も物語中に一言も出してません。
もっと突っ込むとキャラが「死んだ」と発言しても本当に死んだかはわからないのです・・・(確かめない限り。)

・・・・あとは、ストーリー上言うわけにはいかないなぁ。
のちのちわかりますよ。

132 :眠い名有り :2003/12/16(火) 20:49 ID:???
>>127
>>122のことですね。
いいえ、違いますよ。以前注意されたので、グロは入れないようにしています。


>>128
まだ死んだとは決まってませんよ。(フフフ

>>129
死ぬ部分が簡単なのは、話をテキパキすすめるためです。かなり多くなったんで削りました。
実は、入れ替わりは仲直りして終わるはずでしたが、よくあるパターンなので、ちょっと(いや、かなりだな・・・)変更しました。
ちょっと言うと、もっと続編は続きます。

133 :名無しさんちゃうねん :2003/12/16(火) 21:02 ID:???
最近、荒れてきたね。みんなおちつこう。
>>126
ナイスフォロー

>>132くじけず(^-^) がんばっ♪
TUIDENIIUKEDO笑い方があやしいよ。   

134 :眠い名有り :2003/12/16(火) 23:14 ID:???
んじゃ、続き。
>>133ありがとうございます!!

135 :眠い名有り :2003/12/16(火) 23:14 ID:???
その後、警察が来て付近を捜索したが、三人は行方不明。生存の確認も死体もなかった。
よみさんの肩の傷は警察が来る前に洋服を着替えて、包帯を巻いて黙っておいた。
全員、神楽だけに責任があるわけではないのだから・・・

その日の夕方、ちよ宅
よみ「・・・・」
ちよ「何か・・・やりきれないです・・。」
ふと、ちよは”あるもの”を見つけた。
ちよ(これって・・・そうか、だから・・・)
榊「どうしたんだ?」
ちよ「ううん?何でもないです。」
榊「?」
ちよは、その”あるもの”をカバンの底にしまった。
これが見つかったら・・・また皆を悲しませてしまうのだから・・・

136 :眠い名有り :2003/12/16(火) 23:15 ID:???
あれから二年後

ちよ「楽しかったですね〜〜〜。」
にゃも「ええ、一面銀世界。最高の景色だったわ。」
榊(あの小鳥かわいかったな・・)
よみ「さぁ、お土産も買ったし、暗くなってきたからそろそろ帰ろう。」
ゆかり「ええ。にゃも〜〜〜私酒飲んじゃったから運転お願いね〜〜〜」
にゃも「まったく・・わかったわよ。」
ちよ&榊「ほっ・・・」
ゆかり「ん?なんか言った?」
ちよ「いいえ、何も。さぁ、早く行きましょう。」
彼女達は全員がバラバラになったが、交流は途絶えておらず、たまに全員で集まっている。
今日も全員でスキーをしようと長野県のスキー場にやってきたのだ。
しかし、帰りの途中・・・
よみ「かなり吹雪いてますが・・・帰れるんですか?」
ゆかり「大丈夫よ。チェーンつけてるし。」
ガタン!ゴトン・・・ゴトゴト・・・
ちよ「本当にあってるんですか?この道で。」
にゃも「・・・たぶん・・・でも、どっちにしろこの雪じゃ無理ね。ゆかり?外見てくれる?」
ゆかり「あちゃ〜〜〜、タイヤが完全に埋まってるわ。動けないわよ。」
榊「そんな・・じゃぁ、立ち往生・・・」
よみ「・・・やだ・・こんなところで・・・」
それから数時間。吹雪は一向に止まない・・・
ゆかり「まさか・・こんなところで死ぬなんてことにならないでしょうね。」
よみ「おいおい、縁起の悪いこと言うんじゃない。」
ちよ「もし、死んだら・・・智ちゃん達が迎えに来るかもしれませんね・・・」
よみ「おい・・・ちよまで・・・そういや、智達、まだ見つかってないんだよな・・」
ちよ「あっ、すみません。あのこと思い立たせちゃって・・・」

