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グロまんが大王
- 1 :名無しさんちゃうねん :2004/04/12(月) 00:48 ID:???
- あずまんが大王の殺人・猟奇・グロ全般はこちらへどうぞ
お約束:
・絶対上げない!メール欄のsage確認は投稿直前直後必ずする
・作者さんを叩かない
・他のスレや板、住人さんに迷惑をかけない
・ここはグロ専門スレです。見ちゃっても泣かない文句を言わない
・あずまんがを愛する心はみんな一緒
- 201 :名無しさんちゃうねん :2004/11/06(土) 22:48 ID:???
- あ、グロ200getだ・・・
- 202 :MAD WRITER ◆UYleBl5vm. :2004/12/11(土) 22:58 ID:???
- >>190
顔。 私が是非ともナイフを入れたいね。
最高だろ? 可愛い萌えキャラが自分の手で醜く…無残な姿に出来るのだがら…。
想像しただけでも………。
- 203 :名無しさんちゃうねん :2004/12/12(日) 17:14 ID:???
- >>202
まあ、確かに自分の好きなキャラが他の奴に殺られるぐらいだったら
自分が手を下したいというのは無きにしも非ずて感じだな。
- 204 :名無しさんちゃうねん :2004/12/15(水) 14:43 ID:???
-
突然だが、ここの住人的に漂流教室(同人)はどう思う?
- 205 :名無しさんちゃうねん :2004/12/17(金) 17:20 ID:???
- >>204
あの淡々と笑いながらみんなを殺していく大阪は、
後の自分の中の大阪のイメージに強烈な影響を与えた。
- 206 :名無しさんちゃうねん :2004/12/21(火) 00:44 ID:XY7B452M
- a
- 207 :名無しさんちゃうねん :2004/12/21(火) 00:48 ID:???
- さげ
- 208 :名無しさんちゃうねん :2004/12/21(火) 00:48 ID:???
- あさげ
- 209 :名無しさんちゃうねん :2004/12/21(火) 00:51 ID:???
- あちゃ・・
- 210 :名無しさんちゃうねん :2004/12/21(火) 00:52 ID:???
- ただいま急速沈下の手続き中。
- 211 :名無しさんちゃうねん :2004/12/21(火) 00:53 ID:???
- 急速沈下終了。これで11番目。
- 212 :名無しさんちゃうねん :2004/12/21(火) 01:08 ID:???
- せっかく下がってたのに何てことしやがる!!
- 213 :名無しさんちゃうねん :2004/12/21(火) 01:18 ID:???
- もっかい
- 214 :名無しさんちゃうねん :2004/12/21(火) 02:57 ID:???
- ちょい必死過ぎない?
まあ、SS全般sage進行でいいけどね。
- 215 :名無しさんちゃうねん :2005/01/21(金) 21:13 ID:???
- グロ職人降臨キボン・・健全なんてクソ喰らえ!
- 216 :名無しさんちゃうねん :2005/01/31(月) 18:51 ID:???
- >>215
いやいや、健全な物も好きだけどたまにグロくてキツイ奴が読みたくなるんだよな〜
- 217 :名無しさんちゃうねん :2005/02/04(金) 18:37 ID:???
- ここはどうなの?
http://so.la/test/read.cgi/oosaka/038927164/l50
- 218 :名無しさんちゃうねん :2005/02/06(日) 20:43 ID:???
- どうなんだろうねえ・・・
- 219 :名無しさんちゃうねん :2005/02/12(土) 23:58 ID:???
- 他のSSスレはメインキャラ殺すなだとか規制がウザイので
此処を盛り上げたいね。
- 220 :名無しさんちゃうねん :2005/02/19(土) 04:34 ID:???
- >>219
言葉だけでなく行動で示してもらわないと。
盛り上げてみせい。
- 221 :名無しさんちゃうねん :2005/04/18(月) 22:41 ID:???
- 新作期待すーぱーさげ
- 222 :影 :2005/05/20(金) 14:14 ID:???
- 「でな、ヒタヒタって足音がするんだけど振り返ると誰もいないんだってさ」
智が机の上に座って噂話をしている。
「くっだらねぇ。そんな都市伝説まがいの怪談、どこにでも転がってるだろ」
「そやなぁ。オリジナリティにかけるなぁ。。。。20点や」
よみと大阪は毎度の智の話に呆れ顔だ。
「でもでも。事実だったら怖いじゃないですか」
「大丈夫だ・・・全部作り話だから」
かすかに涙目のちよの頭を榊が撫ぜる。
普段のお昼休み。
馬鹿な話をして笑って嘲って呆けて突っ込んで。
そう、この日まではみんな笑って過ごせたのだった。
- 223 :影 :2005/05/20(金) 14:22 ID:???
- その日、ちよと榊は体育祭の打ち合わせで帰りが遅かった。
「榊さん、逆方向なのに送ってくれてありがとうです」
「いや。ちよちゃん1人だと危ないから」
二人は公園に入る。
普段、近道として通っている公園も人気の無い暗い公園は不気味な雰囲気をかもし出していた。
ヒタヒタヒタ・・・・ヒタヒタヒタ・・・・
ちよの耳にそんな音が入ってくる。
「ひっ・・・さ、榊さん・・・な、何か音が聞こえませんか?」
「音?」
ヒタヒタヒタ・・・・ヒタヒタヒタ・・・・
人の歩く音・・・しかし、濡れた脚で歩いているような水気を含んだ音。
それが徐々に二人に近づいてくる。
「ぅぅぅ・・・これ、昼間に智ちゃんが言ってた」
「そんなことはない。大丈夫だ」
榊はちよの手をとって歩き出す。
心なしか歩くペースが先ほどよりも速い。
足音はなおもついてくる。
そして、二人は気がついた。
その足音がもうすぐ後ろに来ていることを。
- 224 :影 :2005/05/20(金) 14:34 ID:???
- 急に榊の腕が一瞬だけひっぱられる。
「え?」
榊はひっぱられた腕を見た。
先ほどちよの手を握っていたほうだ。
だが、その手の先にあったのは、鮮血が垂れ下がる肘から下のちよの手。
「ち、ちよちゃん!?」
榊は周りを見回す。
だが、周りはただの公園が広がるだけ。
先ほどの足音の気配も今は完全に消えてしまっている。
「ちよちゃん!!」
榊は公園内をくまなく探した。
だが、ちよは見つからなかった。
残されたのは、すでに温かみのなくなった小さな手だけであった。
- 225 :名無しさんちゃうねん :2005/05/20(金) 14:42 ID:???
- >>224
おお、乙!
久々にこういうのが来て嬉しい。
短くてさっと読めるんだけど、
もっと長い方が恐怖感が出ていいと思うよ。
感情のない三人称視点なのでっていうのもあるかもしれないけど。
ともあれGJ!
大阪のシビアな採点がよかった。
- 226 :影 :2005/05/20(金) 14:42 ID:???
- 「っくっくひっく」
ちよは泣いていた。
彼女がいる場所は、真っ暗な空間。
どこにも光源などないはずなのに、自分の体だけはしっかりと見ることが出来た。
そして、その右腕は、肘から下が無くなっている。
「・・・うっ・・・ぅっ・・・榊さん・・・智ちゃん・・・大阪さん・・・よみさん・・・」
痛みは無かったが、恐怖と不安が彼女の心を染めている。
「みなさん・・・どこですかぁ・・・忠吉さん・・・怖いよぉ」
「ふふ。寂しいですか?」
ちよの前に何かが現れる。
ツインテールの小さな女の子。
少女の姿もまた、この真っ暗な空間の中ではっきりと見て取れた。
「え?」
少女の姿はちよそっくりだった。
いや、同一人物と言ってもいいだろう。
「寂しいなら私が遊んであげます」
無邪気な笑顔の少女がそう言う。
同時にちよの頬に何か暖かいものがかかる。
残った左手を動かそうにも動かない。
「あっ・・・あぁ・・・あぁぁぁぁ・・・」
- 227 :影 :2005/05/20(金) 14:50 ID:???
- ちよの左腕と両足が無残にも転がっているのが目に映る。
痛みはない。
だが、それがさらに恐怖感を高めていた。
「ふふ。かわいい・・・お人形さんみたいです」
少女がちよに近寄ってくる。
ちよは不思議な力で体を押さえつけられ身動きがとれない。
もっとも、そうでなければ倒れているだけなのだろうが。
「ぃ・・・ぃゃ・・・こ・・・こないでください!」
もがこうとするがまったく動かない。
「私は・・・美浜ちよですよ〜・・・どうです?そっくりですか?」
少女はクスクスと笑う。
「ちよちゃんもみんなにちゃぁんとあわせてあげますからね。安心してください」
そこでちよの意識が途切れる。
最後に見たのは、少女の不気味な笑顔だけだった。
- 228 :影 :2005/05/20(金) 14:58 ID:???
