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大阪メイン小説
- 1 :名無しさんちゃうねん :2003/07/04(金) 18:27 ID:???
- みんなで大阪の小説を作ろう・・・・・まぁ適当に書いてくれ(ぇ
- 601 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2006/10/21(土) 01:21 ID:???
- 俺は後悔の涙を流した。
流したはずだった。
でも、キスをして以来、考えていることは常に・・・榊と交わることだった。
恥ずかしいことだが、四六時中榊の裸や、感じる部位はどこだろうとか、どうしたら喜んでもらえるだろうとかを想像しては、
その期待に胸を膨らまし、その反面、自分の浅はかさに胸を痛めていた。
しかし、榊とはデートをする。
そして、毎回のように部屋に連れ込み・・・キスをした。
一度してしまえば慣れたようで、榊もキスそのものは拒まなくなった。
数回目のデート、いつものように部屋に榊を連れ込み、いつものようにキスをして・・・。
胸をそっと揉んでみた。
少し体を捩じらせたが、拒む様子は見られなかった。
- 602 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2006/10/21(土) 01:28 ID:???
- あの時とは違う。
榊の肩に手を添え、ゆっくりと力を入れてベッドに押し倒す。
前のことからは時間が経っていたから、これにも拒まれることはなかった。
見てみたかった。
榊の裸を。
榊の恥ずかしがる顔を。
俺を愛してくれる表情を。
恋愛なんて肉欲と性欲だと誰かが言っていた。
俺は年齢から来る性欲を、榊の肉体でもって解消しようとしているのだろうか?
しかし、今の俺にそんなことを考える余裕どころか、思考回路そのものを持ち合わせていなかった。
押し倒した後、服の下に手を入れ、下着の上から胸を揉んでみた。
ブラのデザイン越しにわかる胸の弾力。
その状態を楽しむこともなく、ブラを少し下にずらして、乳首に触れる。
勃起していた。
- 603 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2006/10/21(土) 01:35 ID:???
- 乳首に触れられたのに、それでも榊は拒まなかった。
いけるとこまでいってやる。―――その時持ち合わせていた俺の稚拙な思考回路が出した答えだった。
乳首を指で優しく摘む。どれくらいの力をくわえれば気持ちいいなんて全くわからない。
舌で愛撫すれば痛くはないか・・・?
そう思った瞬間、既に榊の服を脱がしにかかっていた。
「・・・電気・・・消して・・・?」
震える声で榊が言った。
これだけの体を持ってしても、やはり裸を見られるのは恥ずかしいのだろう。
言われた通り電気を消したが、それでも窓の外からの明かりで明るいまま。カーテンを閉めても大して変わらなかった。
仕方なく、布団を被ることにした。布団の中にも少し明かりがあったが、逆にそのほうがセクシーに感じられた。
服を脱がす・・・。
服を脱がせたとき、榊の巨乳がゆさゆさと揺れた。ずれたブラから少し乳首が見えていた。
ブラを外す前に、胸を上にぐっとあげ、手を離す。・・・ゆさゆさと揺れる胸。
とんでもなく興奮した。だから、一度だけではあきたらず、何度も榊の胸を揺らして遊んだ。
しかし、俺の性欲はブラを取るようにせかした。仕方なくブラを外すことにした。
- 604 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2006/10/21(土) 01:41 ID:???
- うっすらと暗い布団の中。
目の前にあるのは榊の巨乳。
100円玉サイズのピンク色の乳首に、ぽっちりと乳首がたっていた。
この状況でどうすればいいかわからない男がいるだろうか?いや、いるわけがないだろう。
俺は本能で榊の乳首にむしゃぼりついた。その時に榊は小さい声で「んっ・・・」と喘いだ。・・・それがまた俺を興奮させた。
夢中で榊の乳首をなめ続けた。
時には吸い、舌で転がし、指で摘み、そしてまた舐め・・・。
その度に榊は小さく喘ぎ声を出す。やめようにもやめられない状況。
今すぐやめれば100万やると言われようと、俺は間違いなく首を横に振り、榊の乳首を愛撫し続けるだろう。
―――やめておけばいいものを。
この状態の男にはエスカレートはつきものだと断言できる。
乳首を弄ることにも限度があった。
俺は榊と何度かキスをして、胸を揉んでいる手をゆっくりと榊の下半身へと伸ばす。
- 605 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2006/10/21(土) 01:48 ID:???
