世の中のすべての萌えるを。

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あずまんが百合萌えスレ 2

1 :名無しさんちゃうねん :2004/04/27(火) 01:00 ID:???
 と言うことで、まだまだ続くよ、百合萌えスレ
 ちよさか 阪ちよ ゆかりにゃも に 阪カグ

 ハハハ
 た〜のし〜いぞ〜お
 
 特殊嗜好なので、嫌いな人は、笑って許して
 基本的にsageの方向で

 前スレはこちら
http://www.moebbs.com/test/read.cgi/oosaka/1044502785/l50

67 :ケンドロス ◆KPax0bwpYU :2004/11/07(日) 03:14 ID:???
>>65
すまねぇ。あれからさっぱり書けてなくて・・・・・・・

68 :名無しさんちゃうねん :2004/11/09(火) 09:50 ID:???
>イク…… って時に、

ここの隙間に技を見た。

69 :ボンクラーズの野望U :2004/11/21(日) 00:20 ID:41yNbRto
「やめてっ!お願いだからぁっ!」
今にも泣きそうな声で、私は懇願した。ううん。泣いてたかもしれない。
だって、そんな事されたら……!!
「大丈夫やで。ここがつるっつるになるかは神楽ちゃん次第や」
「ま、私は神楽が耐えれると思わないけどねー」
そう言って智は紐を用意して、私の手を腰のあたりで縛った。
ちょうど、手首を曲げればあそこに届くような感じだ。そしてそのまま手にさっきのクリームを塗った。
「いいか。神楽が耐えれんくなって、一人エッチしたら…… どうなるかわかるよな?」
「ひ、卑怯だっ!」
「大丈夫。神楽の方がラッキーなんだぞ。ほら、後ろ」
振り返ると、大阪がいた。全裸で、あそこの毛を全てきれいに取られている。
顔を真っ赤にして、こっちを見つめている。さっき言った「試した」とはこういうことだったんだ。
「大阪……」
「神楽も負ければこうなるからな。でも」
「ひあっ!」
大阪の悲鳴が空気を切り裂いた。
「ほら。直接触るから、こんなに感じるんだよ〜」
「あうっ、ともちゃん…… はぁっ!」
さっきまで私を責めたててた子悪魔はいない。もう一匹の子悪魔に弄ばれる女の子になってた。
「じゃぁ、しばらく大阪の相手してるから。神楽は見てるだけでいいよ。ま、耐えられれば関係ない話だろ?」
そう言って、智も服を脱ぎ始めた。やっぱり、智の毛もまったく無くなっている。
「ともちゃっ……うあっ!はぁぁぁ」
ゴクン
思わず唾を飲んだ。すごく気持ちよさそう。

70 :ボンクラーズの野望U :2004/11/21(日) 00:20 ID:41yNbRto
「あっ、ふぁぁ」
「ほーら、見ろ神楽。こんなに気持ちいいんだぞ」
大阪は、左手胸を揉まれて、右手で中を掻き回されて……。
「あかん、もうっ、イ……イッてまうっ!」
「じゃぁやめ」
そういって、ともが手を離した。多分、大阪も私と同じ気分なんだと思う。
「そんな…… ここまてやって……」
「自分でやればいいじゃん。ほら、神楽に手本見せてやらないと」
そんだけ言って、大阪の手を無理やり突っ込んだ。
「ひああああっ!」
大阪、そのまま一人でし始めちゃった。
ぐちゃぐちゃになるまで掻き回して、顔真っ赤にして、恥ずかしそうだけど、何か嬉しそうで……
――私もしたら、あんなに気持ちよくなれるのかな……
  って!何考えてるんだ!!
思わず自分を叱った。ダメだからと思ったわけじゃない。認めたくない。
笑ってよ。本当の私はこんなことが好きなんだと思う。
けど、恥ずかしいのと、プライドが許さない。
だから私は自分に「私はともと大阪に犯されてるんだ。私はそんな淫乱な子じゃない!」って言い聞かせてきた。
だけど一人でしたら、もうそういう言い逃れは出来ない。
私は本当の淫乱女ってのを認めることになっちゃう。
「ひゃっ!ふぁぁぁっ!ええっ!!ええねん!!」
大阪、気持ち良さそう。
やめてよ。するなら私の前でしないで、どっか違うところでやってよ!

71 :ボンクラーズの野望U :2004/11/21(日) 00:21 ID:41yNbRto
なんでそんなこと思うんだよ?
――だって……耐えられなくなる。
もう耐えてないだろ。感じて、よがって。さっきまで蕩けたよな。
――何言ってるんだ!人にされるのと自分でするのとじゃ違う!
でも、大阪すごく気持ち良さそう。きっと、私もしたら……
――だめっ!気持ちよくなんかないよ!恥ずかしいだけだ!
その恥ずかしいのが気持ちいいんだ。恥ずかしがれば恥ずかしがるほど、敏感になる。今までもそうだったろ?
――じゃぁ、それってマゾってこと!?私が!?!?そんなわけないだろ!
そうだよ。私は見られて、恥ずかしいこと言われるほうが感じる淫乱女なんだよ。

二人の私が、私の中にいた。
どっちが本当の私なの?
気持ちよくなってる方?それとも、それに反発してる方?
分からない。分からないよ。
「神楽、手が下がり始めてるぞ」
ともの言葉で現実に戻された。
あわてて手を上にあげる。
「ふわぁぁぁぁん!」
大阪が、イッた。
あいつも恥ずかしがってるのは分かる。
顔真っ赤だし、「見ないで」って目でこっち見てる。
でも、すっごく気持ちいいんだろうな……
「ひゃん!」
悲鳴をあげたのは私だった。ともが、中に指を入れてきたんだ。
「神楽、がんばるってるな〜〜」
「やめっ……うわぁぁぁ」
さっきよりも敏感になってる。やっぱり、恥ずかしがったから?
「意地張ってもろくなことないよ。ほら、しちゃえば楽になれるんだよ?」
そうだな。ともだって、大阪だってやってるんだよな。

72 :ボンクラーズの野望U :2004/11/21(日) 00:22 ID:41yNbRto
「別にそのくらいで神楽のこと嫌いになったりしないからさ」

――ともぉ……
ほら。だから言ったろ。もうしちゃえよ。
――でも、恥ずかしいし……
恥ずかしい?じゃ、犯されてるのは恥ずかしくないのか?
――そ、それも恥ずかしいけど……
じゃ、別にいいじゃん。
――なっ!?
ほら。もう疼いてるんだろ?胸とか、あそことか。もうグチャグチャにかき回したいんだろ?
――そっ、そんなこと……
お前は私。私はお前。何でもわかってるんだ。
ほら、もっと気持ちよくなりたい。もう早くイきたいっ!
――言うなっ!あっ!!

ともがいきなり私のそこを触った。

――うわっ!すっごくゾクゾクする……
ほら、だからやっちまえよ
――でもっ……
ともと大阪が望んでるんだぞ。あいつらのこと、好きじゃないのかよ?
――それとこれとじゃ……
お前のことは全部わかってるんだぜ?
口だけは見え張ってても、本当はしたいんだろ?
――…………
意地張ってても何にもならないぜ?
――……
ほら、もうやっちまえよ。

73 :ボンクラーズの野望U :2004/11/21(日) 00:22 ID:41yNbRto
「神楽、好きだぜ」
そう言って、私の頬にキスした。
もう、限界だ……
「だめっ。もうだめぇっ!!」
もう、どうなってもよかった。
ともと大阪にこうやって愛してもらえるなら、羞恥心だろうがプライドだろうが、そんなもん、どうでもいい。
「ふぁぁぁぁ!」
すごい。一人でするのって、こんなに気持ちいいんだ。
自分の体はやっぱり自分がよく知ってるから、感じるところを好きなだけ弄くれる。
けど、制御が利かない。何か、手だけ別の生き物みたいだ。
「あん!んっ!ああん!!」
すっごくいやらしい声。
あそこに自分で塗りたくってる脱毛剤。
でも、そんなことどうでもいい。
もっと気持ちよくなりたい。そのことしか頭に無いから。
「とける!!うはぁっ!とけるぅっ!!」
出た言葉はそれだった。
私の体は自分でも信じられないほどに敏感になっていた。
気持ちいいのは、股間だけじゃない。
動かす腕とそれに触れる胸、床と触れる背中、そこを掻き回してる指、
挙句の果てには、少しでも何かが触れた場所からも快感が湧き出してくる。
本当に、体が蕩けそう。頭の中はには《快感》しかない。
怖かった。自分がどうなるのか。このまま壊れるんじゃないかって。
でも、体は言うことを聞かない……
「ひあっ!あああああっっ!!」
イッた。一人でして、初めてして、ともと大阪に見られながら、イッちゃった……
もう、言い訳は出来ない。私は、自分から淫乱なことをする淫乱女になっちゃったんだ。
「あうっ!くあぁっ!!」
また、悲鳴をあげた。ともか大阪の手が、私のイッたばっかりで、まだ敏感なそこを触った。
でも…… ともと大阪は、二人で愛し合ってる。じゃぁ、一体誰?
答えはすぐにわかった。私だったから。指がそこにもぐりこんで、掻き回してる。
「やっ、何で……うわぁぁっ!」
指が、言うことをきかない。私の一番感じるところを刺激して……
「はあっ!そんな、うわぁぁ!いやっ、んんんっ!」
ともや大阪にやられる時と違う。怖い。
このままこれがやめられなくなったりしない?このまま快楽におぼれちゃうんじゃない?怖いっ!
「まっ、またとけ……ひあああっ!」
また、イッた。けど、止まらないよっ!
「やだっ、やなのに!んくっ!!」
――助けてっ、ともぉっ!大阪ぁっ!!

74 :ボンクラーズの野望U :2004/11/21(日) 00:22 ID:41yNbRto
「……ぐら?神楽?大丈夫か?」
気がついたら、私は布団の中にいた。頭には濡れタオルが乗せてある。
「ああ。何とか」
「よかったぁ。神楽ちゃん、気絶しとったんやで」
「気絶?」
そういや、あの後からの記憶は、途切れ途切れで…… 一人でやってたことしか思い出せない。
「神楽ったらさぁ、イキすぎて気絶したんだぜ。すごかったなぁ」
んな恥ずかしいこと…… カァッって、体中が熱くなった。顔から火が出そうとはこんなことなんだろなー。
感じて、二人に見られてもっと感じて、一人でして、何回もイって、最期には気絶!?すっげー恥ずかしい。
「でも、本当に心配したんやで」
「大阪……」
「さ、神楽も目を覚ましたし、じゃ―――」
「とも」
「ん?」
「抱かせろ」
「!!!!」
私のいきなりの発言に驚いてるみたいだ。ともが顔真っ赤にするのなんて、久しぶりだ。
「お前だって、そういうこと言おうとしたんだろ」
「そ、そうだけど…… 神楽から言われるとは思わなかった」
「じゃ、いただきまーすっと」
言うが早いか、私はともに襲いかかってた。やっぱ、やられてるだけじゃ、割に合わないしな。
「ふぁっ、神楽ぁ!」

結局この後、私たちは代わる代わるに愛しあった。
こいつらに抱かれてると、どこか落ち着く。まるで、姉妹みたいだ。
「はぁ…はぁ…はぁ…ここまでやったんは、久しぶりや」
「本当。神楽すごかったよな」
「うるさい!」
いくらここまでやったからって、恥ずかしくないワケジャナイゾ!
「ま、目的も達せたし」
「ん!!」
そう言って、もう無毛になったそこを撫でた。
うわっ、やっぱ前よりも感じる。
「次の作戦をに移らんとな」
「作戦?」
初めて聞いた。何だ、作戦って?