- 「だから・・・ちよちゃんが消えたんだ!」
「もぅ、榊ちゃんたら、嘘が下手なんだから。つくなら私みたくうまくつかないと」
「お前も下手だけどな」
教室の一角が騒がしい。
「大阪。昨日の話覚えているだろう!」
「昨日〜・・・えっと、なんやったっけ」
珍しく榊があわてている。
「みなさん。おはようございます・・・どうしたんですか?」
少し遅れて教室に入ってくるちよ。
「お〜、おはよ〜・・・あのな、榊ちゃんがちよちゃんが消えた〜って騒いでるんだよ」
「私がですか?」
榊がちよに気づく。
「ちよ・・・ちゃん?無事だったのか?」
ちよの肩を掴んでゆする。
「うあぁぁぁ。ぶ、無事って・・・な、なんのことですか〜」
「えっと・・・腕・・・はある」
「はう。ありますよ〜。あ、昨日は急に帰っちゃってごめんなさいです。途中でお父さんに会っちゃって」
ちよがカバンを机に置きながらそんなことを言う。
カバンから何かが落ちる。
「そうだったのか・・・」
「まったく、榊ちゃんも心配性だなぁ・・・あれ?これ落としたのちよちゃん?」
智がそれを拾う。
目と口を縫い付けられた人形。
手足は異様に短い。
「何これ!?呪いの人形かなにか?」
「違いますよ〜・・・私のお友達です。もう1人の私といってもいいですね」
そう言ってちよは人形を受け取る。
「そう。かけがえのない・・・影なんです」
- 229 :影 :2005/05/20(金) 14:59 ID:???
- (完)
・・・↑の最後に書き込むの忘れてました
- 230 :225 :2005/05/20(金) 15:17 ID:???
- ごめんなさい、興奮して先走ってしまった・・・。
>>229
最後のちよちゃんのセリフが、結構怖かった。
けっきょく榊さんも勘違いなのかどうか分からなくて、
ちよちゃんが誰にも気づいてもらえないあたり、
ぞっとさせてくれる。
面白かった。
改めてGJ!
- 231 :(ー・∋眠)<.。oO(眠い名有り) ◆4sS6D/pkQc :2005/05/21(土) 23:00 ID:???
- >>222-224 >>226-229
久しぶりに恐怖SSが……
最後らへんを読者の想像に任せてるから、想像すると……
久しぶりに良い作品を見せてもらいました!乙!!
- 232 :花 :2005/05/22(日) 13:16 ID:???
- 「榊さんは私が好き・・・嫌い・・・好き・・・嫌い」
学校の中庭。
一人の少女が花壇の前にいる。名前はかおり。
どうやら花占いの最中らしい。
彼女の足元には大量の花びらのなくなった花が捨てられていた。
「・・・嫌い・・・あうぅ・・・何回やってもダメだ〜」
かおりが頭を抱える。
クラスメートである、憧れの榊さんとの占いは『嫌い』で終わってしまっているようだ。
「えぇぃ・・・もう一回」
花壇に埋まっていた花を一輪摘む。
そして、花びらを一枚・・・また一枚とむしってゆく。
「あぁぁ。まただめだぁぁ・・・えぇい、次」
花を投げ捨ててもう一輪に手をかける。
「あ?はれ・・・」
だが、手をかけた瞬間、かおりの目の前が真っ暗になり意識を失ってしまった。
- 233 :花 :2005/05/22(日) 13:25 ID:???
- 「ん・・・あ。あれ?ここ・・・どこだろう」
次にかおりが目を覚ましたときは、いつもとは違った感覚にとらわれていた。
身体がまったく動かない。
視線は常に上を向いている。
どうやら花壇の中らしく、視界の中には花壇の花々がかすかにはいってくる。
「どうしたんだろ・・・私」
意識も少しぼやけていて曖昧だ。
その彼女に向かって誰かが近づいてくる。
「かおりさん・・・心配ですね」
「あぁ・・・うん、そうだな」
近づいてくるのは二人。
かおりのクラスメートのちよと榊だ。
かおりも声でそれと気づく。
「あ、榊さ〜ん」
かおりが声をあげる。
「もう、行方不明になって1週間・・・警察も手がかりを見つけていないらしい」
「1週間・・・かおりさん・・・もう」
だが、榊もちよもかおりに気づかない。
二人はもう花壇のすぐそば、今はかおりの視界にもかすかにその姿は入ってきているのにだ。
「榊さん!榊さん!!行方不明って、私はここにいますよ」
かおりが必死で叫ぶが、二人はやはり気づかない。
「・・・どうして・・・私・・・一体」
- 234 :花 :2005/05/22(日) 13:48 ID:???
- 「ここ、かおりさんがよく花占いをしていた場所でしたよね」
「うん」
ちよと榊が花壇の前でしゃがむ。
かおりの視界いっぱいに二人の姿がうつっている。
「榊さん!ちよちゃん!!何で?どうして私に気づかないの?」
身体を動かそうとするが一向に動く気配はない。
「・・・花占い。してみましょうか」
「うん。神頼みも・・・いいかもしれない」
ちよのちいさな手が、徐々にかおりに近づいてくる。
ちいさいはずのその手は、かおりにはとても巨大に見えた。
「!?っっっ・・・」
突然、かおりの足元に痛みがはしる。
といっても、顔が動くわけではないのではっきりとは見えないのだが、感覚的にそう感じる。
その痛みは、まるで彼女の脚のひざから下がちぎれたような、激しい痛みだ。
「ぁっくっ」
痛みで声が出ない。
「かおりさんが」
再度、ちよの手が近づく。
「いや・・・やめて・・・」
恐怖に震え、そう懇願するがちよには届かない。
「戻ってくる」
ちよの手が花びらを一枚むしる。
「いやゃぁぁぁぁぁ」
同時に香りの手の指に鋭い痛みが走る。
「ぅっ・・・ぅっ・・・なんで・・・」
「ちよちゃん、私もやるよ」
今度は視界のすみから榊の手が近づいてくる。
「ダメ・・・榊さん・・・ダメです」
「戻ってこない・・・戻ってくる」
榊が連続で二枚の花びらをむしり取った。
「か・・・ぁ・・・」
痛みでもう叫びも出ない。
「戻ってこない・・・戻ってくる」
ちよと榊は次々と花びらをむしる。
徐々にかおりの精神は痛みと恐怖が麻痺しはじめていた。
- 235 :花 :2005/05/22(日) 13:55 ID:???
- 「戻ってこない・・・あぁ・・・終わっちゃいました」
最後の一枚をちよが取る。
かおりの精神は崩壊寸前・・・いや、もう崩壊しているのかもしれない。
痛みは感じているが、これで終わったことに安堵している彼女がいる。
「どうしましょう?」
「もう一回やらないか?」
「そうですね」
ちよが花を捨て、別な花に手を当てる。
同時に、かおりの脚にちよの手が触れる感覚。
「えっ?」
「お花さん、ごめんなさい」
ちよが花を摘むとかおりの脚にはまた激痛が。
「い、いやぁぁぁぁ・・・」
(完)
- 236 :(ー・∋眠)<.。oO(眠い名有り) ◆4sS6D/pkQc :2005/05/22(日) 20:05 ID:???
- またまたイイのキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!
素人の人でもあまり嫌悪感を感じさせないグロさが凄く良いと思います。
表現も回りくどくなく簡潔で、すらすら読めました。
GJ!
皆さん、花は大切にしましょう……
- 237 :限界 ◆QkRJTXcpFI :2005/05/23(月) 21:23 ID:???
- 影・花の感想をいただきありがとうございます。
お褒めの言葉をいただくことができ、うれしい限りです。
では。もう一本、新作を載せます。今度は短い上にちょっと方向性がちがうかもしれませんけど
- 238 :死 :2005/05/23(月) 21:23 ID:???
- 「昔な」
大阪が唐突に話始める。
「・・・私、一回死んだことあるねん」
「はぁ?」
声に出した智だけでなく、暦もちよも榊も目を丸くする。
昼休みの屋上。大阪が立ち上がり、フェンスそばまで歩いて行き外を見る。
「大阪に居たときにな、車に轢かれたんや」
「ならなんで生きてるんだよ」
「・・・聞きたいんか?」
フェンスに手をかける。
「そ、そこまで言われて聞かないわけにはいかないだろ」
智の言葉によみがうなずく。
ちよと榊はあまり乗り気ではないらしい。
「轢かれた時のことは、よく覚えてるで・・・まずは一台目にはねられてねられて飛んで壁に激突したんや」
4人はつばを飲み込む。
「でな、倒れた私の腕や脚を二台目・三台目がつぶしていったんや」
「お・・・大阪?」
「痛かったでぇ・・・右腕はな、完全にバラバラになって道路に散らばってたんやで」
4人の顔をが青ざめる。
大阪の雰囲気がおかしい。
「・・・こんな感じになっとったんや」
大阪が左手で右腕を引っ張る。
『!?』
右腕ははずれ真っ黒になってゆく。
「お、大阪・・・それ、おもちゃだよな?」
かろうじて智が声をだす。
残った3人は身動きすらとれない。
「・・・でな。そろそろこの体も無理っぽいねん」
振り向く大阪。
- 239 :死 :2005/05/23(月) 21:24 ID:???