- ジーンズの股間のあたりをゆっくりと上下にさする。―――拒む様子はない。
さらにもう少し力を加えて上下にさする。―――やはり拒まれない。
この状態なら・・・
そう思い、榊のジーンズを脱がしにかかると、榊は俺の手を掴んできた。
榊の顔を見ると、目が潤んでいた。
その時の俺は榊の気持ちが読めなかった。
だが、思い直すと・・・その目には、『拒否』よりも『怯え』の表情が伺ってとれた。
俺は榊にキスをし、無言の「大丈夫だよ」という合図を送る。・・・何が大丈夫なんだか全くわからないが。
そしてもう一度脱がそうとするが、またも手を掴まれてしまった。
最後に、決定的な一言。
「・・・やめよ・・・?」
その声は震えていた。恐怖におののく、肉食動物を目の当たりにした小動物のような気配。
俺は血に飢えたライオン、榊はウサギ。
このまま食べてもよかったはずだった。
だが、俺にも良心はまだあったようで・・・・・・ライオンを抑えることができた。
- 606 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2006/10/21(土) 01:50 ID:???
- それでも俺は完全にやめることは考えられなかった。
だから、榊は上半身裸のままでいらせたまま、布団の中でずっとキスをし続けた。
たまに胸を揉んだりもしてみた。
どさくさに紛れて下半身に手を伸ばすと、やはり拒否された。
そのうちに、榊は服を着たいと聞かなくなり、仕方なく完全に行為を終わらせることにした。
榊が帰った後、ベッドに染み付いた榊の香りを嗅ぎ、あの胸の感触を思い出しながら自慰行為に浸った。
- 607 :眠名有 ◆h8AqQULsMs :2006/10/22(日) 02:09 ID:???
- おお、なんとか踏みとどまったかw
これでまだしばらく幸せだなw
- 608 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2006/10/23(月) 22:28 ID:???
- 何かが違ってきていた。
俺は榊に愛されたくて・・・付き合ったはずだった。
それが・・・今は、なんなのだろうか。
性交することが目的なはずではないのだけれど、自分でもそのつもりは全くないのだけれど、客観的に見てしまえば・・・。
榊も、俺がそれが目的で付き合いだしたんじゃないだろうか・・・と感じ始めているのだろうか?
そんな気持ちがあるのに、俺は榊の肉体を求め続けた。
だって、しょうがないんじゃないのか?
17歳。
ちょうどヤりたい盛り、真っ只中。
さらに、相手はナイスバディの持ち主で、美人と来たものだ。
この条件が揃っていて、足踏みをし続けろなんて・・・。
腹ペコ状態の犬に超高級の1kgステーキを『待て』と命令しているようなもんだろう。
良心があった。
だから、ある程度、そう、胸を揉んだりだとか・・・その程度くらいは、許して欲しかった。
- 609 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2006/10/23(月) 22:40 ID:???
