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レス数が 1000 を超えています。残念ながらこれ以上は書き込めません。

あずまんがSSを発表するスレッド パート2

1 :名無しさんちゃうねん :2003/12/08(月) 05:50 ID:???

2chと同じつもりで投稿していたら、スレッドがいっぱいになってしまいました。
とりあえず新スレを立てておきます。

前スレ
http://www.moebbs.com/test/read.cgi/oosaka/1046110813/

701 :なも ◆zQyv8380ig :2004/02/12(木) 16:43 ID:???
>>699
編集会議室はその用途に使われていないので,
他でやっていただきたい。

702 :PASCO ◆LNZbyB1zfI :2004/02/12(木) 16:45 ID:???
>>693-698
お気持ちはお察ししますが、そろそろこのスレではその話題は止めませんか?
新しい作品を迎え入れるためにも…。

当事者に言いたいことがあればラウンジへどうぞということで。
「SS書きの編集会議室」
ttp://www.moebbs.com/test/read.cgi/azuentrance/1064083852/l50
「ここのコテハン達に一言!」
ttp://www.moebbs.com/test/read.cgi/azuentrance/1060962498/l50
実際既に何人か書き込まれてますし。

職人の皆様方、新作を心よりお待ちしております。

703 :名無しさんちゃうねん :2004/02/12(木) 16:48 ID:???
いっそのことラウンジに「骨髄反射で深い考えもなく言いたいことをいいまくる
スレ」でも作って、そこをガス抜きにつかうというのは?
(2chにある『業者広告貼り付け専用スレ』みたいなカンジで)

704 :なも ◆zQyv8380ig :2004/02/12(木) 16:51 ID:???
>>702
ラウンジに来られると迷惑。

>>703
不要。
吹き溜まりになるのが目に見えているので,
結局は他のスレに流れる。

705 :名無しさんちゃうねん :2004/02/12(木) 16:58 ID:???
>他でやっていただきたい。

たとえばどのあたりが適切でしょう?

706 :名無しさんちゃうねん :2004/02/12(木) 16:59 ID:???
コテハン同士の馴れ合いキモ・・・

707 :名無しさんちゃうねん :2004/02/12(木) 17:24 ID:???
>>701>>704
何だか随分感じが悪いなぁ。
古参のコテハンの皆さんに対して、閉鎖的で排他的な印象を受けるよ。
我関せず、勝手にしてくれ、だけどオレらのところには来るなってことですか。
ラウンジの主旨って何?コテハンだけのもの?

真っ向から返してきただけ、さかちー氏の方がはるかにマシだよ。

708 :名無しさんちゃうねん :2004/02/12(木) 17:56 ID:??-dPaTGYBU
特権階級の方々なんですよ。
ありがたくヘボ小説に対するラウンジ様のご批判を聞こうじゃありませんか!

709 :(・∀・)イイ! ◆EEE802ToMo :2004/02/12(木) 18:15 ID:???
ここはSSを発表するスレなんでしょう、議論があるなら>>702のスレでやるべきかと思います。

>>687
私はグロだとかは関係なしに全くSSを読みませんから・・。
ラウンジの住人の半分くらいは読んでないんじゃないでしょうか。
話題に上らないのも仕方ないでしょう。
ただ全く関係無いとは思ってませんよ。

710 :名無しさんちゃうねん :2004/02/12(木) 19:47 ID:???
もしかしていつの間にかラウンジ対ここみたいな構図にされてるの?
結構関係ない人とかもいるんだけどあそこに書き込んでるやつらが全員意見言わないとダメなのか?

711 :(・∀・)イイ! ◆EEE802ToMo :2004/02/12(木) 19:49 ID:???
>>710
なってるね。

無関係な人まで悪く言うのはやめてほしいです・・。

712 :眠い名有り ◆CRIUZyjmw6 :2004/02/12(木) 20:14 ID:???
これ以降は会議室とか雑談スレでやりましょか

713 :名無しさんちゃうねん :2004/02/12(木) 20:18 ID:???
>>712
雑談スレはやめようよ。せめて会議室で・・・・・・

714 :眠い名有り ◆CRIUZyjmw6 :2004/02/12(木) 20:49 ID:???
んじゃ、この話を振り切るためにSSをうpしますね。

715 :眠い名有り ◆CRIUZyjmw6 :2004/02/12(木) 20:49 ID:???
「おはようございます!」
勢い良く挨拶をして起きたのは香緒音だ。今日は、彼女も猟の格好をして立っている。
外では何の音だろうか?大きい機械音がする。
「おはようございます…?なんですか、あの音?」
「あ、あの音ですか。除雪車ですよ。今日は除雪車が来る日ですから… これで帰れますね」
確かに、これで帰れる…だが、それは別れを意味するのだ。あの日失った友との…
本当にこれが別れとなるのだろうか… 本当に、本当に…
それに、気になるのはあの人の言動… もしかしてあの人は…
「どうしたんですか?美浜さん?」
「あっ、いえ、何でもないです」
「?」
もう一つ気になるのは"あれ" 。 何で"あれ"がここにあったのか?もしかしたら…
「おーい!車が出てきたぞー!」
ゆかりの声が、ちよの思考を中断させる。
「エンジンも別に異常はないみたいね。これで帰れるわ」
「じゃぁ帰りは私がー…」
無論、ちよはゆかりの運転を阻止する。
「さぁ、帰るわよ。乗った乗った」
「はい…」
ちよとよみ、特にちよは心残りがあった。もしあの人が… いや、杞憂だ。
ちよは自分の考えを忘れ、車に乗った。そして全員が車に乗地終わると、車が動き出した。
「風藻さん、桜さん、香緒音さん、ありがとう。本当に楽しかった。ねぇ、来年も、また会えるかなぁ?」
よみもここを離れたいとは思っていなかった。いや、彼女だけではないだろう。おそらく、全員がそう思っている。
「また来て下さい。いつでもいいですよ」
「さようなら…お元気で…」
「さようならー!また来て下さいねー!!」
ちよも、よみも、榊も、風藻も、桜も、香緒音も… 皆、相手が見えなくなるまで見つめていた…

716 :名無しさんちゃうねん :2004/02/12(木) 22:33 ID:???
>>710 なってないと思うよ

名有りさん、お疲れさま。

717 :名無しさんちゃうねん :2004/02/14(土) 10:18 ID:???


718 :名無しさんちゃうねん :2004/02/14(土) 19:33 ID:???
もう終わりだなここ

719 :眠い名有り ◆CRIUZyjmw6 :2004/02/14(土) 20:48 ID:???
自分は、終わったら次スレは立てずに、控え室のほうで続きしたほうがいいと思います。。

720 :PASCO ◆LNZbyB1zfI :2004/02/20(金) 00:26 ID:???
盛り下がってますね…。

昨日、景気づけにSSを1本と思ったのですが、内容が内容だけに
随分手間を掛けてエロパロ板に投下してきました。
(トリップが同じなので分かると思います)

大学が冬休みに入ったんですかね?
あの板は今専用ブラウザじゃないと入れないようで。

721 :( ̄〇 ̄)。○(眠い名有り) ◆CRIUZyjmw6 :2004/02/20(金) 00:40 ID:???
>>720
人が少なくなったら見よう

722 :名無しさんちゃうねん :2004/02/20(金) 01:29 ID:???
>>720
今初めて気づいたわ
アンタますます実力者認定

723 :名無しさんちゃうねん :2004/02/20(金) 18:30 ID:eAcXUG/M
>>719
じゃあ、グロ話はどこでうpすればいいのん?