- 「ひっ」
あまりのことにちよの目には涙がたまる。
「だからな、さよならがいいたかったんやけど・・・」
大阪の顔からは眼球が飛び出し、腹は裂け臓物が飛び出ている。
腕や脚もボロボロだ。
「やっぱ、さみしいのはいややんなぁ」
大阪が一歩歩き出す。
体の一部分が崩れだした。
「智ちゃんもよみちゃんも・・・ちよちゃんも榊さんも・・・一緒にいかへんか?」
「お、大阪!?・・・お、お前」
徐々に4人に近づいてくる。
「ホントはな。死ぬ時に一人になりたくてこっちに引っ越したんや。けどな・・・ここは暖かすぎたんや」
榊がちよをその身で抱きしめる。
「っく・・っく・・・おおさか・・・さんがぁ・・・」
「大丈夫だ。ちよちゃん・・・大丈夫」
大阪が動きを止める。
「まだみんなと一緒にいたいんや・・・ほな・・・いこか」
ちよは目をつぶる。
一瞬、微かな衝撃がその小さな体に感じられた。
「・・・ぁ」
ちよが目を開く。
青い空。白い雲・・・いつもの校舎。
大阪の姿はどこにもない。
地面に血溜りが出来ているだけだ。
「!?・・・榊さん!!智ちゃん!!よみさん!!・・・大阪・・さん・・・」
ちよを抱きしめていた榊も、隣にすわっていた智と暦も・・・その姿を消していた。
先ほどまで食べていた弁当箱だけが、その場に転がっている。
「ぁ・・・ぁぁ・・・」
ちよは榊の弁当箱を持ち上げ、胸に当てて泣き崩れるちよ。
「・・・一人残るのはさみしいねんな」
「え?」
カラン。
弁当箱が落ちる乾いた音が、誰も居ない屋上に響き・・・そして、消えた。
(完)
- 240 :限界 ◆QkRJTXcpFI :2005/05/24(火) 10:48 ID:???
- しまった・・・大阪が死ななかった理由書いてないorz
といっても、ここで書くのは野暮なのでご想像にお任せします
- 241 :名無しさんちゃうねん :2005/05/26(木) 15:40 ID:???
- シュールですなあ。こういう荒唐無稽なグロも良いですね〜
最後がどうなったか書かないところがまた想像を引き立てますね。
- 242 :(ー・∋眠)<.。oO(眠い名有り) ◆4sS6D/pkQc :2005/05/28(土) 21:15 ID:???
- またまたイイ!のキタァーーーー!!
限界さんはこーゆーのが凄く上手ですね。
本当に背筋が震えてきそうだ……
- 243 :繋 ◆QkRJTXcpFI :2005/05/31(火) 20:17 ID:???
- 「ふぅ。面白かった・・・おっと、もうこんな時間か」
暦が読んでいた本を閉じてベッドの脇に置く。
その側に置かれた時計は午前1時半を示していた。
「さぁ。寝よう」
布団に潜る暦。
と同時にけたたましい電子音が枕元から発せられる。
「ゃっ・・・って、携帯電話か」
ディスプレイには母親の名前が。
Pi。
「もしもし」
『あ、暦・・・起きてたのね。あのね、母さんもう一泊していくことになったから。お父さんによろしく言っておいって」
「はいはい。気をつけてね」
Pi。
電話を切る。
「まったく。明日の朝にでも自分で言えばいいのに」
電話を置いた直後、また着信音が鳴り出す。
またもやディスプレイには母親の名前。
Pi。
「もしもし。どうしたの?今度は何?」
暦が少しぶっきらぼうに話しかける。
しかし、今度は母親の声は返ってこない。
「もしもし?もしもし?」
『・・・ぉぉ〜・・・ぉぉ〜・・・』
「ちょ、お母さん。イタズラはやめてよ」
Pi。
電話を切って枕元に置く。
「さっき読んでた本を思い出しちゃったじゃない・・・寝よ」
- 244 :繋 ◆QkRJTXcpFI :2005/05/31(火) 20:17 ID:???
- 「・・・おはよ」
「おはよ〜って、うわ!?よみ!どうした?目の下が真っ黒だ?」
翌日、通学路で智に出会う暦。
暦は目が充血して、その目の下もくぼんだようなクマが出来ていた。
「ふわぁぁぁ。うちの馬鹿親のせいで眠れなくてさ」
「なんだそりゃ」
半分寝ながら登校する暦。
「昨日から、5回も親が変な電話してくるから寝るに練れなかったんだ」
「変な電話?」
「そ。なんか、うめき声みたいな声。ほら」
携帯の着信履歴を智に見せる。
そこには、母親の名前が6件並んでいる。
2件目以降の5件はきっちり1時間おきだ。
1時半から5時半までの5回。それ以降はまったくかかって来ていない。
「きっとこの5時半で力尽きて寝ちゃったんでしょ。まったく、娘は学校だっていうのに遊びに行って私に迷惑かけるなっての」
「よみのお母さんってそんなことする人だったっけ?」
「普段はしないけど・・・お酒でも飲んでたんじゃない?」
智が腕を組んで何かを考える。
「あれ?そういう話どっかで・・・あっ。映画だ映画」
「映画?」
「この前みたホラー映画。知り合いから7回の変な着信があって、8回目の着信で地獄に引きづられて行くっていうやつ」
「それって、エイトコール?」
「そうそう。なんだ、よみも知ってるんだ」
「昨日、本で読んだんだ・・・そうだよな。似てるよな・・・なんで、忘れてたんだろ」
エイトコール。
昨夜、暦が読んでいたホラー小説。
大まかな内容は智が言ったとおりの内容。
暦が本の内容と自分を重ね合わせる。
「・・・どうしよう。すごく似てる」
- 245 :繋 ◆QkRJTXcpFI :2005/05/31(火) 20:17 ID:???
- 「よ、よみさん・・・大丈夫ですか?」
青ざめた顔で教室にはいった暦。
異変に気づいたちよたちは、理由を聞いた。
「あ、うん。多分、お母さんたちもその映画か小説を見てやったイタズラだと思うから」
「やなイタズラやなぁ・・・でもな。6回目はかかってきぃひんやろ?ならどっちにしろあきらめたんとちゃうん?」
「確か、映画でもそうなんだよ。主人公の所には最初に5回、親しい人の名前でかかってくるんだ。で、それからしばらくかかってこない」
智があらすじを話し始める。
ちよも大阪も榊もそれを聞く。
「主人公が安心したとたんに6回目の電話がかかってくるんだ。そして、7回目8回目は」
「あのあの。電源切っておけばいいんじゃないですか?」
「映画だと、電源切ったり捨ててもダメだったけど。イタズラならそれで防げるな」
「そっか・・・うん。そうしておくよ」
暦が携帯電話を取り出し電源を切る。
念のために電池すらもはずしておいた。
「よみのお母さん明日帰ってくるんだろ?明日までそうしておいて、帰ってきたら聞いてみればいいじゃん」
「うん・・・ふぅ」
よみが少し安心したのか安堵のため息をつく。
それとほぼ同時だった。
机の上に置いた携帯電話。
電池がはずされているにも関わらず、着信音がなり響く。
「うそ」
「・・・冗談だよな。よみ」
Pi。
「え?」
携帯電話が勝手に通話状態へと変わる。
『ぉ〜・・・ぉ〜・・・ぉぉぉぉ!!』
Pi。
智が携帯を取り上げ、切断ボタン押す。
「き、きっとこの携帯自体がイズラなんだ・・・よみのお母さんもずいぶんと手の込んだことするなぁ」
- 246 :繋 ◆QkRJTXcpFI :2005/05/31(火) 20:19 ID:???
- 暦の顔が青ざめた物へと変わる。
「よみ!よみ!!大丈夫だって。な。イタズラだよイタズラ」
「でも!!」
再度の着信。7回目だ。
着信音を聞くと同時に暦はその場に倒れる。
「よみ!!よみ!!」
「っく!」
榊が携帯電話を手に取り真ん中で割る。
着信音はそこで途切れた。
「水原さんには後で私が弁償する」
そのままそれを床に置いて机の足で何度も叩き潰す。
「・・・榊さん」
「榊ちゃん過激・・・でも、たしかにこれならもう平気そうだな」
「そや。そのまま焼却炉の中にもってこ」
「大阪ナイスアイディア。丁度もうすぐ火を入れる時間だしな。私が捨てに行くから榊ちゃんはよみをお願い」
「わかった」
・・・・・・・・
「んっ・・・あれ?ここ」
暦が目を覚ました場所は保健室だった。
「そうか。私・・・倒れて」
聞き覚えのある電子音。
枕元に置かれていた暦の携帯電話から着信音が鳴り出した。
「・・・ぁ。ぁぁっ」
ディスプレイに映る母親の名前。
直後、保健室の机の上の電話までもが鳴り出す。
いや、それだけではない学校中の電話がなっているのではないかというくらい、様々な電子音が暦の周りで鳴り響いていた。
Pi
また勝手に通話状態へと変わる。
『・・・繋がった・・・』
携帯電話からはうめき声は聞こえずただそれだけ。
そして、顔を上げた暦の目の前には、一人の女性が立っていた。
「お母・・・さん」
顔面は血に濡れ、右手には巨大な鎌が握られている。
そして、その鎌は・・・
- 247 :繋 ◆QkRJTXcpFI :2005/05/31(火) 20:20 ID:???