75 :ボンクラーズの野望U :2004/11/21(日) 00:23 ID:41yNbRto
「なぁ神楽。今日は、気持ちよかったか?」
「なっ!!」
「どうだった?ん?神楽〜〜」
なっ、なっ、なっ、なっ〜〜!こいつはどこまで人を恥ずかしくさせればぁぁ〜〜!!
「き、気持ちよかったよ」
「すごく?」
すっげ〜〜 ムカツク。けど、ま、いいや。
「わかってるくせに」
「ほんならや〜。こんな気持ちええこと、皆に教えてあげるべきやと思わん?」
「は?」
突拍子も無い発言に、目が点になった。おいおい、それって……
「例えば〜〜ちよすけとか」
何か、話がやばい方向行ってないか?
「ばかっ!ちよちゃんはまだ子供だぞ!」
「大丈夫だって。なぁ、大阪」
「せやで。ちよちゃん、はよ大人になりたい言うてたし〜〜」
「それはそういう意味じゃないだろ!それに、犯罪になるぞ!!」
「心配するな。ちよすけも恋人にしちゃえばいいじゃん。それに、今日ので自身がついたし」
え?今日のって…… まさか、こいつら……
「お前ら、もしかして私を……」
「大正解―――!神楽ちゃんを墜とそう作戦大成功!」
「……もういい」
なんだか、こいつら相手に怒ってるのが馬鹿々々しくなってきた。
「神楽ちゃんも手伝ってな」
「は?わ、私も!?」
「当たり前や。ボンクラーズは三人で一体なんやで」
「…………」
もういい。毒食えばなんとかだ。
「わかったよ。けど、誘い込みくらいだぞ。ちよちゃんが嫌がるようなら、参加しないからな」
「サンキュ――!じゃ、作戦を立てよう」
まったく、こいつらといると退屈しない。一生かけて、世話してやってみるのもいいかもな……

76 :回天 ◆xEhewlNweg :2004/11/21(日) 00:24 ID:41yNbRto
一気に投下。
さーて、次の話の内容が決まってないぜ……

77 :名無しさんちゃうねん :2004/11/21(日) 02:56 ID:???
とりあえずGHJ!

78 :個人授業 5 :2004/11/21(日) 10:48 ID:???
「春日さーん、もういいわよ」
「はーい」
 少女はゆっくりと立ち上がり、身体に巻きつけた毛布の端を床に引きずりながら
のろのろと廊下を歩いていく。
「お風呂、先に入りなさい」
ドアのノブに手をかけると、水面を激しく叩くお湯の音とともに、つい先程まで肌を
重ね合わせていた教師が、両手を腰にあてて微笑んでいる。
 
「ほんでも…… 私がびしょびしょにしてもうたんやし」
 大阪は申し訳なさそうな表情を浮かべている。
「そんなこと気にしないでいいのよ」
 みなもは、軽く手を振りながら言ったが、少女は口元に人差し指の先端を当てながら
黙ってしまった。

「どうしたの? 」
 軽い不審を抱いたみなもが、顔を覗き込みながら尋ねた時。
「そや! 」
 ぱちんと両手を合わせながら、大阪は叫んだ。
「な、何? 」
「にゃも先生、一緒にはいらへん? 」

79 :個人授業 5 :2004/11/21(日) 10:49 ID:???
かっぽーん。
「うわー、気持ちええなあ」
 大阪は、華奢な身体を湯船に沈ませながら、とても嬉しそうな声をあげている。

「なー、せんせい?」
「なあに? 」
「背中、流したろか? 」
「えっ!? 」
 ふいに出された提案に、みなもは小さな声をあげた。
「いっぱい、いろんなことを教えてくれた先生にお礼がしたいんや」
「お礼? 」
「そや」
 少女はこくんと頷いた。

 教え子の積極的な行動に、最初は驚いたけど、つい頬が緩んでしまう。
早速、『教育』の成果が出たようで悪い気もしない。

「それじゃあ、お願いしよっか」
「は〜い」
 嬉しそうな声をあげて湯船から出る。
「ほんならいくで〜」
 みなもの背後に回った少女は、普段と変わらないのんびりとした声を出すと、
石鹸に手を伸ばした。スポンジにこすり合わせて、充分に泡立ててから、
ゆっくりと洗い始める。
「ん…… 」
 軽い吐息が、教師の口元から漏れる。
 他人に背中を流してもらうなんて、本当に久しぶりだ。使い慣れているはずの
スポンジが自分の意思とは全く無関係に動く為に、凄くくすぐったい。

80 :個人授業 5 :2004/11/21(日) 10:50 ID:???
「にゃもせんせいの、背中ってつるつるやな〜 」
「そうかしら?」
「何か、使っているのん? 」
「そうねえ、強いて言えば米ぬか石鹸かな」
「米ぬかなん? 」
 大阪は手元の石鹸を見つめながら尋ねた。
「そうよ。ビタミンEが含まれていて、肌に潤いを与えてくれるの 」
「なるほどぉ にゃも先生の美肌の秘密はこれなんやな…… 」
 しきりに感心しながら、スポンジを動かしていく。

「そろそろ終わりかしら」
 しかし、教え子の手は動きは止まる事が無く、微かに不審に覚え始めた時、
白く泡立った指先が、身体の前に回りこんできた。
「きゃっ」
 胸の先端に強い刺激を感じて、未成熟な少女のような声をあげてしまう。
「まっ、前はいいのよっ!? 」
「ええなあ…… 」
「ど、どうしたの、春日さん」
 暗く沈んだ声に驚いて後ろを向くと、物欲しそうな表情でみなもの身体を
見つめている。
「私…… 」
 大阪は囁くように小さく呟くと、白い泡にくるまれたスポンジから手を
離して、みなもの胸の先端を摘み上げる。
「んあっ」
 体育教師は裏返った悲鳴をあげた。

81 :個人授業 5 :2004/11/21(日) 10:51 ID:???
「こんなに、胸があったらええんやけど」
 大阪は、深い溜息をつきながら、乳房への愛撫を続ける。
「胸なんてっ、もう少し大人になったら、ふくらむのよっ…… ふあああっ」
 耳元に吐息を吹きつけられて、みなもは喘いだ。
「にゃも先生。うそは、あかんねん」
 少女の顔からは、いつもの穏やかな微笑は消え去っていた。

「そ、そんなことないわよ」
 快感と動揺を押し隠して、みなもは言葉を続ける。
「胸が膨らみを帯びる時期には、個人差があるの。保健体育の授業でも説明したはずよ」
「ほんでも、私は全然おおきくなれへん」
 つい先程までは、きらきらと輝いていた黒色の瞳は、いつの間にか濁りを帯びて
ぼやけている。
「そやから、胸のあるひとが羨ましいんや」
 大阪は唇の端を少しだけあげながら、しゃぼんで濡れた左手で、つんと尖った乳房
を摘み上げる。
「くぅんんっ…… 」
 みなもの口からは、無意識に甘えた声を漏れてしまう。
 石鹸で滑りやすくなった肌を這い回る少女の指先が、教師の思考能力を少しづつ
奪っていき、ともすれば、優しい愛撫に身も心も委ねたくなってしまう。

82 :個人授業 5 :2004/11/21(日) 10:52 ID:???
(だ、駄目よ。風呂場でそんなことされちゃ)
 頭の片隅に残っている理性を総動員して、何とか拒絶の言葉を搾り出す。
「か、春日さん。やめなさい、んあっ」
 精一杯、恐い顔を作ってにらみつける。
「そんなよがり声をあげながら、何ゆーても説得力あらへんで」
 何処か突き放したような声で囁きながら、少女は舌の先端をゆっくりと伸ばして、
形の良い耳の中へ挿し入れた。

「きゃああ」
 狭い浴室の壁に、切り裂くような悲鳴がこだまする。
 脳髄に直に響く刺激から少しでも逃れようと、顔を背けようとするが、大阪の腕に
よって首回りが固定されており、僅かしか動かす事ができない。
「にゃもせんせえは、ほんま、感じやすいんやなあ」
「い、言わないで…… 」
 耳の後ろまで赤くなりながら、女教師は羞恥に震える。
「今更、隠さ〜へんでもええねんで」
 淡々とした口調で言うと、再び愛撫を始めた。

(どうして、こんなことになったのだろう。 )

 みなもは、交互にやってくる快楽と苦痛の波に弄ばれながら、ぼんやりと
思った。
「にゃもせんせいが教えてくれたんよ」
 大阪の声はやけに遠くから聞こえてきた。

83 :紅茶菜月 ◆5xcwYYpqtk :2004/11/21(日) 10:57 ID:???
お蔵入りになっていた話を編集の上、掲載しました。
よろしければどぞ〜

>>69
GJ! ボンクラーズの絡みは大好きです。
話のテンポがよくって、表現もえっちで、堪能させて頂きました。

84 :名無しさんちゃうねん :2004/11/21(日) 17:09 ID:???
ageるのは感心しないな。

85 :名無しさんちゃうねん :2004/11/21(日) 17:09 ID:???
沈めええええ!!!

86 :名無しさんちゃうねん :2004/11/21(日) 17:09 ID:???
消えろ

87 :名無しさんちゃうねん :2004/11/21(日) 17:10 ID:???
沈め作業参加・・。

88 :名無しさんちゃうねん :2004/11/21(日) 17:10 ID:???
同意・・。

89 :名無しさんちゃうねん :2004/11/21(日) 21:37 ID:6epqx7aY
>>84-88
自作自演のヨカン

90 :名無しさんちゃうねん :2004/11/21(日) 21:44 ID:???
なにを今ごろになってageるのは感心しないとか言ってんの?

91 :名無しさんちゃうねん :2004/11/21(日) 21:47 ID:???
>>90
禿同。
見たくないなら見るな、

と釣られてみる。

92 :名無しさんちゃうねん :2004/11/21(日) 21:50 ID:qpwIpm3M
super sageじゃさがらねーし。

Level3BBSのガイドくらい読んだら?