- 俺もその気持ちを伝えた。強制的にヤりはしないから、せめてガス抜きに・・・と。
嫌々ながらも、榊は了解してくれた。
俺は、一、二週間に一度しか榊の肉体を舐ることができなかった。
だから、俺はその時間をとても大切にしたかった。1分1秒でも無駄にしたくなかった。
だが・・・そんな俺の態度が、やはり『ヤりたいだけ』の気持ちとして受け取られてしまったのだろうか。
ある日、デートで午前中に会い、映画を見て、何かご飯を食べて、ちょっとブラッとしたら午後からは家に帰って・・・と俺は胸を躍らせていた。
そして予定通りに飯を食べ、ちょっとブラついて・・・。
「なぁ、榊。家・・・行かない?」
「え・・・。」
嫌そうな口調だった。でも、俺は時間を無駄にしたくない一心で焦っていた。
「いいじゃ〜ん。な?」
「・・・・・・やだ。」
いつもより、冷たい口調だった。嫌がっているフリでもなんでもない、『拒絶』。
その圧倒的な威圧感に、違う焦りが俺の内に目覚めた。だが、どうすればいいか焦りで解決策も見出せない。
しかし、榊はその想いを淡々と告げ始めた。
「・・・本当に、私のこと・・・好きなの?」
榊は俺の名前を呼ばない。以前『恥ずかしいの?』とからいかいながら聞くと、恥ずかしそうに俯いた。
その表情がたまらなく好きだった。・・・けれど、その『名前を呼ばない』ことが、理由なはずでもないのだが、俺の中で何かを理由付けにして相手を追いやろうとする
卑しい心が、榊を悪者にしようとしていた。
- 610 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2006/10/23(月) 22:45 ID:???
- 「いつまでさ・・・俺の名前呼ばないつもりなの?」
「・・・え?」
やめろ。
「俺さぁ・・・結構・・・傷ついてるんだよね・・・。いつまでたっても名前呼ばれなくて。他のカップルとかうらやましいぜ、全くよぉ。」
やめてくれ。
「・・・・・・・・・うん。」
「俺は・・・愛されたくて、榊と付き合ってるわけだけど・・・。・・・なんか、榊からの愛情、・・・あるにはあるけど、もっと・・・具体的な形で受け取りたいな。」
やめろ!
「・・・やっぱり、私の・・・が・・・目当てだったのか。」
「え・・・?」
もうだめだ。取り返しはつかないぞ。
「・・・帰る。」
「ちょ、ちょっと!榊!」
その時の榊を呼び止めた俺は、怒らせた榊をなだめて仲直りしよう・・・という心よりも、
今ここで逃したら性交するのがまた伸びる・・・という、最低最悪な心のほうが半分以上を占めていた。
俺は最低な男だ。
それをわかっていながら、俺はまた卑怯な言葉を使って榊をなだめ、だまし、そして、家へとほぼ無理やり連れ込んだ。
- 611 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2006/10/23(月) 22:53 ID:???
- 家に着いて・・・。
部屋に入って。
その頃には、もうお互い笑いあっていた。
家の犬とちょっと戯れて・・・心が和んだかな?と卑怯な俺は頃合を見計らっていた。
榊の隣に座って、キスをして、いつものようにベッドに押し倒した。
胸を揉み、少しずつ服を脱がし、直接乳房をもみ、乳首を舐め・・・。
ここまでならとても手馴れてしまった。悲しいことだ。
これは本心の俺も思っていた。どうせなら、ヤるまでの動きを慣れた方がよっぽど・・・。
もう、今日までで、ズボン越しに下半身を触ることをほぼ許されていた。
ついさっき、体が目的なのか?ということで喧嘩をしていたのに、俺の中でそれは卑しい心で埋め尽くされていて、考えるスペースがなかった。
そして、下半身に手を伸ばそうとしたとき・・・。
「やめよ・・・?」
「・・・やっぱり、今日は・・・嫌。」
卑しい俺は必死だ。笑えるほどに。
「・・・なんで?・・・怖いの?・・・大丈夫だよ?」
「嫌なの!」
そして榊は服を手早く着ると、布団に包まってしまった。
卑しい俺はなんとかなだめて、キスくらいはしたいと思っていた。
でも、榊は拒絶し続けた。
卑しい俺はそこで消えた。残されたのは、傷つけられた榊と、なだめようのない場と、自己嫌悪に陥る本心だけだった。
- 612 :大阪の兄 ◆vN8PWvI6WE :2006/11/30(木) 21:20 ID:???