- 大阪と智が焼却炉から保健室に向かう。
「あんな。その映画最後どうなるん?主人公助かるんか?」
「それがわかんないんだよね」
「わかんないてどういうことや?」
「最後に主人公の恋人が目の前に現れて、巨大な鎌を振り下ろすシーンで終わるんだ。まぁ、死んだんだと思うんだけど」
智が顔を上げながら言う。
「でさ、実は、主人公の恋人も同じように死んでるんだよね」
「ん?」
「映画の中で語れたわけじゃないから憶測なんだけど、この呪いかなにかで死んだ人間の携帯電話の電話帳から次のターゲットが」
「いややなぁ。それ、いつか携帯持ってる人間が全員死ぬやんか」
二人で救いようのない話だなと考えながら廊下を進む。
その時、智のスカートのポケットから電子音が鳴り出す。
「誰だろ」
携帯電話のディスプレイ、電話をかけてきた相手の名前が出る。
そこにはこう書かれていた。
−水原暦−
(完)
- 248 :限界 ◆QkRJTXcpFI :2005/05/31(火) 20:21 ID:???
- 影・花・死に続く4作目です。
この繋という字。繋がりなんですけど・・・二つの意味をもたせたんですが。
伝わらなかったかもw
しかも、元ネタばればれだし。
某、ホラー作品です。あはは・・・
でわ、また
- 249 :名無しさんちゃうねん :2005/05/31(火) 21:59 ID:???
- >>248
「着信アリ」・・・か・・・
- 250 :名無しさんちゃうねん :2005/05/31(火) 22:17 ID:???
- いや、上手いと思うんですけどグロというよりも
怖い話の方に投下した方が良かったんじゃないかなーて思いました。
グロシーンなんてあっさりしてて嫌味が無いし(良い意味で)。
- 251 :名無しさんちゃうねん :2005/06/01(水) 00:25 ID:???
- >>248
乙です。
元ネタはすぐに分かりましたが、それでも上手くあずキャラを当てはめてると思います。
こちらにも是非〜
きのうものすごい、恐ろしい体験をした
http://so.la/test/read.cgi/oosaka/029651318/
- 252 :獣 ◆QkRJTXcpFI :2005/06/02(木) 19:16 ID:???
- 「榊さん、今日はどっちに行きましょうか?」
「じゃあ・・・こっちにしよう」
ちよと榊、そして忠吉とマヤーがいつものように散歩をしている。
これは毎日の日課として二人と二匹は道を進む。
夕焼けが徐々に沈み、高台からみる街が真っ赤に染まる。
「綺麗ですね」
「あぁ」
天気のよい日にしかみることのできない景色。
「ん?あわわわわ。忠吉さんダメですよ〜」
「マヤー!」
草むらに落ちていた何かを二匹は食べていた。
黒い何か。
二匹はそれを食べきってしまった。
「ぁぅぅ。いったいなんでしょう」
「多分、蛙とかだと思う」
「カエル!?もう、ダメですよ!忠吉さん!!」
「マヤーも。落ちているもの・・・特に生き物をそのまま食べるのはダメだ」
二人は二匹をしかる。
頭のよい二匹だ、二人が言ったことを理解したのだろう。
頭を下げて、反省の意を見せる。
「ふぅ。じゃあ、帰ろうか」
「はい!」
二人の後ろに二匹がついて歩く。
徐々に太陽は沈み、暗闇が街を支配する時間がやってくる。
- 253 :獣 ◆QkRJTXcpFI :2005/06/02(木) 19:16 ID:???
- 「おじゃましま〜す」
今日は土曜日。
ちよちゃんのうちに、いつものメンバーが集まって勉強会だ。
ただ、榊とちよの顔だけは少し暗い。
あの日、散歩の途中で何かを食べた忠吉とマヤーの調子が悪いのだ。
獣医につれて行ったが、原因は不明だった。
「なぁなぁ。忠吉さんおらんのか?」
「え?」
普段は庭かちよの部屋にいる忠吉。
大阪が言ったとおりにどこにもその姿は見えない。
「マヤーもいないな」
暦が部屋を覗いてそう言う。
「・・・ちよちゃん」
「あ、朝はいましたよ?」
「脱走はしないだろ?あの二匹、榊たちに懐いてるし」
「よっしゃー!!忠吉とマヤーの捜索だー!!」
ちよの家はでかい。
とはいえ、小さなマヤーとは違って、大きな忠吉なら簡単に見つかるだろう。
「どこに行ったんでしょう」
「私は・・・外を見てくる・・・ちよちゃんたちは家の中を」
「はい」
榊が外に出る。
「それじゃあ、私は・・・隣の部屋をみてこよっと」
智はちよの部屋の隣の部屋のドアを開く。
「・・・っ!?」
部屋の中を見て、声にならない悲鳴をあげる智。
なんとか、部屋の外にいる暦たちに知らせたいが驚きで声があがらない。
そして、彼女は何者かに部屋の中に引き釣りこまれてしまった。
- 254 :獣 ◆QkRJTXcpFI :2005/06/02(木) 19:17 ID:???
- 「とも〜・・・そっちにいたか?」
一階を見ていた暦が二階にあがってくる。
「あれ?とも?」
ともが探すと行っていた部屋のドアを開く。
「!?・・・とも!!!」
暦が部屋の状況を見て叫び声を上げる。
その声を聞きつけた他のメンバーが部屋に向かってくる。
「どうしたんですか?」
「ともが怪我でもしたのか?」
「・・・忠吉さんおったん〜」
「お前ら来るな!!・・・うっ。うわぁぁぁ!!!」
部屋の外。
ちよたちには部屋の中は見えない。
尋常ならざる事態と把握した神楽が真っ先に部屋の中に入る。
「うっ」
あまりの状況に神楽の顔がゆがむ。
「どうしたんですか?」
ちよと大阪もその後に続いて部屋に入ってくる。
「見るな!」
部屋の中が見えないように、神楽がちよの体を抱きしめる。
しかし、一瞬遅かった。
「え?」
「なんや・・・あれ」
3人の前。
そこには熊ほどの大きさの真っ白な犬と牙と爪の光る巨大な猫。
二匹とも、口の周りと足元を真っ赤に染めていた。
そして、足元には真っ赤な液体の中に身を沈める二人の少女。
「とも・・・ちゃんと・・・よみさん?」
先に部屋に入っていたともとよみの身体。
四肢は切断され、内臓が飛び散っている。
二匹の獣はその二人の身体を一心不乱にむさぼっている。
- 255 :獣 ◆QkRJTXcpFI :2005/06/02(木) 19:18 ID:???
- 「忠吉さんや・・・忠吉さんとマヤーや」
大阪の言ったとおり、二匹の獣は忠吉とマヤーにも見えなくもない。
「うそだろ。なんで」
神楽がちよを抱きしめたまま一歩さがる。
「っ!!大阪!!そこをどけ」
「へ?」
大阪が横を向いた瞬間、その首が宙を舞う。
真っ赤な鮮血を撒き散らしながら廊下を転がる首。
「・・・何かあったのか?」
外から戻ってきた榊が階段を上ってくる。
「榊!!逃げろ!!ちよちゃんを頼む」
神楽はちよを榊の方に投げ、榊が抱きとめる。
乱暴なやり方だがそのおかげでちよは死を逃れた。
神楽の胸をマヤーの腕が貫き そのまま先ほどまでちよが立っていた場所にまで爪が伸びている。
大阪の首を刈ったそのままの勢いで神楽の方に飛んできたようだ。
「・・・マヤー?」
「榊さん!!榊さん!!みなさんが」
ちよを抱きしめたまま、階段を下りる榊。
「どうなってるんだ」
「わかりません。わかりません・・・」
ちよは涙を流し続ける。
階段に背を向け、玄関から出ようとしていた二人の背後。
何かが上から落ちてくる音がする。
恐る恐る振り返る二人。
「!?」
そこには、胸に巨大な穴の開いた神楽の体。
「かぐら・・・さん。うっ」
ちよがその場に四つんばいになり、嘔吐する。
屋敷の中にむせ返るような血の匂いが充満している。
- 256 :獣 ◆QkRJTXcpFI :2005/06/02(木) 19:22 ID:???
-
榊が顔をあげると、階段の上から忠吉が二人を見下ろしている。
その足元には、大阪の頭が。
「春日さん・・・神楽・・・」
榊が顔を背ける。
その一瞬に忠吉は飛び出し、榊にその巨体をぶつけ吹き飛ばす。
「っ・・・ぐっ」
ドアにぶつかりその場に崩れ落ちる榊。
うつぶせに倒れ、その目の先にはまだ動くことの出来ないちよの姿。
「がっ!」
その榊の頭を何かが踏みつける。
マヤーだ。
マヤーの前足が榊の頭を踏んでいる。
つぶさず、逃げられない程度の強さで。
「ま・・・マヤー」
呼びかけるがマヤーは何の反応もしない。
視線をちよの方に戻す。
動けないちよの上に忠吉が覆いかぶさる。
「ちよちゃん!」
「・・・ぇ?」
榊には見えた。
忠吉の生物のものとは思えない、先が鋭くとがり長く巨大なペニスが。
それが、一気にちよの小さな膣に突き入れられる。
「ぁっ・・・ぁ・ぁ・ぁ」
ちよの目が見開かれる。
巨大なペニスは、処女膜だけではなく膣そのものを裂き、ちよの身体に進入してゆく。
「ちよちゃん・・・くっ」
榊が顔をそらそうとするが、マヤーに押さえつけられそれもできない。
目を瞑るが、目に焼きついた友の姿が鮮明に映る。
- 257 :獣 ◆QkRJTXcpFI :2005/06/02(木) 19:25 ID:???