724 :名無しさんちゃうねん :2004/02/20(金) 19:13 ID:???
控え室は
>「あずまんが、よつばとのキャラが殺される、または虐待されるなど、
> 残酷な描写はしないでください」
というルールがあるからね
やっぱこの際「過激なSSスレ」でも立てた方がいいかな
伸びる伸びないは別として

725 :( ̄〇 ̄)。○(眠い名有り) ◆CRIUZyjmw6 :2004/02/20(金) 19:14 ID:???
>>723
控え室でも一向に構わないと思います。。

726 :くろまんが大王 ◆jHCuM/6C1s :2004/02/20(金) 21:58 ID:???
お約束通り曝しておきます。

727 :ケンドロス :2004/02/21(土) 04:57 ID:???
>>724
新スレたてるのは?控え室は3パートだから発表スレもパート3に
なっても問題ないと思う。それかあなたの言う通りにするか。

>>725
スレ建てた人がダメって言ってたから無理。控え室でのUPは。

728 :( ̄〇 ̄)。○(眠い名有り) ◆CRIUZyjmw6 :2004/02/21(土) 09:48 ID:???
>>727
じゃぁ、発表スレもVを立てなきゃ…

自分もうpしなきゃ…(鬱

729 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 09:50 ID:???
伸びなくても建てた方がいいでしょう。一応置いておかないと、発表の場がなくなってしまいますから。
それに、その場ならグロ話を嫌う人も文句は言わないでしょう。スレごとスルーするか、もしくは非難の言葉自体がスレ違いと断定できますから。

730 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 10:01 ID:???
書く人いないかもだから、次グロSS書いた人が自分で建てたら?

それよりゆかりとおはなしの続きまだー?
待ちくたびれ(AA略

731 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 10:27 ID:???
建て方知らない人もいるのですぅ。

ところで、今日深夜でやる「ヴァージン・スーサイズ」をあずまんがでやるのは、他のスレでもいいのかな?
いや、たとえ話なんだけども。

732 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 10:38 ID:???
「ここでやっても」でなく「他のスレでやっても」という質問の
意図がイマイチよくわからんな…
どこでやるのんー?

733 :PASCO ◆LNZbyB1zfI :2004/02/21(土) 10:46 ID:???
>>726
了解です。
近いうちにSSの相談やら雑談やら送るかも知れませんのでよろしく。
あと、ラウンジの方にも投下された方がいいかも、です。

734 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 11:25 ID:???
>>732
大阪板の「百合」「控え室」、その他のSSスレのことです。
加えるなら四匹スレとか、エロパロ板とか……
内容によるでしょうけど、あずキャラが死ぬのに酷く拒否反応を示す方もいるので。
かといって、誰も見ないようなところだと自己顕示欲が満たされず……
我が儘と言われれば、その通りですけれど、ね。

735 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 11:39 ID:???
>>734
ごめん、「ヴァージン・スーサイズ」の内容を知らんかった。

ここじゃダメなの?最近作品が少ないからレスもないけど、ギャラリーはいると思うよ。
百合スレや控室はやめといた方がいい。2ちゃんは最近行かないからわかんにゃい…

736 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 11:45 ID:???
>>734

> 大阪板の「百合」「控え室」、その他のSSスレのことです。
> 加えるなら四匹スレとか、エロパロ板とか……
> 内容によるでしょうけど、あずキャラが死ぬのに酷く拒否反応を示す方もいるので。

「他の」なんて曖昧に言わず、そのSSが受け入れられそうなスレを紹介してやれよ。
第一、あなたが例としてあげた「百合」「控え室」「四匹」スレだって、レイプやグロなSSを受け入れる雰囲気
の場所ではないぞ。このスレさえ平穏ならそれでいいのかい?
2chエロパロ板のスレですら、最近それ系のSS絡みで揉めまくったのに。

737 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 11:54 ID:???
>>736
いや、734は聞いてる側なんだが…。

738 : :2004/02/21(土) 12:08 ID:???
731&732&734は同一人物です。ごめんなさい、紛らわしくて。
そうですね。ここでいいと思うのです。でも、ここが終わったら困ってしまってワンワン。

739 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 12:21 ID:???
732は=735で俺だと思います。ワンワン。
いっぱいになったら次スレ建てる方向になってます。数レス前くらい読んでくれないとワンワン。

740 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 12:27 ID:???
729・731・734でした…
いやぁん、だって、次スレ立つか心肺だったですもんニャンニャン。

741 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 21:10 ID:???
>>720
読みました。相変わらず素晴らしいですな。
作品発表のペースもしっかりしてるし。見習いたいです。

>>730
ごめんなさい。第1話より更に難航しているのです。文章が苦しい……。
でも今日はやたら筆が進むので、早ければ今日か明日にはアップできるかもです。

>>くろまんがさん
ありがとうございます(お礼を言うのは変かもしれないけど)。
俺も近々言い残した事だけでも連絡したいと思います。

742 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 22:06 ID:???
>>441
ガンガレーガンガレー

743 :名無しさんちゃうねん :2004/02/21(土) 23:54 ID:???
>>737
はぁ? どこが「聞いてる側」やねん?
どこかと問われて応えてるレスやん。

744 :名無しさんちゃうねん :2004/02/22(日) 00:08 ID:???
>>743
落ち着いて流れを読め。
そして自分のレス内容を見ろよ!

745 :警告 :2004/02/22(日) 08:47 ID:???
↓:日本で年間三万人を超えてる事象が題材

746 :遠く、重く、遙かに :2004/02/22(日) 08:47 ID:???
「向こうでも一緒だぜ?」
「ああ、そうだな」
 世界を覆う青空は雲一つ無く、無限の宇宙にまで広がっている。
 遠い地平は、降り注ぐ陽光に舞いあげられた蒸気で白く霞んでいた。
 パタパタとはためくシャツの裾。
 心地よい風の中、二人はそこにたたずんでいる。
 久しぶりに一点の曇りなく、いい気分だった。
「でも、もしかしたら別々になっちゃうかもな」
「……何でだよ」
暦は眼鏡の奥から冷めた視線を短い髪の少女に向ける。
 いつものことだが、こういう時にまで智は水を差す。せっかくの、この日に。
「だってさ、私は天国で、よみは地獄じゃん」
あほか。
「逆だろう」
「えぇ?! そんなことねーよ。罪の重さ考えたら一目瞭然じゃん!」
 どの面下げて、そんな戯言ほざきやがる。飽きもせずツッコんでやる私も私だが。
 そう思いながら、やはりツッコんでやる彼女。
「確かにお前の頭だけは天国行きだな」
「どーゆー意味だよ」
「ま、一生考えてろ」
にべもなく、だが、接続は切らず、暦は智に声を渡す。
 ごく自然の、リラックスした、日常の会話。
 本当に久しぶりにした気がする。今日はいい日だ。
「一生、ね」
 智は空を仰いだ。暦もそれに倣う。
 広大に響く音、音、音。
 それは自由に吹く風の音と、下界のみんなが生きてる音。
 羨ましいなんて思わない。私たちは自由で、生きている。少なくとも今とこれからは。
 どちらともなく手を繋いだ。