137 :眠い名有り :2003/12/16(火) 23:15 ID:???
コンコンコン
窓の外にコートを着た人影が・・・
ちよ「きゃぁ!!」
よみ「うわぁ!何だ!?」
ちよ「もしかして幽霊・・・」
ゆかり「何言ってるのよ。ただの人よ。」
ウィィィィィーーー
にゃもが窓を開ける。白い雪と一緒に冷機が車に流れ込む。
?「どうしたんですか?こんなところで?」
にゃも「あ・・ちょっと車が雪で・・・」
?「そうですか・・大変ですね。あ、なんなら私の家にきますか?すぐそこですから。」
にゃも「いいんですか?」
?「ええ。部屋は何個も余ってますから。どうぞ。車はここに置いていおいて、吹雪が止んだら掘り起こせばいいでしょう。」
にゃも「すみません。こんな見ず知らずの者を・・・」
?「いいえ。いいんですよ。貴方達をこんなところにおいておくわけには行きませんから。」
その人物は暗くて顔はよくわからなかったが、の声はどこか聞いたことのある懐かしい声だった・・・
五人は車を降りて、5、6分歩いた。地元の雪になれた人なら1、2分でいけるところらしい。その人はペースを五人に合わせてくれた。
ようやくの思いで五人はその人物の家についた・・・・

138 :眠い名有り :2003/12/17(水) 21:58 ID:rgAbtGdM
ガラガラガラ・・・
?1「ただいま〜〜〜。」
?2「あ、お帰り。あら、誰?後ろにいるの・・・」
?1「さっき道で立ち往生して困ってたから家に来ないかって・・・」
ちよ「すみませんいきなり・・・!!」
よみ「ちよ、どうし・・!!」
二人が驚いたのも無理はない。なんと家の中には神楽、いや・・神楽にそっくりな人物がいたのだから・・・
?1「あ、自己紹介がまだだったわね。私は沙美片 桜(さみかた さくら)。あっちは私の姉で風藻(かざも)っていうの。」
にゃも「!!」
榊(うそ・・・)
さらに全員が驚く。無理もない。
振り向いた少女はこれまた大阪そっくり・・いや瓜二つなのだから・・・
風藻「貴方達の名前は?あ、どうぞあがって。」
メンバーは座敷に行きつつ、自己紹介をした。
ちよ「は・・初めまして。美浜ちよです。」
よみ「水原暦です。よろしく・・」
にゃも「黒沢みなもです。すみません。こんな夜分遅くに・・・」
榊「榊です。困っているところをありがとうございます。」
ゆかり「あ、谷崎ゆかりです。どうも・・・」
風藻「へぇ〜〜。美浜さんと水原さん似てるからてっきり姉妹かと・・・皆さん、ご親戚ですか?」
ちよ「あ、いいえ。同級生と昔の先生です。」
桜「え〜〜〜!もしかして、美浜さんって、飛び級とか!?」
よみ「そうですよ。飛び級してきてすごく頭がいいんですよ。な、ちよ。」
桜「すごいですね。ちびっこ大学生か〜〜〜。そういや、風藻姉ちゃん、香緒音はまだ帰ってないの?」
風藻「そういや、まだね。そろそろ帰ってくるころよ。」
ゆかり「えっ、ご姉妹がいるんですか?大丈夫ですか、こんな吹雪の中で・・・」
風藻「大丈夫ですよ。このくらいの吹雪、ここらへんじゃぁよくあることですから。」
香緒音「ただいま〜〜〜」
桜「ほら、帰ってきた。」