- 「・・・マヤー・・・忠吉さん・・・どうして」
マヤーの顔は榊からは見えない。
忠吉は、すでに事切れているちよを未だ犯し続けていた。
それがどれだけ続いていただろうか。
5分か10分か。もしくは1時間か。
榊のあらゆる感覚はすでに麻痺し始めていた。
全く動かなくなった榊。
その頭からマヤーが足をどける。
「ぁ・・・くぁっ」
そして、後ろ足で砂をかくように榊を吹き飛ばす。
強く壁に叩きつけられ身体のいたるところから血を噴出す。
榊は呆然と自分の身体を見る。
上半身と下半身が別れ、上半身は壁に張り付き、下半身はその下で倒れている。
「・・・夢・・・これ・・・は・・・夢・・・なんだ」
榊の視界が徐々に狭く暗くなってゆく。
最後に彼女が見たのは、マヤーの巨大な口だった。
(完)
- 258 :限界 ◆QkRJTXcpFI :2005/06/02(木) 19:29 ID:???
- 前回、いままでもグロ少なかったの、まったくなかったのを反省して
今回はグロだらけです。
けど、書いてて思いました。
表現力が乏しいなと。
本当はもう少し別な展開を考えてたんですけど、表現力の乏しさであえなく断念。
精進します。
次回はホラーの予定。教えていただいた恐怖スレの方に書き込みます
- 259 :名無しさんちゃうねん :2005/06/03(金) 16:51 ID:6la8P6fo
- すげーーーーーーーーーーーーー
- 260 :名無しさんちゃうねん :2005/06/03(金) 19:06 ID:???
- >>259
頼む、上げないでくれ。
- 261 :名無しさんちゃうねん :2005/06/03(金) 19:35 ID:???
- アチャー
- 262 :限界 ◆QkRJTXcpFI :2005/06/03(金) 20:09 ID:???
- あがってる〜・・・;;
- 263 :名無しさんちゃうねん :2005/06/03(金) 20:11 ID:???
- 本文だけでも最新9件から消しますか。
- 264 :名無しさんちゃうねん :2005/06/03(金) 20:20 ID:???
- 沈降中。ご注意ください
- 265 :あずまんが王子 ◆N1Y4rpky/o :2005/06/03(金) 21:16 ID:???
- とりゃー
- 266 :(ー・∋眠)<.。oO(眠い名有り) ◆4sS6D/pkQc :2005/06/05(日) 22:21 ID:???
- 本当、限界さんの恐怖系SSはすごいなぁ……
- 267 :名無しさんちゃうねん :2005/06/08(水) 00:41 ID:???
- おりゃー
- 268 :時雨 :2005/06/19(日) 01:23 ID:???
- {壊}
「孝弘すごい似合ってるわ」
部屋の中に一人の女と一人の男がいる
男の体にはたくさんの傷があり目は片方無い
そして男性器には先の鋭いかんざしが二本刺さっている
男はかすれた声で言う
「みなも許してくれ・・
もう・・・・やめてくれ」
女は答える
「孝弘がいけないのよ、
あんな女と浮気なんかするから・・・」
「にゃも、もうやってたの」
部屋の中にもう一人女が入ってきた
女は大きめの紙袋を持っている
「あっゆかり、来たの」
「来たのじゃないわよ。本当にあんたはいつも急なんだから・・
あとこれ持ってきたよ」
「ありがとう」
紙袋の中にはのこぎり・ドライバー・ネジ・カナヅチ・・・・・
いろいろとあった
「孝弘・・・たっぷり、可愛がってあげる」
初めからいた女は
優しくそして冷酷な笑顔でそう言った
- 269 :時雨 :2005/06/19(日) 01:24 ID:???
- それから何時間たったのだろう
部屋の中には
歯が無く
四肢の無い
釘を打たれ
皮を剥がれた
男だった肉塊と
二人の女がいた
肉塊の無くなった四肢からはネジや釘が飛び出し
爪は無かった
「ゆかり、私学校行って硫酸持ってくる」
「うん」
「心配なんかしないでよ、初めてじゃないし」
「心配してほしーのかね」
「そんなわけないでしょ!
じゃあ、待ってね」
「じゃあね」
- 270 :時雨 :2005/06/19(日) 01:28 ID:???
- 部屋の中に女一人と肉塊になってからしばらくして
女は呟いた
「あんた運が悪いねぇ〜
にゃもと出会って、付き合って、浮気して・・・・・
どこで一番間違えたと思う?・・・・・・・」
その呟き、疑問は答える人のいないまま消えていった
「にゃもは彼氏を三人も殺した。これで四人め・・・
私、全部見てきた。ゼンブ・・・
にゃもは私の親友なの・・・ふざけたりするけど親友なの
・・壊したくないの・・壊れたくないの・・・
でも・・・もう・・壊れてるだろうな・・・・」
女の呟き、女の叫び、女の心は、やはり冷たい空気の中
消えていった
- 271 :時雨 :2005/06/19(日) 01:30 ID:???
- 下手なのと誤字脱誤があったらすいません
眠い〜
- 272 :名無しさんちゃうねん :2005/06/19(日) 20:00 ID:???
- うーん、奴らが加害者側ってのがどうもなあ
何がなんでも傷つけたくないって感じか。
なんかね、原作では平和そうな奴らが思いっきり悲惨な目に合うのが
面白いとこなのになあ、まあ個人的な考え方だが
- 273 :名無しさんちゃうねん :2005/06/20(月) 20:26 ID:???
- >>271
乙…
- 274 :名無しさんちゃうねん :2005/07/10(日) 08:46 ID:???
- もっと悲惨に・・あうのは奴らで
- 275 :名無しさんちゃうねん :2005/08/08(月) 02:07 ID:???
- 誰もいない。投稿するなら今のうち。
よみともイカレヴァージョンでつ。エロ猟奇でつ。かなり長いでつ。
「あんたが私から智をとるから」
手に血と脳漿の滴る大振りの金属バットを持つ女。彼女の名は水原暦。
「だからあんたがいけないんだよ」
彼女の少し厚めの眼鏡の奥の双眸に映っているのはほんの数分前まで男だった・・・肉隗。
その頭部は原型をとどめていない。ごっそりともっていかれた脳漿の殆どは暦の握るバットに付着していた。
「あ・・・あぁ・・・」
そしてその肉隗の傍らには目の前のあまりの惨状に恐怖し、全身を震わせながら失禁している女がいた。
滝野智。彼女は一年ほど前から傍らの肉隗となった男と交際していた。そして・・・その男を叩き殺した目の前の
水原暦とは幼馴染みであり・・・また男と交際する以前までの交際相手でもあった。同性愛。そんな二人を周囲は
白い目で蔑んだが、交際していた頃、智は幸せだった。暦を愛していた。そしてそれは暦も同様であり、二人は何度か
肉体関係まで持った仲だった。しかし、智は男に出会ってから、初めて「男」という生き物に恋をした。頭脳明晰、
容姿端麗、それでいて慎ましく、物静かで心優しく、他者からも信頼される、落ち度の無い男。しかもその男が、自分を
愛していると言ってくれたのだ。男のその言葉には、一片の嘘もなかった。男は智を曇りなく愛し、智も男を愛した。
暦への愛にも劣らない程に。智はかつてボンクラなどと言われた自分の様な社会的長所の無い女を愛してくれた男を選び、
暦と別れた。別れの日の暦の瞳はほんの少し突くだけで壊れてしまいそうな、ガラス細工のような狂おしい程の哀しみを
携えていたのを、智はよく覚えている。そして、数年ぶりの、最悪の結末を伴っての再会が、今の状況である。
- 276 :名無しさんちゃうねん :2005/08/08(月) 02:11 ID:???
- 「待っててね。智。すぐ終わるから。」
血で濡れた手で智の顎を軽く持ち上げ、接吻する暦。
「よ・・・よみ・・・ひっ・・・く・・・。」
長い接吻の後、泣きながら暦の愛称を絞り出す智。そんな智を見つめる暦の瞳は先刻の男を睨み付けていた瞳とは全く、
根源から違う程に温かいものだった。この惨状で、智が大声を出さなかったのは恐怖の為では無かった。暦の温かすぎる瞳に
抗えなかった為である。暦は再び肉隗に向き直り、さらにその肉隗を殴りつけた。言うまでもなく、男は既に絶命している。
だがそれでも暦は、肉隗への撲撃を止めようとはしなかった。臓腑が飛び散り、肉が潰れ、骨が砕ける音。それに重なる、暦の怨み言。
「あんたが」ボギッ「私から」グシャッ「智を」べギッ「とるから」ゴシャッ
先刻と同じ言葉を、より強い怨念をこめて発する暦。肉隗が更に形を変えていく。
「だからあんたがあんたがあんたがあんたがあんたがあんたがあんたがああぁあぁっ!」
暦の猛烈な咆哮。凄まじい勢いでバットが叩きつけられ、肉隗が完全に四散する。と、遂に関を破ったかのごとくー・・・
「ヴゲえェぇぇええぇエぇっっ!」
智が嘔吐する。暦がバットを路上に投げ捨て、思い出したかの如く智を振り返る。やはり先刻の、温かい瞳で。その顔に広がっているのは
笑み。こびり付いている返り血を拭えば、国宝にもなりそうな、残酷なまでに美しすぎる笑みを暦は浮かべていた。
- 277 :名無しさんちゃうねん :2005/08/08(月) 02:17 ID:???