- お久し振りです。
もう一か月以上放置してたんですね、申し訳ありません。
もうじき仕事が一段落つくのでもう少々お待ちください。
- 613 :眠名有 ◆h8AqQULsMs :2006/11/30(木) 23:28 ID:???
- 期待してます。
ワクテカ
- 614 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2007/02/17(土) 10:49 ID:???
- お久しぶりです
読み返せば読み返すたびにドロドロした内容に自己嫌悪。
リアル体験交えて書いたらここまでドロドロになるか。リアル俺の器ちっさ。
仕事終わりません。頑張ります。
- 615 :名無しさんちゃうねん :2007/02/17(土) 22:58 ID:???
- がんばってー
- 616 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2007/03/04(日) 17:33 ID:???
- 最近、進行中のSSのまとめ方が思いつかないので今までのSSをまとめたサイトを作っている最中です。
アナザーストーリーや、誤字脱字の修正・・・早い話が、私の都合の悪かった部分を全部消したものが掲載される予定です。
進行中のSSのまとめ方も考えている最中ですから、もうしばらくお待ちください。
- 617 :眠名有 ◆h8AqQULsMs :2007/03/07(水) 23:24 ID:???
- >リアル体験交えて書いたらここまでドロドロになるか。
え……
とりあえず、期待してますのでー
ていうか、よく考えたらもう大阪がメインじゃない気がする……
- 618 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2007/04/26(木) 00:48 ID:???
- 俺は、考えていた。
なんで自分は存在しているんだろう?
自分が幸せになるために、どれだけ他人を傷つけただろう?
自分は生きる上で、どれだけの恥をかいて生きてきただろう?
人は、恥をかくために生きている・・・そうなんじゃないだろうか。
榊と連絡が取れなくなって一週間。
教室で会っても目を逸らされる。他の連中もそのただならぬ雰囲気にはある程度気づいているらしく、
あの滝野でさえも首を突っ込もうともしなかった。
それでよかった。
俺は、恥で、榊にしてきた今までの行動の恥で、死んでしまいたかった。
舌を噛み切るか、手首を切り落とすか、首を掻っ捌くか・・・。
だが、もちろん、そんなことをする勇気も根性も俺にはなかった。
結局のところ、俺は、悟ったとおり、恥をかきながらそれからも生き続ける、という選択を選んでいたことになる。
- 619 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2007/04/26(木) 00:53 ID:???
- それでよかったんじゃないか、と思う。
・・・所詮、高校生同士の付き合いなんて、ママゴトみたいなものにしか過ぎない。
俺たちのように、自ら金を稼ぐこともせずに付き合っているような連中には、特に。
・・・でも、わかってほしかった。
・・・何を、とはうまくいえない。
好きという気持ち。
男としての欲望を満たしたかった気持ち。
榊のことをもっと知りたかった気持ち。
・・・次ならきっと、もっと、うまくできるだろう、という気持ち。
でも、もう、どうにもならないだろう。
榊の中での俺の評価は地の底、そう、まさに・・・底辺だ。
榊は、俺を信じていてくれた。
なのに、俺はそれを・・・いとも簡単に裏切ったんだ。
榊が仮に、また話しかけてくれるようになっても、もう・・・やりなおせない気がする。
俺はあまりにも恥をかきすぎた。
- 620 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2007/04/26(木) 01:01 ID:???
- そんな矢先、ちょうど榊と連絡が取れなくなってから3週間くらい経った頃、変化があった。
それまでは、もう、俺たちは別れてしまったかのようにまわりは振舞っていた。
榊との交友もないことから、至極当然のように、その友人らと話すこともなくなっていた。
それなのに、いや、だからこそ、とでもいうのだろうか・・・?