93 :名無しさんちゃうねん :2004/11/21(日) 21:52 ID:???
続けて書くんだよ。こうやって。

94 :名無しさんちゃうねん :2004/11/22(月) 02:46 ID:???
どっかのスレと同じ流れにならなきゃいいけどな・・・・・・・

95 :名無しさんちゃうねん :2004/11/22(月) 12:27 ID:???
面倒な事にならないうちにさげとこう。

96 :名無しさんちゃうねん :2004/11/22(月) 20:39 ID:???
回天 ◆xEhewlNweg
紅茶菜月 ◆5xcwYYpqtk

お二方の作品、普通に面白かったけど。いや、ホント、良かった。
しっかし、ここんとこSS書きは不遇だね。
気にしなきゃいいんだけど。

97 :『あたしの悩みあなたの悩み』《1》 :2004/12/24(金) 01:08 ID:???
 基礎補強補修が終わって、教室で復習をしていたら、すっかり暗くなっていた。つい一ヶ月前までは、六時なんてまだ明るかったのに。今じゃもう夜の闇が覆いはじめていて。
 ふと気が付くと、神楽は薄暗い教室の中で、一人ぽつんと。
「集中すると、いつもこれだ」
 おでこを、軽く固めたこぶしで、こつんと打って、広げたノートを閉じた。
 廊下は蛍光灯の明かりが、ひかひかしている。いつの間についたんだろう? 教壇の上についている丸い壁時計、カチカチ。

 もう後半年もしないうちに、この光景ともお別れするんだな。進学が決まろうが決まるまいが。なんだかゆらゆらする、神楽にとっての、高校三年生の秋。
 だからしばらくぼおっと、時計を眺めて、そして窓際まで近づいて、外を眺めるともなく、眺めた。
 ずんずん暗くなっていくグランド。陸上部が駄目押しの10本ダッシュをしているのが見える。サッカー部は整列している。
 今日はソフトボール部はないみたいだ、グランド割り当ての関係で、体育館で筋トレかな? テニス部の一年生が、ボールの入った篭をもって、脇の道を歩いていく。キャッキャとはしゃぐ声がかすかに聞こえた。
 ついこの間まで、夏の大会が終わるまで、私もこの中にいたんだな――。そう神楽は思うと、この目が離せない。何事もない学校生活の一場面。だから誰かから、神楽ちゃん、と呼ばれなければ、この褐色の肌の少女は見つづけていたろう。いつまでも。
「あ、大阪」
 振り返った先に立っている美少女を見て、神楽はそっと微笑んだ。大阪は、全体的に華奢で、それなのに玉子みたいな丸さと温かさを持っている。一見壊れやすそうだけれど、実は存外丈夫なのを神楽は知っている。

「おまえ、どうしたんだ? そんなかっこうして」
 そんなかっこう、と問われた大阪は、にへ、と笑った。

98 :『あたしの悩みあなたの悩み』《2》 :2004/12/24(金) 01:09 ID:???
 飾り気のない体操服に身を包んだ大阪は、奇妙だった。大阪に苦手な物は多いけれど、何より苦手なのは運動だ。こんな時間まで、こんな姿で何をしていたんだろうか? 白い半そでに小さなブルマ、そこから伸びた足と腕は暗がりの中、白く光っている。
 あんな、体育祭の練習してた。もうすぐやろ? さも当たり前のように大阪は言うが、放課後の時間をさいてまで、体育祭の練習をするやつはいない。しかも受験までもう2、3ヶ月しかないと言うのに。
 体育祭? 尋ねる神楽に、そやねん、パン食い競争やねん、と大阪。
 好きだな、大阪、パン食い競争。おう、神楽ちゃんにパワーアップしたあたしの力見せたる。ガッツポーズをとる大阪に、神楽はあははと笑った。大阪いうところの特訓にどれだけの意味があるかは別として、頑張っている姿を見るのは、好きだ。
 教室に満ちてくる夜の中を、泳ぐように大阪が自分の机に近づく。気が付くと大阪の机には、まだ鞄がかかったままだった。そこから肩掛け鞄を外し、中からきれいに折りたたまれた制服を机に広げる。そして手にとったスカートに、よいしょ、と片足を突っ込んだ。
 そしてそのままウェスト部分をホックでとめると、スカートの中に手を突っ込み、するするとブルマを脱ぎ始める。
「あれ? 大阪、ブルマ脱ぐんだ」
 神楽が尋ねると、大阪はうなづく。あんな、ブルマのごわごわした感じが、いややねん。熱がこもってまう。へえ、じゃあ下着も厚手のは苦手なんだ? ああ、そうやね、軽くて肌にフィットするやつのが、好きー。
 どんなの履いてるの? と尋ねたのは、ほんの興味本位からだ。え? なに神楽ちゃん、あたしのパンツ見たいのー? べ、別に見たくないよ。さっと目を逸らしたけれど、視線の端は大阪を捕らえている。
 そんな中、大阪が背をねじる、腰をよじる。前のめりになって体操服の上着を脱ぐ。肩甲骨がくね、と動いた。
「おまえ、だいたんだなー」
 あまりにも無防備に着替えをしている大阪に、思わず呟いた言葉の返答は、なにが?
 なにがじゃねーだろ、おまえ。そう神楽が驚いているうちに、大阪はするする脱いだ体操服を、ぱふんと椅子にのせた。横目に、白い肌にぴったりとした黒いスポーツブラをつけている大阪を見て、神楽はなぜか赤面する。

99 :『あたしの悩みあなたの悩み』《3》 :2004/12/24(金) 01:09 ID:???
 大阪の胸当ては何度か見たことがある。けれど黒いものをつけているのを見たのは今日がはじめてだ。いや、今改めて気づいただけかも。
 どうしたん? と尋ねられて神楽は、なんでもないよ、と答えた。そう答えるしかないではないか。
――大阪が、エロくみえるなんて、いえるか。
 そう考えて神楽は、この天然ボケボケ娘に幾度か抱きすくめられたことがあるのを思いだす。それはきっと大阪と自分しか知らない、秘密の物語なのである。そう思うと、ぱっと身体の中に火が走った。照れ隠しに、言葉がついて、出た。 

 おまえ、誰かに見られてたらどうすんだよ? 着替え。もう見られてるもん、あたし。え? 誰に? 神楽ちゃんに。
「おまえなあ……」
 あきれている神楽をよそに、大阪はするすると制服を着込んでいく。頭をつっこんで、両手を伸ばして、服に包まれた上半身がもぎゅもぎゅ動くと、すぽん、と頭がえりから飛び出る。ぷはー、産まれたー。産まれたって、何だよ。
 苦笑する神楽の側に、手で髪を撫で付けながら大阪が近寄ってきた。普段どおりの大阪なのに、どうしよう、と神楽は思う。どきどきが、止まらない。こんな感じは、いやだ。どきどきは嬉しくて楽しいけれど、なんか嫌だな、と思う。
「どうしたの? 神楽ちゃん。なんか変やで? 」
 これもやっぱり、いつも通りの顔で大阪が尋ねる。だから、ん、もうすぐ卒業しちゃうんだなあと思って、とごまかした。ごまかすしかないではないか。大阪が近くに来たから、どきどきが止まらないなんて、いえるか。
 それでも。
「なんかさ、むりやり大人になってる気がして、サ」
 と言ったのは、嘘ではない。神楽の意識の中で、ここ最近浮かんでくる悩みの一つであった。

「私は運動が好きだし、泳ぐのが好きだから大学でもスポーツは続けたいと思うんだ」
 けれど、自分が何を本当にしたいのか、まるで分からない、と言葉を区切って、神楽は話を止めた。そのまま自分の疑問を告げていいかどうか、迷ったからだ。女だったら、行き着く道って決まってるんじゃないか、と言う疑問を。
 それでも、また。

100 :『あたしの悩みあなたの悩み』《4》 :2004/12/24(金) 01:10 ID:???
「女の幸せってさ、最終的には結婚って言うじゃない? 」
 と、悩みつつ、ぽとぽとと言葉を紡ぐ神楽。大阪はそのくりくりした目で、神楽をじっと眺めている。グランドの喧騒が、少しずつ静かになってくる中、かすかに「ありあと…した! 」と言う声。終わっていく締めの声。
「結婚して、子供作って、いい家庭を作って……。もしスポーツやってても、勉強して資格とっても、どこかに就職したとしても、結局家庭を作んないと、ちゃんとしてない人間なっちゃうと思うとさ……」
「神楽ちゃん、家庭作るの、嫌か? 」
「自分の家は嫌いじゃないけどね。親父や母さんや、弟とかさ。でも……自分の旦那さんとか、子供って考えると、ちょっとね」
 自分のドキドキを隠すために出しただけの話題なのに、胸の奥が、ちくんとした。あれ? なんだろう、この感じ。このチクチクを振り払うために、神楽はまた言葉を紡ぐ。
「結局、私が子供なだけなんだろうな。もう高校も卒業するんだし、その前に受験もあるし、恋人もできるだろうな……、分かれるかもしれないけどさ、でも私は」
 あれ? 神楽は思う。自分が何をいいたいのか、よく分からなくなってくる。でも私は、どうしたらいいんだろう、どうしたいんだろう、あれあれあれ、あれ?
 わたしは。
「神楽ちゃん」
 神楽ちゃんは真面目やな、と大阪の声がした。いつの間にかうなだれた神楽の頭上で。
「そんな心配することないよ」
 大阪の声は普段どおりなのに、なぜか優しい。神楽はその声を聞いている。何かを話そうとしている大阪の声を。
 自分の頭がけっこう重いんだ、と思いながら。
 頬を涙がつたっているのを感じながら。
――大阪は、私にどんな言葉をかけてくれるんだろう。
 どんな言葉をかけられても、きっと神楽の不安は去らない。それは分かっているのに、待ち望んでしまう。そんな神楽に向かって、なあ、かぐらちゃん。
「あんぱん食べる? 」
「え? 」

101 :『あたしの悩みあなたの悩み』《5》 :2004/12/24(金) 01:10 ID:???
 思わず顔を上げた神楽に、あんぱん食べよ、あんぱん、と大阪はきびすを返して、自分の席にパタパタと小走りに駆けた。

 手元にはあんぱんがある。
 それもまるまる一個ではなくて、半分にちぎれている奴だ。普通は半分に割った、と表現するはずの物は、大阪のぎこちない手のひらでちぎられて、神楽の手元にある。
「どーぞ」
「あ、ありがとう」
 なんであんぱんなんだよ、とはいえない。なんだかごまかされているみたいな気もするけど、神楽はすすめられままあんぱんを口に運ぶ。甘い。もぐもぐ噛んでいると、大阪が。
「ふお! 中まであん、つまっとる!! 」
「あたりまえだろ。あんぱんなんだから」
 やや呆れ気味に神楽が言うと、いいや普通のあんぱんは、ここまでつまってない、もっとこう控えめやねん、と反論した。言われてみればそうかもしれない。
「あんぱんってやー? 」
「ん? 」
「クロワッサンとは、違うやろ? 」
 突然珍妙な問答が始まって、神楽は目をぱちくりさせる。ああ、と答えて、大阪の言いたいことを理解した。
 そうか、そうだよな。
 物事って、一種類だけじゃないんだ。
「……パンの種類って、一杯あるな」
「パンツの種類も一杯あるやろ? 」
「あ、ああ、一杯あるな……」
「あたしの履いてるの、見る? 」
「じゃあ、後で」
「見せたら神楽ちゃんのも、見せてな? 」
「いや、別に見ても面白いもんじゃ、ないよ」