139 :眠い名有り :2003/12/17(水) 21:59 ID:???
あ・・忘れ。
香緒音⇒「かおね」って読んでください。

140 :眠い名有り :2003/12/18(木) 22:29 ID:???
香緒音「いやぁ〜〜〜降られた降られた。まったく・・・」
桜「お帰り〜〜。ほら、タオル。」
香緒音「はぁ〜〜寒いあ。あ、はい、これ。おつかいの品。 ・・・ん?誰か来てるの?お客さん?」
桜「ええ、車で立ち往生だったから家につれてきたのよ。」
香緒音「ふ〜〜ん。風藻姉ちゃんは?」
桜「そのお客さんにお茶を入れてるのよ。」
香緒音「じゃ、私も顔のぞかせようかな。お客さんなんてめったに来ないし。」
桜「奥の座敷にいるわ。」

よみ「なぁ・・偶然にしちゃぁおかしくないか?」
ちよ「ええ。二人とも別人だとは思えません。」
ゆかり「でもさぁ、もしあいつらが本人なら何で知らないふりをするわけ?」
ちよ「たぶん、ふりじゃなくて・・・本当に知らないんじゃないんでしょうか?」
ゆかり「えっ?」
榊「記憶喪失か・・・」
よみ「・・・そういや、もう一人妹いるって言ったね。香緒音さんって言ったっけ。」
ちよ「じゃぁ、香緒音さんは、たぶん・・・」
サーーーーー
香緒音「いらっしゃい。貴方達。ここ雪多いから。ゆっくりしてってね。」
全員(やっぱり)
予想はピッタシ当てはまった。香緒音は智にそっくりである。
桜「紹介するわ。妹の香緒音よ。あっ、自己紹介は大丈夫。こっちに来るまで紹介したから。」

141 :名無しさんちゃうねん :2003/12/18(木) 22:58 ID:???
キタ・・・・・・

142 :名無しさんちゃうねん :2003/12/18(木) 23:10 ID:???
こんどは記憶喪失ネタか。
「よくあるパターン」を組み合わせてくるとは思わなかった

143 :名無しさんちゃうねん :2003/12/18(木) 23:34 ID:???
>>142
そうでもしないと書けない素人さんだからしょうがないよ。
素人なら書くなって感じだけどね。

144 :( ̄ー ̄ )イイッテバ :2003/12/18(木) 23:38 ID:???
なんか読んでいて不快な気分になってきた。
こんなのにSSをまかせといていいのか?このスレは。

145 :名無しさんちゃうねん :2003/12/18(木) 23:38 ID:???
>>143
確かにこの人の文章は素人そのものだが
その言い方はないだろ

146 :八八艦隊司令大阪さん :2003/12/18(木) 23:53 ID:???
まぁまぁ、書いてくれる人があってのSSスレなんですから・・・
眠い名有りさんだってがんばってくれてるんですし・・・
あまり喧嘩腰になったらダメですよ

147 :名無しさんちゃうねん :2003/12/19(金) 00:16 ID:???
SSに対して批判的なレスつけること自体は悪くないけど、もちっと建設的な批判をしようよ。
具体的にどこが悪くて、どーすれば良くなるかを書くんだ。

148 :きわむ :2003/12/19(金) 01:37 ID:???
>>147
この意見にさんせい。

149 :名無しさんちゃうねん :2003/12/19(金) 04:32 ID:???
つまんねえくせに自分語りがゥザィんじゃねえの?

150 :名無しさんちゃうねん :2003/12/19(金) 07:48 ID:???
不快・素人・ウザイというレスをしている人たちは、自分が荒らしに類する行為をしていることに気付いているのだろうか。
頼む。落ち着いてくれ。
(作品に関する批評なら、「SS書きの編集会議室」へ行くといい。そこに眠い名有りさんも来ているから)

151 :(* ̄・ ̄)ちゅ :2003/12/19(金) 13:11 ID:???
時には語り合い時には時にはけんかをする。これがスレというやつです。
でも、そろそろけんかはやめてまたSSを語り合いましょう?
それと、このスレは素人お断りなわけではないのだからみんなで眠い名有りさんを最期まで
応援してあげてもいいんじゃないですか?
やぱりスレはけんかより語り合いのほうが楽しいと思いますよ。
てなわけで皆さんが落ち着いてくれると嬉しいです。

 