747 :遠く、重く、遙かに :2004/02/22(日) 08:48 ID:???
「大丈夫。絶対離れないさ。絶対なんて絶対ないけど、これだけは絶対だ」
「よくわかんねーよ」
「わかんなくていい」
 あまり追求されると恥ずかしいから。
 それに、多分気持ちは伝わってる。
「でもさ、もし、別々でも……」
「ん?」
 掻き上げる髪の向こうで智が微笑んでいる。目が穏やかで、それがちょっと暦の胸を叩いた。
「別々でも、また一緒になれるよ。地獄までよみを追いかけてくから」
 じわり、と来た。
 ああ、やっぱり、ともはともだ。暦は思う。
 好きで良かった。
 何の力もない二人には世界はとてもつらかったけれど、それでもともを好きで良かった。
 幸せになれるだろう。ともと一緒なら。
「どうした? 感動した? 感動しちゃった?」
 突如として笑みと瞳に悪戯な色が入り込み、感傷的な雰囲気が一遍に吹っ飛ぶ。
 暦は慌てて取り繕った。
「バ、バーカ、あきれてたんだよ。マラソンですぐバテるようなヤツが、どうやって追ってこれるんだ?」
「簡単さ。だって私は飛び降りるだけでいいんだ、お前ンとこへ。簡単だろ?」
「……そうだな」
 確かに、簡単だ。
 たった一歩でいいんだから。
 それだけ踏み出すだけで、二人はいつまでも一緒になれる。

748 :遠く、重く、遙かに :2004/02/22(日) 08:48 ID:???
「そろそろ、行くか」
「ん」
縁を靴裏でなぞり、境界線を確かめる。
 その先には何もない。でも、ゼロは無限だ。何でもある。
「とも」
「何?」
 私を好きでよかったか?
「何でもない」
「何だよ、それ」
 危うくとも以上の馬鹿になるところだった。本当にもうさっさと行こう。
「一、二の」
息を合わせる。

749 :遠く、重く、遙かに :2004/02/22(日) 08:49 ID:???
「三、って言ったら出発な。……ありゃ、引っかかんなかったか」
「たりめーだ」
 ちょっぷ。
「バレバレだっての。いつからの付き合いだと思ってる」
 そう、バレバレだ。私は緊張なんかしてないぞ。
「馬鹿やってねーで、行くぞ」
「わーたよ、シャレのわからん連中よのぅ。はいはい、行きますって」
凸と凹のしっくりはまる関係を顕示して、二人は改めて定位置についた。
気分は青空のように澄み渡っている。それでも暦は智に感謝の言葉なんてかけるつもりはなかった。
「一、二の」
「三」 
 暦の右足と智の左足が、手と同じく一緒に前へ出る。一歩だけの二人三脚。
「よみ」
「何」
 身体が重力に引かれていく途中、智は確かにこう言った。
 ――私、よみが好きでよかった。
 もし、言い返すことができたら、暦はやはりツッコんでいただろう。
 ――バーカ、そんなこと、当たり前だ。
 今日、この日は、二人が二人でいられた日だったから。
一瞬は永遠に。永久は刹那に。
それを願い、二人は

750 :名無しさんちゃうねん :2004/02/22(日) 12:28 ID:???
おもしれー
これが「ヴァージン・スーサイズ」?それとも>>731とは別人?

751 :名無しさんちゃうねん :2004/02/22(日) 20:41 ID:???
>>750
それっぽいね。 ↓ヴァージン・スーサイズ
http://www.coda21.net/eiga3mai/text_review/THE_VIRGIN_SUICIDES.htm

てか早まるな! おまいらいつの間に恋人になった!?

752 :( ̄〇 ̄)。○(眠い名有り) ◆CRIUZyjmw6 :2004/02/22(日) 21:18 ID:???
>>746-749
乙です。
でも…何で死んじゃったんだろう? その辺の物語もあったらキボンです!

ああ、自分の作品が虚しく見えてくるなぁ…(鬱

753 :名無しさんちゃうねん :2004/02/23(月) 09:52 ID:???
>>750
同一人物です。あずキャラが自殺する話は他スレではどうなのか、という意図で質問してみました。
多分拒否反応を示すだろうなぁ、SS考えても発表できないだろうなぁ、ここが無くなったら悲しいなぁ、
と考えたもので。
SSは本当は書くつもりはなかったのですが、会話だけでレスを進めてしまったので、お詫びのつもりで。
背景は皆さんの想像に任せます。それを超える物語を紡ぐのは、今のあちきには無理でござんす。

754 :名無しさんちゃうねん :2004/02/24(火) 19:07 ID:???
>>746-749
すごく描写がきれい。乙です。

で、age

755 :名無しさんちゃうねん :2004/02/24(火) 19:09 ID:Fpc9Wf92
間違えた。失礼。

756 :ゆかりとおはなし(第2話 1/18) :2004/02/24(火) 19:10 ID:???


 穏やかな青。心の深いところに優しく触れるような懐かしい陽射し。
空にも季節があるものだと、ゆかりはつくづく思う。
4月9日、入学式。その日は快晴であった。
 
 体育館にきれいに並べられた席は、既に新入生とその父母たちによって埋められている。
緊張した顔つきから見てとれる表情はそれぞれ違ってはいるが、共通するものを挙げるとすれば
それは「希望」であろう。変化と成長への希望は、若者の財産である。
 ゆかりは生徒たちのそういった表情を観察して、一人でにやにやしていた。
ゆかりにとっては、中学生あがりの垢抜けない坊ちゃん嬢ちゃんたちが、
期待で胸がいっぱいですとでも言いたげに目を輝かせてずらりと並んでいるのが
微笑ましいというか可笑しいというか、とにかく笑いがこみあげてきてしょうがない。
あのね、君たちね、何に期待してるのか知らんけどね、高校時代の3年間が自分にとって
かけがえのない青春でしたーなんて言うやつは、君たちが思うよりずっと少ないのだよ。くふふ。
……彼女にすれば悪意でもなんでもないのだが。
 進行役の教師がネクタイの結び目を気にしだした。式の開始までもう間もないようだ。
「ねえゆかり。ちょっと指摘しなきゃいけないことがあるんだけど」
話しかけてきたのはみなもである。新入生の担任となる教員は、1組担当からクラス順に並んで
座っており、3組のゆかりと5組のみなもの間にはもう一人4組担当の中年教師がいたので、
彼が席を立つタイミングを見て声をかけたらしい。
「あんた今日がどういう日かは理解してるわよね」
「はあ?入学式に決まってんじゃん」
「そうね。で、入学式ってのは、学校のとっても大事な式典よね」
「うん、そうだね」
「それでなんであんた思いっきり普段着なのよ」

757 :ゆかりとおはなし(第2話 2/18) :2004/02/24(火) 19:11 ID:???

一瞬ゆかりはポカンとして、それから自分の服装を確認してみた。
特に問題はないようだけど。ジャケットも落ち着いた柄のを選んできたし、
スカートもVネックのシャツも無地で地味な感じのやつだ。どこが間違っているというのか。
「……おめでたい色のが良かった?入学式だし。でもあんたのスーツも黒いじゃん」
「違うわよ!ふつう礼服でしょ、こういう時は!きちんとした格好しろって言ってんの!」
「ああ……え?そういうもんなの?」
「あたりまえでしょ!あんただけよ、そんな格好してんの」
「でもそれっぽいの持ってないしー」
「だから私が買うときいっしょに買えって言ったんじゃない」
 思い返せば、大学の儀式でもここへの着任の挨拶でも、ゆかりが正装した姿など
みなもは見たことがなかった。
幸いと言うべきかこの学校では、入学式や卒業式に出席する職員は該当する学年を受け持つものと
その他一部だけであったので、ゆかりは今まで正装する必要がなかったのである。
まさか未だに礼服を一着も持っていないとは、みなもは考えもしなかった。
「あはは、ほんとだ。主任のおばちゃん着物なんか着てら。ばかでー」
馬鹿はおまえだ……。みなもが頭を抱えたところで、4組の担任が戻ってきた。
どうやら式が始まるようである。
「新入生、職員、起立」
ゆかりの服装とは関わりなく、式は厳かに進められた。

758 :ゆかりとおはなし(第2話 2/18) :2004/02/24(火) 19:13 ID:???