102 :『あたしの悩みあなたの悩み』《6》 :2004/12/24(金) 01:11 ID:???
「面白いか面白くないかは」
 人によって違うねん、と言って、大阪はまたパンを口に含んだ。もむもむ、顎が上下するのが見える。廊下からの明かりに頼るだけの、この薄暗い教室で。

「世の中には、色んなパンがあるもんな」
 咀嚼したあんぱんを喉に流しこんで、神楽が言った。
「普通のパンって言われて、食パンを思い浮かべる人もいるし、メロンパンを思い浮かべる人もいる。でも、パンはパンだもんな……。
 だから勝手に、自分が何なのか決めちゃわなくって、いいんだ」
 そう言い切ってしまうと、自分が少し楽になったのが、神楽には分かる。自分がならなくちゃいけない、と思っているパンの形は、もしかすると自分にあってないパンの形かもしれない。
「聞いた話だけど、クロワッサンと、普通のパンって生地から違うらしいもんな。
 クロワッサンは、生地にどんどんバターを重ねていって、だからあんなにきれいな層が出来るんだって……。
 けれど、もしクロワッサンにアンコをはさんでも、それはあんぱんじゃないもんな。美味しいか美味しくないかは別のこととして。
 だから、あれをしなきゃいけない、しちゃいけないとかって、自分を型にはめなくてもいいんだよな? 」
 同意を求めて大阪を見ると、この少女は感心した顔をして、へー、クロワッサンって、そうやって作るんか。知らんかった、と言った。
「いや、そういうんじゃなくて、人間には色んな種類があるよね、ってことを、大阪が言いたかったんだよな? って尋ねたんだよ! 」
 期待はずれの返答に、思わず神楽の声が大きくなる。そして言い切ってしまってから、なんだか必死な自分に、急に頬が熱くなった。
 そんな神楽の様子を分かってか分からずか、大阪は、うん、とこっくりうなづいた。
「うん」
「うん、なんだよ」
「そんな感じのこと、言おうとした気がする」

103 :『あたしの悩みあなたの悩み』《7》 :2004/12/24(金) 01:11 ID:???
「そんな感じって、どんな感じのことだよ」
「え? でも神楽ちゃんは、もうあたしが言いたいこと、理解してくれたんやから、余計なことは言わなくても……」
「言、え」
「え? 」
「言、え、よ」
「えー? 」
「そこまで言ったんなら、言ってくれよ」
 お願いだから、と神楽はすがる。
 自分の考えいたったことと、話し相手の言おうとしたことの、話題の齟齬が気持ち悪い。一瞬間があいて、大阪が、しょうがないな、と折れた。
「あのな、あんぱんは、カミングアウトしようとしたあたしの気持ちを落ち着けるために、食べようと思った」
「カミングアウト? 」
「そー、クローゼットから、出る」
 うなづく大阪の目が、すっと細められる。
 満足そうな、試すような猫の瞳のように。
 その時神楽は、始めて明かりが廊下からだけでないことに気が付いた。窓の外に。
 蒼い、月が出ている。

「あたしは、つまったパンが好き」
 中に何かつまったパンが好き、と手元のあんぱんを見る。噛み跡が丸く残っている。
「神楽ちゃんは、あんぱんやねん」
 色も大きさもすごくたのもしいあんぱんや、と大阪は告げる。茶色い柔らかい神楽。
「クロワッサンはとても美味しい」
でもあたしはどちらかと言うと苦手、と大阪はまたちょっぴりだけあんぱんを齧る。
「あんぱんはつまってるのがいい」
 中までぴっちり、あんがつまってるのが好き、神楽ちゃんは中まで一杯つまってる。
「あたしは、クロワッサンみたい」
 中はすかすか、だけど見た目は悪くないやろ? 自分でも知っとお、と大阪は笑う。
「あたしは自分のこと嫌いやった」

104 :『あたしの悩みあなたの悩み』《8》 :2004/12/24(金) 01:12 ID:???
 意外そうな顔をする神楽。そんな神楽に、今では随分好きになったけどな、と大阪。
 だから、何がいいたいかと言うとな、あたし男の子よりな。

「女の子の方が、好きなん」

 ぱっと、神楽の顔色が変わる。
 それは嫌悪とか物珍しさとかではなく、いや、勿論それも混ざっているのかもしれないが、それよりも純粋な驚きの方が混ざっていた。
「そ、れは、女の子に、恋愛感情を持つってこと? 」
「女の子にも恋愛感情を持つってことやな、つまり」
「苦労、したんだな」
「なんでー? だって、それって何も悪いことないやない」
 心配そうな神楽に、いつも通り、いつものように答える大阪。けれど、その声には少し痛みがあるように感じる。それは神楽の思い込みだろうか?
「でも普通は、男の子の方を好きになるんじゃないのか? 」
「じゃあ、あたしは普通じゃないの? 神楽にとって」
 問い返されて、神楽は言葉に詰まる。大阪は変わっている。しかし悪人ではない。おっとりしていてぽーっとしていて、けれどそれは悪ではない。だから、普通だな、と答えた。
大阪は、神楽ちゃんは真剣やな、と笑った。
「気持ち悪いと思ったら、気持ち悪いでも、ええんよ」
 ええんよ、と言いながら、かすかに大阪の声のトーンが下がった。それをごまかすためか。
「だって女の子の方が好きって、変やもん、普通やったら」
 と言葉を続ける前に、んんっ、と喉を鳴らして声を整えた。
「だから気持ち悪いなら、気持ち悪いって、言って。そしたらあたし、それは仕方ないと思うから」
「じゃあ、言う。ごめん、正直、気持ち悪い。でも……」
「それなら、それで、ええねん」
 話を続けようとする神楽の言葉を、にこ、と大阪は笑って打ち切る。だから、よくないよ、そんなの全然、と神楽は言う。自分が本当に言いたかった言葉とは、別の言葉で。

105 :『あたしの悩みあなたの悩み』《9》 :2004/12/24(金) 01:13 ID:???
「そんなこと言うことないじゃないか、私に。私は、よくわかんないよ、そんなの。
 なんでそんなこと、素直に言えるわけ? 私だったら、言えない。だって、気持ち悪いって、嫌われてるのと同じことじゃないか?
 せっかく友達になったのに、嫌われたくないよ、私は」
「でもな、神楽ちゃんに嫌われても、あたしは女の子好きな自分も、好きやねん」
 はっきりとした大阪の声。揺るがない声。決意のある、声。
「神楽ちゃんが、このことであたしを嫌うなら、しょうがないけどな。でもあたしは、あたしのことが好き。
 友達のことが好きなのと同じくらい、自分のことが好き。だからあたしは自分を裏切らない。今年の三月に、そう決めた」
 ぱん、と突き放されたような気がして、神楽は悲しくなる。
 違うんだよ、大阪。違うんだ。
 自分の気持ちを釈明しようとする、悩む、言葉に詰まる。大阪が気持ち悪いんじゃないんだ。神楽が気持ち悪いと思ったのは、大阪に対してではない。
 そう、神楽が感じた気持ち悪さは、そんなことではない。
 言わなくては、きちんと、言わなくては。
 それでも大阪は、さっきの神楽の言葉に傷ついているだろう大阪は、にっこり笑ったまま決して痛みを見せようとはしない。
「それやから、あたしのこと嫌いな神楽ちゃんも、あたしは好き。だから……」
 ぱっと、神楽の手が大阪の手を握る。言葉を遮るのは、今度は神楽の番だ。その勢いに驚いて大阪はびくっとして、食べかけのあんぱんが、手から、落ちて。
 だから神楽ちゃんも、あたしのこと嫌いにならんといて、と小さな小さな声で続けた言葉を、呟いた。
「嫌いになるわけ、ないだろ!! 」
 ビン、と教室に声が響く。その声の大きさに、二人は動きをぴたりと止めた。大阪の手を握ったまま、握られたまま。その柔らかい手はすべすべした玉子のようで。神楽の手の中でひんやりとして。
 けれどもこんなふうに神楽がぎゅうっと握っても、決して壊れない。壊れない大阪。
 力が入りすぎて、ふるふる震える神楽の手。

106 :『あたしの悩みあなたの悩み』《10》 :2004/12/24(金) 01:13 ID:???
「私は、頭固いから、女の子のこと好きになってもいいって、そう考えると、だめなんだ」
「だめ? 」
「だって、私も、そうかもしれないから! でも、自分で認めることなんて、出来ないから!! 」
 ――言ってしまった。
 大阪はどんな顔してるだろう。その目を見る。気になって見てしまう。その懇願するような、神楽の瞳。そしてそれを受け止める、大阪の優しい目、優しい声。
「今、自分が、気持ち悪いの? 」
「気持ちわるい……。このままおとなになって、おとこのひととセックスして、こどもつくるの、きもちわるい」
「それで? 」
「じぶんが、じぶんいがいのものに、なりそうで、きもちわるい……。
 だから、おんなのこ、好きかもって、みとめるのも、きもちわるい。
 もし、見ないでいたら、ふつうのせいかつが、できたはずなのに」
 自分が何なのかわからなくてきもちわるいの。
「いやだよ、おおさか、そつぎょうするの、嫌」
「神楽ちゃん……」
「そつぎょうしたら、みんなと、はなればなれになる」
「神楽ちゃん」
「そして、おとなになって、女にならなくちゃいけない。そしたら、おおさかとも、あえない」
「……神楽」
「ねえ、おおさか」
 私、男に生まれたかったよ。
 その神楽の言葉に、始めて大阪の瞳に浮かんだ、心の痛み。けれど震える神楽を見て、大阪は一度深く深く目を閉じて、口を開く。
「なればええやないの。男に」