放課後に、神楽が・・・話しかけてきた。
「なぁ・・・ちょっと、いいか?」
「・・・ん?」
「まぁ・・・教室で話すのもなんだし、屋上に・・・。」
「・・・何の用?」
「いいからさ、ホラ・・・な!?ちゃんと来てくれよ!?」
周囲を気にしてか、それだけ言い残すと神楽は教室を出て行った。
・・・用件があるとしたら、だいたいわかる。
榊関係。
もう別れて欲しい、という伝言を伝えられたか、
ヨリを戻したい、という伝言を伝えられたか。
後者はほぼありえない。と、なると、前者か。
・・・わざわざ言われなくても、俺たちはもう・・・とっくに終わったようなものじゃないか。
それでも、神楽を屋上に待たせ続けるわけにもいかないので、俺はさっさと用事を済ませるべく、屋上へ向かった。
- 621 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2007/04/26(木) 01:09 ID:???
- 「・・・よっ!」
屋上に上がると、フェンスの前の腰掛けられるくらいの段差のところに神楽はいた。
・・・周囲には他のヤツはいないようだ。完全に神楽だけだ。
「・・・で、用事って?」
「・・・・・・お前、変わったなぁ・・・。前はもっと、明るかったのになぁ・・・。」
なんだそりゃ。・・・用事はそれか?・・・もちろん違うことはわかってる。
「・・・やっぱり、榊と・・・その・・・・・・なんだ・・・。」
「ああ、別れたことが関係あるのかもな。」
「え!?」
なんだよ、え!?って。ああ、まだ別れたことにはなってないからか?
でも、どうせ終わりを告げに来たんだろ?
「・・・やっぱり、そう考えてたんだ。」
「何が?」
「・・・榊がな、『きっと彼はもう私と別れたつもりでいると思う』って言ってたから・・・。」
おお、榊。そこまで俺の気持ちがわかるのに、残念だよ、本当に。
「・・・用件がよくわかんないんだけど、何?」
「あ、あのな?・・・私、その後、榊に尋ねたんだ。」
なんてだよ・・・。俺のダメ男っぷりか?
「もし、別れるようなら、・・・私が付き合っていいかな、って。・・・かなり図々しいとは思ったけど・・・!」
・・・は?
「でも、もう・・・迷う必要・・・ないよな。」
何を・・・?何をだ・・・?
突然の出来事に俺はまだ状況を理解できないでいる・・・。
「私と・・・付き合ってくれ!!」
- 622 :名無しさんちゃうねん :2007/04/26(木) 01:30 ID:???
- だからageるなって
- 623 :名無しさんちゃうねん :2007/04/26(木) 16:21 ID:???
- できればこういうスレは上げないでほしい
- 624 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2007/04/27(金) 21:40 ID:???
- 不注意でした。すいません。
sageるやり方はこれでよかったでしょうか・・・。
- 625 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2007/04/27(金) 21:41 ID:???
- こうだっけ・・・?
- 626 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2007/04/27(金) 21:42 ID:???
- あ・・・どうしよう、ageてしまった・・・!
ごめんなさい・・・。
さがるまで書き溜めて引っ込んどきます。
- 627 :名無しさんちゃうねん :2007/04/28(土) 23:09 ID:???
- そこまで自粛しなくても・・・
ただ、これからは気をつけて頂ければよろしいかと
- 628 :大阪の兄 ◆HE9HPX9s7M :2008/04/09(水) 01:54 ID:???
- まだ・・・需要はあるのかな?
まぁもう・・・ストーリー忘れてるからただのSSしかかけませんけどね。
それでもいいなら・・・。
- 629 :名無しさんちゃうねん :2008/04/09(水) 02:00 ID:???
- >>628
おかえり
見てる奴はちゃんと見てるから心配しなくても大丈夫だ
任せたぜ
- 630 :◆vN8PWvI6WE :2009/09/29(火) 17:56 ID:???
- ・・・まだ、あったんだ。懐かしいな。
- 631 :◆HE9HPX9s7M :2009/10/14(水) 00:50 ID:???