「あー、緊張したわ」
みなもはため息をついた。式が終わり、職員室を後にして、いよいよ生徒たちの待つ教室へ
向かわんというところであるのだが、会話の内容はどうやら既に終了した入学式についてのようだ。
「あんたったら本当に情けなかったわねえ。脚ガクガク震わしちゃって」
「うるさいわね。あんたなんか生徒の名前読めなくなって、むにゃむにゃ言って
ごまかしちゃったじゃない。生徒たち笑いこらえてたわよ」
「ガキに変な名前付ける親が悪いんだよ。あんなん読めるわけねーじゃん。
なんだ崇魅主(すみす)って、族の車のステッカーかっつーの」
「まあ確かにな……」
なんの話をしているかと言うと、各クラスの担任が生徒の名前を一人ずつ呼び、
生徒がそれに応えるというお約束の作法についてである。二人とも、その担任初仕事において
ちょっとした失態をやらかしたのだった。
「そんなことより、これからもっと緊張するのよー。ほらほら、教室が見えてきた。
夢いっぱいの新入生たちがにゃもちゃん先生を待ってますぞー」
「ちょっとは励ましなさいよ……ああ、どうしよう、どうしたらいい?
やっぱり最初が肝心よね。自己紹介は名前だけの方が無難かしら。」
「にゃはははは、無様ねにゃも。まあリラックスしてやることね。
昨日さんざん私相手にホームルームの練習なんてこっ恥ずかしい事やったんだから」
「そうなんだけど……ああ、着いちゃったじゃん……」
「ようし、行ってきなさい!あんたの最期はこの私がしかと見届けたわよ!」
みなもはそれには答えず、じろりとゆかりを睨むと、意を決して教室の扉を開けた。
「さてさて、お手並み拝見といこうかしらねえ」
ゆかりは後でみなもをからかうネタにするべく、しばらく廊下で立聞きすることにした。
入学式のようにあほみたく緊張して、面白い奇行を見せてくれると思っていたのだが、
事態はゆかりの予想に反する展開を見せた。
教室に入ったみなもは、ゆかりの前での挙動とはうって変わって落ちついた態度で、
騒々しいクラスを一声でまとめると、流れるように自分の挨拶に持ち込んだのだ。

759 :ゆかりとおはなし(第2話 2/18) :2004/02/24(火) 19:14 ID:???

それから後は、もうみなものペースであった。容姿と若さは強力な武器となる。
自己紹介をしただけで調子のいい男子からひゅうっと声があがり、それを機に再び
教室がさんざめいた。みなもが生徒をたしなめる声から、浮かれた様子が手に取るようにわかる。
「……なんだい、にゃものやつ」
 ゆかりは拍子抜けを通りこして不愉快だった。そりゃ口調がのび太君みたいにもなる。
おいおい、さっきまでめそめそしてたにしちゃあ、ちょっと出来が良すぎるんじゃないの?
さては不安がってたのは半分ポーズだったんだな、しょうがねえやつだ、とゆかりは解釈した。
 とにかく、これ以上ここにいる意味はもはやない。ゆかりは自分の教室へと向かった。
「やりたいようにやる」という、己にとっての歴とした哲学を持つ彼女であったから、
当然緊張などするはずもないのだが、それとは別の、なんだか変な気分を感じてもいた。
なんというか、焼肉で胸焼けでもしたような、すっきりしない気分(もっとましな喩えはないものか)。
 その原因はさっぱりわからない。けれど、ちょっと思うところはあるにはある。
考えてみりゃこの学年のやつらって、順調に行けば私がこのまま、3年生まで受け持つ事に
なるんだよなあ。入学から卒業まで、ずっと面倒見てやるわけだ。
言うなら恩師ってやつ?……になるの?私が?わお、すげー実感ねえ。

 気がつくと、教室の前で足が止まっていた。室内の連中はやはり、やかましく騒いでいる。
ゆかりは思った。もうどうでもいい事考える必要はない。もっと良いことに時間を使おう。
そうだ、3年間の付き合いになるからこそ、私の居心地がいい環境づくりに妥協は出来ない。
入学式のようなミスはもうたくさんだ。これ以上新入生なんかになめられてたまるか。
見とけ、これが教師・ゆかりのやり方だ!
ゆかりは勢いよく扉を開けた。

760 :ゆかりとおはなし(第2話 5/18) :2004/02/24(火) 19:15 ID:???
「はいはーい、席に着いてー。ホームルームを始めますよー」
 教師・ゆかりのやり方は、まさしく新入生たちに早くも認識される事となった。
ただし、予想外の形と、予想以上のインパクトを以ってである。
 結果から言おう。ゆかりは教室を間違えた。
彼女が入ったのは4組の教室。つまらない気がかりのために、開くべき扉を見誤ったのである。
 ゆかりが出席簿をばんばん鳴らしながら教室に入ってきた時点で、教室の多くの者が
そのおかしな事態に気づいていた。入学式で彼らの名前を呼んだ男性教師の顔を覚えていたのだ、
中には、両隣が美人の担任で羨ましいなあなどと思っていた男子もいたのだから、確かな筈である。
 そして、ゆかりは更なる醜態を重ねる。
教室の空気にも無頓着に、ゆかりが「3組の担任」として自己紹介を始め、
生徒たちの疑惑が確信に変わった時、一人の勇気ある男子生徒が手を挙げた。
無論その挙手はゆかりの失敗を指摘するためにしたものであったのだが、
男子生徒の緊張に赤らんだ頬を見て、ゆかりは突拍子もない誤解をした。
即ち、こいつは私のスリーサイズを聞こうとしているに違いない、と。
 まったくもって奇天烈な発想である。しかしこの思考も、ゆかりにとっては自然なものであった。
彼女にしてみれば、つまり、男子から見て自分が魅力的でないわけがない。
とすれば、彼らが自分について関心を抱くべき事は、まずスリーサイズか男関係。
加えて顔が赤みを帯びている事を考慮し、スリーサイズが濃厚と判断。実に筋の通ったロジック。
 ゆかりとしては機先を制したつもりであった。
おずおずと切り出す男子生徒を抑え、毅然とした態度でスリーサイズは教えない意志を表し、
更に自分の体型が見くびられるのを避けるべく冗談めかしたフォローを入れる。
ほぼ完璧に思われる対応も、勘違いと言う前提があっては独り相撲にしかならなかった。
「いえ、あの、先生のクラスはとなりです……。ここ4組……」

761 :ゆかりとおはなし(第2話 6/18) :2004/02/24(火) 19:15 ID:???