 唐突な大阪の言葉に、神楽が震えながら大阪を見る。

107 :『あたしの悩みあなたの悩み』《11》 :2004/12/24(金) 01:14 ID:???
 え? 何言ってるの、大阪? なればええのよ、男の人に。手術でも何でもして。そんな人一杯おるで。
「いっぱい、いるのか? 」
「うん。自分は本当は男なのに、女の身体で生まれてきたって言って、手術したり注射したりして、男になる人」
「注射か、手術も、ちょっとやだな……」
 ふ、と現実的な対処法を聞いて、神楽はちょっと落ち着いてしまう。なあ、大阪、もし私が男になったら、どうする? 神楽ちゃんが男になっても何になっても、神楽ちゃんは友達よ? 
「けれど、恋愛対象には、ならんけどな」
「……どうして? 」
 だって、あたしが好きなのは、女の子のほうやって言ったやろ? そう大阪が言って笑った。不思議に目はとろんとさせている、大阪。だから神楽は誘われるようにキスしようとしたら、大阪が、ス、と顔をよけた。
「ダメや、て。それ」
「なんで」
「なんでも。ダメ」
 そんな風に、人によっかかったら、あかん。そう言って、大阪は足元に落ちているあんぱんを拾って手で払い、今までで一番大きく口を開けてあんぱんを食べた。
「大阪、りすみたいだ」
 苦笑して神楽は大阪の髪を撫でる。大阪は撫でられるままにされている。その手のひらに、微かに咀嚼と嚥下の感覚が伝わっている。大阪が食べているのを、感じる。
「パン、おいしーなあ」
「大阪」
「うん、あんぱん、美味しい。あんぱん、あたし大好きやから」
「大阪」
「あんぱんは」
 大阪の、言葉が止まる。神楽の親指が、大阪の唇の上に重ねられてるから。
「大阪、唇に、あんこ、ついてる」
 ぐいぐい、と親指でこすると、乾き始めたアンコがぽろぽろと落ちる。強くこすられて思わず顔をしかめた大阪の唇に、神楽がそっと口づけた。

108 :『あたしの悩みあなたの悩み』《11》 :2004/12/24(金) 01:14 ID:???
「……アンコ、とれた」
 小さく囁く神楽に、大阪は、神楽ちゃんは、あたしのことどう思ってるん、と問いかけた。どうって……? あたし、好きな人と同士でないと、キスしたくない。じゃあ大阪はどうなんだよ。ダメや神楽ちゃん、質問には質問で、答えない。
「ずるいぞ、大阪」
「ずるくないわ、そんなん」
 ずるいのは、神楽ちゃんやないの、好きともなんともいわんで人にキスして。いたずらっぽく言う大阪の目は、笑っていない。微かに潤んだその瞳。けれども澄んだその瞳。その大阪の言葉を間に受けて、うなだれて神楽。
「ごめん」
「謝らんといて、もう」
 微かに苦笑した大阪が、少し考えた顔をしてから、あ、アンコついとる。

 手馴れた細い指が、神楽の顎を持ち上げる。
 手馴れた細い舌が、神楽の唇の端に触れる。
 手馴れた細い唇が、神楽の唇の上に重なる。
 けれどそれはカタカタ震える、初めてみたいなキス。
 囁く声。大阪の潤んだ声。
 かぐらちゃん、あたしのスカートの中、見たい?

 ドキドキしながら、うなづく神楽。まるで大阪のドキドキがうつったみたいに。何度もキスを繰り返しながら。
 大阪の、エッチ。
 そうよ、あたしはエッチなん。でもエ。

 ……ッチな自分も、すきぃ。
 数秒続けられたキスに遮られた言葉を、大阪は小さな声で続けて、机の上に腰掛けた。

109 :『あたしの悩みあなたの悩み』《13》 :2004/12/24(金) 01:16 ID:???
 ほら、かぐらちゃん、見たい?
 うん、大阪の、見てみたいよ。
 神楽ちゃんかて、エッチやん。
 そんなことないよ、エッチは。

 重ねられる唇、カタカタ。

 エッチなのは、大阪のほうだ。
 ほならやっぱり止めとこかな。
 だめだよ。私に見せてごらん?
 そんな命令しても、あかんよ。

 重ねられる唇、カタカタ。

 見たいなら神楽ちゃんめくり。
 え? わ、私がめくるのかよ。
 そや、その方がどきどきする。
 ドキドキしたら、どうなるの?

「もっともっと、興奮してまう」

 とろんとした目で大阪が神楽を見つめて。
 窓の外には、いつかみたいに月が。
 神楽の手は、そろそろと大阪のスカートに伸びて。
 柔らかい布が微かに微かに上がっていって。
 太ももを滑っていくその感触に、大阪が微かに身を強張らせて。

 そんな時に、誰かがばたばたと駆けて来る音。

「あ」

110 :『あたしの悩みあなたの悩み』《14》 :2004/12/24(金) 01:16 ID:???
 慌てた大阪が、机から落ちた。

                 *

「ほんと、楽しかったですよぉ。ね? 榊さん? 」
 ちよちゃんが、体育祭の帰り道に言い張っている。秋晴れの中、滞りなく行われた体育祭。今年優勝できなかったのに、楽しかったと繰り返す、自分達より年下の同級生を、神楽たちはからかっていた。ただ榊だけはにっこり微笑んで、うなづいた。
 ちよちゃんがなぜこんなに、楽しかった、と言うのか、本当はこの仲間はわかっているつもりだ。なぜなら、みんな楽しかったのだから。けれどそれを素直に口にしないのが、18歳の少女達の、小さなダンディズムなのかもしれなかった。
 そんな中、あからさまに不満を言う声がある。
「あたしなんか、大阪の特訓にまで付き合ったのにさー」
 大阪パン食い競争でビリっけつなんだもんな、と滝野智が文句を言った。
「特訓って、何の特訓だよ」
「よし! よみに教えてやろう。まず、吊るされたパンをくわえるために、跳躍力を身につけなくてはならない!! 」
「……跳躍力」
「それから、バランス感覚」
「ばらんす、かんかく……」
 呆れているのか驚いているのか、ぽかんとしてる水原暦に満足げな視線を送ると、ぱっとその標的を別の方向に向けた。
「それなのに、大阪ったら、あたしにくれる約束だったあんぱん、神楽と一緒に食っちまいやがんの!! 」
「だ! だから、その代わり私がマグネ奢っただろ!! 」
「そりゃそうだけど、食うなよぉ、人のあんぱん」
「そやでー、あたしかて、次の日別のあんぱん買ってきたやろー? 」
「あたしはあの時あの瞬間、疲れた身体を癒すために、あんぱんを食べたかったのだー! あーもう!! 」
 神楽と大阪の反論にも、智はまるで聞く耳を貸さない。智ちゃん子供みたいですね、そう言って苦笑いしたちよが神楽を見ると、神楽がなぜか、耳まで真っ赤にしていたので、微かに首をかしげた。

111 :『あたしの悩みあなたの悩み』《15》 :2004/12/24(金) 01:17 ID:???
 そう、あの瞬間。大阪のスカートを、神楽が捲り上げる瞬間、滝野智が飛び込んできたのである。
 大阪の特訓に付き合っていた智は、下で大阪が着替えてくるのを待っていたらしい。知り合いがきて話をして来たので、その相手をして時間を潰していたが、待ちきれなくなって教室まで駆け上がってきたのだ。
 自分が食べたかったあんぱんが、すでに二人の手(?)でほとんど食べられてしまったと知り、大騒ぎした智に、大阪と神楽がマグネバーガーと、あんぱんを奢ったのである。
大阪がうまく机から落ちていたおかげで、智にはさっきまで何をしていたか、知られずにすんだのだ。
「誰が子供みたいだ、ちよすけー! 子供に言われたくないぞー」
「だって、あんぱん一つでこんなに大騒ぎする智ちゃんは、子供以外の何者でもありません」
「そうだよな、ちよちゃん、こんな女にはなりたくないよな」
「キー! このよみ眼鏡!! 食べ物のことに人一倍うるさいお前に言われたくねー!! 」
 大騒ぎする周囲から、少し遅れて歩き始める大阪に、打ち合わせたように神楽が歩みをそろえた。
「大阪、惜しかったな」
「なにがー? パン食い競争で、ビッケだったことー? 」
「いや、そうじゃなくて」
 あんぱんとれなくってさ、と神楽が言った。吊るされていたパンの中、大阪がくわえたのは、メロンパンだった。
「メロンパン、中身つまってないじゃん」
 そう言った神楽を、大阪はじっと見つめて。それから満面の笑みを浮かべた。
「でもおいしかった! 」

112 :『あたしの悩みあなたの悩み』《16》 :2004/12/24(金) 01:17 ID:???
 そうか? うん、メロンパン、美味しかったから、これはこれで、ええねん。そうか。新しい味の喜びに目覚めた。
 あの時のことをすっかり忘れたみたいな大阪の顔を見て、神楽は少し寂しい気持ちになる。あの日からほんの一週間たつかたたないかだけれど、大阪の様子は前と変わらないいつもの大阪で。あの時言った言葉が本当かどうか、わからなくなる。
 ――あたし、女の子の方が、好きなん。
 その言葉を思い出すと、神楽はその後のことを思い出して、そっと頬が熱くなる。胸元に、ちくりとするどい痛みも感じる。今もちょうどその時を思い出してしまって、大阪を見ながら、赤面した。
「神楽ちゃんは、真面目やね」
 大阪はそんな神楽の顔を見て、ちょっと微笑んで、ぴたりと足を止めた。つられて足を止める神楽。その唇に、大阪がすばやくキスをする。
神楽のまぶたが閉じられる。その瞬間。

「あ、神楽ちゃん、スカートの下に、ブルマ履いとー! 」

 ぱっと珍しくすばやい動きで、神楽のスカートの前がめくられる。
「わ、ば、ばばばばか!! 」
 あはは、と駆けていく大阪に、前を歩いていた友達が振り向いた。神楽の悲鳴に、はしゃぐ滝野智。
「おー! 大阪! スカートめくりか!! 」
「やるなー、大阪の癖に……」
「そう言うよみは、どんな下着かなー? 」
「止めろよ、ばか」
「と、言いながら油断してる榊ちゃんの」
「……!! 」
 ――全く、バカだよな、こいつらは……。
 大阪を追いかけながら、神楽は思う。もう数ヵ月後には、別々の道を歩むであろう友達。頼りになる奴、一緒にバカ出来る奴、そして守ってやりたい奴……。
 それはいつも同じ役割じゃなくて、その時その時で変わっていく物なんだろう。だからきっと神楽のことも、みんなそう思っていてくれているに、違いないのだ。
 頼りになって、一緒にバカ出来て、守ってやりたい、と。

113 :『あたしの悩みあなたの悩み』《17》 :2004/12/24(金) 01:18 ID:???
「待てー、大阪、まぁてー!! 」
「あはは、そう簡単には、待たれへん」
 わざと、ゆっくり、追いかける神楽。本気で逃げる大阪。けれど片方は本気で捕まえたくて、もう片方は、捕まえて欲しくて。
「めくれるもんなら、めくってみー」
 冗談めかした大阪の、誘いの声。あの時の続き。
「よーし! 神楽!! めくれよ、大阪のスカート!! 」
「ともちゃん、もう邪魔せんといてー」
「なんだとー! 逃げる邪魔するに決まってんだろー! こんなことー!! 」
 わし、と大阪を捕まえて智が叫ぶ。
「それ! 神楽、大阪のスカートの中、見てやれ!! 」
「おう! 」
 駆け寄る神楽に、つかまれてもがく大阪。けれどその動きには力がなくて、止めて止めてと言いながら、目はとても嬉しそうで。