- 「・・・かっ・・・はっ、ゲホッ・・・。」
嘔吐物がまだ口の中に残っている智に、暦が歩み寄る。
「智・・・。」
耳元まで口を近づけ、智の名を囁く暦。身を震わせる智。
「ひっ・・く・・・。よみぃ・・・何でなんだよぉ・・・。」
「何で・・・?」
その言葉には猛烈な怒気が含まれていた。と、次の瞬間、智は天地がひっくり返る感覚を覚えた。押し倒されたのだ。服を剥ぎ取られ、パンツが下ろされていく。
襲われる。智はすぐに理解した。抵抗を試みるも、凄まじい力で押さえつけられ、全く動く事ができない。目の前にはやはり美しく、且つ残酷な笑みを浮かべた
暦の顔があった。先刻の温かい笑みにも似ているが、違う。強すぎるのだ。温もりが、強すぎる。それ故に、優しさを通り越し、残酷な笑みが狂気を帯びて彩られていた。
「やだっ!やめてよみっ・・・!?ギャッ!」
暦が智の前髪をひっつかみ、智の後頭部を路上に打ち付けた。何度も。
「ねえ。智。どうしたの?―あぁ、そうか。あの男に毒されたのね。私からあんたを奪ったあのくそ男。でも安心して。もうあの男はいないから。グチャ味噌にしてやったから。」
智は朦朧とする意識の中で暦の利己主義で尚且つ理不尽な、質だけは優しい声を聞いていた。頭部への撲撃はいつ止むとも知れず・・・―しばらくして智は、自分の股を無理矢理
まさぐられる感触に意識を持ち直した。
「へえ・・・ラブホ行ってきたんだ。あの男の精液?うわ・・・きったねえ色。なんで男の精液ってこんな濃い色してんだろうね。膣液はもっと薄くて透明で透き通ってて・・・」
「ひっく・・・やめっ・・・やめ・・・て・・・よみっ・・・。」
「ねえ、智。知ってる?トンボのオスは交尾の時にメスの子宮ん中の他のオスの精液を一度全部掻き出してから交尾するんだって・・・さっっ!!」
「ひぎっ!?」
暦の語尾の跳ね上がりに合わせ、智の体も逆海老反りの形に跳ね上がった。暦の指が。手首が。肘までもが回転しながら智の膣内にめり込んでいく。力任せに、自分の腕をねじ込んでいく暦。
膣口からは精液混じりの血が大量に溢れ出ていた。
- 278 :名無しさんちゃうねん :2005/08/08(月) 02:23 ID:???
- 「あ・・・グ・・・ひグああっ・・・あが・・・あがが・・・。」
激痛に身を震わせる智。快楽など無い。あるのはただ激痛だけである。暦の腕が自分の子宮内で蠢いているのが分かった。
掻き出す。宣言したその行為に偽りはなく、暦は智の膣内に腕を入れ、子宮を破壊せんばかりの勢いで掻き回し、
そして腕を外に出して掻き出した精液を捨て、再び腕をねじ込む。何度もその作業を繰り返していた。
「可哀想な智・・・あんな男に汚されて。私の智。私の智。私の智。私の私のわたしのわたしのわたしわたしの
ワタシワタシワタシノともともともともともともともともとも。」
暦は壊れたゼンマイ玩具さながら、智の名を呼び続けた。そして―・・・
「うが・・・うぐがが・・・ふぐっ・・・!?」
右手は子宮内、左手で智の後頭部を抱え、再び接吻する暦。深い、ディープキス。
「ぁあ・・・智・・・美味しい・・・。」
智の舌は完全に暦の舌に絡めとられ、なされるがままだった。腹部の激痛と、舌を這う感触。勝るのは激痛の方である。
智は白目をむき、苦悶を漏らす。その苦悶を漏らすという行為すら、暦の接吻によってまかりならぬものになっていた。
腹部から全身へ。智は暦に肉体の全てを支配される錯覚を覚えた。そして・・・
- 279 :名無しさんちゃうねん :2005/08/08(月) 02:27 ID:???
-
「食べちゃいたい。」
「ぅっえ・・・?」
「我慢しなくていいよね?学生の頃は私の方が散々我慢してたんだから・・・。」
「は・・・ぇ・・・?よみ・・・何言ィっっっっっっ!!!!!!!」
智の腹部を今まで以上の猛烈な激痛が襲った。瞬間、何をされたのか全く理解できない智。暦の手が、子宮膜を鷲掴みにしていた。
そして、一気に力を込め、智の子宮膜をぶちぶちと引き千切ったのである。智の子宮内が、鮮血で溢れかえった。
「智の中はどんな味なんだろう・・・。」
「っは・・・ひゃげっ・・・げぐげごぎぐぁぁぁ・・・ああ・・・!」
智の蛙のような苦悶の声と同時に、血まみれの暦の腕が膣口から抜き出された。手に握られている血だまりの肉隗。智の子宮膜である。
暦はそれを甘美な表情を彩る自分の顔に近づけ、口まで運んだ。食っている。智の子宮を、肉を暦は食っているのだ。ぐちゃぐちゃという音をたて、
さも美味そうに智の肉を食っているのである。
「―・・・ぁあ・・・。やっぱり美味しいわ・・・。ごめん智。止まらないわ。」
「・・・あ・・・ああ・・・あへへ・・へはっ・・・ふへへへへへへはへはへはへは。」
身に降りかかるあまりの惨状に、痛みすら忘れ、遂に智は発狂した。そんな智を見て、絶頂を迎えたかの様な異常な笑みを浮かべ、悦に浸り狂い喜ぶ暦。
「―・・・あぁ、智・・・。そんなに喜んでくれるなんて・・・もっとあんたを食べたいな・・・。」
「ぅうぇへふへへへへ・・・私も・・・私もよみを食べたいなぁ・・・ふへっ・・・へははは・・・。」
涎を垂らしながら、暦の顔に両手を伸ばす智。
「・・・智・・・。嬉しい・・・。私たち・・・ずっと一緒よね・・・。」
涙を眼鏡の奥の双眸から迸らせ、喜びの声を上げる暦。
「うん・・・私も食べて・・・智。」
「へははは・・・うぇへへへ・・・よみ・・・嬉しいイイイイなぁぁああへへへへ・・・。」
暦は自分の膣口に手を入れた。自分が智にしたように。そして自分の子宮まで腕を押し込み、子宮を抉り出した。・・・自分が智にしたように・・・。
「食べて・・・智・・・。」
抉り出した自分の子宮を智に差し出す暦。苦痛など感じてはいない。そこにあるのは狂気なる快楽。
「うえへへ・・・。美味しそぉぉおおおぉ・・・。」
差し出された子宮を口に運び、これ以上ない程に美味そうに頬張る智。そこにあるのも狂気なる快楽。肉を食い合い、膣口から溢れ出る鮮血を飲みあう。
それでもお互いに感じているものは狂気なる快楽のみである。二人だけの宴は続いた。いつ終わるとも知れずに。
「智・・・。」
「よみ・・・ふへへ・・・。」
- 280 :名無しさんちゃうねん :2005/08/08(月) 02:30 ID:???
- 数時間後。通報を受け現場に駆けつけた警察官の全員が、現場のあまりの惨状に嘔吐したという。
遠くから見ればそれが何なのか分からないほどに路地裏に粉々に四散した男の肉片。しかし、
そちらの方はまだ可愛い物で、もう一方には二人の女の惨殺死体があった。互いの生殖部から
波紋を広げたかのように抉られ、無くなっている肉体。また不気味なのは、それほどまでに遺体が
損傷しているにも関わらず、血液が殆ど見受けられない事だった。後の司法解剖で、互いの胃袋から
それぞれの肉と血液が検出され、「殺し合い、食い合った」という前例のない異常な事件に、都警は震撼し、
表沙汰に出すことなく、事件を風化させた。そして、現場に居合わせた警官達を最も凍り付かせた要因は、
互いの死体が笑っていた事だった。満足気に、狂気の笑みを浮かべ、互いの生殖器をまさぐり合う形で、狂い死にしていたという。
そう・・・狂おしいほど満足気に・・・。
以上です。長々とスマソ・・・。
- 281 :名無しさんちゃうねん :2005/08/08(月) 08:06 ID:???
- いいよ〜GJ!!
やはりグロまんが大王はこうでなくては!
子宮膜が・・・ていうシーンはマジで痛そうでしたね。
読んでてこっちがムズムズするような表現は良い。
でも、もっと智を痛ぶって欲しかったかも。
- 282 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/08/08(月) 09:51 ID:???
- 子宮を・・・前例のない描写が新鮮で、そして頭にジーンと来ました。
乙!