 決定的な台詞であった。ゆかりの顔から表情が消えた。
教室がここぞとばかりにざわつきだす。聞こえてくる言葉の内容は、あるいは嘲笑、あるいは同情。
曰く、「やだー!なにスリーサイズって、意味わかんないし」
曰く、「超うける!てゆうか普通教室とか間違えないっしょ」
曰く、「笑っちゃ悪いよ……これかなり恥ずかしいぞ、実際」
曰く、「つーかこの人担任でいいよ。担任おっさんとか考えらんねえし、まじで」
曰く、「おっさんいいじゃん。可愛かったじゃん、ピグモンみたいな顔して」
曰く、「ぎゃはははは!ピグモン近いね、かなり!」
曰く、「ねえねえ、それよりさ、どんな反応すんのかなこの人……ぷぷ」
 生徒たちは笑い出す準備も万全で、あとはゆかりがどう応えるかを待つだけであった。
照れ隠しに冗談でも言うのか、それともそそくさと退室するのか。
しかし、ゆかりのやり方は、ここへきて遂にその本領を見せた。
「うるせー!!好き勝手言ってんじゃねーぞクソガキ!!」
 その発言は生徒たちの理解を超えていた。もはや誰も笑ったり出来なかった。
逆ギレ。これほどゆかり的な行動もなかなか無いだろう。
ゆかりは返事を求めず、援護も求めず、自分が怒鳴らなければならない理由だけをぶち上げた。
どうして私が教室を間違えなきゃいけないのか。
どうしてお前らはもっと早く間違えを教えなかったのか。
どうして高一の砂利に私が馬鹿にされているのか。
どうして男子たちからひゅうっという声があがらないのか。
どこまでも自分本位の暴言に、生徒たちは自身の責任も見つけられず戸惑うばかりであった。
 そうしているうちに、ピグモンみたいなのが何やらピーピーわめきながら入室してきたが、
ゆかりは最終的にそれをも罵倒すると、唖然とする生徒たちを尻目に教室を後にした。
その場に残されたのは、嵐の前ならぬ、嵐のあとのサイレンスである。
ピグモンの吐いた「なんてこった」という嘆息が、長いこと生徒たちの耳から離れなかった。

762 :ゆかりとおはなし(第2話 7/18) :2004/02/24(火) 19:16 ID:???

「ぷあははははは!!うひはははは、ひぃひぃ……」
 店内の客は、先ほどから不定期に聞こえてくる耳障りな馬鹿笑いにいささか呆れていた。
飲み屋と言っても、まだ7時前だ。酔っ払いが騒ぎ出すにはちょっと早い。
しかし、黒沢みなもの笑い声は、酒のせいではないのだ。
「笑いすぎだ、このやろう!いい加減黙れ!」
「あはははは、だってあんた……うくくっ、ひいははは……」
 みなもは昼間からずっとこの調子である。言うまでもなく、ゆかりの晒した大恥のためだ。
みなものこの状態もまあ、当然と言えば当然である。何しろ今朝までは形成が逆だったのだから。
ゆかりにしたってそうだ。新入生との対面が終わって、いつもの飲み屋で焼酎飲みながら
相手にからかわれているのは、自分ではなくみなものはずだったのに。
 ゆかりにとって更にまずかったのは、4組の教室でわめき散らしたその罵声が、
両隣の教室に丸聞こえだった事である。つまり、自分のクラスと、そしてみなもに。
本人に聞かれてしまったのだから、当然ごまかしようもない。結局為すすべなく、
馬鹿にするはずだったみなもから逆に言いたい放題されているのだった。
「いや、実際凄かったわよあんた。うちのクラスもしーんとして聞き耳たてちゃってさ。
隣の教室から生徒の声が聞こえないんだもん。ひたすらあんたの怒鳴り声だけ」
「あー……教壇てのがあんなに孤独な場所だとは思ってなかったわよ」
「でもまあ良かったんじゃない?自分のクラスの子たちにも聞こえてたんでしょ?
あんたが3組に入った時の大爆笑も聞こえてきたわよ。人気者じゃん、ぷふぅーはははは!」
みなもが再び笑い声をあげた。店内の目線にこだわる素振りもない。
ゆかりはもう馬鹿笑いをやめさせるのは諦めた。

763 :ゆかりとおはなし(第2話 8/18) :2004/02/24(火) 19:16 ID:???

「人気者ね……確かに自分の教室入ったときは盛大に迎えられたけどね。
男子なんか指さして笑いやがんのよ。人気もなにもあったもんじゃないわよ」
「あははは、そりゃそうだ」
「目上の人間に対する敬意ってもんがないのよ、あの連中には。
中でもあの玉木のやつときたら、あーもう、腹立つわ!くそ!」
「玉木?誰よそれ」
「違う。玉木じゃなかった。なんつったっけ、あいつ、ほら……くそう、あいつめ……」
「なに言ってんのよ一人で」
「滝野だ!思い出した!そう、滝野。名前間違えたのよ、私。
なんかさ。先生のお郷じゃ担任が隣のクラスに挨拶して回る文化もあるんですかーとか
ぬかしやがる女がいたからさ、出席簿で名前調べたのさ。
そしたら名前が玉木だったのよ。で、コケにされて腹立ってたからさ、こっちも言ってやったの。
女の癖に玉木なんて悲惨な名前だなー、やーいタマキンタマキンってさ。
そしたらその女が、私滝野です、タマキンじゃありませーんとか言いやんの。
数えなおしたら席一つ間違えててね。玉木ってそいつの後ろの娘だったのよ。
それでまたクラス中から笑われてさ。ちくしょう、むかつくなあ」
「それは……ほんとに悲惨だったわね。いや玉木さんが」
 さすがにみなもも笑っていなかった。自分のクラスでまでそんな暴挙を行っていたとは。
こんなやつが40人からのクラスの担任だなんて、許されていいのか?
 みなものゆかりに対するこのような軽蔑は、今日に始まったことではない。
1年前、ゆかりが初めて担任を任された時から、内心ではゆかりのことを認めていなかった。
自分の好きなようにやること、それが正しい認識だと信じるゆかりの行動は、
いつも一緒にいるみなもが贔屓目に見ても、身勝手としか捉えることができなかった。
ゆかりは自分の主義主張や心境を喋ったりしないから、なおさらである。

764 :ゆかりとおはなし(第2話 9/18) :2004/02/24(火) 19:17 ID:???

 周りのことを考えず、自己中心的な言動しかしないゆかり。
こんなやつが生徒から心底好かれ、信頼されるわけがない。みなもはそう考えていた。
私は違う。私は生徒に好かれるような、いい先生になりたい。
ゆかりはその頃、みなもの反面教師ですらあったのだ。
 みなもはあるいは、ゆかりと比較する事で自らの公正さに自負を抱いていたのかもしれない。
ともかく、自分がゆかりに対して時に見下した態度を取る事を、ある程度自覚はしていた筈である。
「あんたね、もっと自分の立場に責任ってもんを感じなさいよ」
「いやー、確かに悪いとは思ったわよ?一応その玉木さんにも謝っといたしさー」
「そうじゃなくてさ。いや、そうなんだけど、今言ったのはそういう意味じゃなくて。
仮にもあんたは担任なのよ?生徒たちはみんなあなたを見てるのよ?そこんとこ分かってんの?」
「……はあん?」
「調子っぱずれな声だしてんなよ。ていうか分かってねえなこいつ……。
いい?要するによ。あんたは自分の行動が生徒たちにどう影響を与えるか考えなさすぎなのよ。
生徒たちのことを考えて、行動で正しい在り方を示すから、教師は心から信頼されるんじゃない。
あんたみたいに好き勝手やって、色モノ扱いで生徒に仲良くされても、それだけじゃだめよ」
「おい待て、誰が色モノ扱いか」
「いいから真面目に聞けよ。第一あんたはいっつもいっつも……」
「はいはいはい、分かったわよ。あんたは偉いよ。正しいわよ。
なんだっけ?生徒を第一に思って?行動で尊敬させろ?
そんで、自分の立場ってやつを考えるのが教師の責任だっけ?
すげー。グレートティーチャーじゃんグレートティーチャー。いやGTO読んだこと無いけど。
私が高校生の時は、そんな先生いなかったわ」

765 :ゆかりとおはなし(第2話 10/18) :2004/02/24(火) 19:17 ID:???