- こうだっけ
- 632 :名無しさんちゃうねん :2009/11/11(水) 13:15 ID:???
- >>631
頼む、是非とも続きを書いてくれ
- 633 :◆HE9HPX9s7M :2010/03/20(土) 00:03 ID:???
- 「なんや…もう、なにがどーなっとんのかわからんな…。」
夜の繁華街を一人で歩く女子大生。
つい先程まで飲み屋である合コンがあったのだ。
彼女がぽつりと呟いたその言葉。
それは、そこであったある出来事を指していた。
「ねぇねぇ、春日さんって彼氏いるの!?」
「あ、それ、超気になる!!」
違う大学の男性陣が一気に詰め寄る。
どの男の頭の中は『ぼーっとしたタイプだからお持ち帰りできる』という
いかにも下品で低俗なもので満ちていた。
そうとも知らず「んーと」「えーと」と必死に悩み、
「ごめんな…正直私、そういうの…ようわからんねん…」
ここで半数が散る。もう半数はまだまだ食い下がる。
「あっ、あっ、だったら俺が教えてあげるよ!?」
「あっ、ずりーな、だったら俺も!!」
ここまで来て、他の女子陣からの嫉妬からくるストップがかかる。
「ちょっとぉ、私たちのことは〜!?」
「あ〜、あたしぃ、ちょっと酔ってきちゃったなぁ…」
気がつけば、春日歩本人の周囲には男性はおろか女性すらいない。
いつもいつもこうだった。最初は男が寄ってくるが、少し口を開けばいつの間にやら去っている。
それでも何度か声をかけられ続けたことはあるが…その先、どう会話を続ければいいのかわからない。
結局は恋愛に発展することなく、春日はいつも一人身であった。
違う観点から言えば彼女は――――処女のままだった。
- 634 :◆HE9HPX9s7M :2010/03/20(土) 00:18 ID:???
- 「智ちゃんも…いつの間にやら海外やからなぁ…」
滝野智。高校での仲良しグループで唯一同じ大学へ進んだ友達。
そんな彼女、ひょんなことで出会った留学生と恋に落ち、そのまま大学を辞め、海外へ。
一緒に過ごす予定であったろうキャンパスライフはなんと一年という短さで幕を閉じていた。
3日に1度は連絡を取り合うが、幸せな生活を送っているらしい。
「私にも…幸せ、こんかなぁ〜…」
ちょっとむしゃくしゃしてハンドバッグをブンブンと振り回すと、通行人にぶつかった。
「あ、ごめんなさい」
「ってぇ〜。うわ〜、超いてぇ、骨折れたかもしんね。」
「うわ、マジかお前!?おいお前何やってくれてんの?」
よりによって『まだいたの?こういうタイプ』と鼻で笑われるような行為を
平然とやってのけるような人生の底辺を這いずり回るタイプだったらしい。
「あの、ホンマ、ごめんなさい」
「いやいや、もう慰謝料払ってもらうしかねーっしょ。」
「あ〜、イテ、マジイテェ。」
「ほら、こいつこんなにいてぇっつってっから。な、50万払って」
「えっ…そんな大金、払えるわけあらへん…」
「あ〜、ならさ、体で払って。あそこ俺らの車あっから。はい、乗ろうね。」
彼女の心臓の鼓動はどんどん加速していった。あまりの鼓動の大きさに、
頭がおかしくなってしまうのではないかと錯覚してしまうくらい、ドクンドクンと脈打っていた。
『嫌や…そんなん嫌や…。私、初めては好きな人に…。』
「おい、何グズグズしてんの?嫌なわけ?じゃあ金払えるの?」
「さっさと来いやコラ!」
いつの間にか骨折したと大げさに騒いでいた恥ずかしい男は何もなかったかのように振る舞い、
彼女を車に詰め込みよからぬ行為に及ぶ準備を手伝う側に回っていた。
それでも彼女は気付かない。
ただでさえ酔っていたところに突然の出来事。正常な判断能力なんてとうの前に失われていた。
『あかん…私、もうこの人らに犯されてしまうんや…。』
- 635 :◆HE9HPX9s7M :2010/03/22(月) 01:29 ID:???