- 283 :風児 ◆/wWsK88k :2005/08/09(火) 02:24 ID:???
- 感想ありがとうです。書いたヤシです。とりあえず
コテを名乗ってみることにしますー。
このスレが寂れてしまうのは悲しいので・・・
このスレが活性化する糧になれれば・・・なんて思ってます。
他の有力な書き手さん達も戻ってくるといいなー。
>もっと智をいたぶる・・・
かなりいたぶったつもりだったんですけどねー・・・。
このスレの少数精鋭の方々を満足させるにはまだまだヌルいって
事ですかー。精進します。
・・・智が好きだから何かブレーキかけちゃってたのかも。
- 284 :名無しさんちゃうねん :2005/08/14(日) 01:30 ID:???
- いつの間にやら作品が!
読んでてマジで吐き気を催しました・・・。
>風児氏
GJです。是非頑張って下さい。
- 285 :(ー・∋眠)<.。oO(眠い名有り) ◆4sS6D/pkQc :2005/09/18(日) 20:09 ID:???
- うわー!今まで無かったシチュエーションキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!
とにかくGJ!
- 286 :風児 ◆iQwkicAw :2005/10/23(日) 18:28 ID:???
- ハハ・・・偉そうにコテ名乗って
おきながらネタナッシングで
はや数ヶ月・・・。
とりあえず聞いてみます。
被害者は誰がよろしいですか?
- 287 :風児 ◆iQwkicAw :2005/10/23(日) 18:30 ID:???
- アレ・・・?コテの横の文字が変わってる・・・。
よくわからんですなぁ・・・。無知でスマソ・・・。
- 288 :名無しさんちゃうねん :2005/10/23(日) 20:33 ID:???
- >>286
>>161-169の続きを書いて見せてくれませんか?肝心なところで完結してしまっているので(要するに被害者はゆかりちゃんで)・・・
- 289 :名無しさんちゃうねん :2005/11/07(月) 19:54 ID:???
- 風児さん、昔は「他人の設定を使うN」さんという方がおられたようですし、>>288さんが言うのを
やってみても特に問題無いと思いますよ。
- 290 :名無しさんちゃうねん :2005/11/19(土) 18:28 ID:???
- 「風児」さん、いらっしゃらないんですか?
- 291 :風児 ◆iQwkicAw :2005/11/19(土) 22:57 ID:???
- ぬぉっ!すみません実は>>287のカキコしてから
PCの不具合でネットに繋がらない状態になってたんです・・・。
先日直った次第で・・・。
まだ書いてないんですが・・・わかりました。
ゆかりちゃん受けで・・・いってみます。
- 292 :風児 ◆iQwkicAw :2005/11/21(月) 02:12 ID:???
- 投下しますね。お気に召すかどうかは分かりませんが・・・。
長髪の手がゆかりの秘所へと伸びた。手に握られているのは手術用のメスである。
「そうそう、この人見えないけど医学部なんだって。」
「一言余計だ。」
智の呑気な説明、長髪とのやりとりなどもはやゆかりには聞こえていなかった。
「おぉらよっとぉっ!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
秘所に走る激痛。秘所の内肉をメスがえぐりとっていく。鮮血がブシュブシュという
音と共に噴出す。すでに男達の目的は強姦ではなかった。数知れない程に犯して
きた女、大阪、そして智を介し、男達の性情はもはや人間の「性欲」の向こう側にある
「狂欲」に達していた。今の男達の射精に必要な「要素」は、挿入によって
もたらされる快楽ではなく、女という生き物を痛めつける事によってもたらされる、
強烈で残忍なサディスティックな行為だった。
「ぎゃはははははははははっ!」
男達の爆笑。中には、ゆかりの悲鳴を聞きながら陰茎をしごき始める者までいた。
智はといえばただ立ち尽くしているだけだった。その表情に何を浮かべていたのか、
ゆかりには朦朧とする意識と目を覆いつくす血涙の為に見える事は無かった。
男達の行為はもはや「尋常」の数倍による「異常」ではない。「異常」の数倍である。
ゆかりは秘所に繰り返される狂行によってもたらされる激痛のせいで、何度なく意識を
失った。しかしその度に男たちから頭に熱湯をかけられ、否でも意識を取り戻して
しまう為、気絶させてはくれなかった。
気を失ってしまえば。いや、いっそ死んでしまえば。あるいは狂ってしまえばどれ程
楽になれるか。そんな思いばかりがゆかりの脳内によぎり続けた。
「殺・・・して・・・。」
ゆかりの選んだ選択肢はそれだった。喉から声を出せた事が、ゆかり自身も
不思議だった。死を望む哀しい懇願。男に届くはずが無いと分かっていても、
それは人間の本能のなせる業であった為に、噤むことはできなかった。そして―
「殺し・・・おげっ!」
長髪の拳がゆかりの鼻先に炸裂し、鼻の血管が切れ、鼻血が噴出する。
「煩えな。このメス豚が。豚が人間様にお願い事すんのか?あぁ?テメェセンコーやってんだろ?そんぐれぇ理解できるだろぉがよォォォォっっ!」
「おげごっ・・・ぐべぼっ・・・やへ・・・やめへ・・・ぶげっ・・・。」
秘所の激痛に加え、顔面への撲撃。意識を失えば、頭に熱湯をかけられる。
逃げ場の無い生き地獄。その最中にあっても哀しいことに、ゆかりは狂うことが
出来なかった。
- 293 :風児 ◆iQwkicAw :2005/11/21(月) 02:13 ID:???
- 「やれやれ・・・。こっち(秘所)はもう使い物になんねぇなぁ・・・。」
「この女でけー胸してんじゃん。やるならこっちだろ・・・。」
「へへ・・・そりゃいいな。」
「ぐへへへへ・・・。」
長髪の取り出した物。それは手術用の縫合針だった。長髪はそれを手に取り、
また他の男達も、そして智もそれに続いた。男達が何を行おうとしているのか。
ゆかりは認識した。いや、してしまった。男達曰くの「使い物にならなくなった」
秘所も、皮肉な事にその生理現象を成し遂げていた。ゆかりはこれから行われんと
する狂行を想像し、恐怖に震え、失禁していた。だが男達は、失禁するゆかりをみて、
さらにその異常な加虐心を震わせ、下卑た笑みを浮かべていた。―長髪がゆかりの
乳房へと手を伸ばした。
「あ・・・あぁっ・・・ああああああああああっ!」
ゆかりの震えが最高潮に達した。がくがくと全身を震わせ、首を振る。
「へっへっへっへ・・・。」
つぷっ・・・
―鋭い痛みが電撃の様に走った。生々しく、じわりと広がる激痛。
「!!!!!・・・ああああああああっっ!痛いっ!痛いぃぃぃっ!いだぃぃっ!」
「ひゃははっ!痛いだぁ?分かってるよんな事。だからやってんだろがっ!
ぎゃはははははっっ!」
「次俺なー。さぁー・・・いくよゆかりちゃーん。」
「ぎゃははははっ!」
「ぎぃぃぃゃあああああああぁぁぁっ!」
乳房から血が滴り落ちる。秘所をえぐられる痛みに比べれば、大したことはない。
だがそれは逆に、ゆかりの意識を、顔面を殴られることによって半ば麻痺していた
痛覚を呼び戻すことになった。秘所の痛み、熱湯による火傷の痛み、顔面を殴られた事
による打撲の痛み、全てが舞い戻ってしまった。再び襲ってきた、生き地獄。
ゆかりは全身を痙攣させながら悶え苦しみ、蛙のような悲鳴を上げ、泣き叫んでいた。
・・・果たしてそれは長髪の計算の範囲だったのか、それとも偶然のなせる業だったのか・・・。
- 294 :風児 ◆iQwkicAw :2005/11/21(月) 02:14 ID:???
- 「おい、智。お前もやれや。」
長髪をはじめ、男達が一回りゆかりの乳房に裁縫針を刺し終えたところで、
長髪が智に促した。
「―・・・。」
智は黙していた。そして何故か自分でもその理由が理解できなかった。
自分はゆかりを売った。自分自身の為に、ゆかりを売った。
それは人間として当然の事で・・・人は誰しも我が身が可愛いものなのだ。
自分の為に他者を食い潰す事は、必ずしも罪であるとは限らない。
ゆかりを売らなければ、悔しくても、どんなに恥知らずで罪深い事であっても、男達を、
たとえそれが自分を不幸にした男達であっても、その男達を頼らなければ、死ぬのは
自分だけだ。男達に犯されたという事実だけが残り、ただみじめに死ぬだけだった。
だから、自分は男達に従属した。今までだって、高校時代だってそうして自分の立場を
守ってきたのだから。智は、幼馴染と、一緒に行動していた友人達と、常に一緒にいるようにしていた。頭の悪い自分は、誰かと一緒にいる事で持ち味が出せるのだという事を
本能的に理解していた。自分の生きる術。それは従属する事。哀しい事だが、
智は馬鹿なりにそれを理解していたのである。
・・・従属する為にはゆかりを売らなければならなかった。あの時は、それが最善の
道だと思った。結果として自分は今こうして生きている。決して悪い判断では
なかったのだろう。
―だが・・・智は、大阪の事を考えた。男達に犯され、絶望し、そして・・・
孤独にただ独りで自殺した友人。誰も巻き込まなかった。いや、結果として智は
巻き込まれてしまったが、それはあくまでも偶発的なものであって、大阪のせいでは
無かった。だが・・・自分はどうか。生きるためのエゴイズム。その為にゆかりを故意に
巻き込んでしまった。生きる為に他者を食い潰す事は罪ではない。それは間違いない。
だが、「罪ではないが故の罪」、言いかえれば「気付けない罪」というものに、今、智は苦しめられていた。
―どうして自分は「『気付けない罪』を背負って生きよう」なんて思ったんだろう。それは
「みじめに死ぬ」よりもずっと・・・ずっとつらい事だ・・・。大阪はきっとそれを
理解していて・・・。だから何も言わずに死んだんだ。何で私は・・・そんな事に
気付かなかったんだ―
智の中で、何かが芽生えた。
―私の出来る事は―
- 295 :風児 ◆iQwkicAw :2005/11/21(月) 02:15 ID:???