             素人である俺がスレを語ってごめんなさい。

152 :名無しさんちゃうねん :2003/12/19(金) 18:29 ID:???
いや、あなたのような人がいるからスレはスレない。

153 :名無しさんちゃうねん :2003/12/19(金) 19:20 ID:???
どんな上手な人ももともとは素人なんだから>>143のような発言は道理に合ってない。
回数を重ねれば誰でもうまくなれると思うし。
他人を悪く言うなら自分はSS作れるのかと問いたい。
まぁ、荒らしに負けずがんばれ。無視していいよ。

>>151
「最期」って・・・(笑)

154 :143 :2003/12/19(金) 20:39 ID:???
ごめん

155 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 00:09 ID:???
何があってもボケ倒す大阪さんをどう思いますか

156 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 00:31 ID:???
自分の嫌いなSS・・・・

殺し・殺されモノ あずキャラが戦ったりなやつ(特撮絡み)
レズ・・(いや、百合って言うのか?)

・・・ここのSSの殆どじゃねえか・・・・

157 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 00:45 ID:???
>>156
嫌いなのは分かるが、じゃあどうしろと?
文句ばっかり書かれてもな

158 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 00:50 ID:???
>>156
嫌なら見なければいい。
それだけのことだろう

159 :156 :2003/12/20(土) 00:52 ID:???
>>157
どうもしないが、SS否定派を悪人扱いするなと言いたい。

160 :八八艦隊司令大阪さん :2003/12/20(土) 00:52 ID:???
>>156
逆に好きなやつを聞いてみたい
やっぱり「ちよちゃんとぼく」とか?

161 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 00:54 ID:???
>>156
じゃあお前は何が観たいのだ?

162 :八八艦隊司令大阪さん :2003/12/20(土) 00:56 ID:???
あと悪者扱いとかじゃなくて、SSを発表する場で
SS嫌いって言うのはちょっと違う気がするってことじゃないかな

でも何気にきちんと読んでるんだ・・・

163 :156 :2003/12/20(土) 00:56 ID:???
>>160
うん、個人的にはそういうのだな。
まあ、死が絡んでてもいい話はあるけど・・

164 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 00:57 ID:???
或る個人が嫌いなら嫌いと言えばいいだろ。
胸くそ悪い。
>>156は或る一個人を差してるとしか思えないぞ。

165 :八八艦隊司令大阪さん :2003/12/20(土) 00:59 ID:???
>>163
ちなみに「銀」とか「ボンクラーズの〜」とかは?

166 :156 :2003/12/20(土) 01:00 ID:???
>>163
・・・・微妙・・・・・

167 :八八艦隊司令大阪さん :2003/12/20(土) 01:05 ID:???
>>166
そうか・・・どんなのが好きなのかちょっと参考になったありがとう

>>164
そこまで他意があったのかはわからないけど・・・
あんまりこういう話でここを占領しても悪いのでこのへんで切り上げましょう

168 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 01:10 ID:???
156って「ウルトラマン板」のSSスレで禁煙ならぬ禁あず権を主張したヤシかな?

169 :156 :2003/12/20(土) 01:12 ID:???
>>167
他意はないつもりだけど、此処のSSって最初に言ったのばっかでそれ以外
認めないみたいな印象を受けたので、ちょっと意見しとこうかなと思っただけ
・・気分悪くしたなら謝るよ。

170 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 01:12 ID:???
>>168
違うと思う。あそこでのケンドロス氏との会話を聞く限りではあずは
それほど好きではないみたいだから。

171 :(・∀・)イイ! :2003/12/20(土) 01:14 ID:ヽ(・∀・)ノ
この手の批判等は控え室?とかSS書きの編集会議室あたりでしてはどうでしょう?
私はSSは読んでないので込み入った話にはついていけませんが・・。
ここで論争が起こってSSを発表しにくい雰囲気になるのは得策ではないでしょう。

172 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 02:24 ID:???
素人はカエレだとか百合逝ってよしみたいな意見が出てるけど投下。