 ゆかりは、いささか調子に乗って説教を垂れるみなもが鬱陶しかったのだろう。
あからさまな態度でみなもを拒絶すると、焼き鳥を一串、一気に頬張った。
みなももみなもで、ゆかりのそんな素振りにいよいよ呆れ果ててしまった。
双方ともに、自分が間違っているなどと言う発想は生まれるはずも無いのである。
 二呼吸ほどの沈黙の後、みなもがため息をつきつつ口を開いた。
「……いったい、なんであんた教師なんかになったのよ」
ゆかりはみなもに視線を合わせ、頬張っていた焼き鳥を飲み込むと、
焼酎のグラスを湯飲みのように手に持って答えた。
「まったく、なにかにつけて理由を欲しがるのは若者の悪い癖だのー」
「誰だよおまえ」
もちろん、みなもの問いに答える気はさらさらない。
「にゃも、これだけ言っといてやる。教師にはな、裏と表があるんだよ。
そんで表はスカッスカのプラスチックで出来てんだ。」
「なんだそりゃ。じゃあ裏はなんなのよ。天然素材?」
「うんにゃ、裏もプラスチック」
「……裏表ねえじゃん」
「ばかやろう、いろいろ違うんだよ。色とか手触りとか」
ゆかりの思いつきの格言で、とりあえずその話題はおしまいになった。

766 :ゆかりとおはなし(第2話 11/18) :2004/02/24(火) 19:18 ID:???

 その後一週間、これと言ったハプニングも無かったが、その平穏な日常での振る舞いさえ、
生徒たちのゆかりに対する「色モノ」という評価を決定付けるには充分なものであった。
まあそれらは本当に些細な出来事であって、たとえば3組での英語の初授業でやったことが
「席替えと自己紹介」であった事とか、クラスの委員長を外見だけで決定した事とか、
その委員長に英語の点数で負け、悔し紛れに凄んで見せた事とか、そんな感じの事である。
 そしてもう一つ、生徒の名前をなかなか覚えられない事も、
ゆかりが生徒たちからとんだ変わり者だと認められるのに一役買っていた。
これは人の名前を覚えるのが苦手だとかそう言う事ではなく、はっきり言えば覚える気がないのだ。
もう少し優しく言い方をすると、覚える事に真剣でない。自然に覚えるだろうと思っているのである。
しかし現実はそうもいかず、入学から日曜を一回挟んで更に一週間がたっても、
ゆかりが自分のクラスで顔と名前が一致するのは、わずかに5人だけであった。
黒沢みなもは既に自分のクラスの生徒の名前は完璧だと言い、ゆかりをからかったが、
ゆかりからすればわざわざ名前を覚えるための努力などする方が理解不能なのである。

 さて、ゆかりに名前を覚えられた名誉ある5人だが、どいつにもやはりそれなりの理由があった。
まず、入学早々ゆかりに恥をかかせた滝野と玉木。
玉木はこれといって目立たず、ゆかりは下手すれば名前を忘れてしまうところだったが、滝野は違った。
フルネームは滝野智。自身を暴走女子高生と称し、毎日キャンキャンと暴れ回っている。
みなもは似た者同士なんじゃないかと言っていたが、ゆかりはそうは思わなかった。
ゆかりは智と自分との間に決定的な差を見出していた。それはつまり、智は確信犯だと言う事である。
ゆかりに言わせれば、彼女と智の行動は、まずその動機が根本から違う。
自分が感情のままに動いているのに対し、智のモチベーションは芸人気質とでも呼べるようなものだ。
言ってみれば、奴のは「ボケ」だ。自分と一緒にされちゃ困る、というのがゆかりの内心であった。
 次に名前を覚えられたのが例の委員長で、大山と言う名前の男子。
担任であり英語教師であるゆかりを差しおいて、英語のテストで100点なんかとってくれたのだ。
よもやこのままで済まされるとも考えられない。

767 :ゆかりとおはなし(第2話 12/18) :2004/02/24(火) 19:18 ID:???

 それからもう一人、ゆかりに強烈な印象を与えたのは、極めて洗練された容姿を持つ女子であった。
身長は170cmはあるだろう。鋭くも優しい瞳を携えた顔貌は、美を体現したかのようである。
細身の身体はしかし決して華奢ではなく、彼女の生命の若さ、強さを秘め、瑞々しく脈打っている。
豊満な乳房はまるで彼女のためにあしらわれたが如く、肉体の調和をあでやかに完成させ、
そしてその身体に降り注ぐ絹の髪の艶かしさが、酔えるほどに官能的である。
 ゆかりは朝のSHRに向かう途中、廊下でこの女子を見かけ、不覚にもはっとさせられたが、
何食わぬ顔で横に並び、歩きながら彼女の身体をまじまじと観察した。
なんだ?この胸は。すげえな、馬鹿にしてんのか?といった具合に。
しかし、ゆかりはおかしな事に気付いた。ここは2階である。彼女は階段を上る気配も無い。
もしかしてこいつ1年?嘘だろ?これで一月前まで中坊だったの?
だが驚くべきはそれだけではなかった。彼女はゆかりと一緒に3組の教室に入ってしまったのだ。
これにはゆかりも面食らった。まさかこんな奴が自分のクラスにいたのに気付かなかったとは。
その場で調べると、彼女の名前は榊といった。これもゆかりにはすぐ覚えられた。
 ゆかりが榊の存在に気付かなかった事の一因は、どうやら榊の内向的な性格であるらしかった。
ゆかりは、たとえば自分の担任と並んで歩いていても挨拶すらしないような無口で暗い奴は、
正直言ってあんまり好きではない。そんなわけで榊は、その容姿から第一印象こそ鮮烈だったものの、
まあ適当に付き合っときゃいいや、とあっさり見放されてしまった。
 そして5人目である。その生徒は誰よりも早く、ゆかりに顔と名前を覚えられた。
けれども級友たちとは、これから初めて顔を合わせることになる。
入学から一週間遅れの、この日に。

768 :ゆかりとおはなし(第2話 13/18) :2004/02/24(火) 19:19 ID:???

「おはよーございまーす」
 ゆかりが職員室に入ってきた。心底かったるいと言いたげな前傾姿勢で。
「どうしたのよ、あんた。いつにもましてやる気なさそうね。」
「久しぶりに一週間も仕事したからよー。春休みには無かった感覚だわ。
日曜日のありがたさと月曜日のユウウツさを同時に痛感してるのよ」
「ああ、なるほどな……」
しかしみなもは、ここでゆかりを誉めるべき材料を見つけた。
「でもあんた、今日はやけに早いじゃない。いつも遅刻ぎりぎりなのに」
「んー、まあ今日ぐらいはな。わざわざ昨日も早く寝てやったさ」
「?どう言う事?」
ゆかりが答えようとしたところに、教頭が割り込んできた。
まあ、そのおかげで、みなもの疑問はゆかりが説明するまでもなく解消されたのだが。
「おお、谷崎君、やっと来たか。早く校長室に行ってくれ。もう美浜君も来ているよ」
「はーい、すぐ行きます。」
ゆかりの返事を聞くと、教頭は自分も一足早く校長室へ向かった。
向き直ってきたみなもの顔は、なぜかにやついていた。
「……ちよちゃんか」
「うん。今日からだ」