「ほら、歩!! 」
 
 体育祭の終わった黄昏間際の日の下、神楽の手が大きく跳ね上がった。

                                  了)

114 :名無しさんちゃうねん :2004/12/27(月) 22:10 ID:???
>>97-113
すっげー乙


100越えage

115 :名無しさんちゃうねん :2004/12/28(火) 00:24 ID:???
          \キタ━━━━━━━━━!!! / /:::::::ヽ___
━でお待ち下さ\  \●ノ\●ノ    / 丿 ::.__  .:::::::::::::
      ∧_∧(\へ■   ▼へ /  / /。 ヽ_ヽv /: 
ち下さい(  ゚∀゚)  \  > <  /  / / ̄ ̄√___丶
 ∧_∧( つ  つ   \∧∧∧/━━ | .:::::::::: / / tーーー|ヽ
(  ゚∀゚)そのままキタ━< 激 >    | .:::::.  ..: |    |
( つ  つ         <  し >    | :::    | |⊂ニヽ|
そのままキタ━でお待ち <  く  >/ /| :    | |  |:::T::::|
──────────< キ >──────────
キタ━━━━(゚∀゚)━━ < タ  >    ┏┓    ┏━━┓
キタ━━━━(゚∀゚)━━ < │ >┏━┛┗━┓┃┏┓┃  
キタ━(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚) < !!!! >┗━┓┏━┛┃┗┛┃┏
キタ━━━━━(゚∀゚)━/∨∨∨∨\ ┛┗━┓┃┏┓┃┃
キタ━━━━━(゚∀゚)/ _∧   ∧ \ ┏━┛┗┛┃┃┗
キタ━(゚∀゚)(゚∀゚)(/( ゚ ∀゚ )━ ( ゚ ∀゚\         ┃┃    
キタ━━━━━(/━∪━━∪━∪━━∪\      ┗┛  
キタ━━━━ /┃ しばし  キタ━━(゚∀゚)━!!!\

116 :名無しさんちゃうねん :2004/12/29(水) 00:40 ID:???
さげ

117 :名無しさんちゃうねん :2004/12/30(木) 11:12 ID:???
今更新作がうpされたことに気づいた…
百合萌えスレに、百合ゆえの葛藤をこういうふうに表現するとは、と感心しきり。
そこらへんあんまり深く考えていなかったもので。
雰囲気もいいですし。
GJです。

118 :回天 ◆xEhewlNweg :2005/01/08(土) 21:32 ID:???
その日の学校の帰り、私は大阪さんに呼ばれて、大阪さんの家に来ていました。
少しゲームをやって、目の休憩もかねてお茶とお菓子を食べてたときでした。
「なぁちよちゃん。ちよちゃんは…… 早よ大人になりたい?」
唐突に言われて、わたしは「へ?」て言っちゃいました。
「だから、大人になってみたいて思わへんか?」
「私は……」
答えに困りました。
確かに、前に大人になりたいと前に言いましたが、大人と子供ってどう違うんでしょうか?
「わかりません。大人と子供の区別っていったら、18歳か20歳になった時ってくらいしか……」
「私はな、そんなんとちゃうと思うねん」
そう言った大阪さんと目が合いました。
その瞬間に、ドキン!て感じがして、心拍が高まります。
体がほんのり熱くなってきて、頭がすこしボ――っとします。風邪を引いたときみたいです。
「好きな人ができたら、大人やと思うねん。ちよちゃんは好きな人、おる?」
好きな人……私は好きな人ができたことがありません。
だからどんなのか知らないのですが……
「好きになるって、どんな感じですか?」
「せやなぁ……」
何か嫌な予感がします。このドキドキ感がもしかして……
「その人見とると理由なくドキドキして……」
ドキドキしてます。
「体熱くなってきて……」
熱いです。ポカポカです。
「頭とろーんてしてきて……」
してますしてます。
「そんで、やっぱり、ず〜〜〜っとその人といたいなぁって思うんや」
……いたいです。大阪さんと離れたくありません。
大学は海外になるかもしれませんけど、本当は嫌です。
大阪さんといつまでも一緒に……

119 :回天 ◆xEhewlNweg :2005/01/08(土) 21:32 ID:???
って…… これってもしかしてのもしかしてですか!?
何考えてるんですかっ!!
大阪さんは女性です。私も女性です。
女性が女性を好きになるなんて……!
「で、ちよちゃんは…… ははーん。その顔やと、やっぱりおるな?」
慌ててるところを大阪さんに言われてギクッとなりました。
「図星やろ。で、誰なんや?」
「あっ、あの……」
み、見ないで下さい〜〜。余計にドキドキしちゃうじゃないですか〜〜!
「言ってみ〜〜」
大阪さん、ともちゃんみたいに意地悪です。この顔、絶対に私が動揺してることに気づいてます。
私はいつもこんな役です。もうっ。私も悪戯しますからね!!
私は大阪さんに抱きついて、思いっきりキスしました。
映画や話とかできいたり見たりした事はありましたけど。あんなのして気持ち悪くないのかな、と思ってましたけど、全然違いました。
すごく心地よくなれるんです。ずっと、このまま大阪さんといたい。そんな気持ちになります。
「!!」
突然、大阪さんが口のなkに舌を入れてきました。
いくら好きな大阪さんのでもこれは嫌ですから、離れようとしましたが―――離れられません。
頭に霧がかかったように、何も考えられなくなって、力が抜けていくんです。
それどころか、大阪さんの背中に手を回して、大阪さんの舌に自分の舌を絡めてしまいました。
自分の意思じゃないのに……
体が、言うことを聞かないんです。
それだけじゃなくて、大阪さん、唾液まで入れてきたんです。
言うことを聞かない体は、コクンとそれを飲んで、代わりに自分の唾液を、大阪さんに送り込みました。
大阪さんも、コクンと音を立ててそれを飲みました。
すごい恥ずかしいんですが……
何か、変な感じがします。
体の中に大阪さんが染み込んできてるような―――大阪さんと一つになっていくような感覚が、私を支配していくんです。
「ぁっ」
大阪さんがやっと開放してくれました。
でも、何なんでしょう。胸の中に、穴が開いたような感じがします。
すごく、すごくすごく切ないんです。
「あの……」
「ちよちゃん、すごく積極的やなぁ」
そう言うと、もう一回キスしてきました。
大阪さんを抱きしめて、舌をからめて、唾液を送りあう。
さっきと同じ事をしていますが、もう、体は言うことを聞いてます。
いつの間にか、それが私の意志になってました。
大阪さんとそういうことをしたい。いつまでも。時が許すまで……

120 :名無しさんちゃうねん :2005/01/09(日) 09:21 ID:???
面白かった。以下批評。
良いところは良くて、悪いところは悪い。
玉石混淆。
玉はあるんだ。磨こう。

121 :名無しさんちゃうねん :2005/01/12(水) 20:07 ID:???
表現も面白いし、テンポもいい。
でも、スムーズに話を進められればもっといいかも。
唐突さを感じるところが幾つかあるもので。

122 :ケンドロス ◆KPax0bwpYU :2005/01/27(木) 02:28 ID:???
遅くなりました。>>9の続きです

123 :「Winter Dust〜雪幻〜」 :2005/01/27(木) 02:29 ID:???
「Winter Dust〜雪幻〜」
季節はまだまだ寒さが厳しい冬――
とある駅前にて眼鏡をかけた少女が立っていた。茶色く長い髪をなびかせながら・・・・・・
彼女は今、ある人を待っている。

(少し早く来すぎたかな?)
駅に設置されている時計を見ながら少女は思った。少女の名前は水原暦。
大人びた顔と魅力的なプロポーションを保っている。
時計を見ると待ち合わせの時間にはまだ余裕があった。張り切りすぎて
早く来すぎてしまったようだ。それぐらいに気持ちが逸っていた。
そして少し時間が過ぎた時、この場所に彼女の待ち人が現れた。
髪は黒く暦と同じくらいに伸ばしており、サラサラしている。
長身で綺麗に整った顔立ちは誰もが振り向かずにはいられないほどの女性だった。

「榊!」
暦が相手の名前を呼んだ。そう彼女が呼んだのはクラスメイトの榊であった。
暦も榊も両方とも相手を見つけて明るい表情になる。

「ごめん。ひょっとして遅れた?」
「大丈夫だよ。私が早く来すぎただけだから」
「そうか。良かった」
榊は不安そうに尋ねるが暦は笑って答える。
それを聞いて榊も安心した表情になる。

「行こうか」
「うん」
夏の時と違い、他のメンバーは誘っていない。二人だけの旅である。
彼女達は来た列車に乗って旅立つ。

「なあ榊、これから行く所ってどんなとこなんだ?」
「着いたらわかるよ」
彼女達が乗ったのは新幹線で、目的地までビュンビュンとスピードを出していた。
列車の風景はどんどん変わっていき、雪一色に染まっていた。

「見てみてよ榊。雪だよ」
「うん、綺麗だ」
子供のようにはしゃぐ暦に対し、榊は穏やかな笑みを浮かべる。

124 :「Winter Dust〜雪幻〜」 :2005/01/27(木) 02:32 ID:???
そして列車はあっという間に目的地に着いた。
駅名には小諸と書かれていた。信州の長野にある駅である。
そこからさらにバスを使い、目的地に着いた。
そこは高度2000メートルに位置する高峰高原という場所だった。

「ここがそうか」
「うん」
暦に聞かれ、榊は頷く。彼女達がつく頃には雪もやんでいた。
その高原にあるホテルに泊まる事にして部屋に移動した後、彼女達はスキーウェアへと着替えた。

「な、なあ榊」
「ん?」
暦は何だか照れくさそうに俯きながら榊に呼びかける。榊は少し不思議そうに振り向いた。
彼女達はスキーをレンタルしてスキーをはいたとこだった。

「実はその・・・・・・私、スキーだけはあんまりうまく滑れないんだ。
だから、その・・・・・・教えてくれないか?」
確かに暦の動きはどことなくぎこちなかった。

「うまく教えられるかどうかわからないけど、出来るだけの事はしてみる」
と榊は答えた。

「ありがとう榊」
そういう訳で二人は初心者コースへと続くリフトへと乗ることとなる。

「でも意外だな」
正直な感想を榊は口にした。

「そうだろうな。前にともと行った時も私よりともの方がうまく滑れるんだよ。
その事でともにバカにされてあの時は悔しかったな」
「そうだったんだ」
元々、榊はあまり喋る方ではない。だから受け答えがそっけなく感じられてしまうのは
仕方がない事だろう。
そうこうしているうちにリフトは頂上に着いた。