173 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 02:24 ID:???
クリスマスイブの日のペア食事券が当たったのが確か11月半ば。
まぁ当日までには誰か男を捕まえられるかな?とかちょっと考えたりもしたけど・・・
やっぱり世の中そう甘くないのね。

「ちょっと待ってよ千尋ー、歩くの速いよー!」
後ろの方から声が聞こえてくる声の主はおかっぱ頭のクラスメート、かおりん。
「もう、置いて行くつもり!?」
私のコートの裾を掴んで動きを止めるとこう口を尖らせた。
・・周りを見てると速歩きもしたくなるわよ。カップルだらけなんだから。

レストランの招待券を貰ったものの結局誰も誘えず、半分諦めてた所に声をかけてきたのがこのかおりん。
彼女も特に予定が無かったらしく二つ返事でOK、一人身同士で食事会の開催が決定したのが先週末。
ここで気になるのは周りの目。でも「高級料理がタダ」の魅力には勝てなかった・・。

174 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 02:25 ID:???
少しスピードを緩めつつもやはり速歩きで商店街を進んでいく。
こんなことなら父親でも誘えばよかったかな・・、でも変な誤解されると・・。
考えながら歩くこと少々、きらびやかなイルミネーションに照らされたビルが見えてきた。
招待券に書かれた地図と照らし合わせる。ここの6階か。

やや大きめのエレベーターに乗り込むがここもカップルだらけ、
肩身の狭い思いをしながら端っこに立って壁を見つめる。
最上階の6階はワンフロア全部がレストラン。
木目調の内装と薄暗い照明とあいまって高級感が漂ってくる。
入り口で招待券を見せるとボーイが席まで案内してくれた、窓際の席だ。
かおりんの向かいに座り、夜景を眺めながら料理が来るまで他愛も無い話をする。
10分ほど待ったところで最初の料理が運ばれてくる、さすが高級と呼ばれるだけあって美味しい。
この後も雑誌でしか見たこと無いような料理が次々と出されてくる。
料理もさることながら街中のクリスマスのイルミネーションが見える夜景も素晴らしい。
ふと気付くとテーブルの向かいが静かだ、視線を向けると無心に食べているかおりん。
あぁ、色気より食い気ってのはこういうのを言うんだな、と苦笑。
食事が終わって再び夜景に目をやる、さっきにも増して綺麗だ。
向かいではかおりんがデザートのアイスクリームに夢中になっている。
景色に見入ってるとかおりんが唐突に話し掛けてきた。
「ねぇ、あんたってさ、暗いところで見ると男に見えなくも無いわね、それも結構美男子」
「なっ・・失礼ね!」
・・でも確かに私の髪型だと男に見えるかもしれない。

175 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 02:25 ID:???
食べ終わった後は少し街を歩いてみることにしよう。と、かおりんの提案。
場違いじゃないかとも思うけど・・・断るのも悪いかと思って従うことに。
先ほど上から見下ろしていた光の回廊を今度は下から見上げる形で歩いてゆく。
「わぁっ、雪だ!」かおりんが歓声を上げる。通りのあちらこちらからも歓声が聞こえてくる。
暫しその場で足を止めて上から舞い降りてくる白い綿のような雪に見とれる。
・・・「うわっ、何でいるんだアンタ!!」
そろそろ動こうか、と視線を前に向けたところで通りの向こうから叫ぶような声、
それもどこかで聞き覚えのあるが聞こえてきた。
視線をやるといつもの6人組と背の高い男、おそらく木村と思われる。
見つかるとマズイ、具体的にはわからないが多分非常にマズイ事になる。
かおりんも同じ事を考えたのだろう、顔を見合わせると早足で見つからぬようその場を去った。