- 「はいはいはい。君たちそこでやめとこ〜ね」
声のする方へ3人が一斉に目を向けた。
この状況に錯乱している彼女にはその声の人物が男で、
自分を助けてくれる存在かもしれないとしか判断できなかった。
「あ〜?」
骨が折れたと騒いでいた男が声の主に体を揺らしながら近寄ると、肩を思い切り突き飛ばして――――
と思った瞬間、ドサリという音と共に男は地面に這いつくばっていた。
声の主は男の首に足をかけると、彼女を羽交い締めにしていた男を表情のない目つきで口を開いた。
「あー、これ、正当防衛だからさ、文句、言わないでね?
3秒あげるからさ、その子、離してよ。」
短いフレーズで話す、はっきりとした声だった。
「いーち」
「ふ、ふざけんじゃねぇぇ!!!」
おそらくこのような状況は初めてなのだろう。それが男を逆上させた。
彼女を締める腕にグッと力が入った。
その痛みに彼女が苦悶の表情を浮かべたからか
逆上したことに腹を立てたからか
それとも最初からそのつもりだったからか
その理由は定かではないが
「にっ、さん!」
子供が友達をからかう時のように声の主は笑顔でカウントを一気に早め
『ごきん』
鈍い音が聞こえて、倒れていた男は動かなくなった。
- 636 :◆HE9HPX9s7M :2010/03/22(月) 01:55 ID:???
- 「「…え?」」
男も、彼女も、目の前の事態にそう声を漏らす他なかった。
首を折った?…殺した?
「あーあ、君が大声、出すから。俺びっくりしちゃって、やっちゃったじゃん。」
もう動かない男の首元から足を離すと、ふぁぁと大きな欠伸をひとつ。
そして再び口を開いた。
「ね、君も、ああなりたくないでしょ?さ、彼を置いて、彼女も離して、行きなよ?」
そう言われたところで男も彼女も動けない。
一度にたくさんのことが起こりすぎたため、声の主の言うことが理解できないのだ。
パァン!!!
それを察したのか、動くきっかけを与えるが如く両手を強く打ち合わせた。
すると男は助けてくれだの殺されるだの叫びながら逃げ出していった。
彼女も逃げ出したかったが、腰が抜けてその場にへなへなと座り込んでしまった。
(あかん…あかん…このまま居たら…こ、殺されてまう…)
だけど体は動かない。
目線は死体と近寄ってくる声の主を交互に見比べることをやめようとしない。
「大丈夫?春日さん」
「…え?」
何故この男は自分の名を知っているのか。
その疑問で目線は男を捉えたまま動かなくなった。
「あー、やっぱわかんない?俺もさっきの合コンにいたんだよ?
ちなみにね、あの人死んでないから。安心して。何をどうしたかは秘密。
気絶してるだけだからそのうち目ェ覚めるよ」
ホラ、と言って転がっている男を蹴飛ばすと、うぅっと低い唸り声をあげた。
その様子に彼女は心のどこかで安心していた。死んでいない、その事実に。
とはいえ、声の主が誰だかわからないままであるし、自分が無事であるという確証もない。
何か、何か言わないと。でも、声が出ない。金魚のように口をぱくぱくさせることしかできない。
「…あー、もしかして色々あって混乱してる感じ?…ちょっと移動しようか」
車借りるよ、と聞こえるはずもない男に声をかけると、彼女の手を取って暴漢らの車に乗り込んで発進させてしまった。
走らせて間もなく、やっと彼女は声を出せた。
「この車、なんやイカ臭いなー…。」
- 637 :下駄 ◆FoWMLIHGkc :2010/09/26(日) 15:35 ID:???
- うわ!
気付くの遅かった!!
乙です
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