- 「おい、智!聞こえねぇのか?」
一向に事を起こそうとしない智に、長髪は怒号を浴びせた。智はうつむいた姿勢で、
たたずんでいた。
「おいおい智ちゃん。今更何ためらってんだよ?」
「もうお前も共犯なんだぜ?アソコ治してぇんだろ?」
何も知らない男たちが口々に野次を飛ばしていたが、智には聞こえていなかった。
「お〜い。」
男の一人が智の顔を覗き込んだ―その瞬間だった。
「うぎゃあぁぁっ!痛ぇ、痛ぇよぉぉぉっ!」
智の手に握られた裁縫針が、男の眼球に突き刺さっていた。
「なっ!?」
「何してんだよ、智・・・!?」
「っっあああああぁぁぁっっっっ!!」
交錯する男達の怒号よりも早く、智は長髪の男の鞄を奪い取り、メスを取り出していた。
「あんた達に・・・あんた達なんかにィィっっっ!」
「なん・・・だぁ!?この女いかれてやがるっ!」
「あぁぁぁぁぁぁっ!」
智が手にメスを握ったまま近くにいた男に突進した。そしてそのメスは深々と
男の腹に突き刺さり、内臓にまで到達していた。
「ぎゃぁっ!」
「ひっ・・・ぐぇっ・・・!」
何が智に味方をしたのか。極限状態に追い込まれた人間の潜在的な力か。
智は狂った様にメスを投げつけ、時には刺し、男達に致命傷を与えていた。
「調子にのるんじゃねぇ!」
男の一人が落ちていたメスを拾い上げ、智に襲い掛かった。智は、自分の右肩に
メスが刺さった事を認識した。だが・・・痛みは無かった。逆に、背後の男の心臓に
メスを深く突き立て、返り討ちにした。男は苦悶と共に倒れこみ、そのまま絶命した。
「あんただけはっ・・・。」
「ひっ・・・。」
智は猛烈な怒気をたぎらせ、長髪の男を見やった。
長髪の男にとって、こんな事は初めてだった。今までにも、レイプして従属させた女は
何人かいた。使えるだけ使って、後は捨てるだけ。恨まれない様に、大金を渡したり、
あるいは話術を使ってうまく別れたりと、自分に損が無いように、完璧に振舞ってきた。
そして長髪の男にとって、智も今まであしらって利用してきた女と何の違いも無いはず
だった。利用するだけ利用して、捨ててやるつもりでいた。
だが、これから利用しようとする女に殺されそうになっている。有り得ない事だった。
- 296 :風児 ◆iQwkicAw :2005/11/21(月) 02:15 ID:???
- 「お、おい・・・ちょ・・・止めろって智。今止めれば何も見なかった事にしてやるから・・・
お、お前のそのアソコだって治してやるし・・・い、いやもっと金だって払うから・・・!」
命乞いをする長髪。滑稽だった。腰を抜かしていた。自分の行ってきた事など蚊帳の外に、
かつてレイプした女に懇願していた。だが、智には何も届いてはいなかった。長髪ににじりよる智。躊躇う事無く、ゆっくりとメスを男の腹部に突き刺した。
「ひっ・・・ぎゃぁぁぁぁぁっ!痛ぇ、痛よぉぉぉぉぉっ!」
「痛い・・・?あんたはっ・・・!この・・・外道っ!」
智の目には涙が浮かんでいた。自分はこんな下衆に従属しようとしていた。
大阪が・・・こいつのせいで。私は・・・こいつのせいで・・・。馬鹿な私は先生も
巻き込んで・・・。全ての恨みが、眼前の男に向けられていた。メスを回転させ、腹部
の肉を抉り取りながら、吐き出しきれない恨みを、男に叩きつけた。返り血も、男の苦悶
の声も気にはならなかった。
「地獄へ落ちろぉぉぉぉぉぉっ!」
「ぐぎぃぃぃぃゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!」
渾身の力を込め、長髪にメスを差し入れた。長髪は蛙のような声を上げ、鮮血を噴出しながら絶命した。智はそれを見届けた後、血塗られたメスを放り投げ、膝をついた。
「・・・ゆかりちゃん・・・。ごめん・・・ごめんねぇっ・・・。」
涙が洪水の様に溢れ出ていた。拭いきれないほどの涙。溢れ続ける智の涙は男の血と
共に、床を濡らした。後に残るのはただ静寂だけだった。
- 297 :風児 ◆iQwkicAw :2005/11/21(月) 02:16 ID:???
- 「おーい。智〜。」
「あ、ゆかりちゃん。それに皆っ・・・!
・・・はっは〜!智ちゃん刑務所から無事生還いたしました〜!」
「洒落になってないんだよ!この馬鹿!」
「何だよ〜よみは相変わらず煩い女だなぁ〜。実年齢より老けてみえるぞ〜。
まだ私ら20代なんだぞ〜。」
「10年か・・・長かったな。」
「うん・・・。本当に・・・。」
「そぉ?神楽も榊ちゃんもそんな辛気臭い顔しちゃダメだよ〜。人生80年!
その内の8分の1ぐらい大した事無いってぇ。あはははははっ。」
「智・・・ちゃん・・・本当にっ・・・智ちゃん・・・良かった・・・。
智ちゃんは・・・智ちゃんなんですよねっ・・・っぅ・・・。」
「な、なんだよちよすけ〜。いきなり泣くなよ〜。再会はもっと喜ぶべきものだろ〜。
・・・って・・・あれっ!?皆泣いちゃってるし!お〜い!泣くなって〜!」
(・・・智。)
(ん・・・分かってるよゆかりちゃん・・・。)
「じゃあみんなこの智ちゃんの釈放を祝ってどこか遊びに行くか!」
「智ちゃんなら・・・そう言うと思って・・・久しぶりにマジカルランド
なんてどうでしょう?」
「おぉ!卒業旅行以来だな!」
「いいね。」
「うん、行こう!」
「そうだな・・・。」
(―智・・・。あんたは十字架を背負って生きなきゃならないんだよ・・・。それでも・・・
あんたは笑ってる。あんたは強いよ。本当に。)
(私がゆかりちゃんにした事は許されないって事も・・・人を殺したって事も全部
変えられない、拭いきれない罪。だけど全部受け止めてやる・・・。私は生きる・・・
大阪の分まで。十字架を背負って生きる事が・・・私の精一杯の償いだと思うから・・・。)
「それじゃ、行こうか。」
- 298 :風児 ◆iQwkicAw :2005/11/21(月) 02:22 ID:???
- ・・・何やら宗教的な話になってしまいました。orz
待たせた分猛烈な勢いで作ったので・・・あまり推敲もできぬまま
投下してしまいましたが・・・。
>>38氏が救いのあるグロ・・・と仰ってますが
今回それです。何か智ちゃんが英雄になっちゃった・・・。
まぁ、こういうのもアリ・・・と捉えて下されば幸いです。
- 299 :27GETTER ◆pXWVmj9lto :2005/11/21(月) 19:39 ID:???
- >>298
お疲れ様、いや、「ありがとうございます」。
こんなことを言うのは変だと思います。
ですが正直、最期は智ちゃんは裏切られて殺害されてしまうのでは・・・と、
この作品群を閲覧した去年からずっと思っていたので。
このラスト。俺は、とてもよかったです。
救いがある、とは言えないけれどもそれでも前に歩むキャラ達。
これで終わった。そう深深と感じられるラストだったと、俺は思います。
GJ(グッド・ジョブ)!
- 300 :名無しさんちゃうねん :2005/11/21(月) 19:48 ID:???
- >>291-298
お疲れ様です!・・・ほぉ、これはなかなか素晴らしいですね。・・・ただし、
>「うん・・・。本当に・・・。」
とかは、「うん・・・。本当に・・・」というかんじに台詞文の一番最後の「。」は付けないものなんです。
あと、>>294での智ちゃんの苦悩みたいなのは、ゆかり先生が嬲られるシーンの合間に断片的に挿入すれば、
もっと良くなるのではないかと思いました。
・・・ところで>>297のゆかり先生の台詞が()になっていますが、ひょっとしてゆかり先生、死んじゃったんですか?
最後に、物凄く個人的なワガママを言わせてもらいますとせめて首から上だけは勘弁してやってほしかったです(熱湯・・・)。
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