176 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 02:25 ID:???
・・・おそらくここまで来れば大丈夫だろう。
商店街の一角にある噴水広場の前で立ち止まる。
七色に光る噴水と横に並べられたツリー、実に幻想的な光景。
ここから真っ直ぐ歩くと駅だ。
「そろそろ帰ろうか」
何か考え事をしてるのだろうか、隣でうつむいているかおりんに声をかける。
少し間を置いた後顔を上げ、「ねぇ、ここから腕組んで歩こ!」
そう言って私に腕を絡ませてきた。
「ちょ・・・マジ?」
驚いて彼女の方を見る。かおりんも私を見ている。
しばらく無言で見つめあった後、彼女ははにかむような仕草を見せてからこう答えた。
「いいじゃない。ほら、クリスマスなんだしさ」
「いや、クリスマスは関係ない・・」
「いーのっ、ほら行こ!」

おいおい、私はノーマルだぞ。こう自分に言い聞かせながら寄り添って歩き出す。
でも・・・・たまにはこういうのも悪くない・・かな?

177 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 02:52 ID:???
おっ、結構いい感じ。
気の利いたことも言えませんが、いい作品でした。

178 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 04:14 ID:???
乙!
やっぱりかおりんは真性レズなのね・・・

179 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 11:05 ID:???
真に僭越ですが、暇なので、つい>>172さんの
SSをちょっといじってみました。気を悪くしたらごめん。

180 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 11:06 ID:???
クリスマスイブのペア食事券が当たったのが、確か11月の半ば。
「当日までに誰か男を捕まえられるかな」とか、ちょっと考えたりもしたけど……
やっぱり世の中そう甘くはないわね。

「ちょっと待ってよ千尋ー、歩くの速いよー!」
後ろの方から聞こえてくる声の主はおかっぱ頭のクラスメートのかおりん。
「もう! 置いて行くつもり!?」
私のコートの裾を掴んで動きを止めると口を尖らせた。
……速歩きもしたくなるわよ。周りはアベックだらけなんだから。

結局、誰も誘えず、半分諦めてた所に声をかけてきたのがこのかおりん。
彼女も特に予定が無かったらしく二つ返事でOK、一人身同士で食事会の開催が決定したのが先週末。ここで気になるのは周りの目。でも「高級料理がタダ」の魅力には勝てなかった……。

速歩きでアーケードを進んでいく。
こんなことなら父親でも誘えばよかったかな。でも変な誤解されると……。
そんなことを考えていると、きらびやかなイルミネーションに照らされたビルが見えてきた。
券の裏に書かれた地図と照らし合わせる。ここの6階か。

181 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 11:07 ID:???
速歩きでアーケードを進んでいく。
こんなことなら父親でも誘えばよかったかな。でも変な誤解されると……。
そんなことを考えていると、きらびやかなイルミネーションに照らされたビルが見えてきた。
券の裏に書かれた地図と照らし合わせる。ここの6階か。

やや大きめのエレベーターに乗り込むがここもカップルだらけ。
端っこで肩身の狭い思いをしていた。最上階の6階はワンフロア全部がレストラン。
薄暗い照明から高級感が漂ってくる。入り口で招待券を見せるとボーイが席まで
案内してくれた、窓際の席だ。かおりんの向かいに座り、夜景を眺めながら
料理が来るまで他愛も無い話をする。 10分ほど待ったところで最初の料理が運ばれてくる、
さすが高級と呼ばれるだけある。 この後も、写真でしか見たこと無いような料理が次々と出されてくる。
料理もさることながら、眼下に輝くルミネーションが素晴らしい。
ふと気付くと向かいが静かだ、視線を向けると、無心に貪りついているかおりん。
あぁ、色気より食い気ってのはこういうのを言うんだな、と苦笑。
食事が終わって、再び夜景に目をやる、さっきにも増して綺麗だ。
向かいではかおりんがデザートのアイスクリームに夢中になっている。
景色に見入ってるとかおりんが唐突に話し掛けてきた。
「ねぇ、あんたってさ、暗いところで見ると男に見えなくも無いわね、それも結構美男子」
「なっ……失礼ね!」
……でも確かに私の髪型だと男に見えるかもしれない。