「じゃあ、私からやるから」
そう言って榊は滑り出す。スポーツ万能の榊だけあって、その滑り方はとても洗練されていた。

125 :「Winter Dust〜雪幻〜」 :2005/01/27(木) 02:33 ID:???
「やっぱり榊はうまいなぁ」
ため息をつく暦。榊はしばらくして止まり、滑るように促す。

「榊みたいにやればいいんだな」
暦は榊の見よう見まねで滑り出す。しかし、やはりうまく滑る事が出来ず、
尻餅をついてしまう。慌てて榊が駆け寄る。

「大丈夫?」
「いたたた、やっぱりいきなりは無理か?」
差し出された手をとりながら暦は立ち上がった。ほんのりと頬を赤く染めながら・・・・・・

「ごめん」
「榊が謝ることないって」
そうして、また教える事となる。回を重ねるごとに暦は少しずつうまくなっていた。

「うん、だんだん上手になってきている」
「本当か。榊がそう言ってくれると嬉しいな」
暦の笑顔を見た榊は鼓動が早くなるのを感じた。思わず視線を暦からそらしてしまう。

「もうこんな時間。そろそろお昼にしよう」
「そうだな」
そういう訳で下にあるレストランで昼食を食べる事となった。

「そんなに少なくていいの?」
「あんまり食べ過ぎるとまた体重増えちゃうからな」
しかし、暦の頼んだメニューは榊ですら心配する程、少量だった。

「でも・・・・・・・」
「大丈夫だって。心配しすぎだよ、榊は」
まだ不安げな表情の榊に暦は笑って答えた。外を見ると雪が降り出していた。
しかし、まだそれ程降っていなかったので続行する事となる。
暦はまだ、ぎこちない部分があるものの来たばかりの頃に比べると大分、
スムースに滑れるようになっていた。

「まだ、体が一緒の向きになっちゃう時があるな」
榊は特に何も言わなかったが、柔らかく微笑んでいた。

126 :「Winter Dust〜雪幻〜」 :2005/01/27(木) 02:34 ID:???
しばらくは滑り続けていたものの、だんだん吹雪いてきたので
ホテルに戻ろうと二人は決めた。

「遭難されたらしゃれにならないからな」
「うん」
そう言う訳で二人はレンタルしたスキー用具を返却し、ホテルに帰る事となった。
ここのホテルはスキー場のすぐそばなので移動には困らなかった。
だが、その時暦は体がフラッとなったかと思うと、そのまま座り込んでしまった。

「あ、あれ?おかしいな。力が入らない」
どうやら昼にあまり食べなかったのが原因らしい。いやこの分だと朝も
あまり食べていないだろう。

「やっぱり食事はちゃんととった方がいい」
「榊の言う通りだな。って、えっ?」
暦は突然の事に戸惑う。急に自分の体がフワリと浮かび上がったからだ。
何事かと思うと、榊が暦を背中に乗せたのだった。要するにおぶったのだ。

「え?え?榊、何してんだよ!?」
「何って?おぶっているんだけど・・・・・・」
「だ、大丈夫だって。歩けるよ。それに私重いし」
「平気。暦は軽いから」
恥ずかしさからか暦は抗議するものの、榊は特に気にしていなかった。
軽いと言われて暦はますます顔が赤くなってしまった。

(でもあったかいな、榊の背中)
吹雪で寒いはずなのに、榊の背中はとても暖かかった。暦はそのまま榊の背中におぶさる事にした。
その後で疲れをとるために入浴する事となった。ここは大浴場がある為、そこに入る事にした。

(やっぱり榊はスタイルいいなぁ)
脱衣所にて、榊が一糸纏わぬ姿になったのを見て暦は見とれてしまった。

「そんなに見られると恥ずかしい・・・・・・・」
視線に気づいたのか、榊は顔を赤くさせながらその体を
バスタオルで慌てて隠した。

127 :「Winter Dust〜雪幻〜」 :2005/01/27(木) 02:35 ID:???
「ご、ごめん。つい・・・・・・」
慌てて暦も視線を外した。彼女の方はすでにバスタオルを巻いていた。
入浴を済ませ、夕食の時間となり彼女達は夕食をとる。

「今度はちゃんと食べよう。栄養が足りないのはよくない」
「あ、ああ、そうだな」
さっきおぶられた事を思い出し、暦はまた顔が赤くなった。

食事を済ませた後、二人はホテルのロビーのすぐそばにあるラウンジへと移動した。
そこから見える景色は絶景だった。既に雪もやんでおり、
下に広がる街などの光景がありありと浮かんでいた。

「綺麗・・・・・・・」
榊はその景色に見とれていた。

「榊に一番見せたかったのはこれなんだけど、気に入ってもらえて何よりだよ」
「ありがとう。とても嬉しい」
榊はとても優しい笑顔を浮かべている。暦はそんな榊にそっと寄り添っていた。
胸の鼓動が高鳴るのを感じた。
その後、おみやげコーナーに行くとあるものが目に付いた。とあるぬいぐるみである。

「ねここねこ」
榊が呟く。それも通常のねここねこと違い、色が黒かった。
どうやらこの付近でしか生産されていないものらしい。
榊はそれを二つ買って、ひとつを暦に渡した。

「これ?私にくれるのか?」
「うん。前に約束したから。おそろいのぬいぐるみ買うって。
だから、これは私から暦へのプレゼント」
「ありがとう榊。覚えていてくれたんだ。私、とても嬉しい」
暦はこれ以上にないくらいに微笑んだ。その笑みに榊もニッコリ微笑む。

「喜んでくれて私もとても嬉しい」
そんな榊に暦は腕を組んできた。

「このねここねこ、大切にするよ」
暦はまるで子供のように目を輝かせていた。そんな暦を榊はかわいいと思った。

128 :「Winter Dust〜雪幻〜」 :2005/01/27(木) 02:36 ID:???
部屋に戻ると昼間の疲れが出たのか、彼女達は一気に眠くなった。
彼女達は互いに寄り合い眠ることとなった。

「こうして一緒に寝るのって夏の日以来だな」
「うん」
二人共、密着し合っている。顔と顔が接触するかしないかの距離だ。

「それで思ったんだけど、やっぱり私は榊の事が大好きみたいなんだ。
どんどん想いが溢れてきて止まらないんだ」
「私も君にどんどん惹かれていくのを感じる。あの日以来、何となく疎遠に
なっちゃったけど、やっぱり私は暦が好き」
素直な言葉を口にする二人。

「弥生・・・・・・・」
初めて暦は榊の名前を口にした。

「何、暦?」
名前で呼ばれて一瞬キョトンとなったが、榊は聞き返す。

「キス・・・・・・・していい?」
しばらくの間があった。やがて、榊はゆっくり答える。

「いいよ」
榊は目を閉じて頷いた。聞いた暦も答えた榊も、互いに心臓がドキドキいってるのが聞こえる。
そして二人の唇と唇は重なり合う。それは一瞬の事だったけれど、二人にとっては
永遠にも等しい時間だった。

そして帰る日となり、ふたりだけの旅行を終えて帰路に着く二人。
電車に揺られながら、頭を寄せ合う。

「楽しかったな」
「うん」
榊と暦が寄り添うようにねここねこのぬいぐるみも同じ様に寄り添っていた。

「あの・・・・・・・」
珍しく榊の方から口を開いた。

129 :「Winter Dust〜雪幻〜」 :2005/01/27(木) 02:38 ID:???
「何だ?弥生?」
暦は頭をもたげて尋ねる。

「卒業したら、私達は別々の大学に行く事になる」
「・・・・・・・・」
「私は高校を卒業したら一人暮らししようかと思ってる」
暦は口を挟まずに榊の喋るのを聞いている。

「高校を卒業したら・・・・・・・その時は・・・・・・・私と一緒に暮らさないか?」
言い終えて、榊は俯いてしまった。暦はしばらく何も言わなかった。

「・・・・・・・ありがとう。是非そうさせてもらうよ」
やがて暦は榊の手をとって言った。

「よかった」
榊は口元をゆるめてそう言った。
しばらくすると、旅の疲れが出たのか、榊は眠ってしまった。
暦はそんな榊を自分の胸元へと抱き寄せた。

「夏の時やホテルに泊まってる時とは逆になったな。今は私の胸の中で眠って
くれているんだから」
暦の胸の中で榊はすやすやと寝息をたてている。

(弥生といる時は本当の自分をさらけ出せる。そしてそんな私を弥生は優しく
包み込んでくれる。そんな弥生が私は・・・・・・)
いつしか暦も眠気に誘われ、一緒に眠りに着く事になる。
駅に着き、彼女達は自分達の街へと歩き出す。その手はしっかりとつながれている。

「そうだ。ひとつだけ言い忘れた事があるんだ」
「実は私も・・・・・・」
わざとらしいくらい明るい声を暦は出す。榊も何か言おうとしている。
そして二人は同時にある言葉を口にする。

「愛してる。他の誰よりもずっと」
そんな二人を祝福するかのように暖かな風が吹いたのだった。
                    FIN       

130 :ケンドロス ◆KPax0bwpYU :2005/01/27(木) 02:41 ID:???
つー訳で終わりです。ここまで遅くなってしまって本当に申し訳ないです。

131 :National defense chairman(国防委員長) ◆pD5R0lbW0. :2005/01/27(木) 02:43 ID:???
>>130
お疲れ様です。

132 :名無しさんちゃうねん :2005/01/27(木) 21:24 ID:???
淡々と進んでいくきれいなフレーズがいいです。
ちょっと何かが欲しいような気もしますが。

133 :名無しさんちゃうねん :2005/04/01(金) 03:55 ID:???
智とみうら

134 :涙のダイエット名無し :2005/04/01(金) 07:25 ID:???
上がりすぎだからさげ

135 :ケンドロス ◆KPax0bwpYU :2005/04/06(水) 23:53 ID:???
智とみうらはやってるのか?

136 :名無しさんちゃうねん :2005/04/07(木) 03:40 ID:???
>>135
>智とみうらはやってるのか?

・智とみうらは、やってるのか?
・智とみうら流行ってるのか?

どっち?微妙に気になって眠れません。

137 :ケンドロス ◆KPax0bwpYU :2005/04/07(木) 20:29 ID:???
>>136
下の方。変換されなかった。

138 :名無しさんちゃうねん :2005/04/18(月) 22:42 ID:???
>>137
流行ってる予感

139 :名無しさんちゃうねん :2005/05/15(日) 21:16 ID:???
だれか期待あげ

140 :名無しさんちゃうねん :2005/05/15(日) 22:03 ID:???
ageはルール違反・・よってスーパー

141 :名無しさんちゃうねん :2005/07/10(日) 01:35 ID:???
神楽にゃもとかないのかな?顧問や担任で縁が深いし、
神楽の進路の過程とか見るとにゃもへの尊敬や憧れはあるし。

同人ならあるかもしれないけど、ネットのSSでゆかりにゃもの片方と生徒のは見つからない…

142 :名無しさんちゃうねん :2005/07/10(日) 09:37 ID:???
にゃもが神楽を性奴隷に調教するため、榊に負けたのを部の恥さらしだと言ったりして少しづつ追い詰めていく
エロSSなら読んだ希ガス。ここだったか、2chのエロパロ板かは忘れたが。

143 :名無しさんちゃうねん :2005/07/11(月) 02:21 ID:???
>>142
情報サンクス、エロ系か探してみます。そういやこのスレの中に大阪×にゃもがあった

144 :ケンドロス ◆KPax0bwpYU :2005/07/11(月) 02:29 ID:???
ベタだが、恵那×みうらはないものか?