769 :ゆかりとおはなし(第2話 14/18) :2004/02/24(火) 19:19 ID:???
「ていうか、あんたやっぱり人待たせてんじゃん。いつもと変わってないわよ」
「うるせー。こんだけ早く来りゃ上出来だろが」
みなもはにやにやしたまま、ゆかりの顔を見つめた。気勢を削がれて、ゆかりもぽりぽりと頭を掻く。
「行ってこいよ。なにも大したこっちゃないわよ」
「うん、わかってる。じゃあね。」
みなもは幾分あてが外れて面白くないと感じつつ、ゆかりの後姿を見送った。
ゆかりの表情に、不安だとか心配だとかが本当に露ほども見てとれなかったので。

 ゆかりが校長室に入ると、校長と教頭、そして美浜ちよの3人が彼女を待っていた。
校長と教頭が一つのソファーに並んで座り、その向かいの席にちよが座っている形であった。
10歳の女の子にしても小柄なちよが、姿勢も正しくソファーのまん中にぽつんと座っていると、
ただでさえ大仰なソファーが更にやたらと大きく見えて、それがなんだか可笑しかった。
「あ、谷崎先生、おはようございます」
ゆかりの姿を認めると、ちよはわざわざ立ち上がって、例によって慇懃に挨拶してきた。
「おはよう、ちよちゃん。制服は初めてね。かわいいじゃん」
「そうですかー?ありがとうございます」
照れつつも嬉しそうなちよのはにかんだ笑顔は、お世辞ではなく本当に愛らしかった。

770 :ゆかりとおはなし(第2話 15/18) :2004/02/24(火) 19:20 ID:???

 ゆかりがちよの隣に腰をおろすと、校長と教頭がちよになんやかんやと説明を始めた。
もちろん本人の前で教師たちの心配事など話すはずもなく、その内容は
困った時は相談してくれだとか、そんな他愛もない事ばかりであった。
ちよはにこにこしながら話を聞いていたが、急に真面目な顔になって、一つの質問をした。
「あの、クラスメートのみなさんは、私が入ってくる事をどう感じているのでしょうか」
頭のいい子である。自分の存在がクラスの和を乱す可能性を心得ているのである。
校長と教頭は言葉に詰まって、顔を見合わせてしまった。
そこでゆかりが、からからと笑いながらその問いに答えた。
「まあねえー。そりゃびっくりしてるわよ。小学生が転入してくるなんて言うんだから。
あ、みんなには今日あらためて紹介するけど、一応もうあんたの事は説明してあるわ。
でもね、驚いてるって言っても、別に戸惑ってるとかそんな風じゃないよありゃ。
むしろはしゃいでるわよ。10歳の天才少女って聞いて、すげーすげーって。
だからちよちゃんみたいないい子なら、あいつらとはすぐ仲良くできるわ。多分」
 どこか遠慮のない言葉だったが、ちよはそれで逆に安心させられたようだ。
笑顔の戻ったちよを見て、ゆかりは更に続けた。
「それにねちよちゃん。10歳ってのは、ある意味有利な条件よー。
うまくすれば、年上のクラスメートを意のままに扱えるわ。つまりねー……」
ゆかりは調子づいてきたところだったが、苦い顔をした教頭がわざとらしく咳払いしたので、
渋々そこで止めておいた。

771 :ゆかりとおはなし(第2話 16/18) :2004/02/24(火) 19:21 ID:???

「あーったく、シャレの分からない連中だわ」 
20ウン歳のゆかりは、10歳のちよになだめられながら教室へと向かっていた。
SHRのチャイムを待ってから校長室を後にしたので、廊下には他に誰もいない。
「せっかく、生きてくための知恵ってやつをちよちゃんに教えてあげようと思ったのに。
ちよちゃんも聞きたかったよなあ?」
「いえ、そのー……まあ、その話はまた今度と言う事で……」
「え?そう?じゃあいいや、それは。それよりどうよ?緊張してきた?」
「緊張してますよー、さっきから。でも、平気です。先生が大丈夫だって言ってくれたから」
 まったく出来すぎたガキだと、ゆかりは思った。なんというか、張り合いがない。
それだけ才能にも家柄にも恵まれてるんだから、もっと性格悪くてもよさそうなのに。
ゆかりはちよを見て考える。もし自分がこいつみたいだったらどうだろう。
裕福な家庭に生まれ、並外れた頭脳をもったちよは、自分とはスタートラインからして違っている。
こいつのような奴もいるってことだ。生まれた時点で、その先ずっと成功が決定されてるような奴。
羨ましいとすら思えない。自分とは何もかも違いすぎる。
そのくせこんなに可愛らしいんだから、自分と比べるだけ惨めである。
ゆかりは溜息をつきたくなったが、そこへちよがおかしな事を言い出した。
「……谷崎先生」
 いやにあらたまった口調であった。
「ん?なに?」
「私、谷崎先生みたいな人が担任でよかったです」

772 :ゆかりとおはなし(第2話 17/18) :2004/02/24(火) 19:21 ID:???
ゆかりはあっけにとられた。と言うより、言っている意味が理解できなかった。
は?なに言ってんだこいつ?……あるいは、声に出ていたかもしれない
いや、そりゃ自分は言うまでもなくいい先生ですよ?才色兼備。担任が美人ならそれで充分でしょ?
しかし、唐突にこんなことを言われては、いつもの勢いでリアクションもできない。
むしろ、ちよが真剣な表情なので、がらにもなく心配になってしまった。
「なに言い出すのよ、急に。どうしたの?」
「いえ、本当にそう思うんです。なぜだかよく分からないけど、そう言いたくなったんです。」
 なんだか鼻の辺りがむずむずしてきた。まさか天才少女にこんなこと言われるとは。
ひょっとして、これが他人を取り込むためのこいつの手段か?
そんな考えも浮かんだが、それにしても悪い気はしなかった。
「ふーん、そう……そりゃよかったわね」
「はい、よかったです」
ひねくれたゆかりの返事にも、ちよは素直に応えた。
 しかし、「谷崎先生」か……。もうクラスの生徒は、みんな私をなめきって、
「ゆかり先生」などとなれなれしく呼んでくる。こいつも近いうちそうなるんだろうな。

773 :ゆかりとおはなし(第2話 18/18) :2004/02/24(火) 19:22 ID:???

 あれこれ喋っているうちに、もう教室である。室内の連中は飽きもせず騒いでいる。
扉の窓から教室の中をしきりに覗き込むゆかりを見て、ちよが尋ねた。
「あのー、何してるんですか?」
「ん?いやね、私こないだ教室間違えちゃったのよ。それから慎重になってるのよね」
「あはは、そうなんですかー」
嘘である。そんな事、いちいち気にするゆかりではない。
「お、滝野さんがいた。ここで間違いなさそうだわ」
ゆかりは今度はちよの顔を覗き込んだ。
「んじゃ、行くわよ?」
「はい!」
要らない心配だったか。ちょっと残念。
 ゆかりはいつもと同じように、思いきり扉を開けた。
天才少女を迎え入れるクラスの声は、ゆかりの怒鳴り声にも勝る歓呼であった。

774 :名無しさんちゃうねん :2004/02/24(火) 19:23 ID:???
>>758-759
名前欄数字ミス。失礼

775 :伯爵 :2004/02/24(火) 19:39 ID:???
 たっぷりと贅沢な筋立てで、目が離せません。
 伏線の張り方もみごとです。再読性が高い。
 次章の展開をお待ちしております。

 手を抜かず、さりとて力を込めすぎず。
 素晴らしいです。

776 :( ̄〇 ̄)。○(眠い名有り) ◆CRIUZyjmw6 :2004/02/24(火) 20:41 ID:???
長い割りにきれいに改行されていて、キャラの個性も十分引き出されていてすばらしい作品だと思います。
次回作も期待してます。

777 :名無しさんちゃうねん :2004/02/24(火) 21:51 ID:???
実は楽しみにしてた俺がいる。乙!