182 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 11:07 ID:???
「食べ終わった後は少し街を歩いてみることにしよう」とかおりんの提案。
私たちじゃ場違いじゃないかとも思うけど……断るのも悪いかと思って従うことに。
先ほど見下ろしていた光の回廊を今度は見上げる形で歩いてゆく。
「わぁっ、雪だ!」
かおりんが歓声を上げる。通りのあちらこちらからも歓声が聞こえてくる。
暫しその場で足を止めて上から舞い降りてくる白い花びらのような雪に見とれる。

「うわっ、何でいるんだアンタ!!」

そろそろ動こうか、と視線を前に向けたところで通りの向こうから叫ぶような声、
それもどこかで聞き覚えのあるが聞こえてきた。
視線をやるといつもの6人組と背の高い男、おそらく木村と思われる、がいた。
なにやらわいわい騒いでいる。
見つかるとマズイ! 具体的にはわからないが多分非常にマズイ事になる。
かおりんも同じ事を考えたのだろう、顔を見合わせると早足で見つからぬようその場を去った。

183 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 11:08 ID:???
……おそらくここまで来れば大丈夫だろう。
街の一角にある噴水広場の前で立ち止まる。
虹色に煌く噴水とそれに並べらんだツリー、実に、幻想的な光景。
ここから真っ直ぐいくと駅だ。
「そろそろ帰ろうか」
何か考え事をしてるのだろうか、隣でうつむいているかおりんに声をかける。
少し間を置いた後、顔を上げ、
「ねぇ、ここから腕組んで歩こ!」
そう言って私に腕を絡ませてきた。
「ちょ……マジ?」
驚いて彼女の方を見る。かおりんも私を見ている。
しばらく無言で見つめあった後、彼女は、はにかむような仕草でこういった。
「ほら、クリスマスなんだしさ」
「いや、クリスマスは関係ない……」
「いーのっ、ほら行こ!」

「おいおい、私はノーマルだぞ」 こう自分に言い聞かせながら寄り添って歩き出す。
でも……たまにはこういうのも悪くない……かな?

184 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 12:43 ID:???
後ろの方から聞こえてくる声の主はおかっぱ頭のクラスメート、かおりん

のほうがいいか・・

185 :172じゃないけど :2003/12/20(土) 16:37 ID:???
確かに手直しされて幾分読みやすい文章になったけど、
わざわざそこまでするほどの手直しかどうか。
つーか、これじゃ>>173-176へのレスがつけにくくなるのでは?

186 :眠い名有り :2003/12/20(土) 19:34 ID:???
>>173-176
いいSSですね!!
で、ちょっとマンガにあったシーンが入ってるのもグー(^^)b
>>185
同意見。
あまりかわってない無いような・・・

そういえば・・・もうすぐクリスマスか・・・
1年短いなぁ・・・

187 :眠い名有り :2003/12/20(土) 19:36 ID:???
>>142-172
お騒がせしてスミマセンでした・・・
素人ですが、まぁ、ビシバシ指摘してくださいませ。

188 :名無しさんちゃうねん :2003/12/20(土) 21:30 ID:???
>>184
なるほど。
くどい描写を削ったり、ヘンな改行を訂正したり……確かに読みやすくなってるな。
三点リーダーも正しい使い方に直してあるし(w

えらく手間がかかった「批評」レスですね。乙!

189 :へーちょ :へーちょ
へーちょ

190 :ハ輪 :2003/12/21(日) 23:52 ID:???
初心者です。パクりですがよろしく。

191 :ハ輪 :2003/12/22(月) 00:14 ID:???
榊 「私とちよちゃんがあの島を脱出して3年の月日が
   流れた……。BR法の被害者はその後も増え続け、
   走り出した私達の戦いはもう、誰にも止められ
   なかった……」

   世界はテロルの時代に突入。反BR法組織【ワイルド・セブン】の
   リーダー榊は連続爆破テロリストとして国際指名手配。大人達は
   今、「正義」の名の下に新しいゲームを開始した。
   新世紀テロ対策特別法【BR2】