145 :名無しさんちゃうねん :2005/07/11(月) 03:09 ID:???
この板としては、みうらはむしろ智と(ry
最近2人のキャラスレを見てない人にはわかんないだろうけど

146 :名無しさんちゃうねん :2005/08/19(金) 00:34 ID:???
よく作れるものだなあ・・・
http://azuao.s31.xrea.com/fupbbs3/obj/obj47_1.gif

147 :名無しさんちゃうねん :2005/08/19(金) 02:34 ID:???
>>146
おお!作った人GJ

148 :名無しさんちゃうねん :2005/08/19(金) 07:08 ID:???
上がりすぎだと思う

149 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/08/19(金) 14:44 ID:???
>>146
ズキュウウウウウウウン
作れる人は凄いなぁ。

150 :名無しさんちゃうねん :2005/08/19(金) 15:51 ID:???
>>144
無いなら貴方が書けばいいじゃない

151 :ケンドロス ◆KPax0bwpYU :2005/08/20(土) 00:23 ID:???
>>146
よく出きてるなぁ

>>150
うーん。何か思いついたらやってみます。

152 :名無しさんちゃうねん :2005/08/20(土) 09:40 ID:???
>>146
すげぇテクだ!……だが、鼻の穴を吸ってるようにも見えてちょっとだけw

153 :名無しさんちゃうねん :2005/09/11(日) 18:36 ID:???
>>144
昨日2人の百合ネタな絵を見て、描いた強者は誰だと名を見たらよつばスタジオの里見氏でした。
ってスタッフのしかもお偉いさんがそれでいいのかと小一時間(ry

154 :名無しさんちゃうねん :2005/09/13(火) 21:31 ID:???
さげ

155 :名無しさんちゃうねん :2005/09/13(火) 21:55 ID:???
>>153
詳細キボンヌ!!!!!

156 :ケンドロス ◆KPax0bwpYU :2005/09/14(水) 00:28 ID:???
>>153
うわ、それ気になる。どういったものだったの?

157 :名無しさんちゃうねん :2005/09/14(水) 14:54 ID:dbjhtEdQ
>>153
な、なんだってー!

158 :名無しさんちゃうねん :2005/09/14(水) 19:53 ID:???
>>155-157
みうらが「ど、どこ触ってんだよ!?」とか言ってた。よつばスタジオHPの恒例企画「よつばとおえかき」のNo.506参照。でも正直絵あまり上手じゃないや

159 :名無しさんちゃうねん :2005/09/14(水) 23:10 ID:???
百合だけでなく、みうら=ふたなりを連想させる内容ーっ! フォー! 

あと327の「えなみうらジャンボ数年後」もいい感じ。漏れの脳内設定である「みうらは将来ジャンボの妻に
なる」を予感させてくれて超ハッピー♪

160 :名無しさんちゃうねん :2005/11/24(木) 22:51 ID:???
いきなり投下!エロいのは後半だけ

 智ちゃんはやっぱり・・・

161 :智ちゃんはやっぱり・・・ :2005/11/24(木) 22:51 ID:???
智「で、本日の議題ですが!」
暦「何だよ」
榊「・・・」
智「立題!誰がタチ(S)で誰がネコ(M)か考察してみようと思いますっ!まずはー・・・」
暦「・・・はい」
智「はい!よみくん!何でしょう!?」
暦「何で・・・唐突に?」
榊(うんうん)
智「分かってないなよみは!」
暦「何が(はぁ)」
榊「・・・」
智「百合萌えに・・・いやエッチなSSスレにおいて!
誰がタチで誰がネコか!それはエロSSを書く上でとても
重要な事なのです!」
暦「・・・まぁ完っ全に作者の偏見だな」
榊(ていうかそれが今回のSSの趣旨・・・)
暦「・・・はい」
智「はい!よみくん!度々なんでしょう!」
暦「何で・・・私と榊なんだ?」
榊(うんうん)
智「分かってない!ホントに分かってないなよみは!」
暦「何が(はぁ・・・)」
智「それはあんたがSの極みで榊ちゃんがMの極みだからだ!」
暦「・・・やっぱり作者の偏見じゃん・・・(否定はしないけどな)( ̄ー ̄)ニヤリッ」
榊(猫・・・あ、悪くないかも)(///)
智「で。まずは神楽からだ」
暦「分かりやすいとこだな」
智「神楽は・・・」
暦「ネコだな」
榊(うんうん)
智「典型的なツンデレ!」
暦「体育会系で・・・胸の話になるとすぐ赤くなるところとかな(うんうん)」
榊(・・・何だかんだで水原もノってる・・・)
智「じゃ、ちよちゃんは?」
暦「難しいな」
榊(ちよちゃんまで考察してどうするんだろう・・・)

162 :智ちゃんはやっぱり・・・ :2005/11/24(木) 22:52 ID:???
智「タチ」
暦「ネコ」
榊(あ、分かれた)
智「ああ見えてちよすけはやり手だ。間違いない」
暦「にゃも先生の話を理解できていないちよちゃんだぞ?ちよちゃんに限ってそんな・・・」
榊(今更本編による裏づけなんて無意味だと思うけど・・・ひとまず水原に一票)
智「人間の性情は知識の有無で推し量れるものではない!」
暦「じゃお前のちよちゃんサディスト説の理由は何だ」
榊(それは結構気になる)
智「ちよちゃんが負けず嫌いなのはお前もよく知ってるはずだ!(ズビシッ)」
暦「!」
榊(あれ・・・何か節でもあるのか?)
智「ふふ・・・理解したようだな!負けず嫌いのちよすけが!勝ち手に回りたがる
ちよすけが!受け手に回ろうはずが無い!故にちよすけはSだ!」
榊(成程・・・)
暦「・・・」
智「ふっふっふ」
榊(智ちゃんに軍配・・・)
智「では大阪についてだが・・・」
暦「・・・ある意味ちよちゃん以上に難問だな・・・奴の混沌たる性情は・・・」
榊(確かに・・・春日の脳内は推し量れる域じゃない・・・)
智「タチだ!」
暦「タチ」
榊(ん・・・意外とあっさり)
智「あぁ見えて、だな」
暦「実はテクニシャン」
榊(えぇ?)Σ(゚Д゚;)
智「胸をコンプレックスに思ってるところが」
暦「逆に奴を駆り立てている」
榊(ビックリだ)
智「で・・・一通りの考察が終わったわけだが」
暦「待て」
榊「うん」
智「へ?」
暦「お前はどうなんだ?」
智「・・・は・・・?ど・・・どうって?」

163 :智ちゃんはやっぱり・・・ :2005/11/24(木) 22:52 ID:???
暦「お前はタチなのか?」
榊「それともネコ・・・」
智「ふ・・・二人とも・・・なんかコワイよ?あ、あたしはタチに決まってんじゃん・・・?」
暦「ホントにそうか?」
榊「智ちゃんは・・・」
智「ちょっ・・・!?何!?・・・っ!?ひゃんっ・・・!」
暦「んん?感度いいなぁ?智は(もみもみ)」
榊「智ちゃんはネコだと思う・・・(ふにふに)」
智「ちょ・・・止めっ・・・?ふぐっ!?」
暦(智の唇は柔らかいなぁ♪)
榊(あ、ずるい・・・じゃ私こっち・・・)
智「ん・・・んーっ!(あ・・・っ!?榊ちゃん・・・乳首・・・吸わないでぇっ・・・)」
暦「こら榊、(私の)智を勝手に弄るな」(クチュクチュ)
智「んにゃ・・・ふにゃぁぁ・・・はぅっ・・・」(とろ〜ん)
榊「・・・智ひゃんをひほひひめふふほはよふはひほほほふ・・・
(智ちゃんを独り占めするのは良くないと思う)」(ナメナメ)
智「はうぅっ・・・んにゃ・・・ひゃんっ・・・」(とろろ〜ん)
暦「何だ、お前もこいつが欲しいのか」(クチュクチュクチュクチュジュックジュック)
智「あっあっあっあっあっあぁんっ・・・(ちょっ・・・よみ・・・激しすぎ・・・っあぁっ・・・)」
榊「だって智ちゃん・・・ネコみたいだから・・・欲しい」(レロレロレロピチャピチャピチャ)
智「っあぁ・・・っあぁっ・・・っあああぁっ・・・
(やぁん・・・榊ちゃん・・・絶・・・対わざと・・・音立ててる・・・あん・・・)」
暦「ふん・・・確かにネコみたいに鳴くな・・・」(ジュックジュックジュックジュック)
榊(うんうん)(ピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャ)
智「はにゃっ・・・うにゃぁっ・・・っは・・・く・・・ぃく・・・」
暦「んん?何だって!?もっと大きな声で言ってみろ!?(可愛いなぁ♪)」
榊(うわ・・・水原ってやっぱりドSだ・・・)
智「いくっ・・・いくぅっ!」
榊(で、智ちゃんはドM♪)
智「んにゃあぁーっ・・・・・・・・・・・・・・・!」(ぷしゃぁっ)
暦「あーあ・・・イっちゃった」(なでなで)
榊(行為の後は優しくしてあげないと可哀想だ・・・)(なでなで)
智「うぅ・・・ひどいよぉ二人ともぉ・・・(TДT)」(しくしく)
暦(あぁ・・・可愛いなぁもう・・・このネコは♪)(ほっぺつんつん)
榊(いいなぁ・・・水原・・・うらやましいなぁ・・・)(髪の毛さわさわ)
智「ふぇぇーん・・・」
(しかしまんざらでもない智ちゃんでしたとさ)

                      終

164 :名無しさんちゃうねん :2005/11/24(木) 23:06 ID:???
以上です。榊+よみ×智はやりたくて仕方の無いシチュでしたので。
妄想の赴くままに書きました。死ぬほど反省してるので勘弁してください。

165 :名無しさんちゃうねん :2005/11/25(金) 00:29 ID:???
GJ!榊よみ×ともちゃん(*´Д`)
やっぱりともちゃんといえばあずまんが一ネコが似合うと思う

166 :ケンドロス ◆KPax0bwpYU :2005/11/25(金) 00:41 ID:???
>>164
お疲れ様です。ともがメチャメチャかわいかったっス
終始冷静な榊さんも良かった。

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