778 :名無しさんちゃうねん :2004/02/25(水) 00:12 ID:???
冗談なのか本気なのかよくわからん雰囲気がいいと思うのです。

779 :名無しさんちゃうねん :2004/02/25(水) 00:39 ID:???
ごめんなさい、タイプミス
>>766 9行目 「優しく言い方をすると」→「優しい言い方をすると」

>>775-778
ありがとう。これで続きも頑張れるってもんです。

780 :名無しさんちゃうねん :2004/02/25(水) 10:10 ID:???
やっぱり自分の頭の中にある物語を文章化するって結構大変な
作業ですよね、みなさんすごいですね
私だったら20行位書くのに1時間とかかっちゃう
それはそれで気にいらなかったり・・・
>>779
乙でした。続き頑張ってください!

781 :名無しさんちゃうねん :2004/02/25(水) 11:07 ID:sjr48DaE
一時間で20行って割と早くないか?

782 :名無しさんちゃうねん :2004/02/25(水) 11:08 ID:???
しまった!あげちゃった!ゴメソ!

783 :名無しさんちゃうねん :2004/02/25(水) 12:41 ID:???
これに限らず、SSをいろいろ読んできて思うことだが
結局、上手い人は最初から上手いもんだなと思う
ある意味残酷なことだが「才能」ってやっぱあるもんだね

784 :名無しさんちゃうねん :2004/02/25(水) 15:02 ID:???
99パーセントは努力だがな。
自分の才能に見切りをつける権利は、それだけの努力をした者にだけある。

785 :名無しさんちゃうねん :2004/02/25(水) 17:55 ID:???
>>783
それはSS書きの職人さん達に対して大変失礼だ。
よく知りもしない相手の技量を才能の一言で片付けるなよ。

>>784
禿道
後天的なものに関して、強いて才能と呼べるものがあるとしたら
子どもの頃からの積み重ねだと思うよ。
本が好きだったとか、作文が好きだったとか、空想の物語が好きだったとか…ね。

786 :( ̄〇 ̄)。○(眠い名有り) ◆CRIUZyjmw6 :2004/02/25(水) 20:06 ID:???
BRはどうなったんだ?

787 :名無しさんちゃうねん :2004/02/25(水) 20:06 ID:???
俺は783の言うことにも一理あると思うがな。
ただ、才能があれば苦もなく作品を作れるかっつーとそうじゃないじゃん。
すぐ上にあるから例えに出すけど、このゆかりSSなんかかなり苦労して書いてると思うし

788 :紅茶菜月 ◆5xcwYYpqtk :2004/02/25(水) 21:27 ID:???
>>779
 お疲れ様です。大変興味深く読ませていただきました。
 ゆかり先生の(外側から見たら傍若無人そのものだけど)
自分の生き方に対する強烈な自負と、常識に囚われる他者への
冷ややかな視線が、丹念に書かれているように思いました。
 皮肉っぽく世の中をみている彼女ですが、ちよちゃんみたいな
真っ直ぐな存在は、却って眩しく感じられてしまうのでしょうね。
 もう一人の転校生があらわれた時の反応が楽しみです。

789 :ゆかりとおはなし(書いてるやつ) :2004/02/25(水) 21:53 ID:???
>>788
ありがとうございます。ていうか、やっぱりコテ名乗って書いてる人って凄いなあ……

作品も持たずに名乗って語るのは恐縮なんですが。
一応の書き手になって思うのは、紅茶菜月にしろ伯爵さんにしろ、勿論名無しでレスつけて下さった方も、
ものすごく適切にこちらの意図を読み取ってくれるのだなあと。
そして、そういう才能を持った方が自分の作品を見守っていてくれるという事が、
それだけで非常に心強いことに感じられたり。

そんだけです。ちょっと独り言が言いたくなっちゃいました。
ご容赦ください。

790 :PASCO ◆LNZbyB1zfI :2004/02/26(木) 01:12 ID:???
>>756-773
たった今読み終わったところです。
お疲れ様です。
ゆかり先生とにゃも先生の価値観の対比が鮮やかに書かれていて、
大変面白かったです。等身大の2先生をリアルに感じました。

これを読んだ後に、ちょっと原作1巻の対応する箇所を読み直して
みたのですが、溢れんばかりに行間が埋まってしまって…。

続きが楽しみです。
頑張ってください。

791 :会議室2の94 :2004/02/26(木) 10:57 ID:???
伯爵さん、すんまへん。
http://www.moebbs.com/test/read.cgi/azuentrance/1076610111/96-97より

大阪「ナタデココって言えばや〜」

ちよ「なんですか?」

大阪「木の切り方って知ってるか〜?」

ちよ「…?それがナタデココとどういう関係が?」

大阪「木に目印を付けて置いてな〜」

ちよ「はい」
   ....
大阪「鉈でここを打つ」

ちよ「!!」

極寒…。ごめなさい。

792 :会議室2の94 :2004/02/26(木) 10:58 ID:???
ルビずれてるし…。
重ね重ね申し訳ない。

793 :伯爵 :2004/02/26(木) 11:04 ID:???
>>791
いいよ、いいよー。
ありがちなネタかもしれないが、キャラクターが上手な序破急に
なってる。仕事明けの初笑い。

 極寒…。ごめなさい。

 という誤字と、筆者独白もいい味出してる。
 中々寡作ですよ。これは。

 グリンピースでも書いてみていただきたいw

794 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2004/02/26(木) 18:05 ID:PCUcQ3MI
>>756-773
レベル高いにょ、面白そうだにょ。
つづきガンバにょー!

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795 :会議室2の94=PASCOは只今残業中 ◆LNZbyB1zfI :2004/02/26(木) 19:44 ID:???
やっぱりちゃんと名乗ろう。
あまりに親父臭いダジャレだったもんで恥ずかしかったけど。

ネタ振りを見て脊髄反射的に思いついて書き込んだんですわ。仕事中だっつーに…。
最近、忙しくてテンションがナチュラルハイで、書き込みにもつい地が出てしまう。

誤字にも全く気付かず、伯爵さんには皮肉られてしまった。
でも普段「ごめなさい」って言ってるような気もする。

グリーンピースですか…。難しいですな…。
グリーンピースは環境保護団体、緑豆、えんどうまめ、青豆、、、、、
う〜ん。今はちょっと思いつかないな。そのうち書きますわ。

796 :伯爵 :2004/02/26(木) 19:50 ID:???
>>795
 皮肉って、ないよー。
 偶然の面白さもあるのよ。
 つぼでしたわ。おねえさま。

797 :名無しさんちゃうねん :2004/02/26(木) 19:57 ID:???
>>791
そんなあなたはねこぢるファン

798 :そろそろ帰ろうかなPASCO ◆LNZbyB1zfI :2004/02/26(木) 20:04 ID:???
>>796
え〜と。どうも。多謝。
やはり直感が大事かな。

それと795は関西弁で読んでおくんなまし。
申し訳ないですが、お姉言葉はちょいと苦手なもんで。

799 :名無しさんちゃうねん :2004/02/26(木) 23:46 ID:???
>>794 何やってんすか……w
>>798 残業おつ

800 :名無しさんちゃうねん :2004/02/27(金) 16:30 ID:???
かなりの大作になりそうだな。
分量としては文庫一冊くらいにならないか。

色々と原作の裏を埋め合わせるのも面白いが、
途中で読者が飽きないように配慮を忘れずに。

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