榊 「私達はかつて私達を殺し合わせた全ての大人を許
   さない。共に立て、そして共に戦おう。私達は今、
   全ての大人に宣戦布告する!!」

192 :眠い名有り :2003/12/22(月) 01:05 ID:???
>>190
パクリと書かないほうがいいと思う。自分でイメージ下げることになる。

一応元ネタ
http://battleroyale.ne.nu/
http://br-new.jp/index.html

193 :くろまんが大王@黒電波充填中 :2003/12/22(月) 02:53 ID:???
とりあえず、思いつきで書いた小ネタ一つ
推敲もろくにしてない駄文でスマンが


「あら、あんた、榊じゃないの?」
カウンターに座って独り座っている女性が振り向いた。
「ゆかり先生……?」
「やっぱり! 榊じゃない! 凄い久しぶりねぇ 元気にやってる?」
ゆかりが彼女の隣に腰を下ろす。
「はい、なんとか」
「今、あんた何やってんの? あっ、マスター、スコッチ頂戴、水割りで」
ゆかりの前にウイスキーがなみなみと注がれる。
「今は、個人経営の動物病院で助手をやっています。卒業するときは研究室に残らないかという話もあったんですけど……」
「あはは、そうよね。あんたにはそれが一番だもんね」
「先生は、今はどうされてるんですか?」
「あたし? あたしはかわんないわよ」

194 :くろまんが大王@黒電波充填中 :2003/12/22(月) 02:54 ID:???

「朝起きて、授業して、テスト作って。あ、たまに遅刻もするけどね。そうそう、にゃもなんか結婚したのよ」
「黒澤先生が?」
「そう! 物好きな男もいたもんよねぇ。お陰で飲むたびにのろけ話聞かされるあたしの身にもなって欲しいわよ」
ふと、ゆかりの瞳が翳った。
「……でも、最近じゃ、にゃもと飲むことは少なくなったかな」
氷が、ゆっくりとグラスの中で溶けていく。それを二人はじっとみつめていた。
「私も、時々想うんです。あの頃を」
榊がぽつりともらすように言った。
「まだちよちゃんも日本にいて、みんなバラバラになる前を……。みんなで同じ教室に通ったり、夏休みには一緒に海にいったり……」
懐かしい遠くを振り返るように。
「あの頃が、一番楽しかった……」
バン、と突然ゆかりが榊の背中を叩いた。

195 :くろまんが大王@黒電波充填中 :2003/12/22(月) 02:54 ID:???

「っ!?」
「なぁに暗い顔してるのよ!!」
ゆかりがにっと笑う。
「あんたはただでさえ何考えているか分からないんだから、せめて顔だけでもニコニコしてなさい」
「はあ……」
「それじゃな。こんな日に一人だからって、ヤケおこして飲みすぎんなよ」
「先生こそ……」
カラン、と入り口のベルがなって、ゆかりは去っていった。
後には、飲みかけのウイスキーのグラスが独り佇んでいる。
「あれから、何度目かな……」
ふと外を見ると、雪が降っていた。ホワイトクリスマス。

196 :名無しさんちゃうねん :2003/12/22(月) 02:56 ID:???
×カウンターに座って独り座っている女性が振り向いた。
○カウンターに独り座っている女性が振り向いた。

197 :名無しさんちゃうねん :2003/12/22(月) 02:58 ID:???
挿入

「あたし? あたしはかわんないわよ」
ウィスキーを飲み干す。


(誤字だらけだな・・・)

198 :名無しさんちゃうねん :2003/12/22(月) 08:50 ID:???
くろまんが大王氏もこういうの書くんだ…。意外。
別スレにも投下してますよね。

199 :名無しさんちゃうねん :2003/12/22(月) 09:57 ID:???
あのSSをこの人が書いたとは誰が思おうか…

200 :きわむ :2003/12/22(月) 12:53 ID:???
>>191
最近見た(BR2)いいよね?あれは。

453 KB  
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver2.0 beta3 (03/08/25)